核実験で一度は下火北の資源中国再び触手鉄鉱石など 企業積極投資=中国、北に重油5万トン
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核実験で一度は下火北の資源中国再び触手鉄鉱石など 企業積極投資=中国、北に重油5万トン「次の段階」前に見返りか 韓国通信社報道(読売 8月6日 朝刊)
[概要]”地下資源の宝庫”として知られる北朝鮮を狙って、中国の企業が再び活気づいてきた。今月8月には、昨年10月の地下核実験で下火になった中国経済界の投資が、再び北朝鮮への投資拡大を狙って、中国各地で説明会を開催することが相次いで計画されている。 慢性的な資源不足に苦しむ中国は、2004年頃から北朝鮮の鉄鉱石や無煙炭の輸入に血眼になっていた。北朝鮮には鉄鉱石だけで埋蔵量が推定30億トン~40億トンとされる。また中国は最近になって自動車や家電産業に欠かせない亜鉛や銅にも触手を伸ばし、北朝鮮でレアメタルのモリブデンなども主な獲得対象にしている。北朝鮮の核実験後は国連安保理の対北朝鮮制裁決議を受け、中国は国境での貨物検査などを強化し、中国企業の対北朝鮮投資は「足踏み状態」になった。中国商務省によると、昨年の中国の対北朝鮮輸出入全体の伸びは、前年比7,6パーセント増と小幅だった。しかし今年は、中国・温州の私営企業「広寿集団」が605万ドルを投資して北朝鮮に合弁会社を作り、モリブデン採掘に乗り出した。また河北省の私営企業「らん河実業集団」も恵山銅鉱の開発権を取得した。このため今年は、昨年減少した輸入が42パーセント増(1月~5月)に転じ、大幅増になっている。北朝鮮から中国に鉱物資源の輸入も増えているとみられる。中国企業は北朝鮮への投資規模がどんどん大きくなり、投資熱が高まっている。中国政府も対北朝鮮の制裁解除を目指しており、こうした動きが中国企業の北朝鮮投資の”追い風”となっているようだ。韓国の聯合ニュースは複数の外交筋の話しとして、中国が今月中旬に、北朝鮮に重油5万トンを供与する予定と報じた。2月の6カ国協議の合意に基づき、「次の段階の措置」を履行する見返りという。合意では、北朝鮮が核施設の無力化とすべての核施設の申告を行う見返りとして、他の5カ国が重油95万トン相当の経済・エネルギー支援を提供するとなっている。今回、中国が供与する重油5万トンはこの一部。しかし北朝鮮はすべての核施設の申告をまだ行っていない。その履行前に北朝鮮に見返りを与えることに米国から異論が出る可能性が高い。
[コメント]4日前だっと思うが、北朝鮮の国内メディアは3ヶ月ぶりに金正日が部隊を視察(指導)したと報じた。これは心臓バイパス手術からの生還宣言である。心臓バイパス手術は先進国の医療水準では難しい手術ではないという。3ヶ月という体調回復期間も金正日の66才という年齢を考えれば、まずまず通常の回復ぶりであるそうだ。
それにしても中国の北朝鮮投資は異常に熱いものがある。これは金正日が生きているうちに、北朝鮮の地下資源にツバを付けておくという意味なのか。北朝鮮が崩壊して統一国家コリア国が誕生しても、中国は北朝鮮との契約書をかざし、コリア国から多額の賠償金を得るか、あるいは契約存続を求める気なのだろう。そのように考えれば、今の中国で重油5万トンのニンジンは安いものである。ちなみに重油5万トンあれば、北朝鮮で必要な電力2ヶ月分(火力発電)が賄える量だという。北朝鮮は先月にも韓国から重油5万トンの緊急供与を受けている。このときはアメリカも韓国の重油供与に同意している。だから今回、中国の重油供与にアメリカが異論を出すことが難しいのではないか。
アメリカや中国や韓国は、平壌で金正日の心臓手術を行ったドイツ医療チームから、金正日の詳細な体調データを入手していると思う。心臓バイパス手術前の検査のデータである。そのデータを分析した結果、余命期間を含めて金正日の体調加減で動いているように思える。そう思うのは中国、韓国、アメリカが、政治や軍事では理解出来ない動きを見せているからだ。北朝鮮が6カ国協議で合意した措置を取る前に、前倒しで供与(支援)するなど最たる例である。見返りとはニンジンを馬の目の前につるし、駆け出すためなのに、走る前からニンジンを馬に食べさせている。この様に今までは全く違う対応をどう読めばいいのだろうか。私はこれが金正日の健康状態と無縁ではないと思う。
しかし日本政府は何も知らされていない。それとも安倍首相の強引な続投は、金正日死亡間近を期待して、一気に世論の逆転ホームランを狙う気なのか。近日中に金正日が危篤になれば、北朝鮮に強硬だった安倍首相の支持率は回復する。事実は小説より奇なりというが、まさかそこまで安倍首相が運に恵まれているとも思えないのだが・・・・・。
