米国、年末まで豚肉2.7万トン中国に輸出・中国、2011年までにたばこ広告を全面禁止へ
ようちゃん、おすすめ記事。↓
▼米国、年末まで豚肉2.7万トン中国に輸出【大紀元日本8月28日】
【大紀元日本8月28日】「豚藍耳病」は25省で発生が確認され拡大の様相を呈しており、豚肉の価格が高騰している。米国で精肉業最大手のスミスフィールド・フーズ社(Smith-field Foods Inc.)はすでに中国のある大手貿易会社と合意に達し、無添加飼料の豚肉6000万ポンドの(約2721万キログラム)を中国に年末までに輸出する。
米国では最高の販売実績額
報道によると、今回の契約はスミスフィールド・フーズ社が米国で販売した同様の無添加飼料の豚肉を中国に提供するというもの。ミズーリ大学で農業経済アナリストを勤めるグライムズ氏の分析で、2721万キログラムの販売量は最大の販売量で、米国で一日に処理される豚肉の4分の3に相当すると言う。
中国共産党の当局は疫病発生の情況を控えめに伝達することを企む。「ブタSARS」と言われている「豚藍耳病」、高病原性のブタウイルスで、現在中国で感染拡大し、豚肉の価格高騰をもたらした上、全世界に感染拡大すれば大恐慌を誘発するとして懸念されている。国際衛生専門家はこれがアジア史上最も深刻な疫病で、畜産業に大きな衝撃を与えると指摘した、変異した病原体が近隣諸国に伝染することにより世界的な発生を誘発することも不安を高めている。動物ウイルスの専門家らは、中国共産党当局の疫病発生の重大性を隠蔽し、関連する情報を封鎖していると厳しく批判し、過去のSARSの隠蔽と同様であると強く指摘した。
深刻な感染状況、村を閉鎖
「豚藍耳病」は珍しい伝染病で、豚繁殖・呼吸症候群(PRRS)とも呼ばれ、感染すると、高熱、呼吸困難、下痢と耳は藍紫色を呈する症状があがり、妊娠の雌豚は流産になりやすいです。農業部は病気のブタに対して「殺さず、食わさず、販売せず、無公害処理」という対策を出したが、江蘇省のある農家よると、疫病が発生した村が村ごと閉鎖されたという。3分の2のブタを失った45歳の養豚業者は「この病気は風のように、村から村まで、隅々に広がっていく。こんな事に会ったのは初めて。運よく免れる世帯はひとつもない」という。
25省で感染発生
「豚藍耳病」の猛威のため、農民は恐れて養豚ができなくなった。現在の江蘇省、山東省、河北省、安徽省の農村部で養豚する数は明らかに減少している。30%~50%の減少で、一部の村は80%以上減少を見せており、深刻な影響をもたらしている。米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、中国の33省(県単位)と行政区で、25省がすでに発生しており、豚肉の値上がりを招き、今年7月に10年来の最高インフレ率に達した。現在、「豚藍耳病」の人体への感染については、はっきりわかっていない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【大紀元日本8月28日】「豚藍耳病」は25省で発生が確認され拡大の様相を呈しており、豚肉の価格が高騰している。米国で精肉業最大手のスミスフィールド・フーズ社(Smith-field Foods Inc.)はすでに中国のある大手貿易会社と合意に達し、無添加飼料の豚肉6000万ポンドの(約2721万キログラム)を中国に年末までに輸出する。
米国では最高の販売実績額
報道によると、今回の契約はスミスフィールド・フーズ社が米国で販売した同様の無添加飼料の豚肉を中国に提供するというもの。ミズーリ大学で農業経済アナリストを勤めるグライムズ氏の分析で、2721万キログラムの販売量は最大の販売量で、米国で一日に処理される豚肉の4分の3に相当すると言う。
中国共産党の当局は疫病発生の情況を控えめに伝達することを企む。「ブタSARS」と言われている「豚藍耳病」、高病原性のブタウイルスで、現在中国で感染拡大し、豚肉の価格高騰をもたらした上、全世界に感染拡大すれば大恐慌を誘発するとして懸念されている。国際衛生専門家はこれがアジア史上最も深刻な疫病で、畜産業に大きな衝撃を与えると指摘した、変異した病原体が近隣諸国に伝染することにより世界的な発生を誘発することも不安を高めている。動物ウイルスの専門家らは、中国共産党当局の疫病発生の重大性を隠蔽し、関連する情報を封鎖していると厳しく批判し、過去のSARSの隠蔽と同様であると強く指摘した。
