中国国防相が「何か事態が起きたときは断固たる措置を執る。」と、こういうことまでおっしゃったので | 日本のお姉さん

中国国防相が「何か事態が起きたときは断固たる措置を執る。」と、こういうことまでおっしゃったので

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◎◎◎ 大臣会見概要 [ http://kohmura.okigunnji.com/ ] ◎◎◎

■【8月31日防衛省発表 高村大臣会見概要 (11時01分~11時20分)】

大臣会見概要

1 発表事項

 昨日、中国の国防部長がいらっしゃって会談をしたわけでありますが、それ
なりに意義があった会談だったと思います。

北東アジアの中国と日本といった大国が、軍事力、防衛力についてお互いに信
頼醸成を進めていくことが絶対必要なわけですが、信頼醸成は二つに分けられ
まして、まず一つは交流を進めていこうということです。
交流については、私自身が来年中国を訪問するとか、或いは中国の艦艇が11
月もしくは12月に来るとか、或いはホットラインを作る作業部会を作ろうと
いうことになった、その
他諸々の人的交流、そういった点で良い成果が上げら
れたのではないかと思っております。

信頼醸成のもう一つは透明性ということです。私の方から透明性の向上につい
て申し上げました。抽象的な説明はありましたが、具体的な説明は必ずしも
かったと
思っております。

交流面では、「ある意味で良くできました。」、透明性の方は「もっと頑張り
ましょう。」という感じです。それは中国に頑張ってもらわなければいけない
と同時に、日本もこれから求めていくという意味で頑張っていかなければいけ
ないことだと思っております。

それから、二番目として、組織改編の中で防衛監察本部が9月1日から発足し
ますが、入札談合の問題、情報流出の問題等、あってはならないことがかなり
重なりました。一番大事なことは一人一人の人間が襟を正すことですが、それ
と同時に組織として、トップが高検の検事長だった方に来ていただく等の第三
者的機関を作って、そこで法令遵守の面でそういったことがないような態勢を
整えていこうと考えております。9月3日に発足式を行いますので、細部につ
いては事務方にお聞きいただきたいと思います。

三番目ですが、女性自衛官の定着率をもっと高めるための手段として、育児休
業をもっと積極的に活用したいと思います。どうも遠慮がちで、「私が休むと
人に迷惑をかけるのではないか。それではやめちゃおう。」という人がいるわ
けですので、そうならないように育児休業を取った場合に、代替として元自衛
官だった方に来ていただく、任期付き自衛官として採用できる、こういう制度
を9月1日から始めようと思っております。こういう制度が積極的に活用され
て、女性自衛官の定着率が更に高まれば良いと思っております。

2 質疑応答

Q: 今日の閣議で防衛省の人事が上がったと思いますが、予定どおり了承さ
れたのでしょうか。

A: はい、異議無く了承されました。

Q: 昨日の日中防衛相会談ですが、「台湾と日米安保関係について注目して
いる。」と先方からお話があったと思いますが、台湾有事に際して日米安保体
制との関係、その点について大臣はどのようにお考えでしょうか。

A: その点に対しては、直接的な答えをいたしませんでしたが、日本として
はあくまで両岸の人たちが話し合いによって平和的に解決することを望むと。
中国国防相が「何か事態が起きたときは断固たる措置を執る。」と、こういう
ことまでおっしゃったので、
日本としては「断固たる措置を執ることは反対で
ある。」ということを申し上げました。「平和的な解決をあくまで求める。」
と。

Q: 「何かあったら断固たる措置」というのは、独立に向けての動きであれ
ば、武力行使に踏み切るというふうに受け取ったのでしょうか。

A: 先方が独立に向けた動きという言葉も使っておりませんし、武力行使と
いう言葉も使っておりませんので、私がそれについてどうということは言いま
せんが、その断固たる処置を取られないようにと。平和的に解決するようにと
いうことを申し上げたわけあります。相手の言葉を私が解説する立場にありま
せん。

Q: 透明性について、抽象的な説明だったということなのですが、軍事費の
拡大については、制服代とか、人件費という説明だったそうですが、その説明
で納得できたとか、それをどう受け止めたのでしょうか。

