首相続投宣言で自民党は史上最大の危機を迎える
▼福岡政行:首相続投宣言で自民党は史上最大の危機を迎える
(日経BP)(福岡 政行=白鴎大学教授)
前回のコラムにおいて福岡政行氏は、他の評論家などよりも、自民党に対して厳しい見通しを立てた。そして、結果は福岡氏の見込み通りとなった。自民党の獲得議席数は37で、選挙前に比べ27議席を失う歴史的惨敗を喫した。ただし、前回の展望記事で唯一はずれたポイントがある。安倍晋三首相の続投宣言である。はたしてこの先、自民党はどうなるのか。60議席を獲得し躍進した民主党の動きは? 参院選を総括すると共に、今後の政局について、福岡氏があらためて分析する。
*比例区の得票数で公明党が後退。自公連立にすきま風?!
7月29日に投開票となった第21回参院選の結果は、自民党の歴史的大敗。「自民党30議席台、民主党60議席」と、私の予測通りになった。選挙結果を改めて見てみると、1つ気になるポイントがある。比例区における得票数である。自民党は意外にも比例区での得票数をさほど落とさなかった。選挙戦終盤の週末に、敗色濃厚だった自民党が盛り返しを図った成果と、見ることができる。いっぽう公明党は、比例区における得票数を前回より減らしてしまった。なんとか大敗を回避しようとした自民党が、自らの票伸ばしに没頭した結果、自民・公明の選挙協力体制に異変が起きた。選挙活動の中で公明党もプッシュし、共に比例区の得票数を伸ばしていく、という協力が機能せず、ツケが公明党のほうに回ってしまった。私はそう見ている。小泉政権下では完全に近い形で機能したチームワークまでも乱してしまった。それほど自民党は、投票日ぎりぎりまでうろたえ、冷静さを失っていたのかもしれない。
*続投宣言は、支持率の大幅低下とポスト安倍の動きを加速させる
私の予測を大いに覆す出来事が、29日の開票中に起きた。安倍首相が「続投宣言」をしたのだ。今回の結果は、安倍首相が掲げていた40議席という最低ラインさえ下回るもの。しかも、自民党が1956年から守り続けていた参院議長のポストまで明け渡すこととなる。自民王国と呼ばれる岡山、島根、石川県などでも議席を奪われた。どこをどう見ても、明白な負け。国民は安倍政権に対して「ノー」と言ったのである。それにもかかわらず、なお「首相を続ける」と発言するのだから、前回紹介したように、やはり「安倍はKY」(関連記事)と言われてもしかたない。私はこの「続投」について、まだ予断を許さない状況にあると見ている。注目点は内閣支持率だ。「居直り」とさえ受け止められかねない今回の「続投宣言」により、支持率の劇的な低下が起こる可能性がある。遅くとも今週末までに、マスコミ各社は最新の内閣支持率を調査し、発表するはずである。選挙前の時点で、安倍内閣の支持率はすでに30%台中盤ぐらいにまで下がっていた。これは、サッカーに例えればイエローカードに相当する低さだと、私は考えている。では、近々発表される支持率が20%くらいまで落ち込んでしまったらどうか。これはもうレッドカード。一発退場を宣告されるレベルの数値だ。安倍首相と共に「KY」ぶりが目立つ今の自民党ではあるが、さすがにここまで支持率が下がれば、党内から「本当に続投でいいのか」、「9月まで内閣改造を待っていては、さらに支持は低下する」という声が上がるだろう。つまり、今のところ首相の「続投」を受け容れたかに見える自民党も、内閣支持率の低下を引き金にして、紛糾する可能性がある。「内閣改造程度ではダメだ」となり、一気にポスト安倍へ向けた動きが加速する可能性がある。そうなれば、前回も指摘したように、浮上する候補者は麻生太郎外相と谷垣禎一元財務相の2人。新しいリーダーは、蔓延する「KY」を断ち、政策面でも大胆な提言をしなければならない。変わろうとしていることを、行動で示すことができなければ、自民党は結党以来の最大の危機を迎える。
*政策論争は、より明確に“生活問題”へ
