護衛艦 16DDH巨大「ヘリ空母」完成間近 「参院選・マニフェストの読み方」
ようちゃんおすすめ記事。↓
■ ある宮内庁職員からの情報 (NIKAIDOU.com)
なんと由々しき事態である。「雅子妃殿下の妹が、創価学会員である」という情報だ。これは現役宮内庁職員からもたらされたものであり、一部の国会議員も確認している。当サイトは確認はしていないが、事実であった場合日本の国家の礎をなす天皇家に邪教が入り込む危険性があるため、確認なしでお届けした。
・・・思い出した。あいまいな記憶だが、たしか、妹たちの旦那が学会員ではなかっただろうか?妹本人も入信してしまっているのだろうか。いやはや、工作員はいろんなところにいるもんだ。秋谷クンに電話してみよう。それとも六本木ヒルズ近くの韓国料理屋の前で神崎を待ち伏せて聞いてみようかな。
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■皇室がどえらい事になっている? (大日本セキュリティ総合研究所 )
真実を抉って物議をかもす二階堂ドットコムさんから、またもや刺激的なエントリが出てまいりました。
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■護衛艦 16DDH巨大「ヘリ空母」完成間近(産経 7月25日 朝刊)http://
[概要]海上自衛隊の護衛艦では最大級になる「ヘリ空母(ヘリ11機搭載可能)」(基準排水量 1万3500トン)の建造がIHIマリンユナイッテド横浜工場で進んでいる。全長は195メートルで幅が33メートル。飛行甲板では同時にヘリ4機の発着が可能で、甲板前後に設けられる大型エレベーターで、艦内の格納庫にヘリ8機を収納して整備ができる。高度な指揮通信能力を保有し、洋上での航空作戦指揮能力も持っている万能艦だ。
艦対空ミサイルや高性能20ミリ機関砲、魚雷発射管、機銃(不審船対応)などでなどで武装している。来月23日に進水式が行われ、防衛省に引き渡され、武器や精密機器を搭載する艤装(ぎそう)を経て、平成21年3月に就役する予定。
[コメント]これをヘリ空母と呼ばなければ、どの艦を指してヘリ空母と呼ぶのか。この艦によって海自は洋上での航空作戦(ヘリ)が可能になる。まさに海自にとって悲願の空母(ヘリ)が誕生することになった。すでに2隻目の18DDHの建造が決まっている。最終的には4~6隻程度(4護衛隊群各1隻+海外派遣用2隻)の就役を目指すものと推測している。ちなみに16DDHとか18DDHという頭の数字は、建造が決定した平成00年度の年数を現している。そしてDDHとはヘリ搭載(H)の護衛艦(DD)という意味である。護衛艦というのは日本流の呼び名で、海外では駆逐艦(デストロイヤー)と呼んでいる艦種になる。
この16DDHには隠された高性能兵器として、FCS-3型多機能レーダーやOQSーXX水上艦用の低周波ソーナー、高性能な指揮通信・情報機能のATECS(水上艦用新戦術装置)を装備している。すなわち対潜作戦、防空作戦、対水上艦戦闘で、味方の航空機や艦船と連携して闘い、世界のトップレベルの戦闘性能を有する新造艦なのである。
また搭載するヘリは哨戒(対潜)ヘリのSH-60Jや60K(60Jの向上型)や、救難ヘリに使われているUH-60などがあるが、大型ヘリで新しく配備が始まったMCHー101(輸送・掃海)の運用が考えられる。また岩国基地に配備され陸自のVー107A(バートル すでに退役)の3倍の能力があるMH-53E(配備数10機)を運用することも可能だ。
また陸自のAHー64D攻撃ヘリやCH-47輸送ヘリを、この飛行甲板を使って洋上で離発着させる運用も可能である。例えば、陸自の特殊部隊である特殊作戦群の部隊(隊員)を乗せ、島嶼などで対遊撃戦を行うことも想定されている。だから単純に16DDHを対潜ヘリと呼ぶことはできない。
海自はまず16DDHのヘリ空母で航空作戦の運用に慣れ、将来は米軍のFー35機の導入が可能になれば、スキージャンプの飛行甲板を持ったV/STOL機を運用出来る軽空母建造に発展させることを考えていると思う。しかし16DDHには米海兵隊が配備しているハリアー戦闘機のようなV/STOL機を運用出来る強度はない。
蛇足ではあるが、中国には軽空母を建造(改造)したり、洋上作戦で運用出来る能力はない。
※写真は産経新聞(7月25日付け)より。飛行甲板の前後にある大きな穴は、ヘリ用の大型エレベーターで、これでヘリを艦内に収納して整備など出来る。艦橋はレーダーに映りにくいステルス構造になっている。また公表された16DDHでは最大ヘリ搭載機数を11機としているが、SH-60Kならば13~14機程度は搭載出来るはずである。外国なら軍艦や兵器の性能をオーバーにいう傾向があるが、日本の場合はわざと性能を落として発表するクセがある。周辺国が警戒心を強めないための配慮と、それにちょっとだけ日本国憲法に遠慮している。
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不安との訣別/再生のカルテ
■■■ 編集長 猪瀬直樹
参院選・マニフェストの読み方」
名古屋外国語大学教授 高瀬淳一
参院選ももう終盤である。結果が出ないうちからナンだが、選挙結果を見て
スカッとした気分になれる人は、どうも少なさそうである。
民主党の支持者であれば大幅議席増を喜ぶことができそうだが、それでも何
とも言えないもどかしさが残るにちがいない。なにしろ日本国憲法は衆議院の
優越を定めているのである。与党が衆議院で3分の2以上の議席を握っている
現状では、参議院選挙で勝っただけでは、政権交代はおろか、法案成立を阻む
ことすらできない。民主党支持者からは「これが衆議院選挙であったら……」
というため息が聞こえてきそうだ。
一方、与党の支持者のなかには、安倍政権がなぜこれほどまでに評価が低い
のか、首をかしげている人もいるにちがいない。人事での失策では目に余るも
のがあったにせよ、政策実現度だけで評価をするならば、安倍政権はけっして
他の政権に見劣りするわけではない。
経済政策や外交政策で大きな失点があったわけでもなく、むしろ短期間に重
要法案を次々と成立させてきたのである。郵政解散後の総選挙のさいに民主党
は「郵政だけが争点ではない」と主張したが、今回は自民党支持者たちが「年
金だけが争点ではない」と叫びたいところだろう。
わたしは選挙を前に、この漠然とした物足りなさをなんとかしようと、与野
党を代表する自民党と民主党のマニフェストをめくってみた。未来への展望が
さわやかに開けてこないものかと期待して見たが、結論から言えば、なおのこ
とスカッとした気分からは遠ざかってしまった。
そもそもマニフェストは政策論集であるべきなのに、まるで写真集のような
体裁になっている。力強さをアピールするためのゲンコツを握った写真、未来
を見つめているような上目遣いの写真……。どこかの広告代理店の言うがまま
に撮られたありきたりの写真が、どちらのマニフェストでも何ページにもわた
って掲載されている。
ようするに、「政策論集」なのに政策よりもまずは党首イメージで目を引こ
うとしているのだ。「良識の府」の選挙なのにイメージ合戦とは姑息な気もす
るが、勝つためには仕方ないことなのだろうか。
ちなみに、マニフェストに登場する党首の写真の枚数では、安倍総裁は小沢
代表よりも圧倒的に多い。なにしろほとんどすべてのページの下に帯のように
総裁の顔写真が並んでいるのだ。一方、代表の顔写真でのアピールに限界を感
じているのか、民主党は枚数では勝負しなかった。
その代わりに、小沢代表のライフヒストリーが2ページにわたって掲載され
ている。生まれてからこれまでの政治活動の歴史が、当然、よいことだけを選
んで載せられている。民主党のマニフェストは「民主党の政権公約」と題され
ているが、これでは「政権交代をもう一度してみたい」という個人の野望のア
ピールにしか見えない。
それでもたしかにマニフェストには政策の話が書いてある。政策論集にして
は党首イメージの強調の場になっているという欺瞞的側面には目をつぶること
にして、マニフェストに書かれているスローガンや政策を読んでみよう。
自民党のマニフェストには、相変わらず「美しい」へのこだわりが表れてい
る。わたしは、小泉改革の後の疲れをいやす意味からも、内閣のキャッチフレ
ーズに「美しい国」を掲げたことを慧眼と評してきた。だが、ここまで人事で
の見苦しさがつづき、しかも年金不安が高まっているなかで、「美しい社会と
暮らし」、「美しい故郷」、「美しい国、日本の指針を世界に示す」などと言
われても、国民はそこに「美」を感じられないにちがいない。
安倍内閣の支持率は低下しているのである。安倍総裁は「美しい国」という
言葉で国民の気持ちを惹きつけられる時期がとうに過ぎ去ったことに早く気づ
くべきだ(もしかしたら、すでに気づいたのかもしれない。現在の自民党ホー
ムページなどでは、「改革実行力」がメインの選挙スローガンになっている)。
一方、民主党のマニフェストには大きな字で「国民の生活が第一」とのスロ
ーガンが踊る。文面を見ると「国民は一方的に重い負担を強いられ……」と書
かれているので、重い負担を強いる側の人や、まったく負担を強いられていな
い人は、きっと「非国民」なのだろう。
ちなみに、このスローガンはわたし好みではない。民主党がイヤだからでは
ない。わたしは「国民」、「市民」、「生活者」といった言葉に、ある種の気
持ち悪さを感じるのである。あたかも高級官僚やビジネスエリートたちは自分
たちの仲間ではありえないというような排他的な考え方に思えるからだ。せめ
て「庶民の生活が第一」としてほしかったが、小沢代表や鳩山幹事長は資産上
どう見ても「庶民」とは言えないから、仕方なかったのだろう。
情報政治学者としてスローガンを採点するとすればこうなる。安倍総裁が掲
げる「美しい国」には、善し悪しをべつとして、彼の素直な政治信条が表れて
いる。ただし選挙戦略上はうまくはない。小沢代表の「国民の生活」にはうさ
ん臭さもあるが、選挙対策としては有効である。「生活維新」からパッと切り
替えたのも、見事な「政治的決断」と言ってよい。小泉改革を見た後、「改革」
や「維新」を掲げても、迫力のなさを国民が感じるだけだろうからだ。
いずれにしても、選挙スローガンの点では小沢代表の勝ちである。安倍総裁
は自分の言いたいことを素直に言った。小沢代表は国民が聞きたいことを言っ
た。この差はじつに大きい。人は自分が聞きたいことを言ってくれる人を理解
者だと思い、支持しがちなのである。
両党のマニフェストをがまんしてもう少し読み進めよう。はたして、両党の
政策の目玉は何か。
まず、自民党の政策は、安倍政権が施政方針演説などで述べてきたものを土
台にしている。政権の実績を誇り、政権が進めている政策を掲げているのだか
ら、すでによく聞いた話である。事実、「公務員制度改革」、「教育再生」、
「環境立国」、「主張する外交」などは、すでにその具体的成果を語れる段階
に入ってきている。十分なものかの判断は必要だろうが、今後、政権が進める
政策の方向については、わりとはっきり予想ができる。
気になるのは今回勢力を拡大させそうな民主党の政策である。かれらは何を
しようとしているのか。本当にできるのか。いや、本当にやったら日本はどう
なるのか。そこら辺が気になるところである。
民主党は「3つの約束」を掲げている。第1に「年金の全額支払い」が掲げ
られるのは当然だろう。第2の「子ども手当」は「1人月額2万6000円」とず
いぶん具体的だ。そして第3に農業の「戸別所得補償制度」の創設が掲げられ
ている。年金を全額支払うというのは自民党も掲げていることだから、特徴的
なのは「子ども手当」と「戸別所得補償制度」ということになる。
たしかに子育て世帯は生活が苦しいにちがいない。クロヨンだのトーゴーサ
ンピンだのと言われて税負担をずいぶん免除され、加えて補助金までもらって
きた農業従事者たちも、さすがに「市場化」や「グローバル化」の時代にあっ
ては、生活が大変になっているのかもしれない。
子育て世帯でもなく、農業従事者でもなく、まだ年金をもらっていないわた
しは、これでは「重い負担を強いられるだけの国民」になってしまうが、「も
らえない愚痴」は止めておこう。政治学的には、公務員や金持ちを批判し、そ
の一方でカネをばらまく約束をする政治手法を「ポピュリズム」と呼ぶ。
したがって、これらの公約もいささかポピュリズム臭いが、いまはこの点を
つつくのもがまんしよう。バラ色の未来を語ったり、アメをちらつかせたりし
