移民大国イギリス
ようちゃん、おすすめ記事。↓
▼移民大国イギリス 1@テレグラフ (今日の覚書、集めてみました)
イギリスが変わりつつある。ロンドンで昨年生まれた赤ん坊の半数以上が、外国生まれの母親を持つ。イングランドとウェールズを合わせれば、その数値は1/4に近かった。
政治モニターIpsos Moriを含む最近の調査は先月、移民を国民の懸念リストNo.1とした。これはかつて、世論調査員に自分は人種差別主義者だということを伝える、上品な方法だった。しかし人種はもう問題ではない。2004年にEUが爆発的に拡大した後、我が国海岸への史上最大の外国人到来となった、東欧から白人が60万人以上到着して以来、それは問題ではないのだ。
概して移民推進的な政策を掲げて10年間過ごした後、労働党は守勢に立っている。6月にジャッキー・スミスが内相に任命されたことは国会を驚かせたが、ゴードン・ブラウンが何故自分をこのポストに就けたのか、彼女は知っている。彼が財務相だった時、彼女は院内幹事だった。ミッドランズという不安定な選挙区から選出された議員だった彼女は、有権者の最高懸念として、また、政府が取り組まなければならない問題として、移民、特に東欧からの移民を選んだ政策戦略文書を提出した。ブラウンは彼女の政治的洞察力を称賛した。しかし彼女の内相就任後も、相変わらずである。EUの移民労働者の到来は続いている。そして、サンデー・テレグラフは今日、内務省が「相続」亡命に失敗した数十万人が合法的にイギリス国内に定住することを許可するような恩赦に向かっていることを暴露する。
一方、保守党首脳陣にはこの問題を巡って労働党に挑戦しようとする意欲が殆どないものの、デイヴィッド・キャメロンは政治的中道基盤を放棄することになるのを恐れて、保守党右派からの移民についてもっと語れ、との呼びかけに抵抗している。「へたれーっ!」「そんな事だからあんな労働党に好き勝手やられるんだ!」
保守党HPでの調査は先週、保守党支持者の39%は移民にもっと焦点を当てて欲しいと望んでおり、現状で満足なのは31%だけだと示した。しかし現時点での戦略変更は、自分の立場を強化するために指導者が右よりになっている、との批判を呼び起こすかもしれない。
亡命恩赦は、ジョン・リードが内相を務めていた間に、英国政府の無能さ10年分として去年特定された、未処理案件45万件の一部に適用される。
これらの個人は職員によって評価されており(何年も前に評価された人も多い)、難民ではなく経済的移民と判断された。国外追放する代わりに、彼等は何年間も中途半端な状態で残されていた。当然、多くは定住し、家族を作り始め、地下経済で仕事も見つけている。
恩赦への呼びかけは、教会首脳陣と元労働党副党首候補者のジョン・クルダス率いる国会議員80名以上から、支持を獲得している。亡命希望者がイギリスに残り職を見つけることを許可されれば、彼等は経済の重荷から資産に変わり、生活保護を請求する代わりに税金を払う、とキャンペーン参加者は言う。この主張は、移民ウォッチという圧力団体によって反論されている。
彼等は、正規化された移民が社会保障制度に与える更なる重荷の方が、彼等の支払う税金に勝るだろうと計算している。
閣僚等はこの言葉がもたらすかもしれない政治的批判を恐れて、このレガシー審査を「恩赦」と呼ぶことを拒否している。しかし多くの却下された亡命希望者にとって、これは恩赦のように見えるし感じられるのだ。それは不都合をもたらす。数年後にまた恩赦が行われるのを期待して、更に多くの違法移民がイギリスで運試しをしようとするのを奨励する可能性だ。
▼移民大国イギリス 2@テレグラフ (今日の覚書、集めてみました)
また、法を破って入国した密航者が合法的な移民労働者として滞在を許可されるのは、合法的なルートでイギリスに入国しようとして却下された非熟練労働者にとって不公平だ。
