アフリカコマンド司令官使命 =2回目です。=
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軍事情報 第305号 (最新軍事情報)
●シナが南沙諸島でベトナム漁船を銃撃
ベトナム政府筋の話によれば、
九日、シナ艦艇がベトナム漁船を銃撃し、乗員五名が負傷しました。
両国はこれについて一切コメントしていません。
⇒関連すると思われる情報があります。
七日、四名(家族で大人二名、子供二名との話です)の脱北者が
駐ベトナムオ ランダ大使館に入っています。
韓国への亡命を希望しているようですが、ベト ナム当局がどういう
判断を下すかは現時点では不明です。
ちなみに、
北鮮からは、シナ国境を超えて毎年多数の脱北者が出ています。
中共当局は、北鮮との取り決めで「脱北者は見つけ次第北鮮に
強制送還する」 という措置を実行していますが、現実は多数が脱出に
成功しています。
脱北者の多くはベトナム、タイ、カンボジアなどの東南アジアに渡り、
韓国へ の亡命を希望しています。
ベトナムは社会主義国で、北鮮との国交もありますが、韓国からの
投資も積極 的に受け入れています。
二〇〇四年にベトナムが脱北者四百名を韓国に移送し
たとき、北鮮は激怒しています。
●ベトナムで作戦開始
十六日に米海軍の「太平洋パートナーシップチーム」がベトナムに到着
しまし た。十日間の予定で医療支援が行なわれます。
「太平洋パートナーシップ2007」は、フィリピン、ベトナム、パプアニュ
ーギニア、ソロモン諸島、マーシャル諸島で医療・建設等の人道支援を
行う 4ヶ月間の任務で、米太平洋艦隊が行なっています。
十一月半ばまで行なわれ ます。
作戦を支援しているのは、国際医療援助機関「プロジェクト・ホープ」、
医療 ボランティア組織「アロハ メディカルミッション」、カリフォルニア大学
サ ンディエゴ校歯学部で、米公衆保健局、米空軍、米陸軍、豪軍、
インド軍、マ レーシア軍、韓国軍、シンガポール軍、そしてわが
自衛隊からも人員が参加し ています。
作戦を指揮するのは三十一駆逐戦隊指揮官のスチュワート大佐です。
⇒人道支援が米軍の任務の一つに入ったのは、世界的潮流もあるで
しょうが、 わが自衛隊の影響もあるみたいですね。
●日共のパトロンはソ連と中共
平和イデオロギーに基いて活動している国内団体が海外勢力の傀儡
であること は、もはや国民の常識です。
このたび、そのトップに位置するとされる日共に
ついて、これを裏付ける資料が米国から出ました。
米中央情報庁(CIA)は旧ソ連と中国に関する53~73年の分析文書を
147点、約1万1000ページ公開しました。この中に日共と中共の関係
などを分析した2文書も含まれています。
以下のふたつです。
・The Japanese Communist Party 1955-1963
http://
・The Disintegration of Japanese Communist Relations with Peking
http://
CIAの情報公開アーカイブ
http://
では、1945年以降の興味深いデータが山ほど公開されています。
⇒おき軍事は、日共等の反日組織のパトロンは、共産系組織のみでは
ないと思 っていますがね。
このはなしをめぐっては、いまだに権力の座を離れない不破さんが
「この金は わが党が粛清した内通者に対するものだ」とする趣旨の
発言をしています。
この言葉を見て、イデオロギー組織に粛清が必須とされる理由がよく
理解でき た気がします。
●北鮮のナンバー2がモンゴル訪問
北鮮労働党の序列2位である金永南・最高人民会議常任委員長が
二十日、モン ゴルを訪問しました。
わが国とモンゴルは国交樹立三十五周年を迎え、 皇太子殿下が
十日から八日 間の日程でご訪問された直後です。
●韓国、UAV導入へ
韓国国防省は十八日、二〇〇八年度の国防予算要求案と〇八~十二
年度の国防 中期計画を発表しました。
十二年に米軍から戦時指揮統制権移管を受けるのをにらみ、偵察・
