中共製汚染偽物ヨーロッパ上陸 | 日本のお姉さん

中共製汚染偽物ヨーロッパ上陸

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▼中共製汚染偽物ヨーロッパ上陸@ヘラルド・トリビューン(今日の覚書)
中国製製品の安全性を中国の軍拡をどう読むか巡る、アメリカなどで起こった一連の事件に続いて、毒入りの可能性のある消費財が、通常病院や飛行機などで渡される歯磨き粉の形で、今度はヨーロッパに登場した、と当局が月曜日に確認した。ヨーロッパでは被害者は誰も報告されていないが、汚染の疑いにより、数万本の歯磨き粉がスペインとイタリアで差し押さえられた、と欧州委員会は述べた。[これは容認し難いリスクだ」とメグレナ・クネヴァEU消費者問題担当委員の広報担当Helen Kearnsが言った。

汚染歯磨き粉はこれで三大陸で発見された事になる、と彼女は言い、この問題は「世界的規模」だと指摘した。「我々はこれに真剣に、徹底的に取り組んでいる」と彼女は言った。これはクネヴァが今月中国訪問した直後に発見された。2006年は中国からの輸入品の半分以上がEUでリコールされている、という事実を巡って、彼女は既に懸念を表明している。

委員会によれば、スペイン当局は、この製品は恐らく、昨年パナマで医薬品を汚染した数十名を死亡させたのと、同じ化学薬品に汚染されたのだ、と語ったとの事だ。イタリア保健省は、偽物として特定された歯磨き粉20,000本を差し押さえ、サンプル検査を行っている。
スペインで差し押さえた100,000本の製品には、入院患者や、恐らくホテルの宿泊客や航空機の搭乗者に渡されている洗顔セットの歯磨き粉サンプルが含まれていた。委員会によれば、問題の中でも最も有名なブランドはTrileafとの事だ。アメリカFDAは既に消費者に「中国製と書いてある歯磨き粉の利用を避ける」ようアドバイスしており、中国から入ってくる「疑わしい」製品の輸入を停止している。

スペインで発見された歯磨き粉は、グリセリンと偽られている、不凍剤の像念剤ジエチレングリコールを含有していると考えられている。
イタリアでは61のサンプル(一部は西側の有名ブランド商品と偽っている)が化学分析に送られた。ヨーロッパ当局は、この化学物質は大量に摂取した場合にのみ危険なので、原因はパナマのそれほど深刻ではない、と強調した。歯磨き粉にこれは適用されない。委員会はこの懸念を「中等度」とし、この製品を飲み込んだ子供達にだけ危険性はあるかもしれない、と述べた。

スペイン当局によれば、体重12kgの子供の場合、中毒症状を起こすには、80mmの歯磨き粉(大きなチューブ一本分)を飲み込まなければならない、との事だ。スペインとイタリアは現在中国製歯磨き粉への対応策を検討中であり、後ほど欧州委員会に報告する。これはより広範な製品リコールとヨーロッパ全域における検査強化に繋がりそうだ。いずれにせよこの発見は、アメリカでしばらく蔓延している懸念にヨーロッパを導いている。

パナマ検察は、検査は2006年7月以来、ジエチレングリコールで汚染された医薬品の摂取により、少なくとも94人が死亡した事を示しており、更に293人の死亡例についても調査中だ、と述べた。北米では今年先に、化学物質メラミンに汚染された中国製小麦グルテンを含有するペットフードが、犬や猫の死の原因だとされた。それ以来アメリカは、汚染魚介類、危険な染料が添加されたジュース、そして含鉛染料で彩られた玩具の汽車を、受け容れ拒否したりリコールしたりしている。歯磨き粉汚染の原因は、歯磨き粉、石鹸、化粧品の保湿剤もしくは甘味料としてよく利用されているグリセリンとして、この工業用化学物質を販売した中国の化学薬品メーカー、と考えられている。汚染製品は日本とカナダでも発見されている。これらが発見された事により欧州委員会は、5月29日、発見スピードを上げる、非食料品危険製品に関する情報共有即時警告システムに参加する、ヨーロッパ諸国30カ国の当局に正式警告を送った。

委員会は月曜日、状況の監視を継続し、疑いがあれば偽物製品について当局に連絡するよう消費者に強く求める、と述べた。
安全懸念は中国政府の莫大な貿易黒字を巡るアメリカと中国の緊張を高めており、そして今度は、同様の懸念がヨーロッパを襲い始めている「市場に供給される製品に適切かつ効果的な管理が行われるのを確実にするのは、明らかに中国の為だ」とピーター・マンデルソンEU通商担当委員の報道官が言った。中国は昨年、故障もしくは汚染されていた場合、製品の輸出を抑制すべく行動に出る事を条件に、ヨーロッパ製品警報の詳細を見る権利を与えられた。