日本を没落から救うカギ教育にあり | 日本のお姉さん

日本を没落から救うカギ教育にあり

ようちゃん、おすすめメルマガ記事。↓

ロシア政治経済ジャーナル 重要お知らせ号2007/7/27号
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私は常々「国家にもライフサイクルがある」という話をしています。歴史を見ればあきらかですね。かつて栄華を誇ったエジプト・ギリシャ・ローマ・トルコ・モンゴル。ここ500年の覇権国家スペイン・オランダ・イギリス。これらの国に対抗したポルトガル・フランス・ドイツ。かつての栄光を見ることはできません。ライフサイクルに例外はないのです。日本は今どこにいるのでしょうか?これは私がいわなくても、皆さん「成熟期だ・成熟期だ」と騒いでいます。成長期をこえ今は、成熟期。ということは、成熟期→衰退期に入るということ?残念ながらそういうことになります。「ライフサイクルを変えることはできないのですか?!」

ライフサイクルを変えることはできませんが、成熟期でも衰退期でも幸せに豊かに暮らすことはできます。例をあげましょう。
エジプトに行った人は誰もが思います。「4000年前のエジプト人はピラミッドを作れたけど、今のエジプト人はピラミッドを作れない」つまりエジプトの技術力は4000年前より退化している。しかもエジプト人自身がそのことを自覚していて、「俺らが誇れるのは歴史だけだ」と嘆いています。ああライフサイクル。(涙)
ところが、エジプトが栄えた頃からいる民族で、今だに栄えている人たちがいます。それが、ユダヤ人。ユダヤ人の先祖アブラハムは3800年くらい前の人。その子孫達は現在、ビジネス・学術・芸術分野で大活躍し、「世界を牛耳っている」などといわれている。まあ厳密にいうと、民族というよりは、「ユダヤ教徒」というべきですが。
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(ユダヤ人とはユダヤ教徒のことである。それで、黒人のユダヤ人もいる)
では、ユダヤ人がず~と栄えている秘密はなんなのか?それがわかれば、日本もライフサイクルの荒波を超えていけるかもしれません。その秘密は「教育」。そういえば、私が大好きな国フィンランド。
・汚職が世界一少ない 
・一人当たりのGDPが日本より上
・競争力で日本より上
・貧富の格差が少ない
・財政黒字
・残業がない
・森林率が世界一
等々、誇るべき点が山ほどあります。しかし、欧州ですからライフサイクル的には衰退期でしょう。
それでも品格のある豊かな国でいられるのです。ちなみにフィンランドは、教育ランキングで世界1位。(!)
ユダヤを見てもフィンランドを見ても、成熟期日本がサバイバルする道は教育にあり
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というのは明らかなのです。では、具体的にどう教育すればいいのか。
残念ながら、メルマガという媒体では説明が長くなりすぎるので、お伝えするのが困難です。(●サンプルは下にあります)
そこでEブック業界日本一のパブリッシングリンクさん(新潮社・講談社・ソニーが作った会社)の助けを借りて、日本の行くべき道を提示することにしました。中学生でもわかるように、今の日本の問題点と解決策を提示しています。
★第1回では、レーガノミクスを真似する(今日本政府がしている)と日本は必ず没落することを明らかにします。
・格差社会が出現した理由
・日本は国家破産寸前
(90%以上が国内債務だから、大丈夫とか思っていませんか?なんと財務省の元幹部も「もうダメだ」と告白しているのです。)
・国家破産に備える方法
・日本でレーガノミクスは亡国
・日本がアメリカに絶対なれない理由
・日本政府は国家観を変える
・大減税で日本よみがえる
・大減税は下流社会を底上げする

★第2回では、少子化問題解決のために3K移民を大量に受け入れれば、日本は「美しくない」「品格のない」国になることを示します。
・少子化問題とは?
・少子化問題には法則性がある
・フランスの少子化対策
・サービス残業の禁止を
・3K移民受入れで起こること
・移民問題が起こるプロセス
・3K移民受入れで日本に起こる問題
・移民を受け入れるなら
・労働人口の減少より生産性の向上の方がはやい
・若い世代は年金はもらえない
・人口が減っていいこともある

★第3回では日本の外交はどうすればいいのか。
・外交とはなにか?
・なぜ日本は外交音痴になった?
・日本国は慈善団体
・日本にとっての金儲けとは?
・アジア共同体は50年はやい
・安全を確保するために
・中国は脅威か?
・中国拡張主義の動機
・南シナ海・東シナ海の重要性
・中国への対応は?