深刻な感染状況、村を閉鎖
「豚藍耳病」は珍しい伝染病で、豚繁殖・呼吸症候群(PRRS)とも呼ばれ、感染すると、高熱、呼吸困難、下痢と耳は藍紫色を呈する症状があがり、妊娠の雌豚は流産になりやすいです。農業部は病気のブタに対して「殺さず、食わさず、販売せず、無公害処理」という対策を出したが、江蘇省のある農家よると、疫病が発生した村が村ごと閉鎖されたという。3分の2のブタを失った45歳の養豚業者は「この病気は風のように、村から村まで、隅々に広がっていく。こんな事に会ったのは初めて。運よく免れる世帯はひとつもない」という。
25省で感染発生
「豚藍耳病」の猛威のため、農民は恐れて養豚ができなくなった。現在の江蘇省、山東省、河北省、安徽省の農村部で養豚する数は明らかに減少している。30%~50%の減少で、一部の村は80%以上減少を見せており、深刻な影響をもたらしている。米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、中国の33省(県単位)と行政区で、25省がすでに発生しており、豚肉の値上がりを招き、今年7月に10年来の最高インフレ率に達した。現在、「豚藍耳病」の人体への感染については、はっきりわかっていない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ようちゃんの意見。↓
★米帝が中共に輸出しても価格競争力で優位に立てる商品があったんですねー。(笑)実は豚肉以前に中共は以前から食料安保で米帝に肝心要の部分をを握られていた。
中共のお百姓さんが使う農産物のタネは大部分がアメリカからの輸入品なのだ。これらの遺伝子改良されたタネは収穫量が多いかわりに、特許権で守られているだけではなく、第二世代のタネが発芽しないように遺伝子操作されている。第一世代だけで終わりの種無しです。つまり、中共は砂漠化などで減少しつつある農地という問題を抱え、農産物の生産高を維持しようと思えば、米帝製の遺伝子改良されたタネを未来永劫買い続けなければならない。この農業ゲノム分野における米帝との技術格差は圧倒的であり、中共は帳簿上食料が自給できていることになっている農産物の数字でも、実は米帝にずっと依存しないと農業が継続できないと言う 弱みを握られているのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼中国、2011年までにたばこ広告を全面禁止へ 【大紀元日本8月28日】
世界最大のたばこ生産・消費国である中国は、2011年までにたばこの広告を全面禁止する方針。国内メディアが28日伝えた。中国人は世界1の愛煙家と言われ、喫煙人口が3億人を超えるなど、たばこ市場が急拡大している。このため、世界中のたばこ企業が中国市場に注目する一方で、健康に与える悪影響が懸念されている。新京報は、たばこ規制団体幹部の発言として「中国は、たばこ広告の問題を真剣に受け止めるべきだ。中国はたばこの規制に極めて消極的で、最大の問題は、喫煙を取り締まる国家レベルの規制がないことだ」と報じた。中国はこれまでに、公共交通機関での喫煙を禁止しているが、飲食店など多くの公共の場では依然喫煙が野放し状態で、病院での喫煙も珍しくない。世界保健機関(WHO)は5月、中国がたばこを規制しなければ2020年までに年間220万人が死亡する事態に陥ると警告している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★米帝が中共に輸出しても価格競争力で優位に立てる商品があったんですねー。(笑)実は豚肉以前に中共は以前から食料安保で米帝に肝心要の部分をを握られていた。