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▼マスコミ以外の日本人で北京オリンピック応援に行くつもりの人なんているの? (大日本セキュリティ総合研究所)
20代後半女性の海外旅行 6年で33%減。
(以下 新聞記事引用)
日本人の海外旅行者数が、2001年の米同時テロ、03年の新型肺炎(SARS)での落ち込みを回復できずにいる。JTBの海外旅行リポートによると、06年の日本人の海外旅行者は前年比0・8%増の1753万人と3年連続で前年実績を上回ったが、わずかな伸びにとどまり、過去最高だった00年の1781万人は超えられなかった。04年以降の停滞の要因は20歳代の旅行離れにある。リポートによると、20歳代の海外旅行者は00年に417万人いたが、06年は297万人と120万人減少した。特に20歳代後半の女性が152万人から100万5000人へ33・9%減ったことが大きく、ニートやフリーターの増加、景気後退で若者の所得が低下したことも影響したようだ。ビジネス需要が多い35~49歳の男性は、00年から06年までに45万9000人増えた。60歳以上の男女は同期間に33万8000人増えた。ビジネスマンの出張や高齢層の旅行需要は増えているものの、人口減少とともに若者の旅行離れが進めば、将来的に市場が縮小する恐れがある。
引用終わり。(2007年8月5日11時42分 読売新聞)
直接、中国への旅行客減少に触れている内容ではないのですが、どう読んでも、SARSが出ている事を考えると、女性の中国方面への旅行客を中心に減少しているという内容ですね。もちろん、ビジネス客は伸びているのは当然です。ただ、これが来年の北京オリンピックを念頭において考えるとどうでしょう。20代後半の女性は、お金に余裕があり、それでいて、情報に敏感な世代です。つまり、彼女たちの動向が、やがては、老若男女の全世代に普及していくと考えられるでしょう。食品禍やSARSなどに代表されるような「不潔な中国」、サッカーでの反日行動でしめされるような「非友好的で危険な中国」という意識が徐々に広まり、たとえ、中国でオリンピックが開かれようとも行きたくないと考える人が全体的にもっと増えるのではないでしょうか。(ここ最近の中国に関する報道を見て、それでも中国に行きたいなんていう人は、よっぽどの変わり者でしょうね。) 北京オリンピックボイコット運動をされている人が日本でも目立つようになってきていますが、一般の日本人は、もうすでに、応援団として中国に行くことをボイコットしているようなものです。(ビジネスの関係で最初から中国にいれば、応援に行くかもしれませんが。)北京オリンピックは観客動員の面で既に失敗が目に見えているような気がします。
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▼ [灼熱地獄] 湾岸諸国の夏(連山:峰山政宏)
湾岸諸国の夏って、一体どのくらい暑いんだろうか?外気温が50度にも達する日中に、外をほっつき歩くと一体どうなるんだろうか? 日本に居住している時に、そのようなことを想像してみたことはありますが、自分がそのような場面に遭遇するとはまさに想定外の出来事でした。私が5月末にアブダビ首長国のアルアインに赴任してから早くも2ヶ月が経過しました。最も1年で厳しい季節を、実際にこの地域で過ごす事で鮮烈な体験を得る事ができました。以下はその体験を記載したものです。
アブダビ首長国の中で、アブダビに次いで、2番目に大きな町として知られるここアルアインは、アラビア語で「泉」を意味します。UAEの水需要のほとんどは海水蒸留水で賄われていますが、アルアインに限っては十分な地下水に恵まれているので古くからオアシス都市として親しまれ、夏の間は避暑地として長い間利用されてきました。
避暑地と言うんだからドバイやアブダビよりもアルアインは夏の間を過ごしやすいんだろうとこちらに来た当初は思っていたんですが、7月中旬には連日、50度に達するまで気温が上昇しています。最近は少し暑さも和らぎ、気温は40度前半から47度の間を行ったり、来たりしていますが、日中一番気温が高い時に外に出歩くと5分ぐらいで気分が悪くなりはき気がします。それで急いで家に戻る猛烈に汗をかき始め(暑すぎて外にいてもあまり汗をかかない。)夏の湾岸諸国の猛烈な暑さに思い悩まされることになりました。
