今回の参院選挙後の心配
ようちゃん、おすすめ記事。↓
大日本セキュリティ総合研究所 今回の参院選挙後の心配
自ら進んで危険な道を行く自民党。
やっぱり、自民党は弱体化しているのですね。2005年の郵政選挙の大躍進は、小泉ドーピングという感じで一時的なものだったんでしょうね。今回の大敗北後の自民党の対応を見ていると、安倍さんの後継者がいないので、消去法で安倍続投が決まるというような状態です。これは最悪の結果だと思います。マスコミは未だに安倍包囲網を敷いているわけで、今後もこの状態は変わらないと思います。マスコミが反自民となっていれば、民主党の法案審議の宙吊り戦略ができるわけで、政界再編への圧力になります。もし、安倍退陣で再スタートをきっていれば、「法案審議の宙吊り戦略」をやった場合の批判の矛先は民主党に向かったはずですが、安倍続投で「民意を無視した安倍政権への対抗措置」というお墨付きを与えてしまったも同然です。ただ、安倍続投で自ら進んで危険な道を行く自民党ですが、見てる方としてはそちらの方が面白いですね。また、町長選挙や議会選挙が今年後半にも控えていますが、今回の続投がボディブローのように効いて来るでしょう。
しかし、安倍さん続投してどうするつもりだろうか?
安倍さんが宇野内閣より1議席多いだけの大敗にも関わらず、続投すると宣言しております。勝算があるのなら勝負しても良いと思いますが、果たして、強制続投の勝算はあるのでしょうか?
結論を言えば、勝算無しだと思います。いくら、衆議院の優越があり、自民党与党勢力が三分の二を占めているとはいえ、それでさえ微妙です。自民党衆議院議員(もしくは、公明党)がたったの7人、野党側に寝返れば与党系は三分の二以下(321人以下)の勢力になってしまうわけです。
そうなると、
日本国憲法第59条 法律案は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、両議院で可決したとき法律となる。
2 衆議院で可決し、参議院でこれと異なつた議決をした法律案は、衆議院で出席議員の3分の2以上の多数で再び可決したときは、法律となる。
3 前項の規定は、法律の定めるところにより、衆議院が、両議院の協議会を開くことを求めることを妨げない。
4 参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取つた後、国会休会中の期間を除いて60日以内に、議決しないときは、衆議院は、参議院がその法律案を否決したものとみなすことができる。
以上の内容が重くのしかかって来る訳です。
つまり、法律が全く通らなくなる。ひょっとしたら、小沢の事ですから、10人やそこらは自民党の不満分子を引っ剥がす算段はできているかもしれません。
もしくは、自民党の一派閥が、「安倍さん。あんたが辞めなければ、俺たちは野党へ行くぞ。」と言えば、どっちにしろ辞めざるを得なくなるわけです。
今の安倍内閣の実力では、不満分子を一人も出さないなどという芸当など望むべくもありません。どう考えても、速やかな政権禅譲しか道は無いはずです。妙に頑張ったら、小沢に不満分子を引き抜かれて政局になる可能性が高くなります。誰か、安倍さんに諫言できるような人はいないのでしょうか?
哀願熟女罵倒系選挙戦略の勝利。
びっくりしましたね。保坂三蔵が落選するとは。私は、丸川珠代に入れるのは何だなと思って、保坂に入れたのですがねぇ。しかし、丸川珠代は魔性の女ですね、味方の自民党議員を後ろから、なで斬りにしての当選ですからね。恋愛関係じゃなくとも、関わった男どもをすべて踏み台にしてのし上がっていくみたいな。
こんな候補者見たことありません。ミソギ選挙でもないのに、初立候補から謝りっぱなしなんですから。テレビでも、選対本部長の平沢勝栄に罵倒され、頭を垂れっぱなしの丸川が映っていましたね。しかし、あれがかえってよかったのかもしれません。功を奏して、同情票が丸川に集まったのでしょう。また、「おっさんに散々罵倒された後、涙で目をウルウルさせたままの美人熟女が哀願するように投票を訴える。」というやり方が、一部、そういう趣味のある男性票を集めたのかもしれません。「哀願熟女罵倒系選挙戦略」というところでしょうか。私は丸川珠代のウルウルでは投票しません。滝川クリステルにウルウルされたら絶対投票しますが...。
しかし、当ブログで比較的に好意的に取り上げたフジモリも落選しましたね。私はどうも「逆占い婆」的なところがあって、好意的に取り上げた人が駄目になる傾向があるようです....。