米中央情報庁(CIA)は日本共産党と中国共産党の関係などを分析。 | 日本のお姉さん

米中央情報庁(CIA)は日本共産党と中国共産党の関係などを分析。

軍事情報 第305号 (最新軍事情報)           9,143部
                      平成19年(2007年)7月23日
┏【目次】─────────────────────────────☆
┃  ☆【最新軍事情報】 「アフリカコマンド司令官指名」など
┃  ☆【おたより】 「当選者より」など
┃  ☆【国民年金の花柳な生活】 「参院選の行方」
┃  ☆【編集雑記】  「怪文書」
┃  ☆発行:おきらく軍事研究会
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こんにちは!!
エンリケ航海王子です。

蒸し暑いですねえ。
どうぞ早め早めの水分補給を忘れず、脱水にご注意ください。

今週もよろしくお願いいたします。


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◎◎◎ 最新軍事情報 ◎◎◎ 
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●シーファー大使と防衛大臣との会談及び米国からの支援の概要
(7/18 防衛省)

1.シーファー駐日米国大使と小池防衛相の会見概要

シーファー大使
 我が国はハリケーン・カトリーナの被害を受けた際に、日本の方々から温か
い御支援をいただいた。今回は少しばかりだが恩返しをできればと思い、支援
を申し出た。

防衛大臣
 多大なご支援に感謝する。新潟県は大きな被害を受けている。自衛隊は入浴
などの支援や食糧や水、トイレの提供を行なっており、歓迎されている。

2.平成19年新潟県中越沖地震に関する米国よりの支援の概要

○J・トーマス・シーファー駐日米国大使から日本政府に対して、新潟県中越
沖地震の被災者への米国政府のお見舞いの言葉並びに被災者への支援を表明。

○7月17日(火)、今回の新潟県中越沖地震の被災者に対して、以下の支援
を実施することを決定。

(1)義援金10万ドルの提供
(2)被災地においてニーズのある冷房装置約100機の提供

○7月18日(水)、在日米軍のC-130輸送機により、新潟空港へ冷房装
置約100機の輸送を実施。
 

⇒日米同盟は堅固です。
ちなみに、シーファー大使と小池大臣は、十八日に新潟空港で会見しています。


●シナが南沙諸島でベトナム漁船を銃撃

ベトナム政府筋の話によれば、
九日、シナ艦艇がベトナム漁船を銃撃し、乗員五名が負傷しました。

両国はこれについて一切コメントしていません。

⇒関連すると思われる情報があります。

七日、四名(家族で大人二名、子供二名との話です)の脱北者が駐ベトナムオ
ランダ大使館に入っています。韓国への亡命を希望しているようですが、ベト
ナム当局がどういう判断を下すかは現時点では不明です。

ちなみに、
北鮮からは、シナ国境を超えて毎年多数の脱北者が出ています。
中共当局は、北鮮との取り決めで「脱北者は見つけ次第北鮮に強制送還する」
という措置を実行していますが、現実は多数が脱出に成功しています。

脱北者の多くはベトナム、タイ、カンボジアなどの東南アジアに渡り、韓国へ
の亡命を希望しています。

ベトナムは社会主義国で、北鮮との国交もありますが、韓国からの投資も積極
的に受け入れています。二〇〇四年にベトナムが脱北者四百名を韓国に移送し
たとき、北鮮は激怒しています。


●ベトナムで作戦開始

十六日に米海軍の「太平洋パートナーシップチーム」がベトナムに到着しまし
た。十日間の予定で医療支援が行なわれます。

「太平洋パートナーシップ2007」は、フィリピン、ベトナム、パプアニュ
ーギニア、ソロモン諸島、マーシャル諸島で医療・建設等の人道支援を行う
4ヶ月間の任務で、米太平洋艦隊が行なっています。十一月半ばまで行なわれ
ます。

