誰も望まぬ「強いロシア」 | 日本のお姉さん

誰も望まぬ「強いロシア」

ようちゃん、おすすめ記事。↓

誰も望まぬ「強いロシア」  平井 修一

いやあ、暑いなあ。今日はすさまじい陽射しで、散歩にも仕事にもいけ
ない、行く気がしない。お盆休みで常用薬がなくなるから、辛うじて医
者には行ってきた(ああ、もう立派なジジイだ)。

帰宅してから夜勤明けの女房、飲み会開けの息子、散歩に行けな

かった愛犬とともにクーラーの部屋にこもって「ワシントンポスト」紙を

読んでいたら、8月10日号にロシアの軍事力増強を警戒する記事が

ある。

(Russia Says U.S. Intercepted 2 of Its Bombers Over Pacific)。

やることがないので、以下、抄訳する。・・・・

ロシア公表「アメリカが太平洋上でロシア爆撃機2機を妨害」
記者:アントン・トロイアノフスキー、ジョシュ・ホワイト

【モスクワ発、8月9日】2機のロシア爆撃機が太平洋を数千マイル航行し
ていたところ、米国の軍事基地のあるグアム付近で、米国の複数のジェッ
ト機が妨害行動をしたと、ロシア空軍が9日に発表した。

この太平洋上飛行は、冷戦が終わった時からほとんど休止されていたが、
一種の軍事駆け引きが再開されたと言える。

「我々ロシアの長距離航空機が遠く洋上飛行することは伝統的な訓練。
そこでパイロットはアメリカの飛行機と出会い、彼らに挨拶する。8日に
我々はその伝統を再開した」と、パーベル・アンドロゾフ少将が9日に語
った。

米政府当局は「爆撃機の飛行を確認しただけで妨害はしていない」と語っ
ている。

このロシアの動きは、1990年代からの「長期低迷から甦るロシア軍」を
象徴している。ソ連とともに崩れた軍隊の栄光を取り戻すことは、「強
いロシアの復活」をすすめるプーチン大統領が最も力を入れている要の
政策だ。

オイルマネーの流入により、ロシアは新兵器開発に投資して、ヨーロッ
パとアジアでの軍事プレゼンスを拡大・強化している。古い兵器では高
くつくが、最新兵器なら精巧な訓練を効率よく実行することができる。
今週、アンドロゾフ少将は、北極および大西洋上でも長距離フライトを
行っており、巡航ミサイル8発を発射したことも明らかにした。

先週、アナトリー・セルジュコフ国防相はロシア軍が36種の最新兵器を
装備したと明らかにした。また、ロシア海軍最高指揮官は、「地中海で
の恒久的な軍事プレゼンス」を表明した。

軍事アナリストのアレキサンダー・ゴルツは、ロシアの軍用機がアメリ
カに対して巡航ミサイルの発射をシミュレーションするために1999年以
降、大西洋上で毎年演習訓練をしていると言った。

潤沢な金があるので、ロシアはアメリカへの太平洋ルートを飛行をし
てみることに決めたようだ
」と、ゴルツは電話インタビューで語った。

公海上の長距離爆撃機へのスクランブルは、冷戦時の緊張の象徴だっ

た。
ソ連は通常、Tu-95(1950年代に就役した巨大な4発航空機)を国境から
遥か遠くまで運航していた。NATO空軍は、ソ連機と並んで飛ぶために戦
闘機を発進させたものだ。

ワシントンの米国国防当局者は9日、「太平洋でのロシアの動きは挑発と
はみなされなかったが、注意を引いた」と語った。22,000人の将兵、30
隻の艦船、275機の航空機を含む米軍は、Exercise Valiant Shield(勇
敢なる盾演習)と 呼ばれる大規模訓練の一環として、今週、グアム近海
で日本軍と一緒に活動している。

ハワイの米国太平洋司令部スポークスマンによると、ロシア爆撃機は米
国艦船のおよそ300マイル(480キロ)、航空機のおよそ100マイル(160
キロ)まで接近すると言う。米政府当局によると、ロシア機を追跡する
が目視接触には至らず、ロシアは撤収ていく。

