共産主義というやつ
ようちゃん、お勧め記事。↓
東洋の魔笛より「共産主義というやつ 」
7月22日のサンデープロジェクトに、日本共産党の志位委員長が出演していた。
田原氏の「共産党っていう名前変えたらどうか?」という質問に対し、「変えるつもりは無い。共産主義を信じている。」というような意味の返答をしていた。
本エントリでは、共産主義がなぜダメなのか、筆者なりの考えを述べてみようと思う。
ちょっと難しい話になるかもしれない。
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筆者に言わせると、共産主義というのは人間の思い上がりの最たる思想だ。
頭でっかちで理想主義的な人間ほど共産主義にハマる。
完全無欠な人間の集合体であれば共産主義は成功するだろうが、そんな完全無欠な人間はありえない。
共産主義体制などは、世の中がそれに近くなったときに自然発生的、結果的にそのようになれば良いのであって、理屈を捏ね回して達成すべきものではない。実現するにしてもあと数百年はかかるだろう。
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本来不完全な人間が理屈でもって共産主義を体現しようとするとき、「全体主義」という最も危険な支配体制を目指すことになる。
今回は、共産主義の一面である「計画経済」を例にとって説明しよう。
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(1)計画経済の限界
共産主義の経済政策は官僚による「計画経済」によって推進される。
自由市場主義経済が市場原理によって自動的に生産調整や価格調整、需要調整がなされるのと違って、計画経済はそれらすべてを官僚による「計画」に基づいて行うのだ。
ここに計画経済における情報収集能力と処理能力の限界が存在する。
構成員ひとりひとりの欲求情報を収集し、それに基づいて消費行動を分析予測し、生産につなげなくてはならないのだ。
無理だろう。
これからもっとインターネットが発達し、情報処理能力が発達し、生産手段が合理化されても、人間がその時々に持つ欲求をすべて汲み取って生産につなげることは非常に困難であり、更に、人間の欲求が短期間の間に変化することを勘定に入れることは不可能である。人間の欲求の変化と、生産物の完成と市場への投入(=物流)の間に必ずタイムラグが発生するので、フィードバックは常に間に合わない状態となる。
(2)計画経済を機能させるための方法
上記(1)で計画経済の実現は不可能であることを述べたが、ひとつだけそれを可能にする方法がある。
それは官僚による生産計画通りの欲求を人民が持つように仕向けることである。
トマトを100個作った場合、100人の人間が「トマトを一個欲しい」と思うように欲求を管理することだ。
ここに共産主義の全体主義化が起こる。
人間の欲求のコントロール
これが、計画経済を機能させるために支配者たちが手を染める「悪魔の方法」の正体だ。
(3)洗脳と弾圧
官僚機構が計画生産した物資の量と質に合わせた欲求を持たない人間がいる限り、計画経済は機能せず、共産主義体制も確立できない。
勝手な欲求をもつ者は、徹底的に洗脳しなくてはならないし、洗脳できなかった者は抹殺しなくてはならなくなる。彼らはその他大勢の洗脳が完了した人民が生きていく邪魔にしかならないからだ。計画外の欲求を持つものは「反人間」として抹殺されるべき存在となる。
歴史上、共産主義の政府によって最も多くの人類が虐殺されてきた理由の根源はここにある。
(4)共産主義は最も危険な宗教
共産主義は論理的には達成可能であるが、その前提としての「人のあり方」が本来の人間精神を著しく規制するものなので、結果的に全体主義、大虐殺を招くことを上記(3)で説明した。
人間すべてが「結果平等」でなくては機能しない共産主義は、非常に頑強な教義を有する宗教のようなものである。
共産主義を標榜する人々とは、最終的に自分と同じ考えの人々の存在しか認めない人々なのである。
(5)日本共産党
志位委員長は、「共産主義はロマンだ」と言った。
彼らにしてみれば共産主義が現代社会では達成の難しい体制であることは百も承知だが、「いずれは達成したい」ロマンと考えているようだ。
では、暴力革命路線から平和主義路線に改めた日本共産党は無害かというとそうではない。
彼らは現実社会に打ちのめされた人々の心の隙間に「結果平等」の理想でもって入り込み、「自分より上」の状況にある人々に対する憎悪を煽ることになるのだ。
自分より上の人々は、共産主義者でなくても快くは感じられない。自分はこんなに貧乏しているのに、なぜあいつは毎日ステーキ食ってるのだ・・・と、誰しも不公平感を持つものだ。
そういう不公平感に論理正当性を与えるのが共産主義である。
解放同盟への当て馬、与党への不満表明の手段として日本共産党を支持する人々が大勢いると思われるが、共産主義というのは根本的には非常に危険な宗教・思想であることだけは忘れないで欲しい。
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共産主義は、無宗教が前提。
神を信じない人間は
本当に残酷になれる。
人間の上に神さまはいない、共産党がいると
教えている。全ての人間は共産党幹部という神の
下の管理される「モノ」でしかない。
「モノ」は、共産党よりも上のもの、つまり
神さまを信じてはいけないということになっている。
対外的には、共産党が管理する「教会」「モスク」
などをつくり、管理している。外箱だけ、宗教の自由が
あるようにしているが、実は中身は共産党員の牧師や
教師が教えているので、ニセモノの教理に耐えられない
信者は、他の場所でこっそり集まっている。
by日本のお姉さん