★第4回では食糧とエネルギーの未来について
・食糧安保論と食糧自由貿易論
・自給率を増やす=米の需要を増やすこと
・食生活の変化には理由があった
・マクドナルドを定着させた藤田田氏の長期戦略
・完全米飯給食が米の需要を引き上げる
・エネルギー危機の可能性
・メタンハイドレートが日本を救う

★第5回はライフサイクルを超える教育について
・ライフサイクルを超えることはできるか?
・ユダヤの秘密は「教育」
・教育熱心だった日本
・日本とユダヤを支えた「教育」の中身は?
・「学ぶ」の意味
・ロシア復活の原動力
・ロシア教育の秘密
・日本でどう取り入れるか?
・創造力の必要性
・創造力は職業の道楽化で発現する

★教育改革法の結果

寸劇でその実例を見てみる
「・・・・・・・なんだあれは?」大手家電メーカー・パナソニーの創業者井田は、一人の社員を後ろからのぞいていた。ある若手社員が株価チャートを見ている。「君、何をやっているんだ?」井田は声をかけた。

社員は振りむいて、「あっ! 井田さん、おはようございます!」とあいさつした。「……あいさつはいいが、君は何をやっているんだ」「あっ、これ株価のチャートっす」悪いことをしている意識はないらしい。そんなことは見ればわかる。今、株価チャートをながめていていいと思っているのかね?」その社員は、しばし考えを整理した後、口を開いた。「井田さん。私は伊東さん(部長)から与えられた課題は、全部期限内にこなしています。あまった時間に何をやるかは、本人の自由だと思いますが」井田は、返す言葉がなかった。それに、勤務時間中にチャートを見なければ、暴落したことすらわからない事態が起こります。もし井田さんが禁止するのであれば、それによって生じる損失は、会社が補填してくれるということですか?」井田はめまいがしてきた。「伊東君、ちょっと私の部屋に来てくれ!」逃げるように社長室に戻って、某社員の上司を呼び出した。

3分後伊東部長がやってきた。伊東君、君の部下は仕事中に株価チャートを見ていたぞ」
「あっ、遠藤ですね」「……君は知っていたのか?」「あっ、まあ」「その遠藤君は、帰国子女か何かかね?」いえ、違いますが、なぜですか?」「私にむかって『井田さん』だと」井田は、はき捨てるようにいった。「とにかく、遠藤君は首にしてくれ。ガン細胞は早めに切るしかない」伊東は、おどおどした目をして、聞き返す。「名目は?」「そりゃあ、勤務時間中に副業をしていることだ」伊東は申し訳なさそうに、「勤務時間中に株をやっている人間を解雇すれば、全社員の70%を首にしなければなりません」「……そうなのか?」「そうです」「なぜそんなことになってるんだ?」「実は……」伊東は、背景を語り始めた。

*アメリカ政府は、2010年度版「年次改革要望書」で「教育改革の必要性」を訴えた。スローガンは、「日本政府は国民の『国際化』を進める教育をするべき」である。要求のポイントは、

1、 英語を幼稚園から全児童に教えること
07年の三角合併解禁で、多くのアメリカ企業が日本企業を買収した。しかし、アメリカ側は、「日本人従業員の能力の低さに手をやいている」という。能力が低いとは、一般従業員がアメリカ人上司とコミュニケーションが取れないこと。つまり英語が下手すぎるという意味。

