これをアメリカに指摘されることもまた恥 | 日本のお姉さん

これをアメリカに指摘されることもまた恥

ようちゃん、おすすめ記事。↓

▼20代携帯族はノマド ▼オレは巡業なんか出たくないのだ!。

▼年金が争点の参院選は日本の恥 

~これをアメリカに指摘されることもまた恥↓

▼20代携帯族はノマド worldNote
FACTA:パソコン見放す20代「下流」携帯族
ある携帯サイトの掲示板に「もうPCは要らない」と書き込んでいた20代の男性は、見習い期間を終えたばかりの美容師。朝早く出勤して開店準備、帰宅も夜11時を回ることが少なくない。土日は書き入れ時で休めないし、予約を入れてくれる指名客を逃さないよう平日ものんびり休んでいられない。休日は週に1日あるかないか。仕事でPCを使うわけではないから、わざわざ自宅にPCを据え、月額数千円もするブロードバンド(高速大容量)回線を引く必要を感じないという。ここに浮かぶのは「格差社会」ではないのか。PCが操作性や安定性からみて未熟な製品であることは事実だが、ホワイトカラーは当分、PCインフラに依存しなければ仕事ができない。しかしブルーカラー、あるいはフリーターは必ずしもPCを必要としない。ノートブックで十数万、デスクトップで最低 7~8万円するPCを買うカネも時間も置く場所もないのだ。
なるほど、グラフを見ると10代と30代以上はまあ普通なのに、20代だけおかしい。30代も微減傾向がある。ワーキングプアの問題が影を落としている可能性は確かに感じられる。ただ年代として当然に、ライフ全ポンにアクティブ(ノマド=遊牧民)であるため、携帯に頼らざるを得ないとも考えられる。実家を離れてしまうと、いきなり生活費を切り詰める必要が出てくるとも考えられる。

費用だけ見ると、ブロードバンドも安いものなら結構安い(3000円以下とか)。PCは高いと言っても、安いものは10万円以下である。携帯ユーザーの多くは、数千円代の後半くらいの出費は当たり前だろう。ADSLは何と言っても定住生活の産物である。
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ようちゃんの意見。↓
★将来では無く、もう情報格差社会・知識格差社会が出現してる!知の格差はとても不利な立場からの脱出も不可能にするのでは。
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▼オレは巡業なんか出たくないのだ!。「江草乗の言いたい放題」
相撲取りは本場所さえちゃんと活躍すればあとは自由に過ごしてもいい。一年間の労働日数は90日だけだ!と朝青龍が思っていたのかどうかはわからない。だが、彼が仮病で夏巡業をサボったということはどうやら事実のようである。産経新聞のWEBサイトから次の記事を引用したい。

朝青龍の夏巡業全休を決定 サッカー問題で相撲協会
腰の疲労骨折で夏巡業の休場届けを出しながら、モンゴルでサッカーに興じていた横綱朝青龍(26)について日本相撲協会巡業部は27日、東京・両国国技館で緊急会議を開き、夏巡業を全休させると決めた。夏巡業は8月3日から東北、北海道など17カ所で開催するが、朝青龍の行動に対し、開催地の勧進元やチケット購入客から巡業部へ抗議が殺到。大島巡業部長(元大関旭国)は「参加しなくても結構」と突き放した。師匠の高砂親方(元大関朝潮)によると、朝青龍は30日に日本に戻る予定。朝青龍が提出した診断書が発表され、内容は「左ひじ内側側副靱帯(じんたい)損傷、左尺骨神経障害、急性腰痛症、第5腰椎(ようつい)疲労骨折で約6週間の休養、加療を要する」だった。巡業は日本相撲協会から興行権を買った勧進元が主催する。横綱の晴れ姿を見込んで協会と勧進元との間で契約が交わされる。朝青龍の行動は勧進元に興行権を売った協会、ファンにチケットを売った勧進元双方の顔に泥を塗った。

だからといって、巡業に朝青龍を参加させないのが妥当な処分なのか。骨折した体でも巡業に参加し、塗った泥を拭うのが筋だろう。今後は横綱に事情聴取し、協会としての処分も下されよう。このときの協会としての態度が重要だ。これまでのような甘い対応では、ファンは納得しない。引退勧告、出場停止…。厳しい姿勢で臨まなければならない。昭和24年秋場所、横綱前田山は腸カタルの診断書を提出して途中休場した。翌日、前田山は日米親善野球が行われる後楽園球場に姿をみせ、新聞に載った。協会は「その行動、不謹慎」とし、引退届を出させた。同じ高砂部屋で繰り返す横綱の汚点。指導、監督すべき師匠への処分も当然だろう。けじめをつけなければ、大相撲を支える人が足音を立てて、去っていく。(奥山次)(2007/07/27 21:15)

