中国の未来は果てしなく暗い | 日本のお姉さん

中国の未来は果てしなく暗い

ようちゃん、お勧め。↓

未来は暗いよ、軍国化するから。

国民は戦争にこき使われる奴隷になるから。by日本のお姉さん

▼中国の未来は果てしなく暗い(中南海ノ黄昏)
例のダンボール肉まん騒動ですが
ハイハイ、いつものこと
ハイハイ、不祥事は全て臨時職員ですよー
また出稼ぎ農民いじめですか(現場付近は出稼ぎ農民らが多く住んでいてダンボール肉まん屋も出稼ぎ農民という設定)
もう遅い、肉まんは怖くて食べられない
私が唯一信用できるのは母から生まれたということだけだ
断言する、ダンボール肉まんは存在する
外国人はどうして中国製品を信用しないのか。自国民でさえ信用していないのにどうやって外国人たちを説得せよと言うのだ。問題は全て臨時職員の責任で片付けてしまうシステムそのものにある!
メディア批判も非常に多く削除されることなく放置されています。そこでやはり下種な勘ぐりをしたくなるわけです。

■これらの疑問と、納得できる部分を整理して、ひとつ仮説を立ててみよう。これはブログですから。記事じゃありませんから、けっこう思い切ったこといいますよ。眉につばつけておよみください。

(中略)
食の安全への信頼回復は、党中央が今もっとも、力をいれている問題。記者会見や外国要人との会見のたびに「中国の食の安全問題、あれはメディアがさわぎなすぎなんですよ」といい訳していたのに、党の喉舌CCTVまで、段ボール肉まん報道でメンツ丸つぶれ。中国の指導者の感情を重視する河野洋平衆院議長ですら、温家宝首相との会談では、「食の安全」問題を持ち出していた。う~、河野君にまでいわれちゃったじゃないか(傭兵なのに)と、普段温和な温家宝もむかむか。中央の怒りの矛先は北京市当局へ。

(ズバット中略)
■あとは北京テレビで、適当な人事異動して、それでもさわぎがおさまらなかったら、このネタを北京勢力切り崩し、劉淇・北京市党委書記への圧力に使っちゃうぜ(By胡錦濤)

とこんな展開でどうだ?

北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)「段ボール肉まんやらせ事件フォロー」
おっ、傭兵くんもがんばってるねー。こういうのをもっと日本のメディアは取り上げてあげないと。特に、「あさひ」とか「まいにち」とか「あさひ」とか。ちなみに温家宝との会談を伝える新華網の記事の表題は「温家宝、日本国際貿易促進協会代表団と会見す」とあって、記事本文では一応「衆議院議長」→「日本国際貿易促進協会会長」の順で河野洋平の肩書きを紹介しております

新華網「温家宝会見日本国際貿易促進協会代表団」
ちなみにこの記事では、傭兵くんが中国の食の安全問題について触れたということはおろか傭兵くんの発言は一文字も記されていません。

上記で紹介した『産経新聞』の記者さんによる「仮説」はかなり面白いので、未読の方は是非リンク先で是非全文をご一読ください。

中国メディア界がワーワーやっている中、香港の『明報』が今回のやらせ撮影を行った建物への突撃取材を敢行し、当局の妨害もあり見事玉砕したとの記事を20日に掲載しております。

明報「「紙皮包子」工場推打記者」
現場は北京の朝陽区太陽宮郷十字口村。元々この辺りは偽タバコや偽酒などの生産のメッカで、この土地の管理人が太陽宮郷政府の関係者だとかで、毎回検査をたくみにパスしていたとか。

付近は13日から厳重な警備体制下にあって取材しようと近づくもチンピラどもが威嚇して近づけない。記者が鎮政府役人の同行を求めるも「全員会議中で無理。勝手に取材しろ。危険だったら警察に電話しろ」との冷たい返事。

めげずに記者は再突入。再びチンピラに恫喝されるも「鎮政府も取材を認めている」と反撃。一味がすかさず鎮政府へ電話。すると「政府は記者を一人も入れるなと言ってる」と怒鳴り返され終了。

明報「チンピラどもの写真、公安が来ても怯まない」
いやー、さすがです(笑)

「ダンボール肉まん」よりも「やらせでした」との報道によって騒ぎが非常に大きくなってしまっています。

そんな内外からの中国製品脅威論に右往左往している内地の惨劇を嘆き悲しんでいる7月17日付け香港紙『蘋果日報』のコラムをば。

中国製品の品質、特に中国の食品と薬品の安全問題が最近1つの国際的に熱い話題となっている。確かに「中国製」という文字は産地を示すだけのマークではなく、国際市場に置いてはすでに「中国のイメージ」に関する大きな問題となっている。