米軍は8月8日正午に2機のロシアのTu-95機がグアムの方へ南進し

ていたので追尾した」と、司令官・大尉のチト・ペッパー(ペンタゴン・ス
ポークスマン)。「米軍はロシア爆撃機を航行妨害する用意があったが、
彼らは妨害を正当化するほどにはアメリカ艦船、グアムには近づかなか
った」

グルジアからの「ロシアの軍用機がグルジアのレーダーサイトへミサイ
ルを発射した、ミサイルは村の近くで着弾したが、爆発しなかった
」と
いう申し立てに対して、ロシアの空軍参謀長のイゴール・クボロフ中将
は、グルジアの主張を「政治的な作り話」として退けた。

グルジアは、ミサイルは旧ソビエト共和国へのロシアの攻撃性の証拠

と非 難した。グルジアはロシア軍用機のグルジア上空飛行を否定し

ているが、 モスクワはそれについて、NATO同盟の拡大には断固とし

た軍事対応をとらなければならないと言った。

アメリカは東ヨーロッパでミサイル防衛網(MD)を造る計画だが、

ロシア軍当局者は、MDはロシア領域をスパイするためだと思っている。

先月、ロシアはヨーロッパで軍事配備を規制している鍵となる条約

からの撤退を表明した。

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話 の 福 袋
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◎暑さ「限度超えている」=無料アイスも-国内最高気温の埼玉・熊谷
8月16日18時1分配信 時事通信


国内観測史上最高の40.9度を観測した埼玉県熊谷市。16日、市内

のショッ ピングセンターが無料で配ったアイスクリームはわずか15分

で「売り切 れ」に。

市は午前中から4回にわたり、防災無線で「大変暑さが厳しいの
で、熱中症と健康管理に気を付けてください」と市民に呼び掛けた。

熊谷市消防本部によると、市内ではこの日、外を歩いていた高齢者らが
次々と熱中症とみられる症状で救急搬送された。

日中、街中を出歩く人も普段より少なく、市役所の駐車場も空きが目立
つ。

市は例年の暑さを街の活性化に生かす「あついぞ!熊谷」キャンペーン
を実施中だが、担当職員は「周りの自治体よりも暑いのを売りにしよう
と思っていたが…。限度を超えている。市民の健康が心配だ」と気をも
んでいた。 


 ◎中国が「無許可新聞」の取り締まりへ

中国当局は、国内で当局の許可を得ていない「偽新聞」「偽記者」が横
行しているなどとして、10月15日までの間、集中的な取り締まりを
実施することを明らかにした。中国共産党機関紙、人民日報が15日付紙
面で伝えた。

同紙は、取り締まり対象行為として(1)海外から輸入した新聞・雑誌
の違法出版(2)中国在住の外国人に向けた外国語新聞・雑誌の違法出
版―なども列挙。第17回共産党大会を今秋に控え、中国問題を伝える
海外メディア報道が国内に流入しないよう規制強化する狙いがあるとみ
られる。

また違反者に対しては刑事処罰も視野に責任を厳しく追及するとしてい
る。(共同)  ZAKZAK 2007/08/16


 ◎北朝鮮で豪雨被害 数百人が死亡・不明、6万世帯が浸水

朝鮮中央通信は13日、北朝鮮各地が7日から12日まで豪雨に見舞われ、
数百人が死亡・行方不明になり、約6万3000世帯が浸水被害を受けたと
伝えた。

東海岸の江原道のほか、西部の黄海道や平壌も大きな被害を受けた。鉄
道や道路、橋が寸断され、電力供給の中断で通信網に障害が起きたとい
う。平壌市内でも浸水被害が出たという。 Asahi Com 2007年08月14日
10時06分


 ◎プレスリー、没後30年 旧邸宅にファンが「巡礼」

「ロックンロールの帝王」エルビス・プレスリーが42歳で没してから、
16日で30年を迎える。人気は健在で、プレスリーが亡くなるまで住んだ
邸宅グレースランド(米テネシー州メンフィス)には連日、数千人のファ
ンが「巡礼」に詰め掛けている。

観光施設として公開される邸宅の敷地内にはプレスリーの墓地もあり、
ファンには聖地。命日の16日に向け訪問者が増え、追悼コンサートも
開かれている。(時事) Asahi Com 2007年08月16日10時25分