A: それは抽象的な説明で、やはり軍隊の配備だとか、装備だとか、日本が
防衛白書で言っている程度のことを言っていただければいいなと。一度にそこ
までいかなくてもそれに近づいていただく、そういう努力はしていただきたい
というのが私の感じ方であります。

Q: そのために今後日本政府、もしくは防衛省として、どういうふうな働き
かけをしていくのでしょうか。

A: 毎回毎回、しつこく言っていくということでしょう。中国側も軍事力が
伸びる中で、日本を含む中国の周辺諸国から脅威と感じられるのは「嫌だ」と
いう気持ちは持っているわけですから、これは透明性を高めていくことは、
「中国も得するのですよ。」ということを粘り強く、毎回会う度に申し上げて
いきたいと思います。

Q: 曹部長はその後の講演で、「中国脅威論を言うのは、一部のものの分か
らない人達、思惑のある人達だ。」とおっしゃっていたのですが。

A: 日本政府は、中国を脅威と認定していません。ですから、私が曹部長に
申し上げたのは、「日本政府は中国を脅威とは思っていませんよ。」と。
ただし、「もっともっと透明性を高めていただければ、日本国民は更に安心す
るでしょう。」と。その時は日本国民と言いましたが、日本国民だけではなく
て、中国の周辺諸国はみんな安心するのではないのでしょうか。

Q: 沖縄に関連してなのですが、29日に米軍再編の特措法が施行されまし
たが、その中で再編交付金に関して、米軍普天間飛行場代替施設がある名護市
も候補になっていると思うのですが、それを対象にするかどうかについて、
大臣のお考えをお願いします。

A: 対象にするような条件を整えていただいて、対象としたいという強い気
持ちを持っています。

Q: 現時点では、対象にするような条件は揃っていないとお考えでしょうか。

A: 必ずしも十分ではないと思っています。

Q: PAC-3の配備の関係で、陸上自衛隊の基地だけではなく、都内で代
々木公園とか、晴海埠頭だとかでも、展開地とするような検討も行われている
ような報道もありますが、その辺はいかがでしょか。

A: 色々と展開先を検討していることは事実ですが、まだ何も決定していま
せん。

Q: 人事についてお伺いします。今日正式に了解されたということですが、
人事を巡った様々な経緯がございました。そういった点も含めまして、秋の臨
時国会に向け、省内の体制をどのように整えていくお考えでしょうか。

A: 新しい人事ができて、「終わりよければ、全てよし」。これからみんな
にしっかり仕事をしてもらいたいということです。

Q: 中国の関連で、来年の訪問が決まったということでよろしいのでしょう
か。

A: 時期はまだ決まっていません。適当な時期、両方にとって都合の良い時
間を定めていくということは、一応決まったということです。

Q: 来年かどうかということを含めて、決まっていないということでしょう
か。

A: いいえ。「来年きてください。」、「来年の都合の良い時期に行きたい
ですね。」ということです。

Q: その場合は、今年中国側が来て、来年日本が行くということは、来年以
降、その後もお互いが相互訪問していくということでしょうか。

A: 明確に決まっているわけではありませんが、そういうことを期待してお
ります。

Q: 集団的自衛権に関してなのですが、政府が安保法制懇などで議論を積ん
でおりますが、この中で4類型については、自衛隊の活動範囲を更に広げるべ
きだという意見が多数を占めています。これまで集団的自衛権の行使を禁じて
いる政府の解釈について、その変更について大臣自身はどういうお考えでしょ
うか。

A: それは十分検討していただいたら良いのではないでしょうか。検討して
いただいて、だた、そこに決定権があるわけではありませんから、最終的決定
は、内閣で決定すると。今までの集団的自衛権に関する内閣の考え方というも
のがあるわけですから、それに従ってやっていくと。従ってやっていくという
ことは、それは好ましくないとかどうだとか、今私が申し上げる立場にないと
いうことです。

Q: 先程の人事の「終わりよければ全てよし。」というのは、これは守屋次
官に対しても言われた言葉なのでしょうか。

A: 守屋次官は長い間その見識を発揮され実績をあげていただきました。
心からご苦労様と言いたいと思っています。

Q: 守屋次官の業績への評価と、今後、増田新次官とどういう省の文化を育
んでいきたいとお考えでしょうか。

A: 守屋次官は大変見識のある方で、省内を事務方として動かして相対的に
良い仕事をしてこられたと思います。ただ一方で、相当長い間事務次官という
立場におられて、ここで新しい増田さんという優秀な方が次官になって、人心
一新して、更に国民の為に防衛という仕事をきっちりやっていくと、そういう
体制を作っていきたいと思っています。

Q: 靖国参拝についでですが、大臣自身、経済企画庁時代に靖国を参拝され
ていると思いますが、今回在任中に参拝されるお考えというのはありますでし
ょうか。

A: 今そういうことは申し上げません。

Q: 守屋次官ですが、常設顧問として就任するという話になっていますが、
これはそういう方向なのでしょうか。

A: 守屋さんはかつて朝刊を見てびっくりしたことがあったそうですが、
私は今日新聞を見てびっくりいたしました。私は何も決定をしておりません。

Q: インド洋海自派遣で、民主党が情報公開を要求しているということと
関連して、今後情報提供を求めてらっしゃると伺ったのですが、進捗状況を
教えてください。

A: 具体的にまだ把握していませんが、日本政府として、出来るだけの情報
提供をすると、その「出来るだけ」が、日本政府そのものがそもそも情報をも
っていないということでは話にならないわけで、それは出来るだけ各国が持っ
ている情報を求めると、ただし各国の軍事機密ということと絡んで、なかなか
難しい面もあるけれども、ギリギリの情報提供を求めて、日本政府としてギリ
ギリの情報提供をしていくと、こういう心構えであります。具体的には「こう
いう物が来たよ。」とか、申し上げる状況ではないということです。

Q: 国会論議を踏まえて、どういうところに力点を置いて、ギリギリの部分
を要求していくのでしょうか。

A: 一番申し上げたいところは、情報は持っている限り出すということです。
その他に私たちが国会論議で一番したいのは、洋上給油の必要性です。国際的
にこれだけ求められているのだと。必要なことなのだと。日本がそれに代わっ
てより国際的に貢献できる手段はないのだと。
ということを懇切丁寧に説明し
ていきたいと思っています。

Q: 先程の守屋次官の顧問就任の話ですが、新たに常勤なり個室を設けてや
るということについて反対ということでしょうか。

A: 私は今現時点で決めていないと。ですから、今申し上げられることはそ
れだけです。

Q: 決めていないということは、いわゆる会議を持っているというような
話でしょうか。

A: 会議を持っているというも何も、私は新聞情報しか持っていないのです。
何も事務方から上がってこないことを決められるわけがないでしょう。
だからびっくりしたと言っているのです。現時点では、賛成も反対もありませ
ん。

Q: テロ特の件ですが、この数日に報道各社ほぼ全紙が世論調査をやりまし
て、「自衛隊のインド洋派遣については反対か賛成か」という調査をしたとこ
ろ、ほとんどの所で賛成よりも反対が上回っているという結果が出ました。
国民の賛成が得られていない現状で11月1日というのがまもなく来るわけで
す。それについては。

A: ですから、理解を得られるように全力を尽くすと。民主党の理解、その
他野党の理解、国民の理解、これは一体のものですから、全体の理解が得られ
るよう全力を尽くすと。現時点では世論調査がそういう状況にあるという事実
は承知しております。



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日本政府は、中国を脅威と認定していません。ですから、私が曹部長に
申し上げたのは、「日本政府は中国を脅威とは思っていませんよ。」と

言うが、脅威でしょう!!

あんなに戦争の準備をしているのに、

脅威で無いなんて、誰が思うか。

でも、口では脅威でないよ。と言うしかなかったのかいな?

中国国防相が「何か事態が起きたときは断固たる措置を執る。」と

はっきり言うんだから、チュウゴク軍は脅威でしょう。

by日本のお姉さん