イスラエルからのニュース
2007年8月22日(水)
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*カッサムロケット砲発射台の回収を行っていた9歳と12歳の少年2
人を国防軍が殺害。テロ組織がロケット砲発射作戦に子供を使う例は
増加していると、国防軍は報告している。(H,Y,I)
*ホロコースト生存者への補助金制度を批判するため、労働党議員が
「アンネ・フランクがもし隠れ家で終戦を迎えれば、補助金を受け取れ
ない」と発言。政府は「アンネに失礼」と非難した。(H,Y,P)
*国防軍がガザでフェンスに近づいたイスラム聖戦のメンバー3人を殺
害。3人は攻撃を目指していたもよう。(H,Y)
*1915年にトルコで発生したアルメニア人虐殺を「ジェノサイド」
だとADLが認めた。非難を受けて態度を変更したもの。(H,P)
*ハマスが電気代を流用しないことが明確化したため、EUがガザへの
発電用燃料の供給を再開。ハマスはガザ占拠時に電力会社を乗っ取っ
た。この電力会社はガザの約4分の1の電力を供給する。(Y,P)
*アルアクサ殉教団がイスラエルとの停戦合意は破棄すると宣言。手配
リストから外した2人のテロリストが拘束されたため。(P,7)
*安全保障に関する情報漏れを防ぐため、閣議への携帯電話の持込を禁
止へ。閣僚の間からは苦情も出ている。(Y,P,I)
*警察がエルサレムで違法ラジオ局を運用した2人を逮捕。無免許のラ
ジオ局は航空無線を妨害するため、空の安全に重大な脅威。(Y)
*50箇所のナチス強制収容所の記録データベースがドイツから虐殺記
念館などに引渡し。名簿など1800万頁の膨大なもの。(P)
2007年8月23日(木)
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*国防軍がガザのハマス幹部をミサイル攻撃で殺害。月曜からのパレス
チナ人の死者数は13人。自治政府のアッバス議長は「この状態では
和平は進められない」とイスラエルの攻撃を非難した。(H,Y,7)
*イスラエルで唯一の火葬場の所在地を超正統派の新聞が公表したとこ
ろ、火葬場が放火の被害に。ユダヤ教に火葬の風習が無いため、超正
統派は火葬に激しく反対していた。(H,Y,P,I)
*リンデンストラウス国家監査官がガザに隣接する学校を視察。政府は
学校の補強対策をすぐに進めるべきだとの考えを示した。(H,Y)
*リトアニアにある高名なラビ、ビルナ・ガオンの埋葬地に事務所ビル
の建設計画。現地のユダヤ人社会は冒涜だとして大反対。(H)
*東エルサレムで行われていたハマスとアラブ系イスラエル人の会合を
警察が強制解散。音響爆弾が使われたため「イスラム運動」指導者の
サレーがショックにより病院で手当を受けた。(Y,I)
*西岸地区の入植地のぶどう園で、左翼活動家とパレスチナ人が数千本
の苗木を抜くなど破壊行為。警察が捜査を行っている。(Y,I,7)
*パレスチナ人に対する世論調査で、国連の意向に従って政策決定を行
うことに反対が81%。しかし、侵略戦争や、国家によるテロ支援を
止めるために国連軍を使うことには6割以上が賛成した。(P)
*5500年前まで栄えていた地中海沿岸のカナン人の集落が突然消え、
城塞都市が発達したのは気候変化によるとの説を、考古学者と気象学
者が発表。降雨が急増して沼地が増えたためだという。(H)
2007年8月24日(金)
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*スデロットに対して7発の
カッサムロケット砲攻撃。うち1発が
民家を直撃し、家族全員がショックで
治療を受けた。(H,P)
*シャスが火葬禁止法案を提案へ。しかし、左翼メレツのベイリン党首
は火葬を支持し、自らも火葬を希望していると語った。(H,P,Y)
*パレスチナ自治区全体の世論調査で、ファイヤド政権の方がハマス政
権より良いとの意見が47%。ハマス政権が良いとの意見は24%。
ハマス本拠地のガザでも数字に大差は無かった。(H,P,Y)
*ナブラスの難民キャンプでの作戦行動中に国防軍兵士3人が負傷。武
装勢力の爆弾などによる攻撃を受けた。(H,P)
*国連の反人種差別会議の準備委員にイラン、議長にリビアを選任へ。
激烈な反イスラエルの大合唱となることは、ほぼ確実な情勢で、米国
などは会議のボイコット方針を打ち出している。(Y,P)
*自治政府のアッバス議長は現在の任期で引退し、次世代に指導を任せ
る考えだと自治政府幹部が語った。議長は現在73歳。(P)
*南部のキブツで鳥インフルエンザ発生の疑いがあり、検査中。1年半
前にも南部で鳥インフルエンザが広がり大きな損害が出た。(H,Y)
*レバノンでクラスタ爆弾の不発弾が爆発し、地雷除去技術者が死亡。
第二次レバノン戦争後、クラスタ爆弾による死者は31人。(H)
*1967年の戦争直前、ディモナの原子炉を新型機で偵察したと旧ソ
連軍人が証言。ソ連がイスラエルの核を叩くため戦争を起こしたとの
説を裏付けた。ソ連は原潜も待機させていたと言われる。(P)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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国連の反人種差別会議に、
準備委員にイラン、議長にリビアを選任したのは、
なぜなのだろう?最近の国連は、おかしくなっている。
反イスラエルの大合唱となるのは、ほぼ確実と書いてあるが、
わざと、そうしたのか?
カッサムロケットの砲発射台の回収を子供にやらせる
パレスチナ人は、卑怯だ。イスラエルは、子供でも攻撃したが
放置すれば、ずっと、パレスチナ人は子供を使うだろうから、
仕方がなかったのだろう。安全であるはずの難民キャンプでも、
イスラエルの防軍兵士3人が武 装勢力の爆弾などによる攻撃を
受けて負傷している。(