イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

日本人は、イスラエル人から発信されたニュースは、

読んでいないと思います。西洋人に色づけされたニュースや、

パレスチナ人だけに同情的な、日本のボランティア団体からの

報告書しか読んでいないのではないでしょうか。

イスラエルからのニュースも、たまには読んでほしいです。

石井田直二さんが発行する無料メールマガジン

「シオンとの架け橋」 を紹介します。by日本のお姉さん

2007年9月5日(水)
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スデロットへの砲撃が激化しているため、報復としてガザへの電気や
水道の供給を一時停止する案に一部閣僚の支持。一方、大規模な軍事
攻撃を行うべきだとの意見も強まっている。
(H,P,Y,I)

*政府の戦争調査委員会が最終報告の発表を来春まで延期か。報告中で
批判されている個人に反論の機会を与えるため。対象者はオルマート
首相のほか、当時の国防相、参謀長ら15人になる見込み。(H,Y)

*昨日中東和平カルテットのブレア特使がオルマート首相と会談。今日
は自治政府のファイヤド首相と会談する予定となっている。(H,P)

*シートリット内相は、ダルフール難民のうち数十人にイスラエルの市
民権を与えると語った。現在、イスラエルにいるダルフール難民は約
2千人で、首相はエジプトへの送還方針を打ち出している。(H)

*上昇を続けていた貧困者の割合が、2006年に低下に転じたことが
判明。福祉の充実と好景気が理由と見られている。(H)

*アラブ系市民に、兵役に代わる社会奉仕をさせる動きにアラブ系市民
が反発。アラブ人としてのアイデンティティに反するとの理由。(P)

*10月にテルアビブでイスラエルとパレスチナの実業家が経済会議を
開催する予定。すでに50人の実業家が参加を表明したという。オル
マート首相と自治政府のアッバス議長も出席へ。(H)

*クファルサバの肉店が、非コシャーの肉をコシャーと称して販売した
として1000シケルの罰金。内部告発で判明した。(P)

*来週の新年祭を前に、祭で食べる魚とハチミツの売上が急増。13日
の新年祭を皮切りに10月初めまでいくつかの祭が続く。(I)

2007年9月6日(木)
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*昨日の閣議では、ガザからの砲撃対策は決まらず。電気や水道を止め
る案は世界の批判を浴びるとして再検討。ピンポイント攻撃によるテ
ロリストの殺害作戦を継続することだけが決まった
。(H,P,Y,7)

*ガザへの大規模な侵攻作戦の可能性が高まっているとバラク国防相。
しかし、アシュケナジ参謀長は、北部での緊張が高まる中でガザ侵攻
を行うことに難色を示している
もよう。(H,P)

*英国のエドワード王子がイスラエルを訪問中。王室の訪問は10年以
上なかったが、今回の訪問も「私的訪問」となっている。(H,P,Y,I)

*レバノンとの紛争が絶えないシャバ農園を国連管理にする案が浮上す
る中、国連が現地調査。シャバ農園は創世記15章9節以下の契約が
行われた場所とされる聖地
で、国連管理には反対論が根強い。(H)

*国防軍がナブラスで作戦。ジープが爆破され兵士3人が負傷したが、
爆弾工場を発見し、破壊することに成功した。(P,Y)

*エルサレム市が旧市街の衛生管理を民間委託へ。1平方キロの旧市街
は3万人が暮らし、年間1千万人の観光客が訪れる。毎日30トンの
ゴミは処理が追いつかず、衛生状態の悪さは慢性化している。(P)

*ハマスのテロを阻止するため全力を挙げていると自治警察。秋の中東
和平会議を前に大規模なテロが起こる危険性が高いため。(Y,I)

*前向きに生きる高齢者を描いたアグノンの小説を使った高齢者向けの
療法「アグノセラピー」を高齢者センターの所長が発案。物語を語り
聞かせると、目立って精神状態が改善するという
。(H)

2007年9月7日(金)
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*領空を侵犯した国防軍機に攻撃を行ったとシリアが発表。報復の可能
性を示唆した。シリアの防衛力を調べたと分析するアラブの軍事専門
家も。イスラエル政府は何も反応せず沈黙を守っている。(H,P,Y)

ガザ中部で自動車2台による国防軍拠点に対する攻撃があったが、国
防軍は6人を射殺し撃退。兵士誘拐が目的と見られている。(H,P,Y)

ガザ南部の難民キャンプに対する攻撃で、パレスチナ武装勢力の4人
が死亡。国防軍兵士1人も負傷した。(H,P)

*誘拐した国防軍兵士と国際赤十字の面会は認められないとハマスが発
表。兵士の居場所がわかれば攻撃を受けるとの理由。(H,P)

*ペレス大統領がローマ教皇と会談。教皇は、今が長年の紛争を終わら
せる機会だとして、和平推進を呼びかけ。また、ヒズボラ指導者のナ
スララに国防軍兵士解放を要請することを約束した
。(H,P,Y)

*ユダヤ新年を前に「今年の敗者」に、労働党首選に敗れ国防相もやめ
ペレツ氏。勝者には大統領に就任したペレス氏が選ばれた。(P)

米国ユダヤ人の意識調査でイスラエルとの連帯意識が急低下。もしイ
スラエルが滅びれば自分にとっても悲劇だとの意見は、65歳以上で
は77%だが、35歳以下では48%しか無かった。(Y)

*第二次レバノン戦争で焼かれた森林を植物学者が調査中。森林の再生
には時間がかかるが、焼け跡には多くの植物が芽を出しており、中に
は希少植物も見られることが判明した。(H)


[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp