イスラエルからのニュース
2007年7月29日(日)
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*米国が、サウジアラビアに衛星誘導弾など高度な武器を売却へ。イス
ラエルへの武器援助も増額し、軍事バランスの維持に努める。また、
サウジアラビアに提供する武器には性能制限をかける。(H,P,Y)
*閉鎖されたラファ検問所のエジプト側に取り残されたガザ住民を、イ
スラエル経由でガザに移送へ。ハマスはイスラエルが移送を管理する
ことに反対しており、妨害工作を行う可能性もある。(H,Y)
*ヘブロン近郊で木曜日、国防軍の銃撃により負傷者が出た事件で、兵
士が偽証か。実際にはパレスチナのタクシーを奪って通行人に銃撃を
行ったことが判明した。軍事警察が捜査を行っている。(H,Y)
*自治政府の新政策綱領から史上初めて武力闘争が除外されたことが判
明。女性の地位向上や環境対策なども含まれているという。(P,Y)
*ハマスが職員の一部に給与の部分支給を開始。自治政府はハマスに雇
われた職員には給与の支払いを停止している。(H)
*ガザでフェンスに爆弾を仕掛けていた2人の武装勢力を国防軍が殺害。
アルアクサ殉教団のメンバーと見られている。(Y)
*2年前にガザなどから入植地を撤去した一方的分離政策は間違いだっ
たとの意見が59%。正しかったとの意見は29%に減った。(P)
*猛暑のため15歳のイエシバ学生がハイキング中に脱水症状を起こし
転倒。頭を強く打って死亡した。(Y)
*7年ごとに来るシュミタ(安息年)が今秋から。ユダヤ人は耕作が禁
じられるため、前回はガザから野菜を輸入したが、今回は困難なため、
超正統派は西岸地区からの購入を準備している。(P)
2007年7月30日(月)
****************************************************
*自治政府ではガザでの惨敗に関する調査委員会が60人のファタハ幹
部を断罪。しかし、ファタハ内の新旧世代の権力抗争の影響で、公正
な調査が行われていないとの不満が噴出している。(H,P)
*ガザで侵入作戦を行った国防軍部隊が、小休止中に居眠りした兵士を
置き去りにして退却。目覚めた兵士は曳光弾で位置を知らせ、独力で
帰還した。点呼時に同僚が「代返」をしたもよう。(H,Y)
*エジプトに取り残されていたガザ住民数千人のうち101人がイスラ
エル経由でガザに移送された。残りの人々も順次移送される。(H,P)
*第二次大戦中にナチスと戦ったパルチザンのユダヤ人兵士の記念碑が
ヘルツェルの丘に建設へ。元パルチザン兵の運動が実った。(H)
*ロシアが250機の高性能戦闘機スホイ30をイランに売却へ。米国
のサウジアラビアへの武器売却に対抗した動きと見られている。(P)
*国際的に批判を浴びたカナ村の爆撃事件から1年。問題の建物がミサ
イル発射拠点だったと示す映像の公開が遅れたため、情報戦で完敗し
たことを教訓に、国防軍はメディア対策を強化している。(P)
*自治区全体の世論調査で68%が早期総選挙を希望。ハマスの支持率
は15%に急落し、ファタハの支持率は42%に回復した。(H)
*米国の福音派が「クリスチャンの中にもパレスチナ国家の設立を求め
る声は多い」とする書簡をブッシュ大統領に送付した。(P)
2007年7月31日(火)
****************************************************
*政策綱領から武力闘争を除外しても、パレスチナ人には武力闘争を行
う権利があると、自治政府のファイヤド首相が語った。ハマスなど過
激派から「裏切者」等として激しい非難を浴びたため。(P,Y)
*バラク国防相が兵役忌避者の増大に懸念を表明。予備役に招集された
生徒や従業員に不利な扱いをする教師や雇用主、兵役忌避者を賞賛す
るオピニオンリーダーらを激しく非難した。(H,P,Y)
*アラブリーグ代表がカイロに集まり、ブッシュ大統領の中東和平演説
に対する対応を協議。米提案を評価するとしたが、あくまでアラブ和
平案が中東和平の基礎になるべきだとの立場を確認した。(P)
*国防軍がガザでアルアクサ殉教団のメンバーが乗った車をミサイル攻
撃。メンバー3人と通行人が負傷した。アルアクサ殉教団は、自治政
府の武力放棄に反発してテロ実行を目指していると発表。(Y)
*中東和平を願う学者の団体が、英国における学界のイスラエルボイコ
ットに反対キャンペーン。1万人以上が署名した。(H,P)
*ペレス大統領がインタビューで「アッラーよりも原爆を礼拝している」
とイランのアフマディネジャド大統領を批判。イランは失業やインフ
レなど国民生活を無視して核開発に走っている。(P,Y)
*イエシバ(ユダヤ神学校)でも、先週から8月中旬までベイン・ハズ
マニームと呼ばれる夏休み。学生の事故が相次ぎ、ラビは「遊びを控
えて、勉強のため心身を整えよ」との指令を出した。(H,Y)
*死海のエンゲディで50歳、体重160キロの旅行者が心臓発作を起
