宮崎正弘の国際ニュース・早読みに載っていたコメント | 日本のお姉さん

宮崎正弘の国際ニュース・早読みに載っていたコメント

(読者の声3) 最近呆れ果てたのは、アララといったか、アレレといったか、築地瓦版屋の出している20~30~40代のオナゴ層に媚びている週刊誌の記事で、そのタイトルは、"中国食品の「毒」は日本から来た"というもの。
農薬・添加剤の諸々は、日本から中国に持ち込まれ、日本人が使い方を教え込んだもので、それらを使ったり含まれた食品を日本人が毒だと騒いでいる。 つまり本当に悪いことをしている諸悪の根源は日本人だという築地瓦版屋流、お得意の自虐論です。
ピストル殺人をした中国人がいても、「中国人にピストルを与えて、使い方も教えてやったのは日本人だ、だから殺人で責められるのは中国人ではなく日本人の方だ!」と強弁してやっているようなものです。
ア○○がそんなに中国を擁護したいなら、多弾頭の核ミサイル技術について次のように書いてあげたらよいでしょう。
「有能な中共の産業スパイが、クリントン政権時代に、アメリカからオンナとカネを餌に盗み取った。 今や中国製多弾頭核ミサイルは日本やアメリカに向けられている。 しかし悪いのはその技術を開発して盗まれた頓馬なアメリカであって中国ではない」

話を食品に戻して、仮に日本人が中国で日本向けに違法な食品を製造しているなら、それを取り締まる責任は中共政府にあります。
日本で、ピッキング・スリ・置き引き・万引きなどの軽犯罪から、殺人・強盗などの凶悪犯罪を次々に引き起こしている中国人。
それら中国人犯罪者は日本の警察が一所懸命取り締まっています。
ペットが死んだ原因のメラミンの製造や鉛入りおもちゃの製造に欧米人や欧米企業が関わっているなら、それは中共政府が取り締まるべき責任を負います。
もしそういう事実があるなら、ア○○はそれをアメリカにご注進したらいい。
毒入り風邪シロップの製造に欧米企業が関わっているなら、ア○○はパナマ政府にご注進したらいい。インドに進出したモンサント社の悪行三昧を先蹤として、米国、西欧の農薬製造・化学薬品会社は、自国で禁じられた製品の製造や販売をアジア・アフリカ・南アメリカの国々で行っています。
中共政府は“開放政策”の名のもとに資本主義経済に首(こうべ)を垂れたのですから、資本主義の論理とともにその風圧を受けざるをえません。


自国に入り込んだ日本企業はじめ、欧米資本にタカるだけでなく、彼らとともに一定の秩序を形成する責務を負うのです。


築地瓦版屋が、中南海へ媚を売る積もりか、自虐的自慰行為の快楽を求めてか、定かではありませんが、一人相撲的な底意で、風が吹けばオケ屋が儲かる的強牽附会の屁理屈で、自国民や自国企業を落としめる記事を系列週刊誌に載せるとは、今更ながら呆れ果ててしまいます


ア○○流の屁理屈の矢のベクトルを彼ら自身のいる築地方向に向けると、「先の大戦に突き進んでしまった最大の原因は、朝日新聞が率先して掲げた戦意高揚、戦争肯定の民意扇動の社論と記事にあったのだ」 という立論になるのです。 これは歴史的事実で屁理屈ではありません。
      (有楽生)


(宮崎正弘のコメント) 中国滞在中に読んだ『チャイナ・ディリー』(英語版)に面白い漫画がありました。
肥ったアメリカ人がイス替わりの中国人の上に座って「納期を急げ」、もう一人の欧米人も中国人の上に乗って「もっと安くしろ」。
苦しむ中国人はさらに圧搾機械でアブラを絞られるという構造、こういう風に「被害者意識」ですね。中国人のメンタリティは! この漫画には啓発されました(苦笑)。

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