処女航海を終えた安倍丸 | 日本のお姉さん

処女航海を終えた安倍丸

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罵愚と話そうより「処女航海を終えた安倍丸 」

安倍総理としては、夏の参院選までは、小泉内閣が残した党内の軋轢を緩和し、タカ派の爪を隠して融和を図る戦略だったとおもう。民主党が、話し相手にならないほど虚弱になり、なにをやっても国会内に波乱は起きない環境だった。そこで党内議論を回避して派閥均衡、論功行賞、お友達の悪意の批判のすべてを満足させた人事が、第一次安倍内閣だった。党の内外から敵対勢力が絶滅して、安穏な数ヶ月が楽しめるはずだった。
 この作戦は、裏目に出て、完全に破綻した。戦後レジームにとじこもりたいジャーナリズムの悪意の中傷にさらされて、立ち往生したのは、森内閣のときとおなじ構図だった。お茶の間でバラエティー番組を見るのが、政治参加と錯覚している有権者の誤解が、それに同調して安倍総理の戦略のミスを拡大して傷口をひろげた。
 この失敗の悪天候のななかから、安倍丸は本格的な営業航海に出帆するわけだが、ここでまた、安倍首相は参院選惨敗の結果をうけて、挙党一致内閣をつくろうというが、これって、おなじ失敗をなぞっただけの失敗のくりかえしではないのか。参院選惨敗の原因分析をまちがえていないか。おなじ戦略のミスをくりかえしているようにみえる。
 つまり、安倍さん以外の日本人の誰一人として、政治の安定とか安穏な永田町なんか希望してはいないのだ。激動の連続ドラマを見たいのだよ。首相が、だれにも遠慮せずに、その理想を本音で国民に語りかける政治を希望している。批判や反論には、説明責任を果たして納得をえる。なにも政治家がテレビカメラに向かってぺこぺこ頭を下げる必要はないのだ。マスコミの好評は期待しない。おもねらずに、マスコミ批判も野党への反論も、堂々と言えばいいのだ。アグレッシイブな首相像を、国民は望んでいる。
 衆参逆転の情況は、あたらしい国会運営で対応すればいい。衆院を決議機関として、最終決議には2/3規定の発動を遠慮せず、連発すればいい。圧倒的多数の数の威力の行使をためらう必要はない。それは民意を受けて委任された権力だから、民主主義の社会では、多数決は正義だ。反対に参院を議論をつくす場として、ハイレベルの政策検討の場として活用するとともに、それに対応できない欠陥議員やなんでも反対野党や議論にあたいしない政策を、国民の目にさらすことで与党の政策の正当性をうったえていけばいい。良識の府としての参議院を、その理想にあわせてまっとうに活用することになる。


 あたらしい内閣では、閣僚は幼稚園児じゃぁないのだから、不品行や政治資金や舌禍は自己責任だ。首相の任命責任なんかない。自己責任を果たせない人物は、みずからの判断で指名を固辞するように、あらかじめ宣言したうえで、組閣する。無能大臣の更迭は遠慮するな、恐怖人事でいい、大臣も代議士も使い捨てでいい、すくなくともテレビ桟敷の観客には、その印象が伝わるように、改造前から宣言しておく。個人的な事情を顧慮することなく、国家目標最優先の政治を構築する。


 それでは、その国家目標とは何かの議論だが、そのまえに、近い将来に健全な保守二党体制の構築を視野に入れて、自民党からは「美しい日本」に共感できない代議士を放逐する。民主党からは市民運動や旧社会党からもぐりこんできた古いタイプの革新グループを放逐する。旧55年体制からまぎれ込んできたがん細胞の摘出手術が必要だと思う。


どちらが先になるのかは、わからなかったのが、今回の参院選挙の結果、自民が割れやすくなった。つまり、腐敗物質が逃げ出して民主党にもぐりこみやすい状況が生まれたと思う。もしも、それが大量で、政権維持がむつかしくなったときには、解散総選挙をためらわないことだ。


 小泉・安倍ラインに継続した改革続行が内政の最大の争点になる。社保庁職員の首をきれない、相変わらずのばら撒き農政を提案する小沢一郎の政策は、その経歴とおなじ田中角栄以来の自民党の旧体質だと思う。改革か、逆行かの議論の断面を鮮明に提示することで、つぎの総選挙をいつも用意しておく。なんといっても、解散権は総理のものなんだから。