2、パソコンとインターネットの使い方を幼稚園から教えること
3、 株式投資を小学校低学年から教えること

アメリカが日本の教育に口出しすることは「内政干渉だ」との声もあったが、結局11年、「国際人を養成するための教育改革法」が成立した。政府が発表した新法の目的は、第1に世界で通用する国際人を作ること、第2に「実際的知識を重視する」ことである。つまり、実生活に役に立たない文学、漢文、古典、数学、物理、化学、生物、日本史、世界史などの時間を削減する。
その代わり、実生活に役に立つ英語、インターネット、株式投資などを教えていく。株は授業中、現実の株価とリンクしている「バーチャル株式投資」をインターネット上で行う。小学校の間は日本市場限定だが、中学になると(英語力も十分なの
で)ニューヨーク・ロンドンにも(バーチャル)投資する。子供たちは、はまった。そして、「自分は世界の最先端を走っている」という自信もできてきた。
世間の反応はどうだろうか?教育改革法が成立した時、親日で知られるフランスのクラシ元大統領は嘆き、声明を出した。ソ連から独立した国々は、ロシア語ではなく母国語の教育に力を入れている。言葉は民族の歴史であり文化そのものなのだ。しかし日本は、教育改革法により、わざわざアメリカの植民地になる道を歩み出そうとしている。非常に残念だ。」

一方、新法を歓迎する声もある。アメリカのカリスマ投資家ジョージ・ロジャース氏は、日本に空前の株ブームが来ることを予測した。小学校から株を勉強する。こんなクールなことはないね。僕も4歳から株の勉強をしていたよ。何はともあれ、これから毎年1年間に高校を卒業する児童数)100万人が日本の株式市場に入ってくる。上がらないはずないよ。このブログを読んでいる皆、迷わず買おう。僕も手始めに100億円くらいぶち込むよ!」(ジョージ・ロジャースのブログ「ミラクル株式投資」〈日本語版〉
ジョージの予測は当たった。毎年100万人には達しないが、70万人の若手個人投資家(?)が株式市場に参入してきた。
株価は、バブル期以上のスピードで上がっていった。なんとなく、国民全体がソワソワし、心身が分裂したような状態になっている。コンビニにいくと、店員の焦点が定まらず、列が長いとイライラしてくる。彼は、客がいなくなった隙にチャートを見たいのだ。また、株で手っ取りばやく儲かるため、本業に専心する社員はほとんどいない。日本の世界特許取得件数は年々減り、ノーベル賞受賞者はほとんどいなくなった。日本人の若い世代は、皆英語を話せる。しかし、基本的な能力は、他国民に比べ著しく劣っている。アメリカ人上司も、「昔は、英語が話せないのが日本人従業員の問題だったが、今はノータリンなのが問題だ」と頭をかかえている。結局、19×19までを暗算できるインド人や、記憶力がいいロシア人などをヘッドハントし、日本支社のトップにつけるケースが増えた。

それでも、日本人は皆、株資産がドンドン増えているので幸せだ。しかし、どんなバブルにも終わりがくる。2020年8月、日経平均は20万円になっている。ジョージ・ロジャースは、日本人投資家向け有料メルマガ「ジョージの『底』と『天井』は俺がつくる!」で書いた。会員のみんなはここ数年、たくさん儲けたと思う。でも僕の友達のアメリカ人投資家たちは、「そろそろ潮時だ」といい始めた。速やかに撤退することをおすすめするよ。底になるまで、5年はかかると思う。

たぶんその時の株価は、今の5分の1、4万円くらいになっているだろう。また底が来たら、メルマガで書くからね。ではグッドラック! PSバリで9月1日パーティーをします。会員の皆さんはふるって参加してください! 勝利の喜びを共有しよう!」このメルマガの翌日(8月15日)、アメリカ人投資家とロジャース会会員は、一斉に日本株を売った。平均株価は1日で30%下げ14万円になった。新聞には、「株大暴落」「バブル崩壊?」の文字が躍り、日本中から、怨嗟の声が聞こえてくる。「シィ~ト!」「ファック!」「ダム!」「サンオブビッチ!」

