I'm NOT a plastic bag は、ポケットに入りきらないよ。 | 日本のお姉さん

I'm NOT a plastic bag は、ポケットに入りきらないよ。

ようちゃん、お勧めブログ記事。↓

資源節約でのマイ・バックの加熱ぶりは戦略的だったのねー,

日本人も外国製品に弱いから真似るのかしら?

(風呂敷があるのですが・・)byようちゃん

▼I’m NOT a plastic bag のずるさ (商社マンに技あり)
昨7日の台北のテレビニュースの社会部ネタは、

英米の有名人らが使ってがぜん箔がついた木綿のトートバッグ
I'm NOT a plastic bag
の限定販売に台北、台中、台南の3都市で長蛇の列ができ(ここまではふつう)

開店と同時に列が崩れ店頭へ客が殺到して大混乱となった話。

絵になるものだから、何度も同じシーンが画面に出る。

諸外国の秩序ある待ちっぷり(=こちらもビデオあり)に比べて台湾の混乱ぶりがまことに嘆かわしい、というコメントつきだ。

わざわざテレビカメラが待機して撮影していたわけだから、絵になる大混乱はテレビ局側の期待値だったのじゃないかい……。

それにしても一見平凡な I'm NOT a plastic bag を世界的ヒット商品に仕立てたアニヤ・ハインドマーチさんの販売戦略は
ビジネス書が何冊も書けそうなうまさ(=ずるさ)ですね。

(↓Anya Hindmarch のサイト。ロンドンの長蛇の列の写真が)
http://www.anyahindmarch.com/division/environmental_bags.aspx


平凡な代物だからこそ、宣伝に初期投資をしながら
商品数は絞り込んで希少価値感を維持する。

希少価値感が維持できていれば
発売時に長蛇の列ないし大混乱が起き
必然的にこれがニュースとなるから
カネをかけずにメディアで大宣伝ができる。

販売戦略としては、うますぎて悪質なものを感じます。

あのバッグの「環境へのやさしさ」は木綿製であることだけ。
中国人の低賃金労働で作らせたものを、
ジェット燃料を燃やしてヨーロッパまで空輸して、
なにが「環境へやさしい」だ!?という案の定(じょう)の批判もあるそうだ
(『自由日報』7月8日号の外電要約報道)。


日本でも7月14日(土)から
銀座、新宿、南青山の3店舗で先ずは“限定発売”だ。

そ~ら見ろ。悪質なる販売戦術をまた繰り返しているわけだよ。

きっと長蛇の列で、テレビニュースになるよ。
ちゃんと参議院選の週末は外したね。
7月中旬のネタ切れ週末には格好の話題だよ。

(↓ Anya Hindmarch Japan の販売案内サイト)
http://www.anya-hindmarch.jp/information/070601.html

せめて台湾のような大混乱が起きないことを祈ります。


それにしても、ほんとに「環境にやさしい」バッグって、何?

ぼくの日頃をご紹介すると、
スーパーやコンビニのポリ袋を三角に折りたたみポケットにしのばせておき、
たとえば帰宅途上にちょっと缶ビールを買いたくなったときなど
たちまちレジでポケットのポリ袋を取り出してこれに商品を入れてもらう。

環境にやさしい袋って、そういう袋のことだと思うんだな。

I'm NOT a plastic bag は、ポケットに入りきらないよ。