て有権者の歓心を買うのは、野党の選挙戦術としては「ありうべき戦略」だか
らだ。
それにしても、次の衆議院選挙後には民主党政権が誕生するかもしれないの
である。ならば、少なくともこの新たな給付策にたいする財政の裏付けだけは
見ておく必要があるにちがいない。
民主党のマニフェストは、この点について、「行政のムダをなくして実現し
ます!」と言明する。必要となる15.3兆円について、どこのムダを削減すれば
財源が出せるのかを具体的に示している。談合や天下りの根絶で1.3兆円、
などといった具合だ。
ふと疑問に思うのは、これだとかりに新たな政策経費が捻出できても、増え
続ける国の借金は減っていかないという点だ。日本全体がすぐに夕張市のよう
になるとは言わない。しかし、世界的に見て、日本の財政赤字と長期債務残高
が異常な水準にあるのは確かな事実なのである。民主党は、子ども手当をもら
って育ってきた子どもたちなら、大人になったとき膨大な借金を背負って生き
ていってもよいと思っているのだろうか。
わたしの年来の主張は、日本の政治は、今後、「不利益分配」をせざるをえ
ない、というものである。日本の将来を真摯に考えれば、財政再建は急務であ
る。そのためには、「バラマキ政治」から脱却し、既得権益を剥奪し、新たな
負担を国民に甘受してもらう。そうした苦しい政治的決断をしなければならな
いのだ。
そうした覚悟が、残念ながら今回の選挙では与野党ともに欠落しているよう
に思える。いかに怖くても税の議論はきちんとすべきである。かりに税の話を
避けるにしても、経済成長が地方に波及して「痛み」がまもなく消えていくよ
うな自民党の口ぶりや、バラマキの再来を期待させるような民主党の所得補償
の口約束は、「良識の府の選挙」の名のもとに慎むべきだったのではないか。
マニフェストが「数字などを挙げて政権公約を具体的に示す文書」であるな
らば、各党は現在の財政状況をどう思っているのか、本当に消費税を上げずに、
将来的に財政赤字が減少していくのか、その見通しこそ示すべきだろう。これ
だけの借金大国が、いかにして「美しい国」や「まともな政治」を実現するの
か。目先のバラマキ政策ではなく、財政の長期展望をふまえた納得できるビジ
ョンをマニフェストでは読みたかった。
ちなみに、マニフェストを読んでスカッとしないからといって、候補者の資
質を見てみようなどとは思わないほうがよい。両党とも、「比例代表」には、
業界団体や労働組合が組織ぐるみで支援する利益代表に、知名度の高いタレン
トや元スポーツ選手(さらにはその父親)などを加えた名簿を提出している。
そもそも参議院の選挙制度自体が「反改革」なのである。支援団体のために
働く利益代表を当選させる「比例代表」だけが悪いわけではない。もう一方の
「選挙区」は、道州制を模索する時代なのに、まだ都道府県にこだわっている。
学問上、1人区は小選挙区制だが、3~5人区は中選挙区制である。ごっちゃ
になっていることが問題なだけではない。そもそも中選挙区制は、「同士討ち」
などの弊害があるとして、衆議院では採用を止めたのではなかったか。
しかも、参議院選挙は1票の重みが4.86倍にのぼる「格差」選挙である。農
村部の多い県が5倍近くも過大に評価された都市住民差別選挙なのである。こ
れが日本の「良識の府」であるべき参議院議員の選び方なのだ。
これ以上いろいろ言うと、選挙に行きたくなくなるにちがいないから、もう
止めにしよう。それでも、わたしは投票には行く。「美しい参議院」、「参議
院の改革が第一」というスローガンを胸に!
■著者略歴■
高瀬淳一(たかせ・じゅんいち) 名古屋外国語大学現代国際学部・同大学院
国際コミュニケーション研究科教授、早稲田大学社会科学部・商学部講師。情
報政治学の観点から現代政治の問題点を論じている。主な著書は『武器として
の<言葉政治> 不利益分配時代の政治手法』(講談社選書メチエ)、『情報
政治学講義』(新評論)、『「不利益分配」社会』(ちくま新書)など。著者
「Meigen(名言・迷言)に学ぶ政治学」のURLはこちら。
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