作戦を支援しているのは、国際医療援助機関「プロジェクト・ホープ」、医療
ボランティア組織「アロハ メディカルミッション」、カリフォルニア大学サ
ンディエゴ校歯学部で、米公衆保健局、米空軍、米陸軍、豪軍、インド軍、マ
レーシア軍、韓国軍、シンガポール軍、そしてわが自衛隊からも人員が参加し
ています。

作戦を指揮するのは三十一駆逐戦隊指揮官のスチュワート大佐です。

⇒人道支援が米軍の任務の一つに入ったのは、世界的潮流もあるでしょうが、
わが自衛隊の影響もあるみたいですね。


●日共のパトロンはソ連と中共

平和イデオロギーに基いて活動している国内団体が海外勢力の傀儡であること
は、もはや国民の常識です。このたび、そのトップに位置するとされる日共に
ついて、これを裏付ける資料が米国から出ました。

米中央情報庁(CIA)は旧ソ連と中国に関する53~73年の分析文書を
147点、約1万1000ページ公開しました。この中に日共と中共の関係
などを分析した2文書も含まれています。

以下のふたつです。

・The Japanese Communist Party 1955-1963
 http://www.foia.cia.gov/CPE/ESAU/esau-23.pdf
・The Disintegration of Japanese Communist Relations with Peking
 http://www.foia.cia.gov/CPE/ESAU/esau-31.pdf

CIAの情報公開アーカイブ
http://www.foia.cia.gov/
では、1945年以降の興味深いデータが山ほど公開されています。

⇒おき軍事は、日共等の反日組織のパトロンは、共産系組織のみではないと思
っていますがね。

このはなしをめぐっては、いまだに権力の座を離れない不破さんが「この金は
わが党が粛清した内通者に対するものだ」とする趣旨の発言をしています。

この言葉を見て、イデオロギー組織に粛清が必須とされる理由がよく理解でき
た気がします。


●北鮮のナンバー2がモンゴル訪問

北鮮労働党の序列2位である金永南・最高人民会議常任委員長が二十日、モン
ゴルを訪問しました。

わが国とモンゴルは国交樹立三十五周年を迎え、 皇太子殿下が十日から八日
間の日程でご訪問された直後です。


●韓国、UAV導入へ

韓国国防省は十八日、二〇〇八年度の国防予算要求案と〇八~十二年度の国防
中期計画を発表しました。

十二年に米軍から戦時指揮統制権移管を受けるのをにらみ、偵察・監視・指揮
統制能力の強化に重点を置いたところが特徴といえます。

無人偵察機「グローバルホーク」を計画に盛り込んでおり、購入を米に打診す
るそうです。

⇒かの国の装備をはじめとする軍事力は、「今後我が国に向かう」ことを前提
に考える必要がありますね。まずは防諜体制の強化が望まれます。


●小池防衛相、米太平洋コマンド司令官と会談

十七日、小池防衛相は米太平洋コマンド司令官であるキーティング海軍大将と
会談しました。大将は「人民解放軍のリーダーはさかんに『軍備は自衛のため』
と強調するが、今後の軍事力近代化を注視してゆく必要がある」と指摘してい
ます。


●ミャンマー、シナの新聞支局開設を認可

シナ国内で二位の発行部数を誇るとされる「光明日報」に対し、ミャンマー政
府は支局開設を認めました。同国における海外メディアの支局はシナの新華社
についで二つ目です。