スペインが2005年に違法移民に対して3ヶ月間の恩赦を宣言した際、約70万人が自分達の立場を正規化するチャンスを利用した。同国の社会主義政府は、この動きは£10億の税収アップを果たしたと主張した。野党は、一回限りのコストを発生し、移民に対する極右の攻撃を引き起こしたと述べた。移民ウォッチは、イギリスではこれまでに3回「恩赦」があったが、今回の足元にも及ばない規模だった、としている。
1993年、保守党政府は「ELR(特別滞在許可?)」を成人32,000人に与えた。移民ウォッチは、イギリスではこれまでに3回「恩赦」があったが、今回の足元にも及ばない規模だった、としている。
1993年、保守党政府は「ELR(特別滞在許可?)」を成人32,000人に与えた。1999年、労働党政府の下で「バックログ解消活動」が29,000人に永久滞在許可を与えた。また2003年、当時のデイヴィッド・ブランケット内相は「ファミリー・エクササイズ」を開始。その下で成人および子ども70,000人(全員2001年以前に亡命を申請)が定住権を与えられた。
2004年、超党派で作る下院内政委員会はこう宣言した。「恩赦は、根拠のない主張を思いとどまらせ、このような申請が出された際には迅速かつ効果的処理し、申請が却下された際には迅速に立ち退きを行うことによって断ち切られるべき悪循環を生じる」。難民収容所と入国管理に対して行われた最近の改革は、一部の申請処理をスピードアップした新亡命モデルから、熟練労働者の移民用のポイントに基づく評価、そして内務省の移民総局を「国境・移民局」に名称変更することまで、主に細部をいじるに留まっている。これらの変更のいずれも大した効果がなかった。
労働許可証、学生VISA、その他のスキームを経由してのイギリスへの外国人流入は、殆ど野放しのままだ。ドーヴァー海峡に面する港でのセキュリティ強化は、違法移民流入に若干影響を与えている。しかし、密航者がイギリスへ入り込み亡命申請する方法を見つけ出すのを政府が防げない一方、現在の移民の多くは閣僚達の意図的な決断の結果なのだ。2004年5月にEUが拡大した時、フランスとドイツを含む加盟国は「A8」加盟国(主にポーランド)出身者が即座に就職することを禁止した。イギリス、アイルランド、そしてスウェーデンだけが、労働市場を翌日から開放した国だった。
その結果、この国にこれまでに見たこともないような移民の大流入が起こった。
この歴史的事件が何の暴動も抗議運動も引き起こしていないのは、イギリスの慣用性の証であり、新たな移民の殆どが一生懸命働く人々であったということの証でもある。しかし、我々の公共サービス、住宅、文化に対するその影響は未だ完全には切実に感じられていない。6年前、ブラッドフォード、オールドハム、そしてバーンレーでの暴動に関するCantle報告書は、これらの都市では、白人とパキスタン系ムスリムのコミュニティが別々の暮らしを送っていることを突き止めた。
どれほど迅速に最も新しい新参者が同化するのか、我々も未だわからない。ジョセフ・ロウンツリー財団が今年先に発表した中欧および東欧からの移民に関する研究は「大多数は、自分の国から最近やってきた移民や定住した移民、また、他国からの移民と殆どの時間を過ごしている」と結論付けた。P.17の地図が示すように、この新移民ホットスポットは、これまでの移民を吸収したマルチ・エスニックなインナー・シティではない。これは東欧出身者によって低賃金の農作業やホテル業務が行われている、地方都市や村だ。ノース・ヨークシャーのスカーボローでは、ポーランド食料品店が次々と開店している。ノーフォークのグレート・ヤーマスでは、警察官がリトアニア語を自習している。そうすればパトロール中に地元民と話せるからだ。
▼移民大国イギリス 3@テレグラフ (今日の覚書、集めてみました)
移民を別とした最大の勝者は、彼等を最低賃金で雇用している農民やホテル経営者だ。
敗者は労働市場で競争するために賃金が押し下げられている、イギリス人の職人や掃除夫、農業労働者、そして半熟練労働者だ。
