イスラエルからのニュース
2007年8月29日(水)
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*オルマート首相が首相官邸でアッバス議長と会談。中東和平の枠組み
合意の方向性について話し合いが行われた。(H,Y,P)
*スデロットの家をカッサム砲が直撃。
家族は警報で安全室に避難し無事だったが、付近を歩いていた男性が
目に負傷した。(H,P,Y)
*イスラム聖戦と戦って国防軍兵士を救出したジェニンの自治警察に取
材が殺到。過去にもイスラエルの車が自治区に迷い込み、乗客に危害
が加えられそうになる事件が多発していたことも判明。(H,Y)
*教職員組合は、労働裁判所の命令にもかかわらずストライキを強行す
ることを検討中。新学期開始に支障か。(P,H)
*ヒズボラが世界各国の支援者や関係者を使ってイスラエルに損害賠償
訴訟を起こす作戦を開始。ヒズボラが開戦したため、勝ち目が無いと
見てレバノン政府はイスラエルを訴えていない。(H)
*アラドにある保守派シナゴグに様々な妨害。アラドではメシアニック
の集会も妨害の被害に遭っている。超正統派の犯行か。(P)
*ギリシャの山火事に派遣された51人のイスラエル人消防士は、古代
遺跡を守るため奮闘中。イスラエルも山火事の危険を抱えるため、外
国との協力関係は重要だと、救援担当者は語っている。(P)
*安息年を迎え、土地を形式的に非ユダヤ人に売る手続きが進行中。し
かし、ラビ庁がアラブ人の農民にも同じ書類への署名を求めているこ
とが判明。アラブ人農民らは憤慨している。(H)
2007年8月30日(木)
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*ガザでカッサム砲発射台の近くにいた3人の少年が国防軍の砲撃で死
亡。少年が発射台回収に雇われていたかどうかは不明。武装勢力は国
防軍の反撃を防ぐため民家付近から攻撃を行っている。(H,P,Y)
*国防軍が第二次レバノン戦争で功績のあった兵士135人を表彰。死
者が多発した激戦に参加した部隊などが表彰されている。(H,P,Y)
*イスラエルからエジプトに送還された48人のスーダン難民を国連が
調査し、スーダンに送還されないようにエジプトと交渉中。イスラエ
ルは送還を推進する構えだが、人権団体は反対している。(H,P)
*国防軍の攻撃で首から下が麻痺した6歳の少女を、エルサレムの病院
からパレスチナの病院に移送しようとしたところ、病院と家族が拒否。
パレスチナの病院は設備が不十分なため。(H,Y)
*ハマスがガザの自治政府施設を返還し、ファタハと連立政権を構築す
るとの仲介案。しかしハマス内部の反対で成立せず。(P)
*宗教政党の代表と会談後、フリードマン法相が相続法の案を変更し、
同性愛者を除外したことが判明。委員会を通過した法案では「同居す
るパートナー」が互いの遺産を相続できることになっていた。(H)
*自治政府が100以上のハマス系の「慈善団体」に事業停止命令。自
治政府の担当者は「彼らは自治政府とファタハに対する武力闘争の資
金を集めている」と説明した。ハマスは激しく反発している。(P)
*イスラエル非難声明でレバノンを喜ばせていた人権団体HRWが、ヒ
ズボラによる民間施設攻撃を非難する報告を発表したため、レバノン
が激しく反発。罪を認めない頑なさにHRWは驚愕している。(Y)
2007年8月31日(金)
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*ハイファ沖でキプロスの客船とイスラエルの貨物船が衝突し、イスラ
エル船が沈没。客船も全員が避難を終えたが、双方で11人が負傷し、
2人が行方不明になっている。事故原因は不明。(H,P,Y)
*ヨルダンのアブドラ国王が来週にサウジアラビア、フランス、エジプ
トを歴訪へ。パレスチナ和平推進が目的と見られている。(P)
*米国でハマスの手先となって資金集めを行っていたイスラム団体の裁
判が進行中。ユダヤ人を殺す聖戦は、他の聖戦より重要だと訴えるテ
ロ組織からの手紙などが証拠として提出された。(H,P)
*EU議場で行われた国連の中東和平推進会議は、イスラエル非難の大
合唱。イスラエルのボイコットを求める演説が続いた。(Y)
*イランのウラン濃縮は計画が大幅に遅れていると国連機関が分析。技
術的理由か、政治的理由かで見方が分かれている。(H)
*多額の資金を着服したまま国外逃亡していたヘフツィバ社の社長がイ
タリアのミラノ近郊で妻と共にいた所を逮捕。(H,P)
*青少年の暴力事件がこの夏に倍増したと青少年暴力対策団体が発表。
凶悪事件が増加し、11~12歳の若い犯罪者も増加した。(P)
*教職員組合がスト中止を正式決定。しかし、アラブ系市民はアラブ地
区の教育予算が少ないことに抗議して新学期から3日間のストライキ
を計画しており、46万人の生徒が新学期に欠席へ。(H,Y)
*イスラエル人が出演する映画にエジプト人が出演したためエジプトで
大問題に。両国は国交はあるが、文化交流は進んでいない。(P)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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「*EU議場で行われた国連の中東和平推進会議は、イスラエル非難の大
合唱。イスラエルのボイコットを求める演説が続いた。(Y)」
こんな国連に
日本は全面的には従う必要は無くて、
日本は、日本独自の考えで、
テロの根絶のために貢献するべきだ。
自衛隊に武器を使わせないように法律でしばっておいて
アフガンに出すという無茶はやめて、後方で貢献するべきだ。
国連と言っても、テロ指定国家や、
チャイナのように、スーダンのダルフールに使う武器をスーダンに
提供し続けている国もある。ロシアやチャイナは人権問題に無関心だ。
そんな、ワケ分からない国連の言うことなら全面的に従うというのは、
危険すぎる。アフガニスタンは、テロ組織であるタリバンにのっとられて
いたのだから、国連がアフガニスタンを管理しないと、
テロは、世界中に広がる。テロが広がらないように、日本独自の努力も
必要だし、世界中に向けて協力しているという部分を見せつけないと、
今後、日本がテロ組織に乗っ取られた場合、国連の世話に
ならないと、やっていけない場合もあるかもしれない。
なにもかも、国益を考えて
行うべきで、国連の言うことなら従うとか、日本の政治家が言うのは
損につながることだと思う。
「国連が命令するから従え。」って、外国に逆に突っ込まれるでしょう。
by日本のお姉さん