 そのうえで、安倍丸の最終目的地は戦後レジームを脱却して憲法改正になる。これこそが、自民党結党以来の党の国家目標だと思う。自民党総裁が、党綱領に明示された目標にまい進するのに、だれにも遠慮はいらない。燃焼しつくしてもらいたいものだ。


 最後に、失敗を恐れない。失敗してもいい。先鞭をつけるだけでもいい。

バブル崩壊後の金融改革のときも、結局、遅きに失して何百倍もの無駄な予算をつぎ込む結果になったのだが、竹中平蔵の先見性や歴史的存在感は、いささかもくもることはなかった


おなじように、万が一、安倍内閣が途中で討ち死にしたとしても、最後まで憲法改正の方向性を失わなければ、いずれ、つぎか、つぎの次の内閣が、それを達成することは、歴史的必然だと思う。岸信介の安保改正をうわまわる、あるいはむしろ維新の達成をみることはなかった吉田松陰や高杉晋作に匹敵する歴史的役割を引き受けたとしても、それはそれで本望ではなかろうか。
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The planet earthより「麻生首相を待望する 」
麻生外相「内閣改造で重厚な人を配せ」 安倍首相続投は支持
8月1日13時5分配信 産経新聞

 【マニラ=赤地真志帆】麻生太郎外相は1日午前、マニラ市内で同行記者団と懇談し、9月の内閣改造・党役員人事について「安倍晋三首相が若いし、当選回数からいって経験の絶対値が少ないのだから、周りでそれを補える重厚さのある人を配していくべきだ」と述べ、主要ポストに実力者を配置すべきだとの考えを示した。
 麻生氏は首相続投について「安倍さんが内閣改造を含め敗戦処理をし、その後も内閣、自民党を立て直していく覚悟を決めたんだと思うので、決断を支持していくべきだ」と表明。自民党総務会などで首相への退陣論が出ていることについては「総務会がしんと静かになったら自民党じゃない。大いに出てくる批判をいかに受け止めて対応するかという話で、覚悟の問題だ」と語った。


 参院選大敗の原因については、地域間格差解消で効果的な対策を取らなかったことが原因との見方を示し、地方の党組織の再建が急務との認識を示した。安倍首相が内閣人事で若手を積極起用したことも「国家に対する国民の信頼をとらえ切れなかったのが最大の反省点だ」と述べた。
 また、麻生氏は次期自民党総裁選への対応について「きちんと総裁選があるという前提なら、この前も出たし、意欲はある」と指摘。選挙後の世論調査で、次期首相に期待する声が高まっていることについては「そういった期待、世論が高いのは感謝しなきゃいけない」と述べた。

最終更新:8月1日13時5分

安倍政権が退陣して麻生政権になったほうが良い。郵政選挙で大敗した岡田民主党がそのまま続いても、挽回は不可能だろう。一度、国民の信任を失ったら信頼回復は難しい。閉塞感を打開するなら早いほどいい、こういうときに変化が必要だ。もし麻生政権で自民党が変わらなかったら誰が首相になっても同じかも。自民党は国民生活水準を上げないと社民党と同じようになる。安保条約で日本に米軍基地がある限り、日本は半独立国家なのだから自民党が経済でも国防でも独立政策を採らないといけない。極端に言えば自民党は米国寄りで民主党は中国寄りだから、自民党が改善していくしかない。自民党が駄目なら政界再編が必要だ。尖閣諸島を中国領土としている中国を信用できると言い切れる人は少ないと思う。米国は沖縄を返還したが、中国は絶対に返還しないな。中国と似ている韓国が竹島を侵略して居直っているのが良いお手本だ。
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ようちゃんの意見。↓
★どっちにしろ、開き直って、しっかりと日本の舵取りをやれる「決断」「迅速」「確実に射止める」など半端躊躇するような優柔不断な態度は 国民が納得しない!!毅然と粛々とやれ!!

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自民党に入れた人は、安倍首相に首相をやってもらいたい人ばかり

なんだから、なんでたかが参議院の選挙結果ごときで、安倍首相が首相を

辞めるべきだと言う人がいるのか、不思議なんです。

自民党に入れた有権者の気持ちは無視していいのか。

わたし、変な事、言っていますか?by日本のお姉さん