バイオ燃料の普及で森林が絶滅?
ようちゃん、おすすめ記事。↓
▼バイオ燃料の普及で森林が絶滅?(1)(wiredvision.jp)
燃料用作物を育てるために森林を伐採する場合、環境への悪影響は大きく、バイオ燃料の利用によっても埋め合わせができないことが最近の調査でわかった。
ヒッピーの夢だったエネルギー用作物が環境対策の主流となった今、この調査結果は人々の熱を冷まさせるメッセージだ。
今や世界中の政府や産業界が、環境を汚染する化石燃料の代わりに植物から生成した燃料を使うことを表明している。しかしそれは、木々を育み二酸化炭素を貯蔵する森が見られなくなる事態を招いてしまうのだろうか。
科学雑誌『Science』誌の記事の中で、イギリスの環境保護団体『World Land Trust』のRenton Righelato氏と、リーズ大学の環境研究者Dominick Spracklen氏が、二酸化炭素の排出抑制効果について、バイオ燃料用作物を利用する場合と、森林による場合とで比較している。
その結果、環境にとって最悪なのは、バイオ燃料用作物の農地を確保するために森林を伐採することであることがわかった。
言うまでもなく、森林の吸収する二酸化炭素の量は、その森林があった場所で育てられたバイオ燃料用作物によって削減される量よりも多い。
「人々は地球を救っている気分でいるが、そうではない。われわれが関心を持つべき本当の問題は、燃料の消費を減らし、燃料の効率を高めることだ」とRighelato氏は言う。
「バイオ燃料は本当のところ、化石燃料の利用を減らすという真の問題をごまかす手段として使われている」
欧州や北米でのバイオ燃料の需要が、発展途上国での森林破壊を拡大している。
欧州連合(EU)は、2020年までに輸送用燃料の20%をバイオ燃料に置き換えると宣言している。また米国は、同じ時期に15%をバイオ燃料に置き換える計画を立てている。
国際エネルギー機関(IEA)の試算によれば、現在の技術でこれらの目標を達成するには、米国とEUの食用作物の半分を燃料用作物に回す必要がある。しかし、それは現実性がないため、代わりに発展途上国から需要をまかなうことになる。悲惨な結果を招く可能性を抱えながら。
たとえばインドネシアでは、外国からのバイオ燃料の需要によって、同国に残る貴重な二酸化炭素貯蔵庫である泥炭地の熱帯雨林が、エネルギー企業によってますます破壊されることになる、と環境保護主義者は予測している。
その結果、森林が燃やされ、500億トンの二酸化炭素が大気中に放出される可能性がある。これは、米国におけるほぼ10年分の温室効果ガス排出量に匹敵する。
一方、ブラジルは、約5億エーカー(約20億平方キロメートル)におよぶ森林、草原、および湿地を、農業への転換に適した「荒廃」地域に指定した。アラスカ全土に匹敵する面積におよぶ森林の全てが伐採されることはないにしても、その大部分で大豆を栽培することが可能になる。大豆は、バイオ燃料に取り組むブラジルの定番商品だ。
米航空宇宙局(NASA)は、大豆の価格と森林の様子を示す衛星画像を比較することによって、アマゾンの熱帯雨林のうち、ロードアイランド州とほぼ同じ広さの地域[約4000キロ平方メートル。石川県より少し狭いぐらいの面積]が、バイオ燃料の需要のために毎年伐採されていることを明らかにした。
(2)へ続く「エタノール燃料にも大気汚染問題」研究者が指摘エタノール燃料は化石燃料に比べて環境には優しいが、人の健康には同程度に悪影響を及ぼす、ということがスタンフォード大学の研究で明らかになった。
大気科学が専門のMark Jacobson准教授は、エタノール燃料の自動車が広く普及していると考えられる2020年の大気環境についてシミュレーションを行ない、米国内の自動車がガソリンを燃料とする場合と、エタノールを燃料とする場合、それぞれの大気汚染の度合いを比較した。
以下はスタンフォード大学の広報資料「研究報告:エタノール燃料でも人の健康に有意の悪影響」から引用する。