では、躍進して政権奪取の可能性が見えてきた民主党はどう動くのだろうか。初めて参院で第一党となった民主党が、社民党や共産党などと連合すれば議席の過半を占めることができる。多くのメディアが推測しているように、参院に回ってきた法案の審議をことごとくを止めるかもしれない。しかし私は、「小沢一郎代表はバランスをしっかり考えて行動するはずだ」と見ている。あまりにも強引に国会審議を止めていけば、そのことについて国民から批判を浴びかねない。時には数の力を発揮して、審議にかける時間を延ばす。また、時には国民から共感を得られるような常識的判断を下す。あるいは、自民党案にただ反対するばかりでなく、民主党独自の対案を提示するなどして、次期政権を担える政党としての期待を膨らませるように動くはずだ。逆に参院で民主党にイニシアチブを握られた自民党も、焦りを見せてはいけない。参院選直後だけに、国民は今まで以上に国会審議に目を向けている。自民、民主双方が、どこまで「強硬さ」と「まともさ」のバランスをうまく取れるか。そこに注目したいと思う。では、議論のポイントは何になるか。憲法改正などは、しばらくお休みの状態となるだろう。参院選の結果が示したのは「現政権に対するノー」だけではない。「もっと生活レベルの問題を解決してくれ」というメッセージも込められたものだったと私は見ている。生活レベルの問題とは、すなわち年金問題であり格差是正の問題だ。参院選で民主党は、これまで弱かった農村部で得票を伸ばした。その大きな原因の1つが、「自民党案よりも大胆な農家保障」を提言したことだった。自民党はその民主党案に対して「財源を明確にしていない」などと批判してきたが、もはやそうした主張を繰り返してはいられない。自民党と民主党、どちらが国民の生活に深くかかわろうとしているか。その姿勢を両党共に示さねばならないし、示していくはずだ。「国民の生活に直結する問題に対する取り組み姿勢」の競争を自民・民主が展開する。その結果次第で民主党への追い風が強まることもあれば、自民が盛り返すこともある。しかし、私自身は、2006年にあった永田寿康氏のいわゆる「偽メール」発覚事件のようなミスを民主党がしない限り、民主党優位の状況がしばらく続くものと見ている。また、今回の選挙が参院だった点も、自民党にとっては痛い。参院は衆院と異なり解散がない。少なくとも次の改選がある3年後まで、いや今回の当選者が改選となる6年後まで、民主党の参院における数の優位は続く。
*11月には総選挙もありうる
あらためて総括すれば、今回の参院選は自民党の歴史に残る痛恨の大敗だった。短期的に見ても、中長期的に見ても、今回被ったマイナスをリカバーするのは、並大抵のことではない。そして民主党にとっては、大勝利の選挙だった。今こそ政権獲得に向けた最大のチャンスが到来している。今後の注目点を整理しよう。自民党について言えば、まず安倍首相の「続投」が実現するのか、それとも総裁選へ突入するのかが最初の注目点。そして劣勢を強いられる国会運営において、「生活問題」にかかわる大胆な政策をどこまで打ち出していけるかどうかが次の注目点だ。民主党については、「参院での優位性をいかに上手に活用できるかどうか」の一点につきる。しかし、これらの注目点がどのような展開となるにせよ、政局は確実に衆院解散~総選挙へ流れようとしている。どんなに遅くとも、これから半年以内に総選挙となる公算が大きい。早ければ、この秋、11月に行われてもおかしくはない。自民党には時間がないのだ。今吹いている逆風は、そうとうの強さだ。「今から1カ月後に現首相のまま内閣改造をする」などとのんびり構えていては、とても跳ね返せない。民主党政権が誕生し、本格的な二大政党の時代がスタートする可能性も十分ある。もしもそうなれば、今回の参院選は日本の歴史における大きな分岐点として記録されることとなる。第21回参院選は、それほど大きな意味を持つ選挙だったのである。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ようちゃんの意見。↓
★確かに阿部政見はスピードが遅い!特に卑近な足下には!生活苦の無い良い家柄の二世、三世の世襲議員が多いから庶民の緊急な生活苦や不安は、気がつかないのだろう。高邁な21世紀に向かう日本の行くへに憲法改正が緊急だけれど、垂れ流しテレビのいつもの日常は低俗な番組ばかりが流れていて、中国の軍拡など危険な食品も上滑りで、段ボール豚まんは偽のヤラセ放映で関係者が罷免された報道で1件落着し沈静化してる。ずっとこういう状況が継続する中国大陸の人民、特に農民戸籍の生活レベルや暮らしの詳細を報道しない。都市に流れ込んだ建設労働者の賃金保障がやっと決まったが 何と「一日600円」なのです、時給600円では無い!