中共のお百姓さんが使う農産物のタネは大部分がアメリカからの輸入品なのだ。これらの遺伝子改良されたタネは収穫量が多いかわりに、特許権で守られているだけではなく、第二世代のタネが発芽しないように遺伝子操作されている。第一世代だけで終わりの種無しです。つまり、中共は砂漠化などで減少しつつある農地という問題を抱え、農産物の生産高を維持しようと思えば、米帝製の遺伝子改良されたタネを未来永劫買い続けなければならない。この農業ゲノム分野における米帝との技術格差は圧倒的であり、中共は帳簿上食料が自給できていることになっている農産物の数字でも、実は米帝にずっと依存しないと農業が継続できないと言う 弱みを握られているのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼中国、2011年までにたばこ広告を全面禁止へ 【大紀元日本8月28日】
世界最大のたばこ生産・消費国である中国は、2011年までにたばこの広告を全面禁止する方針。国内メディアが28日伝えた。中国人は世界1の愛煙家と言われ、喫煙人口が3億人を超えるなど、たばこ市場が急拡大している。このため、世界中のたばこ企業が中国市場に注目する一方で、健康に与える悪影響が懸念されている。新京報は、たばこ規制団体幹部の発言として「中国は、たばこ広告の問題を真剣に受け止めるべきだ。中国はたばこの規制に極めて消極的で、最大の問題は、喫煙を取り締まる国家レベルの規制がないことだ」と報じた。中国はこれまでに、公共交通機関での喫煙を禁止しているが、飲食店など多くの公共の場では依然喫煙が野放し状態で、病院での喫煙も珍しくない。世界保健機関(WHO)は5月、中国がたばこを規制しなければ2020年までに年間220万人が死亡する事態に陥ると警告している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ようちゃんの意見。↓
★タバコの健康被害よりも「タバコのポイ捨てに当局は頭を悩ませてる!」あの自分勝手な中国人が誰にも遠慮せず,道端でも痰を「ペエー!」と吐き出すのは,公害の排煙や車の排ガスだけでは無くてタバコが主要な原因だと言われていた。その上何処でもタバコの吸殻を捨てる。火の始末も怪しい。都市も密集化して来ても人口が多くて 監視の目が利いて足でタバコの火はもみ消したり,日本の戦後光景の「モク拾い」と言うタバコの吸殻を拾う職業も有るから,目立たなかったが オリンピック景気で建設現場で仕事したりする方が多くなると,流石に 人の目が足元には行かなくなる。おまけに誰も道路など無償で掃除しようなどとは思わない。 アチコチで多数の吸殻がばら撒かれてる状態は 外国人から見たら汚いと思われるからが一番の原因でしょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★タバコの健康被害よりも「タバコのポイ捨てに当局は頭を悩ませてる!」あの自分勝手な中国人が誰にも遠慮せず,道端でも痰を「ペエー!」と吐き出すのは,公害の排煙や車の排ガスだけでは無くてタバコが主要な原因だと言われていた。その上何処でもタバコの吸殻を捨てる。火の始末も怪しい。都市も密集化して来ても人口が多くて 監視の目が利いて足でタバコの火はもみ消したり,日本の戦後光景の「モク拾い」と言うタバコの吸殻を拾う職業も有るから,目立たなかったが オリンピック景気で建設現場で仕事したりする方が多くなると,流石に 人の目が足元には行かなくなる。おまけに誰も道路など無償で掃除しようなどとは思わない。 アチコチで多数の吸殻がばら撒かれてる状態は 外国人から見たら汚いと思われるからが一番の原因でしょう!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カア~ッ、ペッ!!ですね。
女の子もするから、びっくりするよ。
手鼻も、ビシッ!!と鼻を叩いた瞬間に秒速で飛び出してくるよ。
目の前を鼻が飛んで行ったら、びっくりするよ。あれは、オリンピックが
無かったとしても、止めたほうがいい。ハンカチかティッシュでふき取る
ように、教育するべき。アメリカやヨーロッパに行ったら、さすがの
チュウゴク人も、カア~ッ、ペッ!!と、ビシッ!!は、しないでしょう?