▼ライフサイクルを超えることはできるか?
私は常々、「国にもライフサイクルがある」という話をしています。人間は皆、生まれて、老いて、病気になって死ぬ。ある商品も、導入期、成長期、成熟期、衰退期のサイクルを経過します。国家の場合はどうでしょうか?私は、前のシステムからの移行期(混乱期)、成長期、成熟期、衰退期とわけています。16世紀から20世紀はじめまで世界を牛耳っていた欧州は、衰退期。27カ国が一つになってEUを作っていい」と思う人もいるでしょう。しかし、昔はスペイン一国とか、オランダ一国、イギリス一国で、世界の覇権を握っていたのです。今は「一体化しなければアメリカ一国にもかなわない」状況。欧州から覇権をひきついだアメリカは、成熟期を超え衰退期に入ったところ。中国は成長期の半ばで、インドは成長期の前半にいるようです。日本はどうでしょうか?私がいわなくても、皆さん「成熟期だ、成熟期だ」といっています。このままいくと衰退期に突入するしかないのでしょうか?残念ながらそうでしょう。ライフサイクルに例外はありません。4000年前にピラミッドを作ったエジプトに行くと、現地の人は「日本はすごい」といいます。

私が、「エジプトもすごい歴史があるじゃないか」というと、「歴史だけだよ」と笑います。平均月収は2万円くらいだとか。
オスマン・トルコ帝国が13世紀末から600年栄えたトルコに行っても、同じような感覚を持ちます。モンゴル人は穏やかで、ユーラシアにまたがる大帝国をつくったチンギスハンの末裔とはとても思えません。かつて栄華を極めたギリシャやイタリア(ローマ)を見ても、「ライフサイクルは容赦もないし、例外もない」と感じてしまうのです。しかし、ここに一つの希望があります。ライフサイクルを超越している民族がいる。それがユダヤ。ユダヤ民族の先祖アブラハムは、今からなんと約3800年前の人。彼にはイシマエルとイサクという二人の子供がいました。

イシマエルの子孫はアラブ人になり、イサクの子孫はユダヤ人になります。ユダヤとアラブは犬猿の仲ですが、元々兄弟だったのです。そして、ユダヤの中からイエス・キリストが現れます。イエスの弟子達も皆ユダヤ人。つまりキリスト教は、ユダヤ教の分派のような形からスタートした。ところが後々キリスト教の方が強くなり、ユダヤ人は激しい迫害を受けることになります。何はともあれ、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は、元をただせば大昔の祖先・アブラハムから出ている。そんな神話時代からつづく民族が、現在世界を牛耳っているといわれている。

確かにユダヤ人は、紀元70年からイスラエル建国まで約1800年間、自分の国をもてませんでした。しかし、長い迫害の期間を耐え忍んだ。これは、成熟期から衰退期にむかう日本の参考になるはずです。ユダヤは優秀だと皆知っていますが、少し数字を見てみましょう。まず、ユダヤ人は世界に1400万人ほどしかいません。日本人の8分の1以下。そのうち約480万人が、イスラエルに住んでいます。ユダヤというとすぐ、「金持ち」という言葉が思い浮かぶでしょう。実際そのとおりなのです。有名なユダヤ人実業家の例をあげれば、ロスチャイルド、ピューリッツァー、ロイター、オッペンハイマー(デビアス社)、サミュエル(シェル石油)、シトロエン、デル(コンピュータ)、ソロス(投資家)等々。

ユダヤの人口は世界の0.2%程度。しかし、世界の大富豪を上から400人数えると、約15%はユダヤ人。ユダヤパワーはビジネスだけではありません。世界最大の宗教の開祖イエスキリスト、共産主義のマルクス、物理学に革命を起こしたアインシュタイン、潜在意識を発見したフロイト、アメリカの名国務長官キッシンジャー、映画界の巨匠スピルバーグ等々。歴代ノーベル賞受賞者の20%はユダヤ人。「金儲けだけではない」ことがご理解いただけるでしょう。ではユダヤは、なぜそんなに優秀なのでしょうか?(つづく)発行者 北野 幸伯
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神話の時代から続く民族という言い方は、

ちょっと気にいらない。神話ではないもんね。

ちゃんと、アブラハムが出てきた都市「テラ」の

遺跡も発掘されている。上下水道完備の大都市だった

そうだ。by日本のお姉さん