エネルギー対策を無視した参院選争点では、日本の将来が危険 | 日本のお姉さん

エネルギー対策を無視した参院選争点では、日本の将来が危険

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★ 表題: エネルギー対策を無視した参院選争点では、日本の将来が危険
 070724           寄稿: ヤコブ・イェガー yx6s@104.net

◇ 目前に迫っている参議院議院選挙の争点が、年金・格差・福祉その他の

生活関連、及び「改革」を叫び続けることによる目先の「人気取り」に終始して
います。エネルギー問題に関する根本的な対応策が、どの政党からも

提示されておりません。

◇ 日本の場合、「水」は全く問題がありません。「食糧」は自給率が低いと
懸念されていますが、国民が贅沢な食事を我慢すれば(高級食材を控え

れば) 、生死にかかわる(餓えに至る)程には進展せず、何とか克服可能と

推測しています。

◇ 日本の最大の難点はエネルギーです。後半の江田島孔明氏の論文に

あるよ うに、露国は「天然ガス」の供給を武器にして、勢力(覇権)拡大に

異常なまでに注力しています。

つまり、露国からの日本への「天然ガス」輸入は、全く 頼り(あて)に

できません。

◇ 中東の「石油」は、必ず争奪戦に至ります。米国海軍(第7艦隊)は、日
本の石油シーレーンを固く護ってやる姿勢を堅持しています。しかしながら、
米国の議会等が、日本のために何時の時点まで好意を持ち続けるか、

極めて疑問であります。


◇ China 海軍(又は、その意図を組んだ海賊)が、日本の石油シー

レーンを 事実上妨害するに至った(石油を横取りしようと画策した)場合、

日本は如何 なる手法(対応策)を取るのか、厳しい覚悟が肝要であります。

◇ 新潟県中越沖地震によって、東京電力の原子力発電所に不測の事故

が発生し、反原発派を勢い付かせています。しかし、原子力発電を縮減して

(廃絶方向を打ち出して)、如何なる方法で必要な電力エネルギー量を確保

するつもり なのか、全く理解に苦しみます。


◇ エネルギー不足は、国民生活を壊滅的に暴落させます。石油製品の

価格暴 騰は必至であり、インフレが進行し円通貨価値の下落が進みます。

自動車・冷暖房・夜間照明・工場生産等にも、必ず激しい影響が及びます。

North Korea の生活や生産活動を想像して下さい。

◇ 実質的な生活水準の切り下げが深刻となり、格差を云々する程度では

済みません。生産活動の低迷で失業増大の危険が大いにあり得ます。

何十年も未来の「年金」の如きは、問題外の外(想定・関心外)で、完全に

吹き飛んでしまいます。


◇ 日本の現代社会は、豊富なエネルギーの利用を前提として成立して

います 。太陽光・風車等では、エネルギー不足を到底カバーできません。

「水素核融 合発電」等の実用化は、もう少し先の話です。

従って、当面のエネルギー不足は致命的なダメージに至ります。

◇ エネルギー戦略を無視して、参院選を戦い、どの勢力が勝利しても、

海外から見ると、「コップの中の争い」「蝸牛角上の争い」(共に低次元で

無益の選挙)と言わざるを得ません。

詳しくは、このすぐ後の「江田島孔明」氏の論文を、お読み願います。
http://npslq9-web.hp.infoseek.co.jp/   Vol.163―2007年7月第4週



★ 表題: 原発無しでは日本のエネルギー政策が成立しない、原発立地の場
所には良質な地盤の選定が肝要
 070728           担当: 岸田与志 qxd44@yahoo.co.jp


◇ 2007年7月16日午前10時過ぎに発生した新潟県中越沖地震によって、原発
(原子力発電)に関する信頼が、大きく動揺しています。

◇ 柏崎の西南(上越)方向には米山山地、東北方向の西山町(出雲崎)付近
には丘陵地帯があります。しかしながら、東京電力柏崎刈羽原子力発電所(行
政上は柏崎市だが、事実上、刈羽村地域に存在)が立地している場所は、