8億枚のワイシャツが1機の飛行機となる
国家は何によって国際的イメージが確立されるのか?グローバル化の波が到来する前は、この問題に対する答えは軍事力の対比や外交的往来が頻繁であること、イデオロギー領域における鋭い舌鋒などであった。しかし冷戦終結後、経済対話が非常に重要な「国家言語」となり、具体的には国際市場における産品の流通であると言えるようになった。一般消費者は、「ドイツ製」を手に取り人々はドイツ人は物事に厳格で少しも妥協しないと連想し、商売において製品の品質を強調し価格では「地位が高く悩みはない」で、ベンツやBMWは国際的ブランドとして更に有名となっている。「日本製」について人々の印象は、製造工芸の巧みさ、設計の緻密さ、所有するに値する優良品といったもので、あなたも三菱、松下、東芝など著名な国際ブランドを思い浮かべることができるだろう。そして「アメリカ製」が伝える物は、即ち最先端技術、製品の標準的な気炎イ、及び製品の安全性、アメリカが持つ国際ブランドは耳に雷がとどろくが如くで枚挙に暇がない。「中国製」の話に戻ると、その消費者の持っている印象は単に「価格が安い、品質が悪い、商業の信用度が低い」というマイナスの印象のみで、国際的ブランドについては悲しくなるほど少ない。経済的視点から国家をしっかりと眺めると、製品のイメージは国家のイメージで、「中国製」のイメージは「中国のイメージ」であることは明らかだ。

「中国製」は中国の未来を決定する。中国は現在、政界の貿易大国でもあり貿易黒字大国でもあるが、単に輸出貿易の話だけをすると、原材料、労働集中型で技術価値は低く、付加価値も高くなく、利潤は薄く、これらは中国の輸出製品の突出した特長で「八億枚のワイシャツでようやく一機のボーイングの飛行機に値」し、これは「中国製」の厄介なところで、このような黒字は必要ない。長期的戦略に目を向け、このような輸出製品の構造は単に一つの便宜的な計画ではなく、長期的計画によって初めて技術集約型、高利潤製品へ移行できることに疑いはなく、このような移行がまず必要でそれが当面の「中国製」に対する心外な国際的イメージを改変し転換させることとなる。巨視的な視点から眺め、国際市場の低価格製品に対する需要は一定期間内において量に限りがあるので、中国の輸出貿易の遠くない未来に一つのボトルネックの出現を予見することができる。中国の輸出貿易の継続的増加は、輸出製品の構造的変革の実現なくしてはありえない。そのため「中国製」は中国の未来を決定することに疑いの余地はないのだ。

商業道徳の衰退は社会に影響す
「中国製」の背後にはどのような商業道徳があるのだろうか?これは問題の深層の原因だ。ここ数年大陸では、表示外のスーダンレッドからジエチレングリコールの乱用、毒粉ミルクから薬物飼料まで、食品市場において出現した、いくつかの政府機関が自ら小農場で野菜を栽培したり、更に国家食品監督管理局の元局長・鄭筱萸に対して数日前死刑が執行されたり、直接的には偽薬、偽紙幣、偽契約・・・などなどが人々を落胆させた。これらの現象の背後には、商業道徳の荒廃があることは疑いようがなく、悪い商人が利潤を追求す為に手段を選ばず、あらゆる悪どい手段を用いる程だ!このような商業道徳と信用の下、国民は依然として「中国製」は国際市場でその信用は危機的状況であるとの話を甘んじて受け入れねばならず、毒歯磨き粉、毒飼料といった小さな国際商業での紛争を持ち出すまでもなく、少し前から中米戦略経済対話の過程の中で、中国の輸出製品の信用問題、知的財産権保護の問題は依然として相手方が関心を示している焦点の議題だ。注意しなければいけないのは、この種の商業道徳の荒廃は一般社会の道徳の領域に拡散されて、更に社会全体にその影響が及んでいるということだ。

「中国製」は中国の未来を決定する。「中国製」のイメージの変換と刷新とを確立する必要は本当にあって、商業道徳を再建し、健全な市場秩序と正常な道徳形態を設立しなければならない。これができて初めて「中国製」に未来がある。

北方可可 大陸《博客網》專欄作家

蘋果日報「探針:「Made in China 」決定中國未來」
つまり中国の未来は果てしなく暗いということですね。

香港だけでなく、この手の論調の記事を、大きくはありませんが内地のメディアでもチラホラ目にするようになってきてはいます。曰く「今が中国製品の十字路だ」、「今こそ各省、地方が競争して名ブランドを立ち上げる好機だ」、「今までのように政府が世界を恫喝しても意味がない」、「道徳の荒廃が最大の原因だ」・・・などなど。

ところが中共と言えばこれまで同様に「中国製品の99%は合格品だ」、「アメリカ製にも粗悪なものはある」、「メディアが誇張している」などなどと恫喝し自らの姿勢を正そうとする動きは皆無。また、システムを改善することなく発覚した悪事をトカゲの尻尾きりよろしく一部に押し付けて「排除したからもう大丈夫」などとやっているうちは、何時までたっても世界の信用を勝ち得ることはできませんし、上記のコラムにあるように中国の経済成長も頭打ちとなってしまいます。

一部には相当の危機感を持っている人もいるようですが、まだまだ。改革開放が始まった当初から言われ続けていることですが、経済的発展だけを追求してきたツケが回ってきてるということですね。鎖国でもして中国国内に引き篭もるというのならまだしも、世界を相手に商売をしようとするのなら政治改革も進めないとねー。がんばれよ、胡錦濤。北京閥を退治して自身の基盤を整え一気にやっておしまい。あまり時間はないかも知れんよ。