UAEの夏がどれくらい暑いのかということを紹介するために、「強烈な太陽光が照り輝く日中に、生卵は目玉焼きになるのか」という実験をしてみました。取りあえず生卵をフライパンに置いたところです。
30分後、白身の方から固まって来ています。1時間後、黄身は半熟なんですが、太陽光で出来た目玉焼きの完成 !1時間半後、黄身にもすっかり熱が通り固まっていました。
結局2時間程度、太陽の下に放っておいた目玉焼きを折角なんで食べてみましたが、これは、何ともいえずまずかったです。太陽の熱でじわじわ暖められて、しかも溶かされた感じなんで、モチみたいになって、口の中で卵の黄身がまとまりつくのがまあ気持ち悪かったです。しかしながら、この地域の強烈な太陽の日差しがどの程度なのかということを日本の皆様に少しはお伝えできたのではないかと思います。
毎晩、寝る前に部屋の温度計を確認するんですが、35-40度ぐらい達しています。それで、エアコンをつけて寝るか、それともエアコンを切ってと寝るかというささいなことに毎晩思い悩やんでいます。そんなくだらないことで悩むなよとご叱責の声が聞こえてきそうなんですが、現在、家に設置されているエアコンって、ホテルやスーパーマーケットに置いてある業務用みたいに、ものすごく大きいんです。これは即刻、部屋を冷やさないと暑くて死んでしまうからというアラブの知恵なんですが、有り難い事にスイッチをポチッと押すと、すぐに部屋が冷えてきます。ところがこのエアコンが猛烈に部屋を冷やしてしまうので、しまいに凍えそうになってくるんですね。
よって、エアコンつけたまま寝ると、布団をぐるぐるまきにしても、朝は凍え死にそうなほど体が冷たいです。で、体がやたらに重いという最悪の朝を迎えるわけなんです。逆にエアコンつけずに寝るとどうなるかというと、全身汗だくになって、夜中の2時頃に悪夢にうなされながら目が覚めてしまいます。賢明な読者の方はタイマーつけて寝ろよと仰ると思いますが、そんな高等な機能はないわけでして、最近は上記の折衷案をとって寝る事にしています。
1. 寝る寸前まで部屋をエアコンでがんがんに冷やす。
2. それでも、猛暑のために朝方4時頃に汗だくだくで目が覚める。
3. 目が覚めてから、エアコン入れて、二度寝に突入。
UAEに来た当初は2.3の過程のことをよく覚えているんですが、最近無意識に立ち上がって、勝手に夜中にエアコンつけています。慣れって非常に恐ろしいです。
夏は以上説明したように、人間の生存を脅かすぐらい暑いので、昼のさなかに外に出歩く人は皆無で、家やオフィスなどエアコンが効いた所に閉じこもっています。外気温が50度に達した7月のある日、電力需要が地区一体でピークに達したので、一斉に停電を引き起こしました。その時の恐怖と言えば、人生で上から3番目以内に入るくらいすごいものだったんですが、たった数分の停電で温度が熱力学第2法則よろしく外気温にみるみる近づき、急上昇しましたが、10分程で電気が復旧してなんとか助かりました。人口増加に比例して電力消費量も急激に増加しているUAEは現在、発電プラントを急ピッチに増設しているんですが、膨大な電力需要に追いつくのが大変でいつも政府は新たな検討の見直しを迫られています。病院や空港施設を中心に分散型の電源パックアップの需要も今後、この湾岸諸国で増加するのではないかと思います。
Forecasters have said we are in for a few more days of super-hot weather thanks to scorching desert winds. But although the mercury may soar to sizzling heights, the air should remain fairly dry and therefore conditions outside will be reasonably bearable given the time of year. (和訳)天気予報士によると、焼けるような沙漠からの風のために、これから数日間以上は超高気温が続く。温度計は非常に高温を示すが、空気が極度に乾燥しているために、外の状況は一年のこの時期として"合理的に"我慢できるであろう。
Scorching desert winds keep temperatures high posted on 02/08/2007
まだしばらくの間、この地域の灼熱の暑さは続きそうです。日本置きましても日中の暑さは堪えがたく、わずかな打ち水に涼を追う季節が続くことと思いますが、時節柄、お身体ご自愛下さいますようにお願い申し上げます。アラブ首長国連邦アルアインより