人口減ニッポン~2030年からの警告(4)
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人口減ニッポン~2030年からの警告(4)
▼砂上の「100年安心年金」──家族の形を再考せよ’日経)
年金記録に関する厚生労働省・社会保険庁のでたらめ行政が自民、公明の両与党を苦境に追い込んだ。一行政組織の失態が、選挙で政権党をここまで脅かした例も珍しいのではないか。厚労省と社保庁は組織を挙げて5000万件の記録漏れ問題に誠実、丁寧かつ迅速に対応する必要がある。 しかし、記録問題は年金制度改革の本質ではない。参院での民主党の躍進で、基礎年金の財源に消費税を充てるなど同党の主張に与党側が歩み寄らざるを得ない局面が来るかもしれない。「その時」に向けた作業は、まず与党が3年前から看板に掲げてきた「100年安心年金」の検証からスタートすることになろう。
幻のような世帯モデルに基づく胡散臭さ
与党の説明によると、「100年安心年金」は2004年に成立した年金制度改革法で確立したことになっている。少子化や高齢化が進んでも、あるいは経済成長が何らかの要因で阻害されたとしても、将来、一定の年金給付水準は守る。大ざっぱに言うと、これが100年安心の中身だ。 その給付水準とは、現役世代の平均手取り収入の50%強を指す。「5割保証」と呼ばれるのは、この与党の公約が根拠になっている。実際は、法律には50%を割り込む事態を想定した規定もあるが、与党は前回の2004年の参院選でも5割給付を死守すると言って闘い、今回と同様に民主党に敗れた。100年安心のあやふやさに、有権者はおそらく胡散臭さを感じていたに違いない。
胡散臭さの根源は何か。一言で言うと、5割年金を保証する前提の非現代性にある。 厚労省の試算によると、実際に5割が保証されるのは、夫が40年間会社勤めなどで厚生年金に加入し、その妻は専業主婦しかしたことがないという古色蒼然たるタイプの世帯だ。しかも現段階で年収が600万円弱という標準世帯に限られる。この古めかしい世帯以外、つまり夫婦共働きや妻がパートなどで働いた経験がある世帯、生涯独身世帯などは、ほぼ例外なく年金の水準が5割を下回る。モデル世帯であっても、収入が標準より高くなると、やはり年金は5割を下回る例が圧倒的に多い。
40年間、夫はサラリーマン、妻は一貫して内助の功に徹する――。今の時代、こんな“モデル夫婦”はどれほどいるのだろうか。 高度成長期のまっただ中、1962年に大映が配給した「サラリーマンどんと節 気楽な稼業と来たもんだ」は、今年3月に亡くなった植木等氏が主演したコメディー映画だ。
この中で、醤油問屋の一人娘が「あたしはサラリーマンの生活にあこがれちゃうな。ホワイトカラーは現代のチャンピオンよ」と喋る場面がある。醤油のにおいがする日常生活から抜け出したくて、商社の見習社員と見合いをして専業主婦に納まりたいという願いを表したセリフだ。 手元の辞書で「モデルケース」を引くと「標準となるような事例。代表例」とある。絵に描いたようなサラリーマンと家事や育児にいそしむ専業主婦は、まさにこの時代のモデル夫婦だ。映画が公開された前年の1961年に、日本が世界に誇る「国民皆年金体制」を確立させたのは偶然ではあるまい。だが、それから半世紀が経とうとしている今、この家族の形は明らかに時代遅れのモデルになった。
多様な家族の形を認めたスウェーデンの「サムボ法」
私たち日本人は2030年に向けて少子化、高齢化、人口減という3重苦の道を歩む。その過程では「標準」や「モデル」の意味が薄くなっていかざるを得ない。 言うまでもなく、家族の形は大きく変化し、多様化している。それでも専業主婦世帯を優遇する税制や年金は健在だ。現実を追いきれない国の制度が、制度への国民の不信感を増幅させる悪循環。海外では同様の問題にどう対処しようとしているのか。
家族の形で先進を行くのはスウェーデンだ。1987年に成立した「サムボ法」は法律婚によらない同居カップル(サムボカップル)に、法律婚による夫婦と同様な法的保護を与える根拠になっている。