監視・指揮 統制能力の強化に重点を置いたところが特徴といえます。
無人偵察機「グローバルホーク」を計画に盛り込んでおり、購入を米に
打診す るそうです。
⇒かの国の装備をはじめとする軍事力は、「今後我が国に向かう」こと
を前提 に考える必要がありますね。
まずは防諜体制の強化が望まれます。
●小池防衛相、米太平洋コマンド司令官と会談
十七日、小池防衛相は米太平洋コマンド司令官であるキーティング海軍
大将と 会談しました。大将は「人民解放軍のリーダーはさかんに『軍備は
自衛のため』 と強調するが、今後の軍事力近代化を注視してゆく必要が
ある」と指摘してい ます。
●ミャンマー、シナの新聞支局開設を認可
シナ国内で二位の発行部数を誇るとされる「光明日報」に対し、
ミャンマー政 府は支局開設を認めました。同国における海外メディアの
支局はシナの新華社 についで二つ目です。
⇒光明日報は解放軍系列の新聞社です。どの国でもそうですが、
新聞・テレビ の特派員や支局長で情報関係者でない人は、探すほう
が難しいでしょう。
●イランと米が協議
十七日、イランのモッタキ外相はイラク安定に向けた二度目の公式協議が、
イランと米の間で近く行われることになったと述べています。
五月下旬に行なわれたときと同様、イラク政府の代表が同席するそうです。
⇒実現するかどうかは不明です。
●ステニス打撃群、シンガポール到着
米七艦隊所属のステニス打撃群(*)が十八日、シンガポールに到着しま
した。
任務は人道支援で、ボランティアみたいなことをやっているみたいですが、
乗馬の訓練なども行なっているようです。
ステニス打撃群の西太平洋におけるプレゼンスは、七艦隊の責任地域
における 脅威・治安維持に関する米国の姿勢を明確にする役割を果た
しています。
ちなみに現在七艦隊では、五十隻を超える艦艇、百二十機を超える
航空機、 二万人を超える人員がいつでも展開できる体制になっています。
(*)指揮官・クイン少将。空母「ステニス」、イージスシステム搭載ミサイ
ル巡洋艦「アンティータム」、イージスシステム搭載ミサイル駆逐艦「プレ
ブ ル」、同「オカーン」等で編成人員は約六千名。
●BMD担当者と統合連接統制将校がヒッカム基地で会合
米軍の二〇〇七年度「統合連接統制将校会議」が十六日、ハワイの
ヒッカム空軍基地で行なわれました。
四日間のこの会議で、統合連接統制将校と
太平洋地 域のBMD担当者は、BMD装備の高性能化、および、将来
に向けた「相互運 用性と協力体制の強化」をいかに実現するかについて
話し合っています。
会議には、日本、ハワイ、カリフォルニアから兵たちも参加しています。
「電話やEメールや電話会議は便利なコミュニケーションツールだけど、
顔を 合わせて話すのにはかなわないね」と会議に参加した三艦隊の
少佐は言ってい ます。
ヒッカム基地でミサイル防衛に関する会議が開かれたのは昨年以来
二度目です。
北鮮は二〇〇六年七月にミサイル試射(テポドン2含む 七発)、その
後秋に は核実験を行なっています。
この行為は、米と太平洋地域の同盟国に、太平洋
地域のBMDシステム導入の重要性を改めて感じさせました。
在日本の十三空軍副司令官ワイマー空軍中佐はBMDの運用について、
「BMDは部隊単独で運用できるものではない。関係者すべてが協力
する統合 作戦だよ」と述べています。
九十四陸軍防空ミサイル防衛コマンド司令官のセワード准将は、
効果的なBM Dシステム運用のかぎは、軍どうしの協力関係にある、
としています。
「BMDシステムの運用はサッカーのようなものです。各自が持つ専
門と経験 を試合に投入します。たとえば陸軍は守備がうまい、
空軍はパスが上手だ、と いったようなことです。
でも、一緒に練習しなければ試合には勝てませんよね」
「一緒に訓練し、時間をともに過ごすことで担当者は顔見知りになれ
ます。
非常時に、電話の相手先に誰がいるかということがわかっていると
いないのと では、運用にあたって大きな違いが出ます」
ちなみに米軍では太平洋コマンドがBMDを主導しており、担任する
