ロシア、北極を自国領土とする計画に着手 | 日本のお姉さん

ロシア、北極を自国領土とする計画に着手

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▼ロシア、北極を自国領土とする計画に着手(米流時評)

北極点直下まで大陸棚から地続きかを証明のため ロシア原潜調査船と砕氷船を派遣
非常に気になるニュースを読みましたので、お伝えしたいと思います。


ロシアが「北極は自国領土だ」と主張して、その論拠を証明す調査のために、原潜やら原子力砕氷船を繰り出した、というのです。
今年3月のNATO軍事協定ミュンヘン会議での爆弾発言、「NATOはアメリカの警察犬だ」以来、メディアに浮上するたびに「冷戦の再来」的な問題発言を繰り返してきたプーチン。

当初、攻撃の対象はブッシュ政権の野心だと受け止められていましたが、今月に入って急遽その矛先は英国へ。

昨年11月に世界を騒がせた元KGBスパイ・リトヴィネンコの毒殺事件をめぐって、その死因がポロニウム210という放射性物質であっただけに、真犯人は国家機密諜報レベルの仕業となり、暗殺指令を受けたスパイがやってきたのは果たして赤い国からか、それともユニオンジャックのお膝元かをめぐっていまだに諸説紛々。

英国政府がロシアの元エージェントに逮捕令状を出した時点から、二国間の外交関係も急速冷却。

今月に入って英露両国間では、お互いの外交官に国外退去命令を出す始末。

米露から英露へとシフトした急速な次世代冷戦の展開が、まず背景として存在します。


北極圏はロシア・米国・カナダ・ノルウェー・デンマークの5カ国の管理化にあると国際法で決められていますが、今回のロシアの主張は、従来の世界の常識を覆す利己的なターニングポイント。


文字通り「北極をめぐるポール・シフト」として、各国間に議論の火種を撒いたように思えます。

この「大陸棚=自国領」セオリーが通ってしまうと、北海道もシベリアからの陸続きだ、などと言い出されかねません。


長年のメディアウォッチの経験からも、この動きはただごとではなく思えるので、予定していたビンラディン関係の記事を後日に回して、この記事を先に掲載します。


プーチン政府「北極はロシアの領土」
地球温暖化に伴って増大する北極の流氷は、北極圏を共有する国々の間ではぞっとする効果があるだろう。ましてやロシアの船が北極の極地点目指して向かっていると聞いたら、なおさらである


今回ロシアが実施する極地探査計画は、小型潜水艦を送り込んで北極点の海底にロシアの国旗を埋め込み「北極はロシア政府のものである」という象徴的なデモンストレーションを行おうという試みである。


「北極はロシアの領土である」探査計画推進役のアルツール・チリンガロフ副首相は、ロシアのテレビでこう宣言した。「わが国は、かの地に国旗を掲揚する最初の国となる予定です。ロシアの国旗が北極海海底の、北極点の直下に翻ります。」


ヨーロッパ大陸との地続きを証明する調査
今回のミッションは、北極の領土権を宣言しようとする国家間の競争の一部である。


その理由は、北極の海底には未曾有の豊かな原油と天然ガスが眠っているからである。それにもまして、異常気象で極地の氷山が解け出している一方で、この地域ではアジアと北米を直接つなぐ最短距離の航路を切り開いて、輸送経路の短縮による膨大な利益を計上した。


環境保護運動に携わる人々は、航路開拓による極地温暖化と、これまで保たれてきた極地の自然環境が地域経済の発展によって危機にさらされることを危惧している。
絶滅に瀕する北極グマ
すでに、北極の氷山が解けて夏期の氷山部分の総面積が著しく減少している昨今、このことはとりもなおさず、北極グマの棲息できる場所が激減し、今世紀中には種族絶滅の危機の瀕するだろうと推測されている。そんな折、ロシアの極地調査船「アカデミク・フィヨルドロフ号」は、ロシア北部のムルマンスク港から24日火曜出航する予定だったが、エンジン不調のために1日調整期間をとって、26日木曜に北極点への航海の途についた。
豊富な鉱物資源の採掘権を主張
今回の極地点探査プロジェクトに参加しているのは、原子力砕氷船の「Rossiya=ロシヤ号」である。ロシアの科学者たちは「北極点の海床は、地形学上ロシア大陸から大陸棚で連なっている」という証拠を発見することを目指している。ここ数日中に、2艘の小型潜水艦がアカデミク・フィヨルドロフ号から発進し、ロシア初回の探査計画の任務を遂行する予定である。その任務とは、前述のように「ユーラシア大陸と、北極点直下の深海を走るロモノゾフ海嶺とがつながっている事実を発見することである」と発表した。ちなみにこの海域は、北極点直下では13,000~15,000フィート (約3,962~4,572メートル) の水深となっている。
国際法で制定された北極圏5カ国
ロシアの科学者たちは、「ドイツ・フランス・イタリー3国を併せたサイズの巨大な北極の海底に眠る豊かな鉱物資源はロシア政府に採掘権がある」と、長らく主張してきた。この地域には、100億立方メートルもの炭化水素や、ダイヤモンド、金属塊などが眠っていると推測されている
また国際法の規定では、北極圏に入る国として、ロシア・米国・カナダ・ノルウェー・デンマーク (グリーンランドがあるため) 以上の5カ国が、それぞれの大陸棚から200マイル以内の経済権を制覇する。しかし、その大陸棚の末端の定義に関しては、議論百出である。


ようちゃんの意見。↓
★地球温暖化で北極の氷が溶けるとね、航路としての重要性も、海底資源開発の重要性も、桁違いに出てくるわけよ。
日本のお姉さんの意見。↓

クマで象徴されるロシアが、大艦隊を持って、最終戦争の地である

ハルマゲドンに向かうと聖書に預言されていると、昔からなんとなく

聞いていたが、なんでロシアが大艦隊を持つのか不思議だった。

北極の氷が溶けたら、そこも航路になりますねえ。なるほどね。

多分、ロシアから地中海に簡単に行ける航路ができるでしょうね。