この政府の方針に対して最も厳しい批判は恐らく、現状レベルのイミンンがイギリスの経済と人口統計に与えている影響を、政府が無視し続けているというものだ。イングランド銀行は、イギリスへやってくる移民の正確な人数のデータがないことによって、インフレ抑制努力が損なわれていると警告している。
メルヴィン・キング総裁はこう語った。「我々の最大の懸念は、とにかくどれだけ移民がいるかわからないことだ」。移民の多い地方当局は、政府は住民を実際より少なく数えており、その結果公共サービスに十分な財源が与えられていない、と抗議している。ウェストミンスター市議会は先週、2004年はたったの48,000人しか東欧人がイギリスに移住してきていない、と示す公式データは、空港や港でたった169人のEU移民を対象として行われた調査から推定されたものだ、と苦情を申し立てた。国家統計局はその手法を見直している。
最近の移民による最も著しい影響は、国家統計局によって計算され今日発表された出生データに示されている。これらのデータは、昨年イングランドとウェールズで生まれた669,000人の内、147,000人(22%)は外国で生まれた母親から生まれた、と示している。更に6%がイギリス生まれだが外国生まれの父親の子どもだった。外国人の母親の内、およそ1/4がアジア人、1/4がヨーロッパ人、1/4がアフリカかカリブ地域出身、そして1/4がその他の地域出身者だった。
またこのデータは、イギリス生まれの母親の平均出生率が、人口を安定させるために必要な「置換率」よりも低い1.6人である、とも示している。イギリス在住の外国生まれの母親は平均して2.2人だ。最も出生率が高いのはパキスタン生まれイギリス在住の女性で、平均で4.7人である。2031年までにイギリスの人口は6,000万人から6,700万人に増加し、成長の殆どは移民が原因である、と年金数理庁は予想している。
この増加はバーミンガム規模の都市が6つ新しく生まれることに匹敵する。しかし多くの人々は、これでも過小な見積もりだと考えている。全体的に移民はイギリスの総合的経済性の規模を拡大しているが、本当に大事な問題、一人当たりのGDPへの影響は非常に小さい。
移民ウォッチのアンドリュー・グリーンは、好影響は週4p(約90円)か3ヶ月にチョコレートバー1本程度だ、と主張する。
中道右派シンクタンク、Civitasのデイヴィッド・グリーン所長はこう言った。「現在の統計的基礎は余りにも脆弱だ。それに、余りにも多くの未知の要素がる。しかし、皆これよりも遥かに多いだろうと予想していると思う」。正確な数字がなんであれ、イギリスの将来が今日よりもより混雑し、より多様化したものになることは確実のようだ。
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ようちゃんの意見。↓
★出生率が移民と比べたら英国在住の英国女性は置換率」よりも低い1.6人である。と言うのは複雑ですねー。下層階級で人口増大が起きてる。英国は身分階級が残ってるから,多数国からの移民が入っても混乱が少ないのかも知れません。
移民が国家全体の規模拡大のためより,後ろ向きの経済(メインテナンス,メディカル分野でのサービス賃金の安定に役立ってる)という棲み分け構造が強固なため混雑は有っても混乱は起きないのでしょうねー。
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移民は、地方で増える。農村とホテルに入り込む。
パキスタン人はイスラムだから、たくさん子供を生む。
イスラムでは、子供を産むのは、アラーの祝福で、
イスラム人口は子供をたくさん産むことで増えると、
みんな知っているのだ。
イギリスには、チュウゴク人留学生がぞくぞくと入り込んでいて、
彼らは、そのままイギリスに残る。女性はイギリス人と結婚して
イギリスに残る。外国人の母親の内、およそ1/4がアジア人とあるが、
このアジア人とは、ほとんどチュウゴク人だろう。
by日本のお姉さん