地方が危ない!?「危ない!人権条例」のブログより
ようちゃん、おすすめ記事。↓
地方が危ない!?「危ない!人権条例」のブログより
▼パンとサーカス ~情と利の下半身政治から決別を~
安倍首相率いる自民党が今回の参院選で大敗を喫しました。
その理由・原因は色々あるでしょうが、ひとつ、あまり語られていない視点で今回の参院選を語っている方がいます。
城内実ブログ ◎ 政 治 ◎ お疲れさまでした
http://www.m-kiuchi.com/2007/07/30/senkyo-2/
参議院選挙の結果を知り、改めて日本の政治の流れが変わったと思った。ひとことでいうと、いわゆる構造改革(カイカク=改悪)路線に対して国民がノーをつきつけたということであろう。
東北、四国、九州といった自民党王国で自民党がぼろ負けした意味はなんなのであろうか。
カイカクが庶民のためのものではなくて、一部の大企業、個人、団体のためのカイカクであることを有権者が肌で感じ取ったのである。自民王国の静岡県でも民主と自民の票差が大きかった。
私が親しかった有能な参議院議員の方々も自民党という看板を掲げているだけでのきなみ討ち死にした。(中略)
今回の結果をどう自民党執行部は受け止めるのであろうか。目先の利益(ライブドア、村上ファンド)に目がくらみ、
これまで長年応援してきた名もなき一人一人の自民党支持者を裏切ったからこういう結果となったのではないか。
庶民の気持ちを踏みにじった自公連立政権に対して有権者は猛省を促し、原点に帰れということではないか。
今回当選した方々、落選した方々、悲喜こもごもであるが、心からお疲れさまでしたと言いたい。
・・・・・・私はこの城内氏の意見に全面的に賛成するわけではありませんが、結局、足で票を稼いだ小沢民主党が、小泉・竹中以来の上からの改革を訴える現在の安倍自民党に対する潜在的な不安をうまく掬い上げた、という側面はあるのでしょう。
ただ、安倍さんは虚業としか呼べないIT産業中心の旗手を中心としたいわゆるヒルズ族路線とは明確に袂を分かっていて、日本のものづくりを中心とした実業中心の改革路線へとその舵を切ろうとしていました。
それだけにその途上で国民がそれを見放してしまった、というのは惜しい気がするのです。
小沢氏は旧来の地方への予算配分による利益調整型自民党政治家の張本人であった方ですから、その本人が話を聞いてくれるのであればあるいは・・・と考えた向きも多かったのではないかと思います。
ですが、これは所詮「昔の夢よ、もう一度」の淡い期待であることを理解するほうがいい。
現実解としては、やはり日本の産業の競争力をもう一度復活させて世界に対して伍していくこと、しか日本の未来が開ける、ということは有り得ません。
しかし、その過程で経団連がやってきたことはあまりにも酷い。
トヨタの自動車工場しかり、シャープの亀山工場しかり、地元の雇用になればと思って必死になって企業を誘致する工業団地に平気で外国人留学生をビザが切れるまで働かせては入れ替えていく。
企業の重役がいかに人的コストを切り詰めるか電卓を叩きながら、家に帰ったら息子の将来の就職を心配していたり、それぞれ必然はあるにしても、総体としてみれば結局笑い話にもならないような事ばかりです。
だから、教育から日本を立て直すという安倍さんの話は正しかった。
かつ、市場におけるルール(これは明文化された法によるものだけでなく市場における慣習というものも含む)を公平に適用し、政府はそのジャッジメントに徹する、という形であれば過剰な行政の肥大を招くこともなく民業の発展に寄与することも出来たでしょう。
惜しむらくは、それを説明して国民の理解を得ることが安倍さんには出来なかった。
小泉さんの語った「夢」がある意味で現実のものになったとき、それに有権者はずっと不安を覚えていたわけで、その何でもグローバルスタンダードな路線は当然政治のほうで修はしつつも、そのことをもう少し国民にうまく伝える方法はなかったものだろうか・・・と、その点がひょっとすると安倍氏には見えていないような気がするので、非常に惜しいとも思うのです。
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安倍首相率いる自民党が今回の参院選で大敗を喫しました。
その理由・原因は色々あるでしょうが、ひとつ、あまり語られていない視点で今回の参院選を語っている方がいます。
城内実ブログ ◎ 政 治 ◎ お疲れさまでした
http://
参議院選挙の結果を知り、改めて日本の政治の流れが変わったと思った。ひとことでいうと、いわゆる構造改革(カイカク=改悪)路線に対して国民がノーをつきつけたということであろう。