⇒光明日報は解放軍系列の新聞社です。どの国でもそうですが、新聞・テレビ
の特派員や支局長で情報関係者でない人は、探すほうが難しいでしょう。


●イランと米が協議

十七日、イランのモッタキ外相はイラク安定に向けた二度目の公式協議が、
イランと米の間で近く行われることになったと述べています。

五月下旬に行なわれたときと同様、イラク政府の代表が同席するそうです。

⇒実現するかどうかは不明です。


●ステニス打撃群、シンガポール到着

米七艦隊所属のステニス打撃群(*)が十八日、シンガポールに到着しました。

任務は人道支援で、ボランティアみたいなことをやっているみたいですが、
乗馬の訓練なども行なっているようです。

ステニス打撃群の西太平洋におけるプレゼンスは、七艦隊の責任地域における
脅威・治安維持に関する米国の姿勢を明確にする役割を果たしています。
ちなみに現在七艦隊では、五十隻を超える艦艇、百二十機を超える航空機、
二万人を超える人員がいつでも展開できる体制になっています。

(*)指揮官・クイン少将。空母「ステニス」、イージスシステム搭載ミサイ
ル巡洋艦「アンティータム」、イージスシステム搭載ミサイル駆逐艦「プレブ
ル」、同「オカーン」等で編成人員は約六千名。


●BMD担当者と統合連接統制将校がヒッカム基地で会合

米軍の二〇〇七年度「統合連接統制将校会議」が十六日、ハワイのヒッカム空
軍基地で行なわれました。四日間のこの会議で、統合連接統制将校と太平洋地
域のBMD担当者は、BMD装備の高性能化、および、将来に向けた「相互運
用性と協力体制の強化」をいかに実現するかについて話し合っています。

会議には、日本、ハワイ、カリフォルニアから兵たちも参加しています。

「電話やEメールや電話会議は便利なコミュニケーションツールだけど、顔を
合わせて話すのにはかなわないね」と会議に参加した三艦隊の少佐は言ってい
ます。

ヒッカム基地でミサイル防衛に関する会議が開かれたのは昨年以来二度目です。

北鮮は二〇〇六年七月にミサイル試射(テポドン2含む 七発)、その後秋に
は核実験を行なっています。この行為は、米と太平洋地域の同盟国に、太平洋
地域のBMDシステム導入の重要性を改めて感じさせました。

在日本の十三空軍副司令官ワイマー空軍中佐はBMDの運用について、
「BMDは部隊単独で運用できるものではない。関係者すべてが協力する統合
作戦だよ」と述べています。

九十四陸軍防空ミサイル防衛コマンド司令官のセワード准将は、効果的なBM
Dシステム運用のかぎは、軍どうしの協力関係にある、としています。

「BMDシステムの運用はサッカーのようなものです。各自が持つ専門と経験
を試合に投入します。たとえば陸軍は守備がうまい、空軍はパスが上手だ、と
いったようなことです。でも、一緒に練習しなければ試合には勝てませんよね」
「一緒に訓練し、時間をともに過ごすことで担当者は顔見知りになれます。
非常時に、電話の相手先に誰がいるかということがわかっているといないのと
では、運用にあたって大きな違いが出ます」

ちなみに米軍では太平洋コマンドがBMDを主導しており、担任する地域は、
防空ミサイル防衛コマンドが配備される唯一の戦域となっています。

セワード准将は、
「BMDに関する専門家の共有知識が蓄積されているのはハワイです。
しかし、得たものをここで溜め込むわけではありません。戦域内で共有すること
も、他の戦域への提供もできますよ」と述べています。


●エンタープライズ打撃群、六艦隊責任地域内へ

米海軍の「エンタープライズ」打撃群が十六日、六艦隊の責任地域に入りまし
た。同打撃群は七日に母港を出航し、対テロ戦争支援のため六ヶ月展開する予
定です。

六艦隊(司令部 イタリア ナポリ)は、欧州コマンドの海軍全部隊の指揮、
作戦統制、調整を行なっています。地中海における通常任務を遂行するため、
「エンタープライズ」打撃群は戦闘即応性を維持するとしています。

