「台湾の声」に噛みつかれた日経政治部~一切反論できずに逃げる日経政治部の誤報記者 | 日本のお姉さん

「台湾の声」に噛みつかれた日経政治部~一切反論できずに逃げる日経政治部の誤報記者

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▼「台湾の声」に噛みつかれた日経政治部~一切反論できずに逃げる日経政治部の誤報記者(株式投資と市場研究の兜町通信)
中国の外国メディアに対する報道統制が問題となっている最中、逆に中国の意を汲んだ報道をしているのではないのかと日本経済新聞が“噛みつかれ“ている。噛み付いたのは、「台湾の声」だ。発端は、7月19日、陳水扁総統が「台湾」名義による国連加盟申請書を潘基文・国連事務総長宛てに提出したが、台湾の申請を受理せず、返却したこと。これに関連した日経の記事は、「誤報」だと「台湾の声」は主張している。以下は、「反論できずに逃げる日経政治部の誤報記者」と題した「台湾の声」(7月31日)よりの転載。
『一切反論できずに逃げる日経政治部の誤報記者
台湾の声編集部
日本経済新聞は7月25日付の朝刊で「台湾の国連加盟、支持せず・外務省報道官」
と題する報道を行った
(ネットでは25日夜配信)。
それは外務省の坂場三男外務報道官が24日の記者会見で、台湾が国連加盟申請を提出したことについて「国家であることを加盟要件とする国連への台湾加盟は支持できない」と述べたとし、記事はこれを『日本政府として台湾の国連加盟に反対する立場を明らかにした』と断言しているが、外務省に確認したところ、「反対する」とはいっていない。中国は「反対」を求めているが、「台湾を国家承認していないから、支持できない」といっただけで、「反対する」とはいっていないし、そのような権限はないのだ。

また記事ではさらに、同報道官が台中関係に関し、「当事者間の直接対話で平和的解決が図られる必要がある」と述べたことを取り上げ、『「1つの中国」の原則に基づく中台当局間による対話の再開を求めた』と断言するのだが、台湾に、「1つの中国の原則に基づいて対話を再開しろ」と要求しているのは中国であり、日本政府がそのようなことを言うわけがない。


外務省も「言うわけがない」といっている。


そこで記事を担当した政治部のヤマクチと名乗る記者に聞くと、記者は「記事は正確だ」としかいわない。「政府は本当に反対したのか」「支持しないと反対するには使い分けがある」といっても、「支持できないと反対するは同じだ」といって逃げるだけだ。「一つの中国の原則に基づいて」も、「台湾を国家承認していないのだから、それでいいのではないか」といいはり、「間違っていない」としか繰り返さない。記者が何度も主張するのは「報道官の話した内容は正しく伝えた。外務省のHPに確認しろ」と何度もいう。

そこでその都度「たしかに話した内容は正確に報じている。しかし問題は周辺説明なのだ」と話すのだが、「周辺説明しただけだ」と意味の判らないことをいうだけで、何もきちんと答えようとしない。「誤報なので訂正を」「ネットから削除を」と求めても、このように「記事は正確だ」の一点張りで逃げるだけ。最後は「誤報というあなたの認識はよくわかった。ことらはそれを承った。それでいいですね」といって、手打ちにしようとする始末。最後はガチャッと電話を切ってしまった。とにかく不誠実。やましさを感じていることがありありとわかった。
これを見てもわかるだろう。記者が何も反論できないで逃げたり誤魔化したりするのは、誤報であると認めている証拠だ。
たんなる記者の勉強不足の可能性もあるが、このヤマクチと名乗った記者は、この問題で色々と詳しく、うっかりミスとは感じられない。

中国は日本に台湾加盟の反対表明をさせたい、一つの中国の原則を支持させたい。そして台湾をさらに孤立させたい。そのような希望にしたがって書かれた記事がこの記事ではないのか。そうなれば意地でも訂正などできない。中国に怒られるからだ。


中国の手先となって自国の政府見解を歪めて報道し、台湾を不利な立場に追い込もうとする日経新聞に抗議しよう!これは小さなことではない。


中国のいいなりになる日経が正体を現したのだ。こういうものを退治したいと思う方は、このような時こそ、圧力をかけてやろう。』
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日経の異常な見出し≪北京五輪 商機狙え≫(商社マンに技あり!)
日経の中国報道にはしばしば日本企業進出を促そうという意思が見えみえの提燈(ちょうちん)記事があるから数歩後ろに下がって斜(はす)に視るようにしているが、昨8月6日夕刊のトップ記事には購読者のわたしがいきなり命令を下されてしまった。
≪北京五輪 商機狙え≫と命令文の大見出しだ。こちらがカネを払ってわざわざ買ってやっている刷り物ごときに命令されたくないものだ。
≪来夏の北京五輪開幕まで8日で丸1年、国内スポーツ用品大手が中国市場の開拓を加速する。≫
≪スポーツ用品各社にとって五輪は最大のイベント。加えて中国市場は今後の急拡大が見込める。≫
だそうで、典型的提燈記事である。
中国共産党とミズノ、アシックスらが共同でカネを出して特集広告を出すのならまだしも購読料でカバーされている(という整理の)一般記事のしかも1面トップで「商機狙え」と命令されちゃうとはね。米国では「北京五輪ボイコット」がもはや極論としてではなく実際的選択肢として論じられはじめている昨今だ。開幕1年前の“お提燈”を頼むぜと中国共産党から日本のメディアへゲンメイが下っていることは想像に難くない。
日経のことを一流紙とは思っていないので、提燈記事はどうせ勝手に書けばいいが、見出しづくりの基本くらい守ってほしい。

十歩ゆずって≪北京五輪 商機狙う≫だろう。
どうしても中国共産党のためにこれを命令文にしたいのであれば、編集のイロハとしては≪「北京五輪 商機狙え」≫とカギカッコつきにして、スポーツ用品大手の思惑を引用した形にするものだ。参院選後、安倍首相叩きに一層うかれるメディアとて、新聞の一般記事の、しかも1面トップの見出しなら≪安倍首相退陣求める声≫≪安倍首相退陣も≫あたりが限界。

どうしても命令文を使って新聞社内の編集トップに媚びたければ≪「安倍首相おやめなさい」≫
とカギカッコつきにするだろう。市井(しせい)の声(?)を引用した、ことにして。
(社説の見出しなら、これは社の主張そのものという整理だから、とうぜんカギカッコは不要。)
いかに堕ちた朝日新聞でも、1面トップ見出しを≪安倍首相退陣せよ≫
と命令文で打つ蛮勇はあるまい。
……と思い巡らしたところで、あらためて昨6日の日経夕刊1面トップの
≪北京五輪 商機狙え≫
の大見出しを眺めると、その異常さよ。中国へのおべんちゃら記事は、日経紙面で“特区”扱いなのだとはいえ。