女子のお仕事 | 日本のお姉さん

女子のお仕事

会社で女子がやる仕事は、普通の事務以外に


朝の掃除。(各トイレ、各洗面所、更衣室、各台所)


郵便物の取り込みと郵便物のポスト投函、台所で


使う社員用のお茶や砂糖やコーヒー、お客様に出すお茶や


コーヒーや砂糖、ガムシロップ、フレッシュなどの購入。


事務用品やトイレットペーパーやティッシュの注文と受け取りと保管。


夏の終わりと春の終わりは、麦茶のコップとやかんと麦茶の用意。


朝は、毎朝、麦茶を沸かす。ポットの水を替えてお湯を沸かす。


氷を作る。お茶当番は、みんなの麦茶の用意。(氷も入れる。)


麦茶のポットややかんは、いつも丁寧に洗って茶渋がつかないようにする。


冬は普通のお茶の用意。会社全体のタオルを新しいタオルに交換。


洗濯してからベランダで干す。干してからたたむ。雨の日は、室内で


乾燥機を使って乾かす。タオルをたたんでからそれぞれの場所に


しまう。古くなったタオルは、雑巾にする。ボロボロになった雑巾は


捨てる。台所のふきんは、ときどきハイターで消毒する。


会社のお茶のコップもときどきハイターで茶渋をとる。


流しの排水口にはネットを付けて、お茶の葉を捨てたら毎日変える。排水口は


ぬるぬるになる前に洗う。


資源ゴミを指定された日に出す。男子がペットボトルを洗わずに


捨てた場合は洗って出す。スプレー缶が穴を開けずに捨ててあると、


クギで穴を開けてから捨てる。普通ゴミをゴミの日に出す。


会社の書類でウラが使える紙はコピー機の横に保管して社内用の書類に


使ってもらう。ティッシュペーパーの箱やそのまま捨ててもいい書類や


雑誌は、溜まったらヒモでくくって資源ゴミの日に男子に出してもらう。


社外に出してはいけない書類はシュレッダーにかけて、ビニール袋に


入れて、出す。ゴミの収集車が、たまに失敗して会社の前の道路に


撒き散らしてしまうので、まるべく小さくまとめている。


金属類や会社で出たゴミは、保管場所に出す。(捨てるのは、男子)