「われわれの研究で明らかになったところによると、自動車が『E85』(エタノールを85%含有する燃料)を燃料とする場合に、2種の発ガン性物質――ベンゼンとブタジエン――の大気中濃度は低減するが、別の2種――ホルムアルデヒドとアセトアルデヒド――の濃度は逆に高くなる」と、Jacobson准教授は言う。「その結果、E85使用の場合のガンの発症率は、ガソリン使用の場合と似たようなものになるだろう。だが米国の一部地域では、スモッグの主成分であるオゾンが、E85の使用によって有意に増えるだろう」(中略)
「全米で見ると、E85の使用によって喘息関連での緊急外来の受診件数は年770件のペースで増え、呼吸器系疾患での入院も990件増えると考えられる。ロサンゼルスだけでも2020年には[現在より]入院件数が650件増え、喘息関連の緊急外来受診は1200件増えると予測される」とJacobson准教授は指摘した。
関係する全人口を考えると、これらの数値は決して大きくはない。だがそれは問題ではないとJacobson准教授は言う。
「問題は、健康上の利点がないとすれば、なぜエタノールなどのバイオ燃料の採用促進を続けるのかということだ」
「他の選択肢もある。たとえばバッテリー駆動の『プラグイン・ハイブリッド車』(PHEV:充電可能なハイブリッド車)とか、水素燃料電池車とか。これらは風力や太陽光発電から動力を得られる。これらの車両は有害物質や温室効果ガスを事実上一切排出しないし、土地の利用方法にもほとんど影響を及ぼさない。これに対してエタノールはトウモロコシやスイッチグラス[ロッキー山脈に自生する多年生植物]を原料に作られるため、量産には広大な農地が必要となる。だから、気候や健康、エネルギーといった問題に対処するには、すでに利点の明らかな技術を利用するのが賢明に思える」と、Jacobson准教授は続けた。
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ようちゃんの意見。↓
★古代都市が崩壊・消滅したのは,人口増大と都市化と農業の為の森林伐採。そして砂漠化の進行でした。バイオ燃料の畑作で森林伐採が進む。農作物は土壌の保全が出来なくなるし,バイオ燃料用の単一作物を広範囲に植え付ける事は,自然災害の 暴風・洪水の時はこの土壌の弱い畑地は流失してしまう。その時に復旧は簡単では無い!!森の樹木と畑の作物では,その生育期間が圧倒的に違うのです。又土の中に伸びてる根の深さも土を抱きかかえる力の差は歴然としている。単一作物は又害虫などの被害が起きた時にも棒業力が弱いだけでは無く,森林と違い,その地域の生物環境を破壊するので,自然環境も破壊されてる。小鳥も小動物も森を追われ都会に順応しようと人間の多い密集地に侵出する。既にアルゼンチン・ありと言う外来種が日本の古来の蟻を駆逐して,都会に進出している。西日本に多く,広島港から南用材について日本へ上陸した。高温に適してるし,日本の蟻より2倍から3倍行動派早く,彼らは,日本蟻の巣を急襲して,日本蟻の幼虫や卵を食い殺す。問題はこのアルゼンチン・蟻では日本蟻の大事な自然環境保全の役割を担えない事です!!日本蟻はすみれの花の保護やこの花の受粉を促す「蛾・昆虫」の卵を日本蟻が自分の巣で養育する性質がある!!昆虫の世界ではもちつもたれつ,依存関係が存続してる。日本ありはこの役割を受け持つが外来種のアルゼンチン・蟻は出来ないのです。
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燃料用作物を育てるために森林を伐採する場合、環境への悪影響は大きく、バイオ燃料の利用によっても埋め合わせができないことが最近の調査でわかった。
ヒッピーの夢だったエネルギー用作物が環境対策の主流となった今、この調査結果は人々の熱を冷まさせるメッセージだ。
今や世界中の政府や産業界が、環境を汚染する化石燃料の代わりに植物から生成した燃料を使うことを表明している。しかしそれは、木々を育み二酸化炭素を貯蔵する森が見られなくなる事態を招いてしまうのだろうか。
