防衛省発表 小池大臣会見概要
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おき軍事です。
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◎◎◎ 大臣会見概要 [ http://koike.okigunnji.com/
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■【7月24日防衛省発表 小池大臣会見概要 (10時01分~10時18分)】
小池大臣会見概要
1 発表事項
私の方から4件発表事項があります。1件目は、防衛監察本部を
9月1日から新設致しますが、その円滑な運営の確保を目的に、
防衛省内に防衛監察本部の準備本部を設置します。
これは、8月1日からの施行です。準備本部長、準備本部副本部長、
準備本部副本部長補佐をもって構成し、準備本部長以下合計
21名態勢になります。詳細については、担当者に聞いて下さい。
2件目は、先程、豪のネルソン国防大臣と電話会談を致しました。
先ずは就任挨拶という事でございます。
会談の内容については、今年の3月に安全保障協力に関する
共同宣言、先月に日豪防衛相会談、「2+2」等、最近、日豪間
の防衛協力が進展しているわけでありますけれども、それらについて
のこれまでの流れをお互いに確認すると同時に、部隊間などの
防衛交流を促進していく事、防衛当局間で行っている防衛交流に
関する覚書の改訂作業等をしっかり行っていきたいという事を
こちらから申し上げました。
先方からもそれについて「了解」という同様の発言がありました。
時間は、9時半から約15分間お話しをする事が出来ました。
環境大臣当時も、豪でハワード首相、ダウナー外相、カウンター
パートであった環境大臣等とご一緒した事などについてもお話しを
させて頂いたところであります。
3件目は、本日午前11時から、第3回情報流出対策会議を行います。
この会議は、防衛大臣が議長となりまして、情報流出事案の再発防止に
取り組むため、専門家のご意見なども伺いながら、この対策を講じて
いこうというものでありますが、
本日は、第1回の会議で決定された対策の進捗状況について報告
を受け、残念ながら更に様々な情報が流出している現状などを受けて、
さらなる対策についての意見を伺い、また議論をしていただくということで
ございます。会
議のメンバーの相原さんはNSCの会議で貴重な意見をいくつも頂戴し
た方でございますし、江畑謙介さんは私がキャスター時代からの古い
つきあいでございまして、良いアドバイスを頂戴することがこれまでも
何度もございました。
その他、データセキュリティ等の専門家の方々と議論をするということ
で、私は情報流出については大変重要な会議だと認識しております
ので、早速第3回目として開くこととしたものであります。
それから4件目でありますが、昨日、駐日イラク大使の方から、中越沖
地震の被災地を訪れたいと私宛に電話がございまして、被災された方々
のお見舞いとともに災害派遣を行っている自衛隊員を激励したいという
ことでございました。
現地でのサポート等、防衛省・自衛隊としても今、調整しているところで
あります。詳しく決まりましたら、ピンナップさせていただいて、時間、どこ
に行くか等については皆さんにお伝えをして参ります。昨日電話で大使
ともお話ししましたが、イラクで人道復興支援活動を行った経験のある
自衛隊員が、現在、新潟で被災者を支援しているということ、
それからイラクから陸上自衛隊が撤収してほぼ1年ということでござい
ますので、感謝の意味をも込めて現場の自衛隊員を激励し、
当然被災地のお見舞いもしたいということでお話がございましたので、
進めていきたいと思っております。
2 質疑応答
Q: 監察本部のお話ですが、本部長を外部からということも検討するという
ことでしたが、人選はどのようになっているのでしょうか。
A: 今、鋭意調整しているところでございます。選考状況でございます
けれども、現時点で名前等を現出するところまで行っておりませんけれ
ども、今絞りつつあるということであります。
Q: 7月22日に大臣が沖縄に行かれまして、仲井真知事と1時間
ほどお話をされたということで、大臣の方から仲井真さんに特に
普天間についてどういうお話をされたのか、お聞かせ下さい。
A: 沖縄での米軍再編問題は、もちろん普天間のみではありません
ので、その他の地域の跡地利用の話等を沖縄担当大臣でもありました
ので、全体としてどういう形がいいのかということについて、いい意見
交換ができました。
普天間については、これまでの様々な流れがございます。
沖縄の主張についても良く理解をしているところでございます。
また、政府として日米間の合意ということがベースであることについては、
言うまでもありません。
私は防衛大臣という立場でお会いしていますので、その意味で今一度
お互いの考え方ということについて、改めて確認をしたということです。
私はこのことについては、普天間の移設ということがまず出発点として
ありまして、更に沖縄の負担の軽減ということがその根底にあるわけ
ですから、この点については、お互い真摯な調整もし、そして理解を深
めていくという努力を重ねていきたいと思っております。
今回は、何よりも私の防衛大臣就任のご挨拶と、それから一時心配
したのですが、仲井真知事が軽い脳梗塞を患われていたということで、