だったら、止めることができるよ。日本人も、昔、カア~ッ、ペッ!!は
やっていた。肺病患者(結核)が多かったから、痰も出たんじゃない
かな。北京は乾燥しているから、気管支を痛めている人が多いのかな。
by日本のお姉さん
~~~~~~~~~~~~~~
▼ロシアを動かしている旧KGB出身者たちは、ロシアを偉大にする方法について間違った考えを持っている(iza・正論)
ロシアを動かしている旧KGB出身者たちは、ロシアを偉大にする方法について間違った考えを持っている
「我が国のパイロットたちは非常に長い間、地上待機させられていた。彼らは新生活を始めることを喜んでいる」。ウラジーミル・プーチンは、ソ連崩壊後、停止されていた核搭載爆撃機による世界パトロール飛行を再開するに当たってこう言った。これは、地中海におけるロシア海軍基地の再開、中国との共同軍事演習、および北極海の海底にロシアの国旗を埋めるといった話題の直後に起きた。ソ連は消滅し、共産主義は長らく葬られている。しかしプーチン氏は、ロシアの熊[訳注:ロシアのニックネーム]が戻ってきたこと知らせたいのだ――うなり声をあげながら、ブランド物のサングラスをかけて。
この状況はどうやって起きたのだろうか? 「ロシアを失くした」犯人を見つけるために、西側諸国の間違いを探したくなる。しかし、今週の解説記事が説明するように、外部者たちの役目は第2次的なものである。プーチン氏のクレムリンへの昇進とそれ以降の彼の統治の双方を理解する最も良い方法は、それらを旧KGB(ソ連国家保安委員会)の文化、精神構造そして世界観の際立った復活として見ることである。
プーチン氏が無名の状態から引き抜かれ、最初にボリス・エリツィン氏の首相、次いでロシア大統領として彼の後継者になったとき、西側諸国のほとんどがこのかつてのKGB幹部のことを知らなかった――彼は短期間、ソ連時代のKGBの継承組織であるFSB(ロシア連邦保安庁)の長官だった。大統領に就任する直前にプーチン氏は同僚に対して、「ロシア連邦政府のもとで働くように密かに送りこまれた」FSBの工作員たちがうまく仕事を遂行していると話した。それは冗談だったかもしれない。しかし、それ以後の彼の2度の任期の間、FSBおよびその関連機関の手下たちは、政治、経済そして保安勢力の支配権を実際に掌握したのである。今日のロシア政府高官の4人に3人は、かつてKGBや他の保安・軍事組織に参加していたことがある。
なぜ彼らはそうした行動をとるのか?
シロヴィキ[訳注:実力者を意味するロシア語]と呼ばれる人々の動機は何であろうか? 部分的には、1990年代初めに、特に失敗に終わった1991年8月のKGBクーデターの後で、彼らに挑戦した人々への報復である。貪欲もまた最も強力な動機かもしれない――クレムリンの内部にいる一部の者は、過去10年間で莫大に私腹を肥やし、汚職はエリツィン政権末期よりもひどいかもしれない。しかし、新たなエリートもまた一種のイデオロギーを持っている。彼らはソビエト連邦の解体を、プーチン氏の言葉のように、20世紀の「最大の地政学的大失敗」と見ている。ロシアは恥をかいたという広く行きわたった意識を利用して、彼らはソ連がかつてそうであったように、強大な国家を作りたがっている。彼らは西側を、それを阻もうと決意している敵とみなしている。
この点に関する限り、ロシアの支配者たちは国内の強い支持を得ている。メディアが厳しく規制された国でプーチン氏の人気を正確に計るのは難しいかもしれないが、世論調査での彼の評価は際立って高い。自分の後継者を選出する彼の能力を誰も疑わない理由としては、彼が反対派すべてを抑圧していることが大きいが、しかし、わずかに残るリベラル反政府勢力を有権者がほとんど支持していないこともある。プーチン氏の下での年平均7%のGDP成長率のおかげで、多くのロシア人たちは生活が向上したと感じている――たとえ大多数がまだ貧しいとしても。そして多くの人々が、ロシアの偉大さを再び主張する願望を共有している――そして、西側はロシアの天敵であるという深く根ざした信念をも。