科学雑誌『Science』誌の記事の中で、イギリスの環境保護団体『World Land Trust』のRenton Righelato氏と、リーズ大学の環境研究者Dominick Spracklen氏が、二酸化炭素の排出抑制効果について、バイオ燃料用作物を利用する場合と、森林による場合とで比較している。
その結果、環境にとって最悪なのは、バイオ燃料用作物の農地を確保するために森林を伐採することであることがわかった。
言うまでもなく、森林の吸収する二酸化炭素の量は、その森林があった場所で育てられたバイオ燃料用作物によって削減される量よりも多い。
「人々は地球を救っている気分でいるが、そうではない。われわれが関心を持つべき本当の問題は、燃料の消費を減らし、燃料の効率を高めることだ」とRighelato氏は言う。
「バイオ燃料は本当のところ、化石燃料の利用を減らすという真の問題をごまかす手段として使われている」
欧州や北米でのバイオ燃料の需要が、発展途上国での森林破壊を拡大している。
欧州連合(EU)は、2020年までに輸送用燃料の20%をバイオ燃料に置き換えると宣言している。また米国は、同じ時期に15%をバイオ燃料に置き換える計画を立てている。
国際エネルギー機関(IEA)の試算によれば、現在の技術でこれらの目標を達成するには、米国とEUの食用作物の半分を燃料用作物に回す必要がある。しかし、それは現実性がないため、代わりに発展途上国から需要をまかなうことになる。悲惨な結果を招く可能性を抱えながら。
たとえばインドネシアでは、外国からのバイオ燃料の需要によって、同国に残る貴重な二酸化炭素貯蔵庫である泥炭地の熱帯雨林が、エネルギー企業によってますます破壊されることになる、と環境保護主義者は予測している。
その結果、森林が燃やされ、500億トンの二酸化炭素が大気中に放出される可能性がある。これは、米国におけるほぼ10年分の温室効果ガス排出量に匹敵する。
一方、ブラジルは、約5億エーカー(約20億平方キロメートル)におよぶ森林、草原、および湿地を、農業への転換に適した「荒廃」地域に指定した。アラスカ全土に匹敵する面積におよぶ森林の全てが伐採されることはないにしても、その大部分で大豆を栽培することが可能になる。大豆は、バイオ燃料に取り組むブラジルの定番商品だ。
米航空宇宙局(NASA)は、大豆の価格と森林の様子を示す衛星画像を比較することによって、アマゾンの熱帯雨林のうち、ロードアイランド州とほぼ同じ広さの地域[約4000キロ平方メートル。石川県より少し狭いぐらいの面積]が、バイオ燃料の需要のために毎年伐採されていることを明らかにした。
(2)へ続く「エタノール燃料にも大気汚染問題」研究者が指摘エタノール燃料は化石燃料に比べて環境には優しいが、人の健康には同程度に悪影響を及ぼす、ということがスタンフォード大学の研究で明らかになった。
大気科学が専門のMark Jacobson准教授は、エタノール燃料の自動車が広く普及していると考えられる2020年の大気環境についてシミュレーションを行ない、米国内の自動車がガソリンを燃料とする場合と、エタノールを燃料とする場合、それぞれの大気汚染の度合いを比較した。
以下はスタンフォード大学の広報資料「研究報告:エタノール燃料でも人の健康に有意の悪影響」から引用する。
「われわれの研究で明らかになったところによると、自動車が『E85』(エタノールを85%含有する燃料)を燃料とする場合に、2種の発ガン性物質――ベンゼンとブタジエン――の大気中濃度は低減するが、別の2種――ホルムアルデヒドとアセトアルデヒド――の濃度は逆に高くなる」と、Jacobson准教授は言う。「その結果、E85使用の場合のガンの発症率は、ガソリン使用の場合と似たようなものになるだろう。だが米国の一部地域では、スモッグの主成分であるオゾンが、E85の使用によって有意に増えるだろう」(中略)