そのお見舞いということでありましたが、ご本人はとてもお元気だった
ので、大変安心もしたところでございます。
沖縄県知事選で私も仲井真応援に何度も入りました。
その意味でも応援した仲井真知事がこれからしっかり沖縄で行政の
長として、リーダーシップを発揮していただけるようになるからこそ、
応援した甲斐があったなと思いたいと考えています。
Q: 閣僚の失言についてなのですが、麻生大臣がコメの中国の輸出
などについて、アルツハイマーを引き合いに出したりとか、山本拓農水
副大臣が松岡さんの事務所費を芸者の花代に使ったとか、こういう
失言が相次いでいるのですが、この辺りの参院選への影響をどのよう
にお考えでしょうか。
A: あまりに言葉狩りになることは良くないと思いますけれども、しかし
一方で色々な方の受け止めがあるわけですから、そこに思いを致す
というのは政治家として当然のことだと思います。
また街頭演説であるとか、1000人規模で皆さんが集る会場において、
ただただ政策を語るというだけではどうも会場が盛り上がらないという
ことがあって、ついついある意味で一言いいたくなる気持ちもわからない
ではないのですが、しかしその言葉が持つ意味をどう考えていくのか。
私もキャスターをしておりましたので、一言一言で色々な反応があって、
例えばちょっと口にした不祥事に関係する会社名が、他の地域に同
じ会社があるとそこが「営業妨害だ。」と言ってすごい文句を受けたこと
もありますし、これは放送だけでなく政治の世界でポリティカリィ・
コレクトという言葉がありますけれども、それはやはり心していかなけ
ればならないと思っています。
選挙戦もあと5日(選挙前の会見)ということでこれからますます
気候も、選挙への熱も高まって熱くなっていくと思いますが、
そこはいつもしっかり心していきたいと思っております。
皆さんは失言を期待されるのでしょうけれども、それにお応えする
ことは残念ながらできないと思っています。
Q: ネルソン国防大臣との会談の具体的なやり取りをお願いします。
A: 先程申し上げたことに尽きているのですが、日豪間という、米国も
そうでありますけれども、基本的な価値観の共有、それから米国の
同盟国としても戦略的な利害が一致しているということで、
更にはアジア太平洋地域のパートナーであるといったことなど、
日豪間の認識について、まずは共有したということが1点です。
それから、共同宣言や「2+2」などのこれまでの接点があ
りますので、それを更に推進していきましょうということでの一致。
それから「できるだけ早い機会にお会いしたい。」ということで、お話を
させていただきました。
Q: MDの推進については。
A: 個々の課題については触れておりません。今日は就任挨拶という
ことで、個別の分野についての話はしておりません。
Q: 防衛交流については。
A: 防衛交流については、覚え書きの改訂作業を双方の事務レベル
でやっておりますので、将来に向けての日豪間の防衛交流を拡充して
いくということで、
しっかり作業を進めましょうという点で一致をしたところです。
Q: 今の発言の「基本的な価値の共有」というのは小池大臣の方
からお話しして向こうも了としたという流れですか。
A: そうです。
Q: 沖縄の仲井真知事との面談の中で、次の普天間の移設協議会
の開催について早期に開催したいというところで一致されたということ
ですけれども、その中で仲井真知事の方は今のところ政府案の修正を
求めていて、その件と、3年以内の閉鎖に対する回答という方向で
何か得られなければ、ちょっと開催はまだできないかなということも
示されているわけですが、それについては。
A: 私と知事とが直接お話しした内容については、詳細は申し上げま
せんが、やはり協議会は早期に設けましょうということで、私は一致
していると思っております。
そのアジェンダについてはお互い調整しながら、そしてまた早期の
開催が実現できるようにこれからも進めていきたいと思っております。
具体的な日取りということは調整をしながら設定を進めていきたいと
思っております。
Q: 一部報道でステルス性能を持った実験機を作ろうという構想が
あって、これに概算要求で予算をつけようという話が出ているそうなの
ですが、大臣のコメントをお願いします。
A: ステルスはなかなか見えないのでよく存じておりませんけれども、
防衛省として予算要求に計上するといったことで決定をした事実は
ございません。
実際にこれまでの色々な技術をまとめ上げて、ヴァーチャルではなくて
実際に飛ばすということについての研究についての重要性は認識して
いますけれども、20年度の概算要求に計上するということについては、
まだ明確な決定ということには至っておりません。
Q: 今の「決定はしていない」というお話は、「まだ検討段階」だというレ
ベルなのでしょうか。
A: 先日、中長期の技術見積もりで先進的な将来の戦闘機技術を
示したわけでありますけれども、こうした方向を踏まえながら検討を
することになります。いずれにしても決定した事実はありません。
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軍事情報 第306号(自衛隊ニュース)
平成19年(2007年)7月31日
配信元:おきらく軍事研究会
☆ 発行責任者:エンリケ航海王子
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