月餅をいただく。
会社に取引先の方が月餅(げっぺい)を持ってきて
くださった。
4個しかないので、女子だけで切り分けていただいた。
中国製の食品は、みんな敬遠してお土産でいただいても誰も食べないが、
香港製の上等な月餅だったから、みんなで食べることにした。
「香港製だから、大丈夫やろ!」
「ハスやタマゴの黄身やあひるの卵も使っているから
上等やで。」「でも、なんかチュウゴク語で
変な言葉が書いてあるよ。これ恐い添加物ちゃうか。」
「製造日は8月25日になってるけど大丈夫かな。」「でも、味はいけてるよな。」
「マイウ~。」(うまい)などとみんなでワイワイ言いながら、いただいた。
チュウゴクでは、9月25日が中秋節。
日本では、中秋の名月が見れる日。十五夜の月をめでる日。
十五夜といえば8月15日だが、旧暦の十五夜のことなので
9月25日になる。本当の満月は9月27日。今日の夜です。
チュウゴク人は、旧暦のことを農暦と言っている。
チュウゴク人は月餅を贈りあって食べる。
日本人は、すすきと白い団子と季節のくだものを縁側に
飾って、次の日に白い団子を甘く煮て食べるらしいが、
そういうことをしている人を見たことは無い。
会社の女子に聞いても、そういうマンガは見たことがあるが、
誰も実際に見たことは無いと言っていた。
会社の同僚のA子は、神戸のお菓子ロード(A子が勝手に命名。
異人館の近くなのだそうだ。)の月餅がナッツがたっぷり入っていて、
めちゃめちゃおいしいと言っていた。
やはり、日本でできた月餅の方が、日本人にはおいしいに違いない。
こんど、神戸のお菓子ロードに行ったら月餅を買ってきて
欲しいとA子にお願いしておいた。今の時期しか売っていないはずだ。
最近、車の免許を取ったばかりの会社の女子は、
命がけで神戸に行って月餅を買ってくると行っていた。
高速道路はまだ乗ったことが無いらしい。
そんなに必死になって買いにいくお菓子でもないだろうが、
高速道路は慣れておいたほうがいいと、会社の他の女子たちはその子に
言っていた。