国連のガンバリ事務総長特別顧問がスーチーさんと面会
【バンコク井田純】ミャンマーを訪れている国連のガンバリ事務総長特別顧問(特使)は30日、最大都市ヤンゴンで、軟禁中の民主化運動指導者、アウンサンスーチーさんと面会した。面会は1時間以上にわたったが、内容は明らかになっていない。一方29日付の国営紙で抗議行動に対する事実上の制圧宣言をした軍事政権は、市内の警備をさらに強化。市民のデモなどはほぼ完全に封じ込められている。
米国や英国は軍事政権に対し、ガンバリ特使とスーチーさんの面会を認めるよう強く求めていた。特使はスーチーさんから、民主化勢力が置かれた現状や軍事政権との対話の可能性などについて聴取したとみられ、国連本部へ戻った後、安全保障理事会に報告する。 前日にミャンマー入りしたガンバリ特使は、これに先立ち新首都ネピドーを訪問。ロイター通信によるとテインセイン首相代行ら軍事政権幹部と会談した。多数の犠牲者を出した反軍政デモへの武力弾圧についての国際社会の懸念を伝え、対話による解決を図るよう促したとみられる。 同通信によると特使はスーチーさんと面会後、再び首都ネピドーへ戻った。 ガンバリ特使の訪問に伴い軍事政権は、ヤンゴン市内に地方都市などから新たな部隊を増強。約2万人の兵士を配置して警戒態勢を一段と強化している。 現地からの情報によると、一連の大規模デモの中心となった僧侶らを裁く特別法廷がすでに開かれ、禁固6年を言い渡された僧もいるという。 タイ・ミャンマー国境で活動する政治犯支援関係者などによると、拘束された約1000人の僧侶は僧衣のかわりに囚人服を着せられて複数の刑務所に収監され、劣悪な環境に置かれているという。一部の僧侶が抗議のハンガーストライキに入ったとの情報もある。 9月30日22時1分配信 毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070930-00000070-mai-int~~~~~~
ミャンマー政府が僧侶や民衆に
これ以上残酷な行為をとらないで、なんらかの対話が
行われてどちらも妥協して問題を解決するようにと
願うばかりだ。
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