地域は、 防空ミサイル防衛コマンドが配備される唯一の戦域となっ
ています。
セワード准将は、
「BMDに関する専門家の共有知識が蓄積されているのはハワイです。
しかし、得たものをここで溜め込むわけではありません。戦域内で
共有すること も、他の戦域への提供もできますよ」と述べています。
●エンタープライズ打撃群、六艦隊責任地域内へ
米海軍の「エンタープライズ」打撃群が十六日、六艦隊の責任地域に
入りました。
同打撃群は七日に母港を出航し、対テロ戦争支援のため六ヶ月展開
する予 定です。
六艦隊(司令部 イタリア ナポリ)は、欧州コマンドの海軍全部隊の指
揮、 作戦統制、調整を行なっています。地中海における通常任務を
遂行するため、
「エンタープライズ」打撃群は戦闘即応性を維持するとしています。
「エンタープライズ」は十二空母打撃群の旗艦で、同打撃群は以下の
兵力で編 成されています。イージスシステム搭載型ミサイル駆逐艦
「フォレスト・シャ ーマン」(DDG98)、同「ジェームス・E・ウィリアムス」
(DDG95)、同「ア ーレイ・バーク」(DDG51)、同「スタウト」(DDG55)、
イージスシステム搭 載型ミサイル巡洋艦「ゲティスバーグ」(CG64)、
原子力攻撃潜水艦「フィラ デルフィア」(SSN690)、高速戦闘支援艦
「サプライ」(T-AOE 6)。
⇒イラン沖で展開する予定です。
●158任務部隊の指揮官交代
十七日、ペルシャ湾北部付近で展開中の158混成多国籍任務部隊
(CTF 158)の指揮官が英海軍のランバート准将から米海軍の
ホール准将に交代し ました。
あわせて、同任務群(CTF158・1)指揮官も英海軍のサンギネッティ
大 佐から米海軍のセバース大佐に交代しています。
⇒CTF158の指揮官は、豪州、英国、米国の順番でローテンション制に
な っています。
部隊の任務は、国連安保理決議1723に基き、バスラとコール
アルアマヤにある石油ターミナルの安全を確保することです。
隷下部隊となるCTF158・1は、上記石油ターミナルの二十四時間パトロ
ールを任務とします。
●ブッシュ米大統領、アフリカコマンド司令官にワード大将を指名
ブッシュ米大統領は十日、新編されるアフリカコマンドの初代司令官に
現欧州 コマンド副司令官のウィリアム・ワード陸軍大将を指名しました。
ワード大将は黒人で、二〇〇六年五月から欧州コマンド副司令官
(在ドイツシュツットガルト)を務めています。大将が現在管轄している
地域は、欧州・アフリカ・ロシア・アジアの一部・中東にある九十二の
国・地域、地中 海と大西洋のほぼ全域で、米軍部隊の活動に関する
責任を負っています。
ワード大将に与えられた任務は、アフリカコマンドをこの九月までに
欧州コマ ンドに隷属する初度の作戦能力を持った組織にすることです。
ちなみにアフリ カコマンドは、来年十月に太平洋コマンドや欧州コマンド
と並ぶ新規の統合コ マンドとして創設されることになっています。
指名されたワード大将は、軍歴三十六年で海外勤務が多い方です。
七十一年に任官後、これまでに、韓国、エジプト、ソマリア、ボスニア、
イス ラエル、ドイツなどで勤務しています。
欧州コマンド副司令官になる前は欧州陸軍・陸軍第七軍の副司令官
兼参謀長を 務めています。二〇〇五年十二月から、米政府のイスラ
エル-パレスチナ安全 保障調整官を務めました。
ボスニア紛争時はサラエボで統合部隊指揮官。
その他、二十五歩兵師団長(ハワイ)、八十二空挺師団副師団長など
を経験し ています。
一〇山岳師団二旅団長として、ソマリアで「モガディシュの希望回
復作戦」に参加した経験も持ちます。
軍政分野の経験も豊富で、在エジプト米国大使館の軍事協力事務所長、
米国政 府機関である国家軍事指揮センター副センター長を務めたり
しています。
⇒アフリカ大陸は今後、外から包み込む米と中からかく乱を図る
シナ・ロシア等との間で治乱興亡の巷になることでしょう。
ソマリア・スーダンをめぐる動静がカギになるでしょうね。
(おき軍事情報部)