こし死亡。猛暑のため脱水症状を起こしていた。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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*米国が、サウジアラビアに衛星誘導弾など高度な武器を売却へ。イス
ラエルへの武器援助も増額し、軍事バランスの維持に努める。また、
サウジアラビアに提供する武器には性能制限をかける。(H,P,Y)
*閉鎖されたラファ検問所のエジプト側に取り残されたガザ住民を、イ
スラエル経由でガザに移送へ。ハマスはイスラエルが移送を管理する
ことに反対しており、妨害工作を行う可能性もある。(H,Y)
*ヘブロン近郊で木曜日、国防軍の銃撃により負傷者が出た事件で、兵
士が偽証か。実際にはパレスチナのタクシーを奪って通行人に銃撃を
行ったことが判明した。軍事警察が捜査を行っている。(H,Y)
*自治政府の新政策綱領から史上初めて武力闘争が除外されたことが判
明。女性の地位向上や環境対策なども含まれているという。(P,Y)
*ハマスが職員の一部に給与の部分支給を開始。自治政府はハマスに雇
われた職員には給与の支払いを停止している。(H)
*ガザでフェンスに爆弾を仕掛けていた2人の武装勢力を国防軍が殺害。
アルアクサ殉教団のメンバーと見られている。(Y)
*2年前にガザなどから入植地を撤去した一方的分離政策は間違いだっ
たとの意見が59%。正しかったとの意見は29%に減った。(P)
*猛暑のため15歳のイエシバ学生がハイキング中に脱水症状を起こし
転倒。頭を強く打って死亡した。(Y)
*7年ごとに来るシュミタ(安息年)が今秋から。ユダヤ人は耕作が禁
じられるため、前回はガザから野菜を輸入したが、今回は困難なため、
超正統派は西岸地区からの購入を準備している。(P)
2007年7月30日(月)
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*自治政府ではガザでの惨敗に関する調査委員会が60人のファタハ幹
部を断罪。しかし、ファタハ内の新旧世代の権力抗争の影響で、公正
な調査が行われていないとの不満が噴出している。(H,P)
*ガザで侵入作戦を行った国防軍部隊が、小休止中に居眠りした兵士を
置き去りにして退却。目覚めた兵士は曳光弾で位置を知らせ、独力で
帰還した。点呼時に同僚が「代返」をしたもよう。(H,Y)
*エジプトに取り残されていたガザ住民数千人のうち101人がイスラ
エル経由でガザに移送された。残りの人々も順次移送される。(H,P)
*第二次大戦中にナチスと戦ったパルチザンのユダヤ人兵士の記念碑が
ヘルツェルの丘に建設へ。元パルチザン兵の運動が実った。(H)
*ロシアが250機の高性能戦闘機スホイ30をイランに売却へ。米国
のサウジアラビアへの武器売却に対抗した動きと見られている。(P)
*国際的に批判を浴びたカナ村の爆撃事件から1年。問題の建物がミサ
イル発射拠点だったと示す映像の公開が遅れたため、情報戦で完敗し
たことを教訓に、国防軍はメディア対策を強化している。(P)
*自治区全体の世論調査で68%が早期総選挙を希望。ハマスの支持率
は15%に急落し、ファタハの支持率は42%に回復した。(H)
*米国の福音派が「クリスチャンの中にもパレスチナ国家の設立を求め
る声は多い」とする書簡をブッシュ大統領に送付した。(P)
2007年7月31日(火)
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*政策綱領から武力闘争を除外しても、パレスチナ人には武力闘争を行
う権利があると、自治政府のファイヤド首相が語った。ハマスなど過
激派から「裏切者」等として激しい非難を浴びたため。(P,Y)
*バラク国防相が兵役忌避者の増大に懸念を表明。予備役に招集された
生徒や従業員に不利な扱いをする教師や雇用主、兵役忌避者を賞賛す
るオピニオンリーダーらを激しく非難した。(H,P,Y)
*アラブリーグ代表がカイロに集まり、ブッシュ大統領の中東和平演説
に対する対応を協議。米提案を評価するとしたが、あくまでアラブ和
平案が中東和平の基礎になるべきだとの立場を確認した。(P)
*国防軍がガザでアルアクサ殉教団のメンバーが乗った車をミサイル攻
撃。メンバー3人と通行人が負傷した。アルアクサ殉教団は、自治政
府の武力放棄に反発してテロ実行を目指していると発表。(Y)
*中東和平を願う学者の団体が、英国における学界のイスラエルボイコ
ットに反対キャンペーン。1万人以上が署名した。(H,P)
*ペレス大統領がインタビューで「アッラーよりも原爆を礼拝している」
とイランのアフマディネジャド大統領を批判。イランは失業やインフ
レなど国民生活を無視して核開発に走っている。(P,Y)
*イエシバ(ユダヤ神学校)でも、先週から8月中旬までベイン・ハズ
マニームと呼ばれる夏休み。学生の事故が相次ぎ、ラビは「遊びを控
えて、勉強のため心身を整えよ」との指令を出した。(H,Y)
*死海のエンゲディで50歳、体重160キロの旅行者が心臓発作を起
こし死亡。猛暑のため脱水症状を起こしていた。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp