緑化の大敵、ネズミが森を食い尽くす!?―甘粛省・中国:年平均20カ所の湖が消失
▼緑化の大敵、ネズミが森を食い尽くす!?―甘粛省(レコードチャイナ)
2007年8月、甘粛省の関係部門が明らかにしたところによると、植林地区の33万ヘクタール以上がネズミに荒らされ、大きな被害が出ているという。
2007年8月、甘粛省林業庁の森林病虫害予防所が明らかにしたところによると、植林地区で深刻な「ネズミ害」が発生し、植林事業に大きな障害となっている。
同庁の張(チャン)氏によると、進行中の「耕地を森林に戻すプロジェクト」の一環として各地で植林が行われる中、苗をネズミに荒らされる地域が続出している。被害面積は33万ヘクタール以上と推定され、苗の20%以上をネズミに食べられた植林地区も13万ヘクタールを超えている。
同省では殺鼠剤の散布、天敵の保護のほか、植林する品種を工夫するなどさまざまな対策を講じているが、決定的な方策はまだ発見されていないという。(翻訳・編集/KT
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ようちゃんの意見。↓
★大自然の全てが中国共産党に敵対している、としか言いようがないですね。
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▼「中国には年金不安なし!?」、3年連続で支給額が増加―中国(レコードチャイナ)
2007年8月10日、中国労働社会保障部の関係者は、今年の退職者への基本年金が3年連続で増額され、月あたり963元(約15400円)となったことを明かした。7月1日より発効され、8月末までに受給者は増額した年金を受け取れるようになる。 同部によると、1998年から2006年までの間に「企業労働者基本養老保険基金」の収入は1353億元(約2兆1600億円)から4599億元(約7兆3600億円)へ大幅に増加。国などからの財政補助も24億元(約380億円)から948億元(約1兆5200億円)へと増えた。年金受給者は2727万人から4264万人に増え、基金の支出額も1512億元(約2兆4200億円)から4199億元(約6兆7200億円)へと増加している。 同部関係者によると、こうした年金財政の推移を背景に、来年以降の3年間も年金支給額を毎年増額するのは既定路線。増額幅もこれまでの3年間を超えるものとなり、支給額は平均で月1200元前後に達する見通しだという。(翻訳・編集/KT)
ようちゃんの意見。↓
★・・・そういえば中国共産党の脱党者が2500万人に迫ろうとしているアルな・・・上の記事と矛盾してないか?
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▼「昔雨乞い、今ロケット」、干ばつ対策で人工降雨ロケットを打ち上げ―江西省ガン州市(レコードチャイナ)
2007年8月10日午後5時17分、江西省ガン州市安遠県で雹(ひょう)防止・人工降雨ロケットが打ち上げられた。 江西省南部では深刻な干ばつが1か月以上続いている。ガン州市でも高温少雨により干ばつ被害が拡大。ガン州市農業部門によると、同市の農作物の干ばつ被害面積は約1100万ヘクタールにも及んでいる。また、住民3万8900人と家畜1万1600頭の飲料水が不足している。
こうした状況を打開しようと、ガン州市安遠県気象局では7月末以降、10発の雹防止・人工降雨ロケットを打ち上げ。これまでに4度の人工降雨に成功しているという。(翻訳・編集/藤野)
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ようちゃんの意見。↓
★中国は広いからねー,,それに山が 東のエベレスト山脈に寄ってるから無理です.局地的に雨雲を作って降らせても,「雀の涙効果」しか無いと思う.
