すごく不思議
お金が減らないで物が買えるなんてことは
ありえないのに、どうして円天などのやり方を
受け入れることができるんだろう?
オウムのことを思い出してしまった。
オウムは、全財産を預けたら一生面倒をみてくれると
言って、大勢の信者を集めた。
円天に出資して毎月配当金を受け取っていた人は、
自分が出した金の一部を受け取っていただけで、
結局、出した金は戻らないそうだ。
円天の会長は何度もマルチ商法で
捕まっている問題大有りの人だったそうだ。
お金が有り余っている人は、損しても食べていけるけど、
ご主人がクビになった人も、参加していたという。
安心していたかったのかな。
日本のオバサンたちも、相当病んでいる。
円天で金を盗られた主婦のご主人は、
自分が働いて貯めたお金が知らない間に円天に預けられていて
びっくりしただろうな。5万人から1000億円を集めたのだから、
みんなお金持ちのオバサンだったのかな。
こういう商売をチュウゴクでやったら、
チュウゴク人はひっかかるのだろうか!?
無農薬野菜や無農薬の米だと偽れば
飛びついてくるかもしれない。
生協のチュウゴク版だと、安全な食材を求めて食いつくはず。
すでに、オリンピックの選手用のブタ肉だと偽って
ニセオリンプック豚が高値で売り出されていて、
ひっかかったチュウゴク人もたくさんいるらしい。
日本の生協も出資金を集めるが、生協を止めたら返してくれることに
なっている。でも、申請して2,3ヶ月後にしか返さない。
大阪府堺市のいずみの生協のトップは、会員の出資金を勝手に
ネコババして使っていたのだ。それを訴えた職員二人は
生協を辞めさせられた。二人は後日、内部の罪を暴いただけで
クビになるのは不当だと訴えていたが、あの裁判は
どうなったんだろう。
出資金を出させる会社は、誰かがチェックしていないと、
勝手にネコババしても誰もわからなければ、
誘惑に負けて使ってしまう人が出るかもしれない。
他人の年金をネコババして使ってしまう人も、バレないと
分かっているからやってしまったんだろう。
日本人は他人を信用しすぎなんだ。
もっと、疑いを持って、何度もチェックするようにしないと、
年金だって、日本政府が貯めていると思ったら、意外に
誰かがまとめて他のことに使ってしまっていて、
なくなっているのかもよ。
まず、政府より、自分の家で自分の奥さんが、円天などにひっかかって
いないか、ご主人はチェックする必要があるのかもしれない。
正直に言えば何とかしてやるとか、うまいこと言って、
家計がどうなっているのか、調べた方がよくないかな。
「そんなに信用できないなら別れる!」と、逆切れする演技で
はぐらかされるかもしれないけど。
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警視庁など合同捜査本部の一斉捜索を受けた健康食品販売業「エル・アンド・ジー(L&G)」。5万人から1000億円超を集めたとされるが、同社の波和二(なみ・かずつぎ)会長(74))は今年1月、同社の事実上の破綻(はたん)を認識していたことが分かった。エル社は翌月から会員への配当を、現金から独自の電子マネー「円天」に変更したが、会長は会員に「この配当集団は行き詰まると感じ、強引に円天給料にかえた」と説明。エル社が1月の時点で破綻状態にあったにもかかわらず、波会長が詐欺行為の犯意を持ちながら資金を集め続けたとみて、合同捜査本部は詐欺容疑での立件も視野に入れている。
■配当は「給料」 エル社が出資金を募った商品は2つある。「1口5万9000円を支払えば、3年後に10万円を返却する」という「あかり価格」と、1口100万円を支払えば3カ月ごとに9%(月3%)の高配当が得られる「L&G協力金」だ。「円天」と呼ばれる独自の電子マネーも導入していた。 今年6月、エル社が会員向けに出した通達で、波会長は「月3%の金利なんてあり得ない。やがてこの配当集団は行き詰まると感じるはず」と前置きした上で、「(会長自身も)十分に承知していた」と説明した。 さらに、「金利負担ができなくなってしまう。だからこそ、2007年1月度より、日本円給料を強引に円天給料にかえた」とも記述している。 実際、エル社は2月から協力金で得られる配当を現金から円天に変更しているが、こうした波会長の説明から、1月に変更を決めた背景として、波会長がエル社の破綻状態を認識していたことが判明した。 また、同時期、波会長は会員への配当は「金利」ではなく「給料」と会員に説明し、資金集めに協力させていた。“経営危機”から、資金集めのための「給料」とうたい、会員に資金集めをさせようとしたらしい。出資法違反にはあたらないとの抗弁で、捜査が及ぶことへの予防線ともみられている。 ■被害拡大 被害を拡大させた一因は、円天の人気だ。 出資者が10万円以上を預けると、同額分の円天が受け取れる。円天は、会員限定のバザーや円天加盟店で販売される家電製品や食料品と交換でき、毎年、使った分だけエル社から出資者に振り込まれる仕組み。
「使っても減らないお金。円天が全国、世界に普及すれば、格差のない世界が訪れる」。波会長は国家が円天を発行して税金を免除する「世界経済円天構想」をぶち上げた。しかし、「しょせん荒唐無稽(むけい)な話で、からくりはあった」(捜査幹部)。 商品を販売する加盟店は、円天での売り上げをL&Gに渡して額面の25%を現金として受け取っていた。だが、それでは元が取れないため、加盟店の多くは損を出さないよう、本来の価格に数倍上乗せして販売していたとされる。関係者は「結局、販売価格を丸ごとエル社が背負うことになる。会社に現金がないことには支えきれない制度だった」と指摘する。 ■大ベテラン 「マルチ業界の大ベテラン」。波会長はマルチ商法関係者から、こう評される。医薬部外品販売会社を経営していた昭和53年、薬局店主から数十億円分の手形をだまし取ったとして詐欺罪で実刑判決を受けた。 さらにエル社周辺には「会長の古くからの仲間や、過去に詐欺事件に名を連ねた人脈が結集している」(関係者)。 「国内初の本格的マルチ商法」を展開したといわれる「APOジャパン」は昭和40年代後半、波会長が副社長を務めていた。「自動車の出力をアップさせる」という器具を強引な勧誘で販売したが、エル社や関連会社にはAPOジャパンの元販売員らが在籍。巨額詐欺事件を起こした経済革命倶楽部(KKC)の元幹部もかかわっているとされる。 ◇ 【用語解説】エル・アンド・ジー(L&G) 波和二会長が昭和62年に設立。当初は布団や健康食品の販売を手掛けていたが、平成13年ごろから、高配当をうたい出資金を募った。食品や貴金属などと交換できる独自の電子マネー「円天」も発行。社名は「レディース&ジェントルメン」の頭文字からとった。約60人の社員の大半は9月下旬に解雇。18年6月期の売上高は88億円。グループ会社は波会長の親族が社長を務めるDVD再生機販売会社など十数社ある。 10月4日8時1分配信 産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071004-00000073-san-soci |