児童養護施設には、入れたくないと思った
北九州市小倉北区の認可外保育所の砂津保育園(24時間保育)で、5歳と4歳の姉妹が約2年間も預けられたまま、園内で生活していたことが市の調査で分かった。市保育課は21日までに保育園や姉妹の両親から事情を聴き、児童福祉法に基づいて姉妹を、子ども総合センター(同市戸畑区)に一時保護した。
同課の調べでは、姉妹は05年春ごろから保育園に通い始め、半年ほどは母親が送迎していた。ところが同年秋ごろに母親の連絡が途絶え、今月18日までの約2年間、園内で生活していた。父親も2度ほど園を訪れたが、その後連絡が取れなくなったという。連絡が途絶えて以降は保育料(1人月3万円)も支払われていなかった。 児童福祉法は、24時間保育を5日間以上継続する長期滞在の場合、保育施設が行政に報告するよう指針を定めている。佐藤良子園長(65)は「指針は知っていたが、そのうち親が迎えに来るだろうと考え、報告しなかった。児童養護施設には、入れたくないと思った」と話している。 市によると、保護された姉妹は少しやせているものの外傷などはなく、情緒も安定しているという。出された食事をすべて食べるなど食欲も旺盛。姉には虫歯、妹には軽い歩行障害があった。 佐藤園長によると、姉妹は毎晩10時ごろ就寝し、朝は8時ごろ起床。朝食、おやつ、昼食、夕食と規則正しく食べさせ、1日1回は近くの公園で遊ばせていた。園には保育室、お休み室、風呂、トイレ、調理室があり、姉妹は園児らが過ごす保育室でほぼ生活していたという。夜間も他の園児と一緒に、園長と職員が世話をしていた。 ほかの園児が「きょうはママが早く迎えに来る」と言うと、姉妹は「うちも」とむきになって答えることがあり、佐藤園長は「〇〇ちゃんたちの家はここだよ」と諭したという。姉妹は普段は「園長先生」と呼んで懐いていたという。 市の子ども総合センターは、共に20代ですでに離婚している両親と連絡を取り、姉妹の今後について協議している。市によると、母親は「子供に申し訳ない。経済的事情や体調不良で育てられず、預けるしかなかった」と話したという。 同課に匿名の通報があり、18日に立ち入り調査して長期滞在が判明した。同保育園では96年11月にも、2歳と5歳の男児を各2~4年間にわたって長期滞在させ、市が改善指導している。 同保育園は82年に佐藤園長が開園。非常勤を含む職員4人がおり、うち1人が保育士として県に登録している。18日現在の園児は計13人。【木村雄峰、入江直樹】 9月21日21時50分配信 毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070921-00000120-mai-soci ~~~~~~~~~~~~~~~~~
会社の女子と、このニュースを読んで、 北九州市には、たぶん のんびりした優しい人が多いに違いないという 話をした。 保育費も払っていない子供を二人も、よく2年間も 育てたもんだ。 でも、小学校に行くような時期になったら、 保育所から小学校に通わすわけにはいかないだろう。 児童養護施設は、悪いところだと思っているようだが、 ちゃんとした先生がいて、同じ年頃の子供もいて 楽しく過ごせる場所らしい。 ただ、養護施設で暮らせるのは、高校生までで、 その後は、自活しなければならない。 大学に行くのは無理な場合がほとんどらしい。 それに、女の子の場合は、外に出ると お父さんがいないからか、年寄りのヤクザにひっかかって 愛人になったり、水商売に入っていったりする場合が多いらしい。 みんな、そうではないけれど、養護施設を出たら不安になって 身近にいる大人の男に頼ってしまう場合があるそうだ。 ボランティアで、養護施設に通っていた友人によると、施設の子供は愛情に飢えているので、行けばみんなで
友人を取り合いするのだそうだ。
だから、公平にみんなと遊んであげるのが、これがまた
大変なのだそうだ。不公平にするとすねてしまうので
気を使って疲れ果ててしまうとか。
親がいても、愛情に飢えている子供もいるはずだから、
施設の子供だけがかわいそうだということは無いはずだ。
親だろうが、親でなかろうが、子供のときに、身近な大人に
かわいがられてスキンシップがとれている子供は精神的に
落ち着くのではないかと思う。
子供は、みんなで育てるものだと思う。
|
この保育園は、もっと早めに養護施設に子供を預けるべきだった。
友達の話を聞く限りでは、児童養護施設の子供は、
家で虐待されている子供たちよりは、ずっと幸せに過ごしている。