~~~~~
次回は、マスコミを抱きかかえて、好き勝手に自民党の悪口ばかり
流させず、民主党の悪口も平等に流すようにできないかねえ。
民主党だって、5億円も土地ころがしやマンション購入で儲けている。
しかも、政治に使うべきお金で!儲かったのに税金も払っていないらしい。
どうみても、マスコミの追求が甘い。
それに、選挙中の報道も、「姫のトラ退治」などとまるでトラが悪者で
あるかのようなキャッチコピーを展開している民主党の女性を中心に映したり、
自民党の議員のおじいさの耳たぶを大写しに映して汗が一滴ニ滴と、
耳たぶから首筋をしたたり落ちる様子などをことさら強調していた。
誰も、じいさんの汗など見たくはないって、分かっているのに。
あれは、わざとでしょう。まったくフェアーじゃない。
テレビ局の連中は、民主党が勝ってほしかったのかな。
テレビ局には、大勢在日が入り込んで仕事をしているらしい。
北朝鮮や在日は朝鮮総連に厳しい安倍首相が嫌いだし、なまけものの
自治労も、民主党を応援している。
民主党には、昔の田中角栄の時代に活躍していた人がたくさんいる。
多くの国民が民主党を選んだということは、
みんなは変化を嫌ったのだ。テレビがしつこく映し出す赤城議員の
ばんそうこうの顔も嫌ったのだ。自殺する議員のことも嫌ったのだ。
自民党をお仕置きするのが嬉しかったのだ。
民主党が財源を明確にしていなくても民衆受けがすることを言えば、
民衆はそれで良かったようだ。
民主党のマニュフェストは、読んでいないから、好きなことを書いていても
大丈夫だったようだ。あのマニュフェストがそのまま実行されれば、
沖縄はチュウゴク化して、そのままチュウゴクになりそうだし、
在日やオームや部落民が「人権無視された!」と訴えれば、いくらでも、
日本の法律以外の基準で弾圧されそうな、変な法律ができそうだし、
チュウゴク人3000万人が日本に移民してきそう。毎年10万人の
チュウゴク人留学生が日本に入ってそのまま在日チュウゴク人に
なりそう。チュウゴク人はできるだけ日本にずっと住み続けようとするだろうから
チャンスがあれば永住権をとるだろうし、帰化もする人もいるだろう。
民主党は、在日外国人には、都合の良いマニュフェストを書いている。
でも、日本の民衆は、そんなものを読まない。テレビや新聞が全てだ。
農業や漁業を手厚く保護すると財源も無いのに大きなことを言っても
大丈夫だ。民主党がそれで票を伸ばしているんだから。
昔の自民党がしていたように、公共事業で地元の土建会社が儲かっていたら
田舎の人は自民党に入れただろうから、土建会社が儲かるような仕事も
少しは与えなければならないようだ。用もなく日本の自然が壊されて
いらない道路ができるのは終わりにしてもらいたい。自民党は、かなり
公共事業を抑えていらない道路を作らないようにした。
その結果、土建関係の田舎の人が
自民党から離れて民主党に入れたのだから、
自民党はちゃんと経費節約をしていたということだ。
ちゃんと、仕事をしたから田舎人の自民党離れが起こったわけだ。
民主党がまじめに、公務員を減らして官僚制度を潰して
官僚の天下りを止めさせて田舎のどうでもいい公共事業ができないように
したら、田舎の人はどうするつもりだろう。
また民主党から離れて自民党に入れるのかな。
もしも、民主党が本当に官僚制度を潰したら面白いけど、官僚たちが
応援しているのが、民主党だし、自治労の人が民主党の議員に