ゴミ箱に新しいビニール袋をセットする。行動予定表にみんなの行動


予定用に、ウラに磁石がついたプレートに行き先などをプリントして


を貼る。みんなの名札を印刷して作る。ファイルなどのタイトルをプリント。


みんなが開けっ放しにしたファイルが入ったロッカーのドアを閉める。


洗面所や台所の石けんや洗剤がなくなる前に新しい物を補充して、


石けんは、新しいものに古い石けんをくっつけて一体化させる。


冷蔵庫の中のにおい消しやトイレのにおい消しなどはスーパーで購入。


自費で購入し、領収書をもらって、経理にお金を返してもらう。


水道の浄化用のカートリッジも、時々変える。


お昼になる前に、弁当持参組のみんなのお茶の用意。


弁当をレンジで温める。お昼休みは事務所の電気を半分消す。


お昼の電話当番は、男子と女子がいっしょに順番にやる。


当番になったら、事務所で電話番をする。


弁当組にお昼のお茶を配る。お弁当箱とお茶のコップを洗う。


男子が出前を頼んだ場合、男子が自分で洗ったどんぶりや皿を玄関前に


出しておく。宅急便が来たら受け取る。


宅急便に渡す荷物を用意する。台所に持ってきてくれない男子のお茶の


コップを集めて洗う。お客さんが来たらお茶を出す。会議室に入った場合、


電気とエアコンをつける。はじめから来客が分かっている場合は、早めに


エアコンをつけておく。事務所に置いてある植木や蘭に水をやる。


朝に玄関前の植木に水をやるのは男子の仕事。


たまに、植木に日を当てる。電話の受け答え。男子を探す。席を外している


場合は、メモを書いて机の上に置くか、外出しているなら携帯電話に


連絡を入れる。


雨の日にびしょびしょになった服を洗って干してほしいという男子がいれば、


洗濯して乾燥機で乾かす。制服や作業服を洗って欲しいという男子がいれば、


雑巾かタオルと一緒に洗って乾かす。会社の資料や書類のファイルを作って


保管する。パソコンや、スキャナー、コピー機やFAXが壊れたら、


男子が女子を呼びにくるので、各リース会社に連絡をしたり、インターネットで


修理代を調べて経理に連絡して承認を得てから修理を依頼する。


修理にこられたら様子を見て2回ほど、お茶を出す。


男子が、英語の意味や、漢字の読み方を聞いてくると、教える。


自分も分からない場合は調べて教える。


電球が切れたり、水道の蛇口から水が漏れたり、掃除機のコンセントが


壊れたり、洗濯機のホースから水が漏れていたりすると、会社の男子で


修理が得意な人がいるので、その人に修理を依頼する。


会社の封筒、便箋、、メモ、各種届け用紙、名刺など、切れる前に男子が


請求に来るので印刷会社に印刷の依頼をする。FAX送信用紙、


書類送付の案内はパソコンで作って、なくなる前にコピー機でプリントしておく。


会議用の資料を作る。会議が始まると、コーヒーやら紅茶やらを欲しがるので、


各自の好みの飲み物を出す。スプーンや砂糖、クリープも持っていく。


会議が長引くと適当なところで、カップを下げて、おかわりを出す。


会議が終わるとカップを下げて洗う。会議用に使ったコップを箱にしまう。


箱を戸棚にしまう。


ボールペンや鉛筆、消しゴム、修正液、セロテープ、ポストイット、


シャープペンシルの芯、クリップ、ホッチキスの芯など、なくなると男子が


請求にくるので新しい物を渡す。


男子に頼まれた書類をパソコンで作る。男子が撮ってきた会社で使う


写真をパソコンに取り込んで、良いものを選んでメールで送り返す。


汗をかいて外から帰ってきた男子が、汗をふくタオルを要求すると、


新しいタオルを出してきて渡す。(そのタオルが戻れば、洗濯して


洗面所用のタオルに使う。)


毎年、事務所に貼るカレンダーや、デスク用カレンダーを確保する。


白地が多いカレンダーや、黒いノートブック型のスケジュール帳や


日めくりタイプの卓上カレンダーなど、人によって、毎年同じ物を


欲しがるので、取引先の方が持ってきてくださると、すかさず、自分の


フロアーの男子の要望するカレンダーをキープしておく。


お客様にいただいたお土産、社員が旅行に行って買ってきてくれた


お土産は「だれだれさんからのお土産です。ご自由に食べてください。」と


書いた紙を貼って台所に置いておく。誰も食べないで古くなっていくと適当な


ところで捨てるか、食べそうな人に渡して始末する。


年末の大掃除では、台所やトイレや事務所やガレージ掃除、


蛍光灯の交換とランプシェードの掃除などを男子と一緒にする。


わたしは、ノータッチだが、会社のプラスチックの鏡餅、


干し柿、コンブ、みかんなどのセット。〆飾りの用意。ドアの上の


取り付けは男子。大掃除の道具をしまう。使った大量の雑巾は


洗って室内に干しておき、仕事始めの日にしまう。


年の初めはきれいなタオルやふきんを使いたいので、


新しいタオル、ふきんを用意して各階に配る。古いタオルは雑巾に格下げ。


こういうくだらない雑用の他に、女子社員たちは、お客さまやセールスの電話


の受け答えや営業の仕事や飛び込みのセールスや来客の相手や、事務の


仕事や商品図面の作成と管理、プレゼンの書類や図面作成、商品やケース


のチェック、経理や業務、デザインなどを男子と一緒に普通にこなしています。


男子は、朝の事務所掃除と玄関前の植木の水やりと、社用車のガソリン入れ


と仕事だけしていればいいので楽チン。


でも、女子の給料は、男子よりも少ない。それは、責任が違うからだと


社長は言っていた。責任が重ければ給料も高いということ。


たしかに、女子が仕事を失敗しても、男子が責任を持って処置している。


わたしが、失敗しても、上司が責任を持ってカバーしてくれる。


でも、後で社長にバレて女子でも厳しく怒られる場合もある。


上司は、女子の失敗を社長に黙っていて大ごとにならないようにして、


やり直しをしてくれるが、男子の部下もたまに失敗をしてカバーしてもらって


いるから、女子だから特別にカバーしてくれるというわけでもない。


日本では、女子は、給料少なめでよく働くが結婚したら直ぐ辞める


便利な存在だ。結婚しないで、よく働いても給料は頭打ち。


結婚して、子供もいて、男性よりも良く働いて、ご主人が病気で家計を


支えていても、相変わらず給料は安いので、日本では女性は損だなと思う。


たまに、大会社のベテラン女子社員が訴訟をして、会社から本来もらうべき


給料を受け取っているが、中小企業では、無理だ。


でも、わたしの会社では、女子は、(男子もだけど)結構優しくしてもらっている。


休みも、有給休暇を1週間取って海外旅行に行っても誰もイヤミを言わないし、


結婚した場合は、男子も女子も土日と有給休暇を組み合わせて


2週間もハネムーンに使えるし、有給を全部使い切っても文句を言われない。


男子は、有給を全部使い切る人は、さすがにいないが、女子はほぼ全員、


毎年有給を使い切っている。仲が悪い女子たちは、同じフロアーにしないように


仕事を変えたり、席替えしたりしてくれて変化があるから、助かる。


いつもフレッシュな気分で働ける。社長が人格者だから、他の男子もまあまあ


上品な方だし、女子が機嫌よく楽しく働けるから、私の会社はいい会社だ。