西側諸国の人々にとって、ロシアが大国であり、いくつかの点でその影響力を増しているということを否定するのは愚かである。プーチン氏が大統領に就任したとき、GDPは世界10位で、外貨準備高は85億ドルだった。今日ではロシア経済は世界8位になり、準備高は4075億ドルに達している。ロシア政府はその影響力を増すために、ロシアのガスへの欧州の依存を十分に利用している。コソボやイランなどの問題に関して、ロシアは西側に1目置かせるために国連安全保障理事会の議席を利用している。
真の偉大さを達成するためには、握りこぶしを解きなさい。
しかし、シロヴィキの野望は見当違いのままである。それは、強いロシアを望むことに何か違法性があるからではない。間違っているのは、強さの定義――ソ連時代は畏怖と不安を与えることだった――および、それを追求する方法である。まず経済は、石油、ガスそして他の国際商品の高価格に大きく依存しているが、それは永続しないかもしれない。ロシアは製造業、サービスそしてハイテク産業がまだ弱体である。スパイを大企業に送りこむのは失敗の基である――彼らは資産を奪うことや敵を牢獄につなぐ方法は知っているが、実際の会社の運営の仕方を知らない。外国人投資家たちはまだロシアの天然資源を欲しがっているかもしれないが、資産が国家関係者によって独断的に回収され、仲間内に再分配される傾向は嫌われる。外国の投資と同時に、もっと目立つことは、国内の投資も中国に比べてとても低い。
ロシアの古くからの反西洋的でゼロ・サム[訳注:ゲームの理論で、全員の利得の総和が常にゼロになること]戦略的な思考を復活させることは賢明ではない。西側諸国はエリツィン政権時には友好国となる努力をしたが、それ以降、ロシアの好戦性が意欲をなくさせてしまった。生き返ったロシアは周辺諸国に威張り散らしたり、グルジア、ウクライナそしてバルト諸国のような旧ソ連の共和国を威嚇したりすることができる――しかし、周辺諸国の離反によってモスクワは自らの利益も損なってしまう。その大きさや軍事力によって、ロシアは世界の強大国である。しかし今日、ソ連がかつて共産主義に基づいて行使していた「ソフトパワー」でさえほとんど消えうせてしまった。その代わりに、恐怖だけがある。
すべてにおける最大の読み違いは、ロシアの政治的将来についてのものだ。シロヴィキは、彼らが反対勢力を押しつぶし、裁判所を買収し、政権を握り続けることができることを示してきた。しかし、すべての独裁政治と同様に、彼らは将来について極めて神経質である。プーチン氏の人気は、自らの言いなりになる後継者にさえ簡単に引き継がれることはないだろう。もっと一般的に言えば、普通のロシア人が豊かになるにつれて、彼らは現在の支配者たちに満足しなくなる――特に、彼らが盗みをしたり、経済運営で失敗するのを見ると。ロシアは大きな問題を抱えている――犯罪、インフラの貧弱さ、北コーカサスにおける分離主義運動と混乱(チェチェン紛争などを指す)、ぞっとするような人権侵害や兆しつつある人口動態上の破局など。そうした苦悩を相殺するために、新たなエリートたちはより無謀な形の国家主義にさえ頼るかもしれない。そしてその国家主義は、創造者でさえ統制できない怪物に化すこともあり得るのだ。
実のところ、ロシアの将来に対する最大の脅威は、その「敵」ではなく内部の弱さから生じており、そのいくらかは自ら招いたものである。ロシアの支配者にとって、もしくは支配階級にとって、その現実を受け入れるには真の勇気が必要となるだろう――そして真の愛国心が。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼ロシア、批判勢力は精神病院に強制収容(worldNote)
★既に掲載済みです。ソ連復活!