「全米で見ると、E85の使用によって喘息関連での緊急外来の受診件数は年770件のペースで増え、呼吸器系疾患での入院も990件増えると考えられる。ロサンゼルスだけでも2020年には[現在より]入院件数が650件増え、喘息関連の緊急外来受診は1200件増えると予測される」とJacobson准教授は指摘した。
関係する全人口を考えると、これらの数値は決して大きくはない。だがそれは問題ではないとJacobson准教授は言う。
「問題は、健康上の利点がないとすれば、なぜエタノールなどのバイオ燃料の採用促進を続けるのかということだ」
「他の選択肢もある。たとえばバッテリー駆動の『プラグイン・ハイブリッド車』(PHEV:充電可能なハイブリッド車)とか、水素燃料電池車とか。これらは風力や太陽光発電から動力を得られる。これらの車両は有害物質や温室効果ガスを事実上一切排出しないし、土地の利用方法にもほとんど影響を及ぼさない。これに対してエタノールはトウモロコシやスイッチグラス[ロッキー山脈に自生する多年生植物]を原料に作られるため、量産には広大な農地が必要となる。だから、気候や健康、エネルギーといった問題に対処するには、すでに利点の明らかな技術を利用するのが賢明に思える」と、Jacobson准教授は続けた。
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ようちゃんの意見。↓
★古代都市が崩壊・消滅したのは,人口増大と都市化と農業の為の森林伐採。そして砂漠化の進行でした。バイオ燃料の畑作で森林伐採が進む。農作物は土壌の保全が出来なくなるし,バイオ燃料用の単一作物を広範囲に植え付ける事は,自然災害の 暴風・洪水の時はこの土壌の弱い畑地は流失してしまう。その時に復旧は簡単では無い!!森の樹木と畑の作物では,その生育期間が圧倒的に違うのです。又土の中に伸びてる根の深さも土を抱きかかえる力の差は歴然としている。単一作物は又害虫などの被害が起きた時にも棒業力が弱いだけでは無く,森林と違い,その地域の生物環境を破壊するので,自然環境も破壊されてる。小鳥も小動物も森を追われ都会に順応しようと人間の多い密集地に侵出する。既にアルゼンチン・ありと言う外来種が日本の古来の蟻を駆逐して,都会に進出している。西日本に多く,広島港から南用材について日本へ上陸した。高温に適してるし,日本の蟻より2倍から3倍行動派早く,彼らは,日本蟻の巣を急襲して,日本蟻の幼虫や卵を食い殺す。問題はこのアルゼンチン・蟻では日本蟻の大事な自然環境保全の役割を担えない事です!!日本蟻はすみれの花の保護やこの花の受粉を促す「蛾・昆虫」の卵を日本蟻が自分の巣で養育する性質がある!!昆虫の世界ではもちつもたれつ,依存関係が存続してる。日本ありはこの役割を受け持つが外来種のアルゼンチン・蟻は出来ないのです。
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アルゼンチンありって、恐いよう~!!
日本ありって、役に立っているじゃんか。
でもテレビで、アリの巣をまるごと殺す殺虫剤のCMを
やっていますけど、主婦がありを簡単に殺すようになったら、
日本ありが減っていくばかりです。
アルゼンチンありが増えたら、どうなる?
すみれの花は打撃を受けるよね?
それに、今年、近所ではカエルの鳴く声が聞こえないんです。
皮膚病で絶滅したのかな。
人間の知らないところで、何かが起こっている。
暑いから、沖縄のイモ科の青い朝顔状の花が、(でも朝顔ではない。)
あちこちで花を咲かせている。インドネシアの白いらっぱの形の、
ダランと垂れ下がるタイプの花も良く見る。
昔は、あまり見なかった花だなあ。ブーゲンベリアの花も、
暑いから植えたらよく花が咲くだろうな。
セミはちゃんと出てきた。雨の多かった夏の初めに羽化したセミは
雨の中で死んでいてかわいそうだった。
暑くなってから出てきたセミは、最近、バタバタと死んで道端に
落ちてきている。セミは、一週間しか、生きていられないんだよね。
短い間でも、楽しく過ごせて子孫を残せたのだろうか。
だんだん、ようちゃんのありの話から外れてきたので、
ここらで止めておきます。by日本のお姉さん