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▼中国:年平均20カ所の湖が消失【大紀元日本8月12日】
【大紀元日本8月12日】中国の河川と湖は、地球温暖化や工業廃水などにより、萎縮、枯渇、汚染などの問題に直面している。それに伴って、これらの水源に頼って生活している沿岸の多くの人々の生活に深刻な影響が出ており、早急の対策が望まれる。 中国共産党国家環境保護総局が先月12日に明らかにしたところによれば、中国大陸の湖の生態機能は著しく退化している。湖周辺の盲目的な開発および水資源の過度の利用が主な原因で、最近50年間で、内陸部にある約1000カ所の湖が消失した。年平均20カ所の計算になり、「千湖の省」と言われた湖北省も今や、300数カ所を残すのみとなった。
青海省の湿地面積:2割以上が減少
また、青海省林業局の発表では、温暖化や不適切な開発利用などによって、ここ10年間で青海省の湿地水域総面積は大幅に減少し、80年代初期に比べ21・4%減少し、68・34万ヘクタールになったという。関係資料によると、青藏高原から黄河へ流れる水量が減少し、沿岸の灌漑施設は十分に機能しなくなり、支流である湟水河の30本以上の小河が断流したという。青海湖流域の水流量も減少しており、この100年で湖面面積は200平方キロメートル萎縮した。青海省青藏高原東部は中国三大河川の黄河、長江、瀾滄江(ランチャン川)の水源地で、「中国の給水塔」といわれるが、その地域ではすでに4分の1の小型の湖が干上がり、水源地の氷河はおよそ500m後退した。一方、1995年前後、青海湖と柴達木盆地(ツァイダム盆地)の周りの砂漠化率は、毎年13・3万ヘクタールに達していたが、当局の先日の発表では、現在の砂漠化率は毎年2・5万ヘクタールで、改善されてきたという。しかしこの状況は楽観視できるものではない。
月牙泉:急速な水位低下
「中国砂漠第一泉」と称される「月牙泉」も急速な水位低下により水域面積が著しく減少している。平均10mだった水深が今では1・1mにまで下がり、すぐにでも消失してしまう危険な状態である。月牙泉は甘粛省に位置し、新月のような形をしている。文献では、「月牙泉は四方を山に囲まれ、砂漠と水が共生し山と泉が共存する」と記載されており、千年以上もの間、風砂に晒されながらも、黄砂に埋もれることなく、碧い水をたたえており、「砂漠の奇観」と称されている。ところが、「広州南方日報」の報道によると、特殊な地理と人類の不適切な生産活動によって、近年急激に水位が下がり、中国5大絶景の一つである月牙泉が消失の危機に瀕しているという。1950年代、月牙泉の水域面積は約133ヘクタールで、水深7m、60年代の水深は6m、70年代には、泉の水は田畑の灌漑には足りたが水位が下降し始めた。現在の水域面積は約52ヘクタールになってしまったという。
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▼中国重慶市:虫害深刻、森林危機に直面【大紀元日本8月12日】
【大紀元日本8月12日】四川省重慶市は、立て続けに起こった干ばつと洪水被害に続いて、現在、深刻な虫害に見舞われている。全市で、延べ12万ヘクタールの森林が各種の虫害の脅威に曝されており、地元の林業局は4度にわたり虫害警報を発令し、期限を切って害虫を撲滅するよう求めた。「重慶晩報」によると、重慶市の多くの場所で毛虫の被害が発生した。新牌坊地区では毛虫が林道の葉っぱを食い尽くした。長さ2~3センチの毛虫は、白い糸を吐いて葉っぱにぶら下がるが、少し強い風が吹くと、パタパタと地面に落ちてくるという。あまりにも大量の毛虫が木の葉っぱを一斉に食い尽くしたため、日陰もなくなったほどに深刻な状況だという。重慶の栄昌、秀山地区では、プラタナスが「緑葉吸血鬼」とよばれる2~3センチの虫の大群に犯されている。この害虫は葉っぱの裏面から液汁を吸い、茂った樹木を痩せた枯れ木にしてしまうという。専門家によると、危険性林業有害生物に指定されているこの害虫は、これまで重慶市に現れたことはないということだが、今年は、秀山、栄昌、石柱、黔江などで発見されている。この害虫に対する有効な退治方法はまだないという。
巫山地区では、「日本カラマツカサアブラムシ」の被害に悩まされている。この害虫が重慶市で発見されたのは初めてである。長さは1センチほどで小さく、羽が付いている。被害に遭った樹木は上から下へと枯れて死んでしまう。この害虫が松の木に進入すると、幹全体が白色の臘質絨毛でおおわれる。庫区地区では、5300ヘクタールあまりの森林に、長さ2センチほどで、羽がついており、甲殻虫類に属する害虫が、松の木に被害を及ぼしている。特に、景色の奇麗な巫山巫渓等にある華山松が、約470ヘクタールにわたってこの害虫の被害で枯れてしまった。
万州地区では、毒蛾が大量発生し、大半の柏樹林を食い尽くした。この毛虫は人体に対しても有害で、体に落ちると、分泌される毒素が皮膚を刺激し、痒みと炎症を引き起こすという。