★気にいらない連中は強制収容所送りです。相互監視社会が復活した。ソルジェニーチェンの「収容所列島」が又目覚めたのです。
▼ロシアを動かしている旧KGB出身者たちは、ロシアを偉大にする方法について間違った考えを持っている(iza・正論)
ロシアを動かしている旧KGB出身者たちは、ロシアを偉大にする方法について間違った考えを持っている
「我が国のパイロットたちは非常に長い間、地上待機させられていた。彼らは新生活を始めることを喜んでいる」。ウラジーミル・プーチンは、ソ連崩壊後、停止されていた核搭載爆撃機による世界パトロール飛行を再開するに当たってこう言った。これは、地中海におけるロシア海軍基地の再開、中国との共同軍事演習、および北極海の海底にロシアの国旗を埋めるといった話題の直後に起きた。ソ連は消滅し、共産主義は長らく葬られている。しかしプーチン氏は、ロシアの熊[訳注:ロシアのニックネーム]が戻ってきたこと知らせたいのだ――うなり声をあげながら、ブランド物のサングラスをかけて。
この状況はどうやって起きたのだろうか? 「ロシアを失くした」犯人を見つけるために、西側諸国の間違いを探したくなる。しかし、今週の解説記事が説明するように、外部者たちの役目は第2次的なものである。プーチン氏のクレムリンへの昇進とそれ以降の彼の統治の双方を理解する最も良い方法は、それらを旧KGB(ソ連国家保安委員会)の文化、精神構造そして世界観の際立った復活として見ることである。
プーチン氏が無名の状態から引き抜かれ、最初にボリス・エリツィン氏の首相、次いでロシア大統領として彼の後継者になったとき、西側諸国のほとんどがこのかつてのKGB幹部のことを知らなかった――彼は短期間、ソ連時代のKGBの継承組織であるFSB(ロシア連邦保安庁)の長官だった。大統領に就任する直前にプーチン氏は同僚に対して、「ロシア連邦政府のもとで働くように密かに送りこまれた」FSBの工作員たちがうまく仕事を遂行していると話した。それは冗談だったかもしれない。しかし、それ以後の彼の2度の任期の間、FSBおよびその関連機関の手下たちは、政治、経済そして保安勢力の支配権を実際に掌握したのである。今日のロシア政府高官の4人に3人は、かつてKGBや他の保安・軍事組織に参加していたことがある。
なぜ彼らはそうした行動をとるのか?
シロヴィキ[訳注:実力者を意味するロシア語]と呼ばれる人々の動機は何であろうか? 部分的には、1990年代初めに、特に失敗に終わった1991年8月のKGBクーデターの後で、彼らに挑戦した人々への報復である。貪欲もまた最も強力な動機かもしれない――クレムリンの内部にいる一部の者は、過去10年間で莫大に私腹を肥やし、汚職はエリツィン政権末期よりもひどいかもしれない。しかし、新たなエリートもまた一種のイデオロギーを持っている。彼らはソビエト連邦の解体を、プーチン氏の言葉のように、20世紀の「最大の地政学的大失敗」と見ている。ロシアは恥をかいたという広く行きわたった意識を利用して、彼らはソ連がかつてそうであったように、強大な国家を作りたがっている。彼らは西側を、それを阻もうと決意している敵とみなしている。
この点に関する限り、ロシアの支配者たちは国内の強い支持を得ている。メディアが厳しく規制された国でプーチン氏の人気を正確に計るのは難しいかもしれないが、世論調査での彼の評価は際立って高い。自分の後継者を選出する彼の能力を誰も疑わない理由としては、彼が反対派すべてを抑圧していることが大きいが、しかし、わずかに残るリベラル反政府勢力を有権者がほとんど支持していないこともある。プーチン氏の下での年平均7%のGDP成長率のおかげで、多くのロシア人たちは生活が向上したと感じている――たとえ大多数がまだ貧しいとしても。そして多くの人々が、ロシアの偉大さを再び主張する願望を共有している――そして、西側はロシアの天敵であるという深く根ざした信念をも。