なっているから、それはありえない。現在、官僚で、何度も天下っている
人は、改革をしようとする自民党を離れて安全な民主党に入れているのだから
民主党が官僚制度をぶっつぶしてくれるなどとは、期待できない。
日本は、民主党が保守で、自民党が改革をしようという党になっている。
たぶん、民主党は官僚制度を潰せないと思う。
日本の民衆は自民党におしおきをする思いで自民党から民主党に入れた
のだと思う。
民主党が何もいい仕事をしなかったら、また6年後は民主党におしおき
をするつもりなんだだろうな。その時に、日本の立場が、チュウゴクに
対してちゃんと外交ができるような状況だったらいいけどな。
自民党は、選挙前に増税と受け取られるようなことをしない方がいい。
地方税が増えて、他の税が安くなったから、結局同じ額だと言うけれど
会社の女子たちは、それはウソで、結局税金が増えていたと言って
激しく自民党対して怒っていた。
働く女性が全員、税金をたくさん取られた怒りをあらわすために
選挙で民主党に入れたのかもしれないじゃないか。
国民は自分のサイフの中しか見ていないようなので、次回の選挙は
「生活が一番!」のようなくだらないもので、いいでしょう。
日本の国民はその程度の頭しかないようだから、もっと日本政府は
国民を啓蒙しないといけない。
世界の状況に目を配るようにして、日本の立ち位置について、もっと
考えるようにもっていかないと。
日本が周りの国に取り込まれて国が無くなれば、日本国民の年金も消えるし、
生活も苦しくなるし、自由も無くなるし、日本国民が無くなるんだってことに、
気がつくようにしないとね。
チベット人はナサの一角に集められて、街角には監視カメラがたくさん
漬けられていてチベット人は監視されている。
女性は大勢子供を産めないように避妊手術が施されているし、
チベット人も子供は、あまりチベット語がわからないようになっている。
お土産の店はオーナーも売り子も漢人だし、漢人が大勢移り住んで
いるから、チベット人の割合はどんどん減ってきている。
チベット人が減って漢人が増えたら自然にチベットは無くなる。
香港も、テレビでチュウゴクの観光の番組が常に流され、自分たちが
チュウゴク人だという感覚が徐々に植えつけられている。
香港のトップは、チュウゴク政府が選ぶので香港人は自由な選挙で
香港の政治家を選べない。香港人の郷愁をさそう観光のスポットは、
いとも簡単にチュゴク政府によって潰されている。古いから新しくすると
いう単純な理由だそうだ。いくら香港人が反対しても、一度チュウゴク政府が
決めると、誰も逆らえないのだった。香港に入ろうとした人権団体の
活動家は、空港で足止めされてそのまま台湾に送り返された。
台湾から入った宗教家たちも、最初から情報が入っていたらしく、全員
香港の空港から台湾に送り返された。香港には大陸からチュウゴク人が
大勢入り込んで、元からいる香港人の仕事を奪っているそうだ。
そんな風に、チュウゴクは、チベットや香港で経験を積んでいる。
一度、チュウゴクに占領されたら、チュウゴクは徹底的にそこを
チュウゴク化してしまう。日本にチュウゴク人が底なしに増えるのも
非常に危険だってこと。民主党が言うように、3000万人もチュウゴク人を
日本に移民させたら、4人にひとりがチュウゴク人ってことは、もう日本じゃ
なくなるってことになりかねない。
愚民が多い民主主義の国も困ったもんです。民主主義の国の国民はもっと
賢くないといけない。by日本のお姉さん