「エンタープライズ」は十二空母打撃群の旗艦で、同打撃群は以下の兵力で編
成されています。イージスシステム搭載型ミサイル駆逐艦「フォレスト・シャ
ーマン」(DDG98)、同「ジェームス・E・ウィリアムス」(DDG95)、同「ア
ーレイ・バーク」(DDG51)、同「スタウト」(DDG55)、イージスシステム搭
載型ミサイル巡洋艦「ゲティスバーグ」(CG64)、原子力攻撃潜水艦「フィラ
デルフィア」(SSN690)、高速戦闘支援艦「サプライ」(T-AOE 6)。

⇒イラン沖で展開する予定です。


●158任務部隊の指揮官交代

十七日、ペルシャ湾北部付近で展開中の158混成多国籍任務部隊(CTF
158)の指揮官が英海軍のランバート准将から米海軍のホール准将に交代し
ました。
あわせて、同任務群(CTF158・1)指揮官も英海軍のサンギネッティ大
佐から米海軍のセバース大佐に交代しています。

⇒CTF158の指揮官は、豪州、英国、米国の順番でローテンション制にな
っています。部隊の任務は、国連安保理決議1723に基き、バスラとコール
アルアマヤにある石油ターミナルの安全を確保することです。

隷下部隊となるCTF158・1は、上記石油ターミナルの二十四時間パトロ
ールを任務とします。


●ブッシュ米大統領、アフリカコマンド司令官にワード大将を指名

ブッシュ米大統領は十日、新編されるアフリカコマンドの初代司令官に現欧州
コマンド副司令官のウィリアム・ワード陸軍大将を指名しました。

ワード大将は黒人で、二〇〇六年五月から欧州コマンド副司令官(在ドイツ 
シュツットガルト)を務めています。大将が現在管轄している地域は、
欧州・アフリカ・ロシア・アジアの一部・中東にある九十二の国・地域、地中
海と大西洋のほぼ全域で、米軍部隊の活動に関する責任を負っています。

ワード大将に与えられた任務は、アフリカコマンドをこの九月までに欧州コマ
ンドに隷属する初度の作戦能力を持った組織にすることです。ちなみにアフリ
カコマンドは、来年十月に太平洋コマンドや欧州コマンドと並ぶ新規の統合コ
マンドとして創設されることになっています。

指名されたワード大将は、軍歴三十六年で海外勤務が多い方です。
七十一年に任官後、これまでに、韓国、エジプト、ソマリア、ボスニア、イス
ラエル、ドイツなどで勤務しています。

欧州コマンド副司令官になる前は欧州陸軍・陸軍第七軍の副司令官兼参謀長を
務めています。二〇〇五年十二月から、米政府のイスラエル-パレスチナ安全
保障調整官を務めました。

ボスニア紛争時はサラエボで統合部隊指揮官。
その他、二十五歩兵師団長(ハワイ)、八十二空挺師団副師団長などを経験し
ています。一〇山岳師団二旅団長として、ソマリアで「モガディシュの希望回
復作戦」に参加した経験も持ちます。

軍政分野の経験も豊富で、在エジプト米国大使館の軍事協力事務所長、米国政
府機関である国家軍事指揮センター副センター長を務めたりしています。

⇒アフリカ大陸は今後、外から包み込む米と中からかく乱を図るシナ・ロシア
等との間で治乱興亡の巷になることでしょう。

ソマリア・スーダンをめぐる動静がカギになるでしょうね。


(おき軍事情報部)

◎◎◎ おたより ◎◎◎
■当選者より

> さてこのたびは、本のプレゼントにご応募いただきありがとうございました。
> 厳正なる抽選の結果、あなたが当選されましたので、ご報告いたします。

えっ・・・?なになに・・・・・・!

> 厳正なる抽選の結果、あなたが当選されましたので、ご報告いたします。

まっ、マジですか?

> あなたが当選

お~っ!
落ち着けっ、落ち着け。どうやら本当のようですね!