西側諸国の人々にとって、ロシアが大国であり、いくつかの点でその影響力を増しているということを否定するのは愚かである。プーチン氏が大統領に就任したとき、GDPは世界10位で、外貨準備高は85億ドルだった。今日ではロシア経済は世界8位になり、準備高は4075億ドルに達している。ロシア政府はその影響力を増すために、ロシアのガスへの欧州の依存を十分に利用している。コソボやイランなどの問題に関して、ロシアは西側に1目置かせるために国連安全保障理事会の議席を利用している。
真の偉大さを達成するためには、握りこぶしを解きなさい。
しかし、シロヴィキの野望は見当違いのままである。それは、強いロシアを望むことに何か違法性があるからではない。間違っているのは、強さの定義――ソ連時代は畏怖と不安を与えることだった――および、それを追求する方法である。まず経済は、石油、ガスそして他の国際商品の高価格に大きく依存しているが、それは永続しないかもしれない。ロシアは製造業、サービスそしてハイテク産業がまだ弱体である。スパイを大企業に送りこむのは失敗の基である――彼らは資産を奪うことや敵を牢獄につなぐ方法は知っているが、実際の会社の運営の仕方を知らない。外国人投資家たちはまだロシアの天然資源を欲しがっているかもしれないが、資産が国家関係者によって独断的に回収され、仲間内に再分配される傾向は嫌われる。外国の投資と同時に、もっと目立つことは、国内の投資も中国に比べてとても低い。
ロシアの古くからの反西洋的でゼロ・サム[訳注:ゲームの理論で、全員の利得の総和が常にゼロになること]戦略的な思考を復活させることは賢明ではない。西側諸国はエリツィン政権時には友好国となる努力をしたが、それ以降、ロシアの好戦性が意欲をなくさせてしまった。生き返ったロシアは周辺諸国に威張り散らしたり、グルジア、ウクライナそしてバルト諸国のような旧ソ連の共和国を威嚇したりすることができる――しかし、周辺諸国の離反によってモスクワは自らの利益も損なってしまう。その大きさや軍事力によって、ロシアは世界の強大国である。しかし今日、ソ連がかつて共産主義に基づいて行使していた「ソフトパワー」でさえほとんど消えうせてしまった。その代わりに、恐怖だけがある。
すべてにおける最大の読み違いは、ロシアの政治的将来についてのものだ。シロヴィキは、彼らが反対勢力を押しつぶし、裁判所を買収し、政権を握り続けることができることを示してきた。しかし、すべての独裁政治と同様に、彼らは将来について極めて神経質である。プーチン氏の人気は、自らの言いなりになる後継者にさえ簡単に引き継がれることはないだろう。もっと一般的に言えば、普通のロシア人が豊かになるにつれて、彼らは現在の支配者たちに満足しなくなる――特に、彼らが盗みをしたり、経済運営で失敗するのを見ると。ロシアは大きな問題を抱えている――犯罪、インフラの貧弱さ、北コーカサスにおける分離主義運動と混乱(チェチェン紛争などを指す)、ぞっとするような人権侵害や兆しつつある人口動態上の破局など。そうした苦悩を相殺するために、新たなエリートたちはより無謀な形の国家主義にさえ頼るかもしれない。そしてその国家主義は、創造者でさえ統制できない怪物に化すこともあり得るのだ。
実のところ、ロシアの将来に対する最大の脅威は、その「敵」ではなく内部の弱さから生じており、そのいくらかは自ら招いたものである。ロシアの支配者にとって、もしくは支配階級にとって、その現実を受け入れるには真の勇気が必要となるだろう――そして真の愛国心が。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼ロシア、批判勢力は精神病院に強制収容(worldNote)
★既に掲載済みです。ソ連復活!
★気にいらない連中は強制収容所送りです。相互監視社会が復活した。ソルジェニーチェンの「収容所列島」が又目覚めたのです。