サムボカップルの定義は、(1)届け出た住所が同じ、(2)継続して共同生活を営む、(3)性的関係を持つ――というものだ。サムボカップルは、例えば伴侶と死別した場合も残された方が住宅を相続できる。離別した時は、名義がどうであろうと必要としている方、つまり子供を引き取る方のものになる。家具は平等に分ける。こうしたルールが法律に規定されている。
特筆すべきはサムボカップルに産まれた婚外子も、法律婚による夫婦の子供と同じ権利を持つことだ。法律婚夫婦の約9割が過去にサムボカップルを経験するなど、サムボは結婚の“お試し期間”として市民権を得ている。またサムボカップルの子供が不利益を受けない仕組みが、少子化の克服に役立っている。
高度成長期の夫婦モデルを捨てよ
家族の形について、こうした柔軟さを受け入れているスウェーデン社会は、高度成長型の夫婦モデルで年金額を説明する日本と対極にあると言っていいだろう。国民性の違いと言ってしまえばそれまでだが、スウェーデンも当初はシングルマザーの増加やその子供が貧しい生活を余儀なくされるという、今の日本と同じ問題を抱えていた。そうした事実がサムボ法の制定を後押ししたことは想像に難くない。
参院選で惨敗を喫した安倍内閣は大幅な改造を経て、8月末に予定されている臨時国会で民主党とのがっぷり四つの勝負に臨む。最初の土俵はおそらく年金協議になろう。財源論や年金全体の仕組み論に入る前に、まず必要なのは厚労省が仕組んだ標準モデルを疑ってかかることだ。その点で、与野党に見解の大きな違いはないはず。 誰の目にも非常識に映る「行政府の常識」を、立法府の良識が覆すチャンスにしなければならない。
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聖書には結婚を軽んじてはならないと書いてある。
結婚相手は、神さまが決められた相手だから、
大事にしないといけない。神さまが結びあわされた夫婦を
他人が引き離すのもいけないとも書いてある。
二人の人間が惹かれ合って、結婚して子供を育てるということは、
とっても不思議で神聖なことなんだ。
でも、結婚に向いていない人もいるかもね!
身近な人を殴る人。子供を愛さない人。食べ物や教育を子供に与えない人。
こんな人は子供と同じ自己中心なできそこないの大人だ。
稼いだ金を奥さんや子供のために使わずに、バクチや酒や女に
使ってしまう人などは、結婚する資格が無かった人だと思う。
責任感や愛が無い人は、ひとりで生きた方が、いい。不幸せな人間が
増えないからいい。
結婚している友達は、好きな人と一緒に暮らすのは楽しいと言っていた。
ご主人が病気がちの友達は、結婚は重荷だと言っていた。
でも、辛いこともあるけど、幸せを感じる瞬間もいっぱいあるから、
結婚は、すばらしい経験だって言っていた。
何と言っても、結婚している人の方が長生きしているという統計もあるので
結婚はいいものなんじゃないかとわたしは考えております。
だからスウェーデン人や今の日本人が、結婚しないで無責任に子供を
作るのは、理解できないし、理解したくない。
ダルビッシュ君のような有名人が結婚の前に子供ができたことを
公の場で発表したりするのは、ちょっと嫌だと思っている。
でも、それは、相手の女性が公の場でプロポーズしてくれと要求が
厳しい人だから、その代わりに、婚約宣言と子供ができました宣言を
同時にしたんだよね。それに、週刊誌に先に「ダルビッシュに子供が
できた!」と書かれるよりも、自分で発表した方がいいからだよね。
最近の女の子は、堂々と土日はボーイフレンドの家に泊まりに
行くとか、ボーイフレンドが家に泊まりに来るとか平気で
子供の分際でセックスをしているそうだが、それはアメリカでも
ドイツでも起こっている現象で、日本だけではない。
それでも、クリスチャンの家庭では、そういう乱れた関係は許されない
そうで、ちゃんと親が怒るらしい。親が厳しくてもちゃんとお似合いの人と
幸せな結婚をしているから、それでいいのではないか。
でも、今の日本は、みんな気軽にセックスして気軽に子供を作って気軽に
結婚して、気軽に離婚するから、母子家庭の子供は貧乏で苦しくなる。
そういう子供が貧しい生活をしないような仕組みは必要だと思う。
シングルマザーにも、政府は愛の手をのべてあげてほしい。
できちゃった婚の半分は離婚しているという統計結果をみたことがあるが、
子供には罪が無いんだから、ちゃんとした教育が受けられるようにして
あげてほしい。