東北、四国、九州といった自民党王国で自民党がぼろ負けした意味はなんなのであろうか。
カイカクが庶民のためのものではなくて、一部の大企業、個人、団体のためのカイカクであることを有権者が肌で感じ取ったのである。自民王国の静岡県でも民主と自民の票差が大きかった。
私が親しかった有能な参議院議員の方々も自民党という看板を掲げているだけでのきなみ討ち死にした。(中略)
今回の結果をどう自民党執行部は受け止めるのであろうか。目先の利益(ライブドア、村上ファンド)に目がくらみ、
これまで長年応援してきた名もなき一人一人の自民党支持者を裏切ったからこういう結果となったのではないか。
庶民の気持ちを踏みにじった自公連立政権に対して有権者は猛省を促し、原点に帰れということではないか。
今回当選した方々、落選した方々、悲喜こもごもであるが、心からお疲れさまでしたと言いたい。
・・・・・・私はこの城内氏の意見に全面的に賛成するわけではありませんが、結局、足で票を稼いだ小沢民主党が、小泉・竹中以来の上からの改革を訴える現在の安倍自民党に対する潜在的な不安をうまく掬い上げた、という側面はあるのでしょう。
ただ、安倍さんは虚業としか呼べないIT産業中心の旗手を中心としたいわゆるヒルズ族路線とは明確に袂を分かっていて、日本のものづくりを中心とした実業中心の改革路線へとその舵を切ろうとしていました。
それだけにその途上で国民がそれを見放してしまった、というのは惜しい気がするのです。
小沢氏は旧来の地方への予算配分による利益調整型自民党政治家の張本人であった方ですから、その本人が話を聞いてくれるのであればあるいは・・・と考えた向きも多かったのではないかと思います。
ですが、これは所詮「昔の夢よ、もう一度」の淡い期待であることを理解するほうがいい。
現実解としては、やはり日本の産業の競争力をもう一度復活させて世界に対して伍していくこと、しか日本の未来が開ける、ということは有り得ません。
しかし、その過程で経団連がやってきたことはあまりにも酷い。
トヨタの自動車工場しかり、シャープの亀山工場しかり、地元の雇用になればと思って必死になって企業を誘致する工業団地に平気で外国人留学生をビザが切れるまで働かせては入れ替えていく。
企業の重役がいかに人的コストを切り詰めるか電卓を叩きながら、家に帰ったら息子の将来の就職を心配していたり、それぞれ必然はあるにしても、総体としてみれば結局笑い話にもならないような事ばかりです。
だから、教育から日本を立て直すという安倍さんの話は正しかった。
かつ、市場におけるルール(これは明文化された法によるものだけでなく市場における慣習というものも含む)を公平に適用し、政府はそのジャッジメントに徹する、という形であれば過剰な行政の肥大を招くこともなく民業の発展に寄与することも出来たでしょう。
惜しむらくは、それを説明して国民の理解を得ることが安倍さんには出来なかった。
小泉さんの語った「夢」がある意味で現実のものになったとき、それに有権者はずっと不安を覚えていたわけで、その何でもグローバルスタンダードな路線は当然政治のほうで修はしつつも、そのことをもう少し国民にうまく伝える方法はなかったものだろうか・・・と、その点がひょっとすると安倍氏には見えていないような気がするので、非常に惜しいとも思うのです。
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ようちゃんの意見。↓
★小泉改革が進む中にあって、従来、地方の自民党を支えてきた組織は次々と弱体化していった。
●ゼネコン→公共投資削減のあおりを食らって衰弱した。
●地方議員→市町村合併のために絶対数自体が減った。
●郵便局→郵政民営化で敵に回してしまった。
●農業団体→衰退にますます拍車がかかった。
人は怒りは忘れるが「恨み」は忘れません。これらは皆地方なのです。地方には都会のような大企業の集積地域は無いのです。東京や中京地区とは違います。地域の地場産業が壊滅状態の上に、一番人が働いてる職場が破壊されたのです!
★小泉改革が進む中にあって、従来、地方の自民党を支えてきた組織は次々と弱体化していった。
●ゼネコン→公共投資削減のあおりを食らって衰弱した。
●地方議員→市町村合併のために絶対数自体が減った。
●郵便局→郵政民営化で敵に回してしまった。
●農業団体→衰退にますます拍車がかかった。
人は怒りは忘れるが「恨み」は忘れません。これらは皆地方なのです。地方には都会のような大企業の集積地域は無いのです。東京や中京地区とは違います。地域の地場産業が壊滅状態の上に、一番人が働いてる職場が破壊されたのです!