「今回3回目の応募になります。当たるといいな~」って書いといたのがイヤ
ミったらしく効果的だったのでしょうか?「いいな~」の後に (笑)とか足
しておいたほうがいいかなーとか迷ったんですけど・・・

いやいや、「厳正なる抽選結果」と書いてあるからそんなことはないだろう。
すくなくとも金の熊手の絵を描いておくよりも効果はなかったはず・・・。

あっ、レアな経験だけに取り乱しまして失礼いたしました。

当選のご通知をいただきましてありがとうございます。どうせ当たらないだろ
うとは思いつつも応募すること3回目にしての快挙!本が届くのが楽しみです。
届きましたらば、あらためてご連絡いたします。

どうもありがとうございます。失礼いたします。

(N)

⇒抽選は厳正に行なってます。念のため(笑)。(抽選担当者)


■マレーシアより

いつもメルマガ、楽しく拝読させて頂いております。

小生は、7年前からマレーシアに単身赴任しております。 

12年前の阪神大震災で自宅が全壊し、避難所・仮設住宅で1年余り過ごさせ
てもらってから新築した自宅に戻りました。
経済的・年齢的に早く復興出来たのは幸運でしたが、当時の村山政権は全く
無策で、社会党が共産党にまで抜かれて弱小野党に落ちたのも当然の帰結です。

自衛隊の方々が、暑い日ざしの下、埃よけの水を撒きながら、崩れ落ちた家の
中から数少ない家財道具を出してくださった事は一生忘れません。

ボランティアの方々にもお世話になりましたが、やっぱり軍隊の規律に基づい
て動いてくれた屈強な自衛隊の皆様が小生と家族をどれだけ元気付けてくれた
か!

2年前に仕事でトルコのイスタンブールに出張しましたが、そこの居酒屋
(ビストロ)で小生が日本人だと判ると、どこからともなくワインとビール、
ピスタチオの差し入れがありました。

理由を聞くと「日本から大きな船(海自輸送艦「おおすみ」の事)が仮設住宅
をトルコまで運んでくれた」との事で、トルコの人が自衛隊の海外支援をしっ
かり覚えてくれていました。このあたりの宣伝活動が、自衛隊は下手だと思い
ます。

シナや韓国(狂っている最貧国北朝鮮は論外)が何かと日本にイチャモンを付
けてくる昨今、やっと防衛庁から防衛省への昇格出来た事は安倍政権の大殊勲
です。

長い海外生活で、「日章旗のありがたさ」を痛感する毎日です。

これからも小生を元気にするメルマガの配信をお願い致します。

(M)

⇒マレーシアといえば、留学生で同級生だった女の子のことを思い出します。
ムスリムだったので、トゥドン(だったでしょうか、頭にかぶっているスカー
フです)をつけていたんですが、毎日変えてきて「今日のはどう?」と聞かれ
るのが日課になってました。(笑)
彼女ももう、いいお母さんになってるでしょうね。(エンリケ)


■アジアのチャーチルは?

チャーチルへの言及。
新大臣就任という時局故、言い得て妙ですね。

チャーチルの評価としてはその歴史観が挙げられますが、
エンリケ様のおっしゃる通り、
陸を覧ればタンクを発想し、海を覧れば石油戦略を発想するという、
戦術から戦略までを網羅する希有な軍人・ジャーナリストでした。

もう一つ、特筆すべき点は、
「己を知る」:「等身大の自分を勇気を持って観察する」ということではない
でしょうか。

大英帝国の落日を感じ取ったチャーチルは、
世界の覇権が米国に移るという時計を早めることによって、
ヒトラーに伍することを選択しました。

そして戦勝にもかかわらず、選挙で敗退を喫した時も、
「偉大なる英国民は恩知らず」の言葉と共にあっさり身を引きました。

国の命運、自らの政治適性、どちらも冷徹に分析し、
勇気を持って受け容れました。

果たして、東アジアが歴史的転換点を向かえるであろうこの時期に、
アジアのチャーチルは、何処かにいるのでしょうか。

(高橋 光男)

