内閣支持率9.6%の最低内閣。森内閣の「イット革命」を再評価する。
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▼内閣支持率9.6%の最低内閣。森内閣の「イット革命」を再評価する。
(大日本セキュリティ総合研究所)
安倍さんが低支持率に喘いでいますが、25%あれば立派だと思います。
ついでなので、内閣支持率が9.6%という前代未聞の最低支持率を叩き出した森内閣でさえ業績を残している事に関してのお話を。
森さんが、2000年に「イット革命」と呼び失笑を買った、E-JAPAN構想ですが、5年以上経った今、大変な成果をあげていると評価され始めています。
E-JAPAN構想ウィキ http://ja.wikipedia.org/wiki/E-Japan
特に、重要政策目標の一番目である「超高速ネットワークインフラ整備及び競争政策:5年以内に超高速アクセス(目安として30~100Mbps)が可能な世界最高水準のインターネット網の整備を促進し、必要とするすべての国民が低廉な料金で利用できるようにする。」というのは、目標をほぼ達成しているのです。世界中を探しても、FTTHが5000円以下の定額制なんて国は日本ぐらいしかないわけです。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/08/01/12871.html
それで、その恵まれた環境のお陰で、日本は、英語圏より数の多い、国民の10人に一人がブログを書く、世界一のブログ大国になってしまったわけです。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070406_technorati_blog/
新聞を始め、マスコミの多くは間違っても世界一のブログ大国になった事を評価しないでしょう。ブロガーなんて、煙たい商売敵にしか過ぎないわけですし、ましてや森のやった事ですから。また、「森なんて馬鹿だから、官僚に言われるままやったんだろう。」と言われるかもしれませんが、下手に頭がよい人は往々にして、何かと理由をつけて新しいことをしないものです。森さんは頭の中が素晴らしく「クリア」な状態の人ですから、IT革命とは何だかわからない「得体の知れないもの」だが、とにかく、「とてつもなく良い」事らしいと総務省にでも乗せられて、「イット革命」を発表したのでしょう。
しかし、「イット革命」と発表したのは素晴らしいセンスです。スティーブン・キングのスリラー小説「イット」のように、「イット」という言葉は、「それ」という意味から発展して、言葉にできない「得体の知れない」ちょっと怖いものという意味がある一方で、最近は「何だかよくわからないがドキドキするような良いもの」というポジティブな意味もあるそうです。
ちなみに、It Knows What You’re Going To Do. なんてスラングがあるわけですが、こいつは「あんたがやろうとしている事はお見通しだよ。」なんてニュアンスで使うのですが、主語が「I」ではなくて「It」であるところがミソですね。
さて、E-JAPAN構想の戦略の要諦なのですが、
「我が国は、すべての国民が情報通信技術(IT)を積極的に活用し、その恩恵を最大限に享受できる知識創発型社会の実現に向け、早急に革命的かつ現実的な対応を行わなければならない。市場原理に基づき民間が最大限に活力を発揮できる環境を整備し、5年以内に世界最先端のIT国家となることを目指す。」
というものです。
知識創発型社会とは、今盛んに言われているCGM(コンシュマー・ジェネレイティッド・メディア 消費者発信型メディア)に近いニュアンスですね。見事に世界一のブログ大国になっているわけですし。また、市場原理に基づき民間が最大限に活力を発揮できる環境とは、特定の思想に偏った上に、(再販制度、許認可等)規制で守られているマスコミに影響されず、一般国民発の世論(矛盾した言い方ですが、特定のマスコミに操作される世論が多いですからね。)を醸成できる環境とも理解できますね。自民党叩き一辺倒のマスメディアの中で、比較的多くのブロガーは自民党支持ですしね。(これを狙って森さんがやっていたら天才ですが。)結構、自民党はネット世論に救われていると思いますよ。「イット革命」やってよかったですね。自民党さん。