砂地 ・堆積土で陸地をなした平野であり、岩盤が少ない地域です。


◇ 上記の良好と言えない条件に加え、発電所の数キロ近くまで「活断層」が
伸びて来ており、二つの断層が、ずれ動く可能性が十分予想される地域であり
ます。

◇ 東京電力の柏崎刈羽原子力発電所は、マグニチュード6.5の直下型地震を
想定して建設されていたと言われています。しかし、地震の規模(激しさ)は 、

人間の想定や命令に対して服従することがありません。

◇ 今回は、原子炉自体の破損等はなく、悪質な放射能漏れは報告されており
ません。
しかし、炉心構造物を釣り上げるための大型クレーンの車軸が破損し
、点検・修理が大幅に遅延します。恐らく「活断層」のずれの影響と基本的な
地盤の脆弱さによって、原子炉周辺のクレーン等の機器に障害が発生した

ものと推測されます。


◇ 今回の柏崎刈羽原子力発電所の事故は、日頃から原発(原子力発電)に

対 して危険性を叫び、原発反対・原発廃絶運動を続けて来た連中を勢い

づかせております。

◇ 原発廃絶は、自動車が危険である(事故による死傷者が多い)から、自動
車を日本から全面的に閉め出せ(自動車を日本国内で一切動かすな)と言うに
等しいと申せます。自動車事故に関連する死傷者は、原発に起因する死傷者

よ り格段に多いのです。


◇ エネルギー不足は、日本民族の生活を根底から覆し、国内生産活動を

壊滅 させる道です。つまり、日本のエネルギー危機(石油輸入の不安定

~不能)を念頭に置くと、原発を止めることは絶対にできません。

◇ 日本政府も電力会社も、総力を挙げて「原発」の安全性強化に取り込み、
日本国民の信頼を回復することが、緊急且つ絶対的な課題と言わざるを

得ません。そのためには、原発立地に関して、先ず良質な地盤場所の選定

が非常に重 要であります。


★ 表題: 監査制度を、本当にクリーン・完璧なものとする手法
 070728           担当: 丸野内三 m00573@yahoo.co.jp


◇ 上場会社等の大企業に関する監査制度は、株主が株主総会において

選任し た経営陣(取締役等)が、「監査法人」を選定し、その監査法人が会社

の決算 書等の審査を実施する形態を採用しています。企業の不正会計を

防止(監査制 度に対する信頼を回復)するため、法務省は会社法を改正

する方針を固めてお ります。

 『現行』 株主総会→(選任)→取締役等の経営陣及び監査役→取締役

等の 経営陣(監査役は関与せず)→(監査法人を選定・報酬額決定)→

監査法人→ 決算書等を審査(チェック)→監査役が同意

 『改正案』 株主総会→(選任)→取締役等の経営陣及び監査役→監査役

( 取締役等の経営陣は関与せず)→(監査法人を選定・報酬額決定)→

監査法人 →決算書等を審査(チェック)


◇ 上記のように、監査法人を選定する者(機関)が、「取締役等の経営陣」
から「監査役」に移動すれば、多少の改善が見られますが、監査法人の

独立性 には全く到達できず、投資家の保護にも程遠いと言わざるを得ません。

◇ 法務省は、監査役の半数以上は、原則として、当該会社又はその子会社

の 取締役等の経営陣に加わったことがない「社外取締役」等で構成するよう

に考 えています。しかしながら、例年同一の監査法人で良いとの点は、

変更の予定 がありません。


◇ 監査法人は、報酬の支払をする会社(企業・団体)に対して、弱い(頭が
上がらない)立場にあります。

◇ 監査制度を、本当にクリーン・完璧なものとする根本的な解決法は、監査
法人に対する報酬の支払を、監査される会社(企業)が直接支払うのではなく
、仮称「監査法人団体」から支出するようにすべきであります。


◇ 具体的には、監査対象となる会社(企業)は、企業規模・監査実施コスト
その他の条件に応じて、仮称「監査法人団体」に資金を預託します。どの監査
法人が、その年度の監査(審査)を担当するかは、希望・推薦・クジ引きその
他の方法で決定します。しかし次の年度は、必ず前年度と別の監査法人が

担当 します。

◇ 監査制度の刷新には、監査される会社(企業)と監査法人との癒着を、徹
底的に排除することが肝要と申せます。これは、税務調査において、税務(国
税)側の担当官が、必ず毎年変更になるのと同様の考え方であります。