⇒いつも貴重なご高見をありがとうございます。(エンリケ)


◎◎◎ 高志さんのコラム 「国民年金の花柳な生活」◎◎◎
●2007/07/20 (金) 参院選の行方

 昨日の産経新聞は1面トップで共産党の「宮本顕治元議長死去」を伝えてい
た。見出しも5段抜きだ。記事は3面、4面、更に27面と続いている。恐ら
く他紙の倍以上の紙面を使って特集したのではあるまいか。

 中曽根氏が「敵ながら天晴れ」と言っているが、よく言うよ。
 私の印象は、若し宮本氏が政権を握っていたら彼の周辺では粛清が続いたで
あろうと言う事に尽きる。

 共産党と産経新聞の軋轢は過去に意見広告を巡って訴訟があり、共産党が敗
訴しているという事を初めて知った。委員長が「産経なんて」と吐き捨てる様
に言ったのも道理である。
 朝日の記事は意外に簡単だったが、もう過去の人と捉えているからだろう。

 代わって今日の朝日は選挙の予想である。
 民主党が圧勝、自民党敗北と読んでいる。この辺りはズブの素人でも出来る
予想だ。
 安倍内閣の支持率は下がる一方で留まる所を知らない。煽りに煽っているの
がメディアだからそうなるのは当然だが、予想をこの様に書く事は彼らにとっ
て必ずしも得策ではないであろう。

 第一の問題は投票率である。大勢がそれ程ハッキリしているのなら、もう投
票に行くのを止め様かと思う人や、「義を見てせざるは勇なきなり」と立ち上
がる人がどれ程いるか。
 浮動票が如何動くかも重要だ。自民党を見捨てた票が民主党に行くとは限ら
ない。今度は泡沫政党もバカに出来ない。

 公平に見て安倍政権は良い仕事をして来た。ただ、その内容が多くのメディ
アやその後押しをしている勢力の気に入らなかったのである。

 次々にスキャンダルを暴露し、大部分の有権者には何十年も後にやって来る
年金問題を緊急事態の様に騒ぎ立て、本来語られる筈だった憲法問題を遠くへ
追いやってしまった。この連中は現実に日本の周辺で起きている差し迫った問
題をどうする心算でいるのか。

 自民党が負けたら直ぐに安倍内閣は退陣というのも可笑しな話だ。

 《与党が衆議院で三分の二の多数を制している現状では、たとえ参議院で過
半数の議席を失ったとしても、即「政変」に繋がることはない。まして安倍首
相は「向かい風」を前提に選挙戦に望んでおり、敗北を覚悟しているから、逆
に言えば、敗北即辞任のメカニズムに逆らう姿勢をとると判断され、選挙結果
に関係なく政権維持となろう》

 これは経済評論家長谷川慶太郎氏の予測だが、私はその通りだと思っている。

http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=514369&log=20070720

【「国民年金の花柳な生活」より http://www5.diary.ne.jp/user/514369/

◎◎◎ 編集雑記 ◎◎◎
いつものことですが、国政選挙の前後には各方面からヘンなメールが届きます。
いわゆる怪文書といわれるものでしょうね。

正直言いますと、九割は「もっと努力しよう」レベルです。
もう少し工夫してほしいものです。

怪文書愛好家としては、
はじめからネタバレしている手品みたいなのは、少しいただけません。

同じ作るのなら、
余韻と風格を感じさせるものを作ってほしいですね。(笑)

特に「役人作」は点数低いです。

来週の今ごろには選挙結果も出ていることでしょうが、
この種のメールも届かなくなるわけで、少し寂しいですね。

(エンリケ航海王子)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 ☆ 配信元:おきらく軍事研究会
 ☆ 発行責任者:エンリケ航海王子
 転送はご自由にどうぞ。どしどし転送してください。
 引用・転載にあたっては出所を必ず明記してくださいね。