夏巡業をサボろうとしていた朝青龍が詐病の診断書を提出して、実際はサッカーをして遊んでいたというこの事件、どうやらただじゃすまないかも知れないのである。巡業はどうやら力士の義務らしい。本場所以外でもこうして拘束があるのだ。過去に朝青龍を擁護する記事をこの日記に書いていたオレも、さすがにこれだけは擁護できない。職場放棄じゃないか。
朝青龍にどんな処分が下るのかわからない。最も重い場合はいますぐに廃業届を出させてモンゴルに帰ってもらうという処分になるだろうか。せっかく横綱が二人になって盛り上がってきた時に水を差された感じのこの事件、相撲ファンを裏切るものである。

普通の人ならきっと「左ひじ内側側副靱帯(じんたい)損傷、左尺骨神経障害、急性腰痛症、第5腰椎(ようつい)疲労骨折で約6週間の休養、加療を要する」という状況なら満足に歩くこともできずに相撲どころかサッカーもできないだろう。ところがサッカーはどうも全力プレーのようである。明らかにウソの診断書であり、本当はぴんぴんしているはずだ。相撲協会も舐められたものである。ここは問答無用で廃業届を出させるべきなのだろう。
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▼年金が争点の参院選は日本の恥

 ~これをアメリカに指摘されることもまた恥~(アジアの真実)
【2007参院選】何たる選挙戦(2)「醜聞・年金だけの争点は恥だ」 :産経
 今回の参院選は、日本が今後国際的にどんな役割を果たすべきか、安倍晋三首相が示したビジョンへの賛否が問われるべきだと思っていたら、一連のスキャンダルと年金制度の管理ミスだけが争点のようになってしまった。これはシェーム(恥)だと思う」
今の選挙のキャンペーンを「恥」という激しい言葉で評したのは、米国の若手日本研究学者マイケル・オースリン氏である。米国大手紙への7月上旬の寄稿だった。(中略)そのオースリン氏をAEIに訪ね、改めて問うと、いかにもこの世代の日本研究者らしい知日度の高さと従来の枠からの脱却を思わせる解説がはね返ってきた。「宮崎県に住む日本人の妻の両親とよく話すので、年金問題の重要性もよくわかります。しかし、米国のスカートの背後から足を踏み出すという意味の『戦後レジーム(体制)からの脱却』を戦後生まれの若い安倍首相が唱えたいまの日本は、まさに歴史的な分岐点にあると思う。日米同盟をどうするか。中国の拡張にどう対応するか。憲法9条や防衛政策をどうするか。世界にどう貢献するか。今後の30年ほどの国の進路を決めるエキサイティングな時期でしょう。そんな時の国政選挙なのに醜聞と年金だけ、というのはあまり残念という意味で『恥』と評したのです」ワシントンの戦略国際研究センター(CSIS)研究員でオースリン氏と同じ世代の日本の政治・安保の専門家ニック・セーチェーニ氏は「どの国の選挙でも主要な争点は国内問題になりがちですが」と前置きしながらも、「いまの日本は日米関係の在り方一つとっても、どんな政策が適切なのか、さらに国際的により大きな役割をどう果たすか、非常に重要な課題に直面しているのに、参院選では目先の問題にのみ込まれた観です」と、類似した失望をにじませた。ただし、今後誰が首相になっても、そうした対外的な重要課題からは逃れられないだろうという。中略)この点、オースリン氏は次のように語る。民主党も政権の獲得を真剣に考えるならば、世界における日本というビジョンを大きく描かねばならないが、代表の小沢一郎氏は『永遠の革命家』という感じです。いつも闘いを挑むけれども、自分自身がどんな政策を有しているのか、不明という意味です」一方、オースリン氏によれば、安倍氏は「より強い日本、より自信ある日本」を目標に、民主主義や市場経済を基盤とし、安保努力の増強や日米同盟の強化を目指すという点で、是非は別にしても、政策の方向は明確だという。そうした政策目標は、これまた是非は別にして、日本という国家の在り方、そして日本国民の生き方の根幹にかかわる選択であろう。だがその是非が少しも論じられない日本の参院選の現状を、オースリン氏は「恥」という言葉で率直に批判したのだった。(ワシントン 古森義久)
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明日に迫った参院選挙ですが、産経に面白い記事がありました。この選挙は日本の「恥」であると。記事中にある通り、このまま事なかれ主義を貫き、世界の中で埋没する国になるのか。それとも戦後レジュームから脱し、新たな立場を模索していくのか。現在の日本はまさに分岐点に立たされています。参院の任期は6年あり、途中解散もありません。今後6年の日本を任せる議員を選ぶ重要な選挙です。それなのにマスコミや野党が選挙の争点として騒ぎ続けるのは年金と閣僚の問題発言に対するスキャンダルのみ。外交問題や、今後の日本の在り方に言及するマスコミはほとんどありません。憲法改正問題にすらほとんど触れられません。

本当にこれらのことを考えず、目先の問題にだけ飲み込まれた選挙となれば、この記事の通り日本の「恥」と言われても仕方がないでしょう。そしてそんなことをアメリカから指摘されるというのもまた「恥」です。選挙まであと2日。有権者の方には、テレビや新聞だけの目先の報道に捕らわれず、今後の日本を任せる上で様々な点を考え、各党のマニフェストや政策を吟味し、有意義な一票を投じて頂きたいと思います。