(2007年7月第4週完)

『読者の広場』―敬称略

★ 倉地益夫  件名:  政治家とメディアが、エネルギー対策を真剣な討
議材料としないと、日本の未来は暗黒へ向かう

 日本が本当のエネルギー不足に転落すれば、年金・福祉・格差を云々する

前 に、国内の生活自体が壊滅状態になります。

 政治家(選挙に出馬する人間)・メディア・有識者は、エネルギー対策を真
剣な討議材料とすべく、積極的な提言をすることが緊急の課題であります。

 ヤコブ・イェガー氏の論旨は、日本の欠陥を鋭く指摘しています。


★ 三木政志  件名: 日本の現状は、選挙をゲーム化し、肝心のことを忘
れている

 参院選は、運動競技における「赤勝て白勝てのゲーム」に転落していると言
わざるを得ません。メディアや評論家の連中は、野次馬に落ちて、勝負を喜ん
でいます。

 海外からみると、民主党でも自民党でも五十歩百歩であり、大きな差異があ
りません。プールの中の勢力争いに過ぎません。

 日本にとって、最大の(肝心の)重要事は、「エネルギーの確保」とそれを
支える「武力」であります。


★ 力石幸代  件名: 選挙で勝つことが目的となってはならない

 民主党の小沢一郎氏は、「選挙で勝つことが目的」と叫んでいると思わざる
を得ません。

 選挙に勝って政権を取って、その先、「如何なる政治」をするかが肝要な筈
です。小沢政治の内容(中身)が、全く不透明であります


 小沢氏は、子供に「大人になったら、何になりたいか」を問いかけている程
度の低い次元ですね。政治は、政権を取ったのち、どのようにして「国民に役
立ち、国家を強くするか」が重要であります。

 今後の日本にとっては大切なことは、「エネルギー」と「馬鹿にされない・
戦わずして勝てる武力」
で、この達成が極めて重要と申せます


「国連中心主義」は、二の次三の次の次元の低い問題です。



★ 伊達 斉  件名: 日本で原発を廃止すれば電力不足に陥る

 東京電力では、柏崎刈羽原子力発電所の停止が主因となって、午後の

電気需要ピーク時の電力不足(停電の危機)寸前に至っています。

 原発(原子力発電)反対の連中は、停電やむなしの(停電しても仕方がない
・電気なしで我慢するとの)の考えですか?

 原発の安全性に配慮することは当然ですが、原発自体を廃止することは

到底できません。


★ 藤城源太  件名: 原発反対者には、電気を供給するな

 原発の立地には、地盤安全性に十二分の配慮が必要です。しかし、原発

反対 者を許すことはできません。

 「原発反対者には、電気を供給しない」との堅い決意のもとに(原理原則と
して)、対処すべきであります。

 日本が「水素核融合」の実用化に成功するまで、「原発」は切り捨てられな
いのです。


★ 冷泉八重  件名: 電力不足のつらさを知っている者は、原発廃止を叫
ばない

 1945年敗戦後は、強烈な電力不足に見舞われました。頻繁な停電・電圧の

低 下(100ボルト→50ボルト程度、電灯が昼アンドンのように薄暗く)に大変

難 渋しました。

 原発破棄は、自動車の全面的な破棄を叫んでいるようなものです。

原発は安 全性を確保しつつ、もっと電力需要地に近い場所に立地すべきと

思います。



★ 戸田文堅  件名: 監査の骨子は、カネの支払者と受領者の直接関係を
絶つことだ

 監査をされる(受ける)側の企業が、監査をする側(監査法人)を決定し、
カネ(報酬)を直接支払う現行方式では、両者間の癒着が切れません。

 丸野内三氏の提言のように、監査制度を税務調査に類似する方式(監査をす
る側が毎年変更)へと、大改変する必要があります。


★ 湯川久吾  件名:  監査は会計だけに留まらず、現場の監査を断行す
べき

 現在の監査は、企業の決算がおおむね出揃った段階で、会計処理の是非に

重点があります。これでは、現場(工場・営業店・工事現場等)の金銭処理

の実 態が把握できません。

 監査を帳簿主義から現場重視主義へ転換する必要があります。

「読者の広場完」

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