まぁ。結論なんですが、安倍さんは、「教育基本法改正」、「国民投票法案」、「公務員制度改革」、「社会保険庁改革」、「日豪安保共同宣言」、「戦う公取委の後押し」等10年、20年後に振り返ったときにかなり重要な方向づけを行っているわけです。その場の雰囲気で安倍叩きをやるのは良いのですが、政策の評価を置き去りにすると自分達の首を絞める事になるかもという事です。
ちなみにこの本は森さんのイット革命とはあまり関係が無いようです。
日本発イット革命 奥野 卓司 著
安倍さんが低支持率に喘いでいますが、25%あれば立派だと思います。
ついでなので、内閣支持率が9.6%という前代未聞の最低支持率を叩き出した森内閣でさえ業績を残している事に関してのお話を。
森さんが、2000年に「イット革命」と呼び失笑を買った、E-JAPAN構想ですが、5年以上経った今、大変な成果をあげていると評価され始めています。
E-JAPAN構想ウィキ http://
特に、重要政策目標の一番目である「超高速ネットワークインフラ整備及び競争政策:5年以内に超高速アクセス(目安として30~100Mbps)が可能な世界最高水準のインターネット網の整備を促進し、必要とするすべての国民が低廉な料金で利用できるようにする。」というのは、目標をほぼ達成しているのです。世界中を探しても、FTTHが5000円以下の定額制なんて国は日本ぐらいしかないわけです。
http://
それで、その恵まれた環境のお陰で、日本は、英語圏より数の多い、国民の10人に一人がブログを書く、世界一のブログ大国になってしまったわけです。
http://
新聞を始め、マスコミの多くは間違っても世界一のブログ大国になった事を評価しないでしょう。ブロガーなんて、煙たい商売敵にしか過ぎないわけですし、ましてや森のやった事ですから。また、「森なんて馬鹿だから、官僚に言われるままやったんだろう。」と言われるかもしれませんが、下手に頭がよい人は往々にして、何かと理由をつけて新しいことをしないものです。森さんは頭の中が素晴らしく「クリア」な状態の人ですから、IT革命とは何だかわからない「得体の知れないもの」だが、とにかく、「とてつもなく良い」事らしいと総務省にでも乗せられて、「イット革命」を発表したのでしょう。
しかし、「イット革命」と発表したのは素晴らしいセンスです。スティーブン・キングのスリラー小説「イット」のように、「イット」という言葉は、「それ」という意味から発展して、言葉にできない「得体の知れない」ちょっと怖いものという意味がある一方で、最近は「何だかよくわからないがドキドキするような良いもの」というポジティブな意味もあるそうです。
ちなみに、It Knows What You’re Going To Do. なんてスラングがあるわけですが、こいつは「あんたがやろうとしている事はお見通しだよ。」なんてニュアンスで使うのですが、主語が「I」ではなくて「It」であるところがミソですね。
さて、E-JAPAN構想の戦略の要諦なのですが、
「我が国は、すべての国民が情報通信技術(IT)を積極的に活用し、その恩恵を最大限に享受できる知識創発型社会の実現に向け、早急に革命的かつ現実的な対応を行わなければならない。市場原理に基づき民間が最大限に活力を発揮できる環境を整備し、5年以内に世界最先端のIT国家となることを目指す。」
というものです。
知識創発型社会とは、今盛んに言われているCGM(コンシュマー・ジェネレイティッド・メディア 消費者発信型メディア)に近いニュアンスですね。見事に世界一のブログ大国になっているわけですし。また、市場原理に基づき民間が最大限に活力を発揮できる環境とは、特定の思想に偏った上に、(再販制度、許認可等)規制で守られているマスコミに影響されず、一般国民発の世論(矛盾した言い方ですが、特定のマスコミに操作される世論が多いですからね。)を醸成できる環境とも理解できますね。自民党叩き一辺倒のマスメディアの中で、比較的多くのブロガーは自民党支持ですしね。(これを狙って森さんがやっていたら天才ですが。)結構、自民党はネット世論に救われていると思いますよ。「イット革命」やってよかったですね。自民党さん。
まぁ。結論なんですが、安倍さんは、「教育基本法改正」、「国民投票法案」、「公務員制度改革」、「社会保険庁改革」、「日豪安保共同宣言」、「戦う公取委の後押し」等10年、20年後に振り返ったときにかなり重要な方向づけを行っているわけです。その場の雰囲気で安倍叩きをやるのは良いのですが、政策の評価を置き去りにすると自分達の首を絞める事になるかもという事です。
ちなみにこの本は森さんのイット革命とはあまり関係が無いようです。
日本発イット革命 奥野 卓司 著