大足および永川地区の間にある巴岳山竹林は、今年の5月~7月にかけて、イナゴの大量発生によって大きな被害を受けた。特に巴嶽山の約200ヘクタールの竹林では、ほとんど全ての竹の葉にイナゴがくっついているほどに多かったため、地元の住民は、薬物を空中へ打ち上げ、爆発後にその薬物が竹林に落ちる仕組みでイナゴを退治したところ、収集したイナゴの死骸はおよそ9トンにも上ったという。重慶森林防御部の情報によると、南山、歌楽山、鉄山坪等の都市では、肺葉シロアリの被害が深刻で、今年はおよそ670ヘクタールの森林が被害を受けているという。
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▼暗黒と腐敗の歴史:中国政府自滅の構造、華流ビジネスの真相を探る(米流時評)
2007年8月10日 ワシントン発 |われわれの会話に「チャイナ・モデル (中国式/華流) の台頭」という話題が頻繁にのぼるようになったのは、それほど昔の事ではない。それはまさしく、アメリカンブランドの没落とパラレルな時点で起った。北京の中国政府は、国営経済と自由化社会の併存について、その偉大なる恩恵を世界に喧伝していたものだった。もっともせいぜいが、イラン国内と同程度の自由ではあったが。
飛ぶ鳥を落とす勢いだった中国経済
今日のテヘランでは、アフマディネジャド大統領を始めとするイスラム教原理主義者たちは、イラン革命政府とムスリムの高僧との二重の国家支配について討議する際に考えあぐねると、よく中国政府のやり方が引き合いに出される。北京の中国政府高官が、例の天安門前広場での流血事件以降、政府への反論をどのように制圧し圧殺してきたかという手段について。すなわち、どうしたらよりよい暮らしを求める国民の関心を経済へとそらすことで、空前の経済ブームへと方向転換させられるか、という中国流の施策についてである。
すでに老衰の域に達したキューバのラウル・カストロ将軍でさえ、健康上の問題から実質的な権限を弟に委譲しようとする時点で、一党独裁による国営市場経済に中国式の経済モデルを取り込むことによって、キューバを破綻から救おうと腐心しているように見える。
地に落ちた偶像「華流ビジネス」モデル
ごく最近でさえ今年5月に、カリフォルニア州の地方新聞『サンノゼ・マーキュリーニュース』の論説委員、ジェームズ・マン氏がこう書いている。いわく「米国式経済モデルが風化しつつある一方で、中国式のそれは新しい栄光をかちえた」
しかし、その定義ももはや通用しない。悪運に見放されたかのように災厄続きの、中国からの輸入品にまつわる汚染製品のスキャンダルのおかげで、「China model=中国式/華流の経済モデル」に潜在していた致命的な欠陥のひとつに、世界の耳目を集めてしまったからである。開発途上国家が経済競争のトップグループの中で勝ち続けようとしても、すべてに公正な磨き抜かれた法と政治の制度が確立していない限り、所詮無理な話なのかも知れない。さらには、現行の社会に必須な政治制度を開発しようとしても、政治的自由が保障されていない限りは、トップを持続するのは実現不可能なのかもしれない。
幾重にも隠蔽された行政管理の構造
「中国型経済が成功してきたあらゆる局面で見受けられる、労働者の安全管理・製品の安全性・労働者の権利に関する公明正大さの欠如。明らかにこの一因が、一時は「ワンダーモデル=驚異の経済モデル」と呼ばれた中国を、グローバル競争の栄光の座から引きずり下ろした。」こう説明するのは、民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン上院議員につく経済顧問のトップであるジーン・スパーリング氏である。
「そのような状態の中国が、こんなふうにグローバル経済の一翼をになう勢力になったということ。しかもその傍らで、ほとんど奴隷に近い強制労働の実態が報道されたり、おぞましい製品の安全性が暴露されたりしたので(多分段ボール肉まんの一件)、中国政府にとっては、この問題がもたらす結果は甚大であり、中国に対する風当たりもかつてないほど厳しいものになっている。」
根本的矛盾:共産国家の資本主義経済
しかし一連のスキャンダルの真相は、「チャイナモデルは輸出できる」という考えそのものが、どうひいき目にみても、常に疑心暗鬼の対象であり続けたということである。たしかに、最初に農業部門を、次に他の部門の改革を図って、国民を自由な起業家へと転換させる施策をスタートした1978年から鄧小平によって始められた中国の経済改革は、政府自体を改革しようと試みた他の全体主義国家の改革よりは、はるかに賢明であった。
しかし、その致命的欠陥は「中国は、まったく別の理由で輸出のジャイアントになってしまった」という点にある。つまり、基本的には外国企業や海外投資家に対して、数の論理をふりかざして「policy of extortion=脅迫外交」で接した実状が招いた結果なのである。しかもその脅しの根拠であり改革の基盤となるはずの中国経済の実状が、実はいまだにお粗末なままであったことも致命的だ。
ビジネスでも脅迫外交ここから下の段落の翻訳は明朝アップします。この前の関連記事「ダイハード中国パート2・序章」からお読みください。
数にもの言わせる北京政府・グローバル経済で傲慢になった中国・民間企業セクター野放しで汚染垂れ流し