「英語が流暢な橋本龍太郎」などいらない! | 日本のお姉さん

「英語が流暢な橋本龍太郎」などいらない!

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依存症の独り言)「英語が流暢な橋本龍太郎」などいらない!

官房長官の塩崎恭久。
東大卒、日銀マン、米ハーバード大・大学院終了。

山本一太参院議員によると、政界きっての「英語使い」だそうだ。
で、政策に詳しい。
が、一方で、「英語が流暢な橋本龍太郎」という評価がもっぱらだ。

橋本龍太郎と言えば「威張る、怒る、すねる」で有名だった。
橋本も塩崎と同様、政策通で知られた。
が、永田町の評価は“官庁の課長クラス”、政策には詳しいが大局観がない。
要は、リーダーに不可欠のビジョンがとぼしい政治家だったということだ。

橋本内閣当時、官房長官の梶山静六が橋本の電話を受けて「どちらの橋本さん?高知の橋本?」とおちょくったのは知る人ぞ知る話。
で、次の内閣改造で官房長官を辞任。
“大乱世の梶山”にとっては、“官庁の課長クラス”と言われた橋本など相手にできない、ということだったと思う、間違いなく。

で、「英語が流暢な橋本龍太郎」こと塩崎だが、昨年の北朝鮮の核実験予告直後、米・ハドリー大統領補佐官との顔合わせを目的に訪米した小池百合子補佐官(国家安全保障問題担当=当時)を牽制するために、「私があなたのカウンターパートです」とハドリーに横やりの電話を入れた。
結果、永田町や霞ヶ関、果てはメディアにまで「塩崎は国益より自分の面子が大事な政治家」という評価が定着。

今回の防衛事務次官更迭問題も同じ構図だ。
守屋武昌防衛事務次官は在任期間が4年に及ぶ、官僚としては異例の存在である。防衛省では“天皇”と言われる存在であり、沖縄に絡む利権も噂されている(あくまでも噂だが)。
また、沖縄県との対話の姿勢に乏しく、「沖縄とは厳しく交渉する」が口癖。嘉手納基地の普天間移転は暗礁に乗り上げたままだ。

日米同盟の円滑な機能を第一とする防衛相が、こんな事務次官を更迭しようとするのは当たり前だろう。
小池防衛相の今回の訪米は、そのあたりの米国の本音を探る意味もあったと思う。
ところが塩崎は“手続き論”で小池の人事に待ったをかけた。
で、小池は「あの方は私のやることにことごとく反対する」と、まったく馬鹿にした感じ。「塩崎さんとはこの件でもう顔も見たくない」だと。

守屋次官は国を思う気持ちは人一倍熱いとされる。が、「親しい“身内”ばかり重用しすぎる」と、その剛腕ぶりには、批判も強い。
次官在任、何と4年。しかも「相次ぐ情報漏洩で防衛官僚の未熟さが露呈した」(政府筋)とも指摘されている。
沖縄からもブーイングが強い次官を更迭し、警察庁出身の西川徹矢官房長を起用するのが妥当、という気もする。

これに“面子”だけで反発する塩崎。
こんな男が官房長官だから安倍内閣はダメだった!と言うしかない。
が、彼を選んだのも安倍晋三。

ほんと、もっとプロになってほしいよ。
「政策に詳しい」なんて政治家にとっては二の次だ。
英語に堪能?もっと不要。
大切なのは、正しい国家観と大局観。冷徹な洞察力と、権力闘争を闘いぬくしたたかさ。

英語に堪能かどうかは別だが(笑)、政策を語るだけなら俺でもできる!
何なら俺がブレーンになってやるよ!

国民をなめてはならない!安倍総理!
あなたは小池大臣の人事構想を了承していたというではないか!
で、「人事は何も決まっていない」はないだろう???

塩崎は即刻首にせよ!!!

安倍改造内閣に期待する。

(文中・敬称略)

【追記】
あの朝日新聞が16日付の【社説】で何と書いているか!

人事にしろ、政策にしろ、政治家が官僚機構を統括するのが行政本来のあり方だ。大臣の判断にいかに不満があろうとも、事務方の次官がこのような形で抵抗するのは政治主導の原則に反する。

だが、そうはいっても、小池氏のやり方にも疑問がある。次官を交代させたいなら、手順を尽くして本人にきちんと説明すればいいことだ。小池氏は手続きの途中で人事がもれたと説明しているが、この混乱ぶりを見れば進め方に問題があったのは明らかだ。

部下を掌握できず、説得もできない。閣僚としての資質、力量に欠けると言われても仕方あるまい。

首相官邸の無策もなさけない。小池氏は首相にこの人事を説明したという。一方の塩崎官房長官は、正規の手続きを踏んでいないとして、閣議に人事案件をかけるのを拒否した。官邸の意思はいったいどこにあるのか。

防衛省は24万人の自衛官と、戦闘機や戦車などを抱える実力組織である。勝手に部隊が動いては困るし、首相以下の命令系統は厳格でなければならない。2人のトップや首相の迷走を、制服組はどんな思いで眺めているのだろうか。

首相はすぐに、この混乱を収束させるべきだ。

ったく、またまた朝日の格好の標的!