チャイナは何の為に軍備を拡大するのか  | 日本のお姉さん

チャイナは何の為に軍備を拡大するのか 

政府は2007年版防衛白書で、今年度のチャイナの国防予算が対前年度

比で17.8%増と、19年連続で2ケタの伸び率を示し、日本の防衛関係

費を初めて超えたことを示し、チャイナの軍事力近代化が「台湾問題」の

ためと書いているが、チャイナの目標は、台湾問題への対応を越えるもの

ではないかという懸念が高まっているとした。

―― チャイナは潜水艦能力の向上を目指していること。

―― チャイナは揚陸艦や補給艦の増強を進めていること。

―― チャイナは空母保有に関心を持っている。

ロシアから航空母艦を買った。航空母艦用の艦載機を150機、調達しようと
している。

―― 航空戦力については、

機動性に優れた国産のJ10、ロシア製SU27など「第4世代型戦闘機」の
増強や大型輸送機の大量導入で、中国本土の防空能力に加え、より前方

での制空、対地・対艦攻撃能力の構築を進めている。

3年ほど前のロシアとの合同軍事訓練時には、ロシアからバックファイヤー爆
撃機を20機ほど借りている。バックファイヤー爆撃機は、マッハ2のスピー
ドで飛来して目標を爆撃をして飛び去ることが出来るもので、これをチャイナ
が手に入れると日本のシーレーンを守る上で脅威となる。

日本のシーレーンを守るためには、洋上における防空能力を確保しなければ

ならない。太平洋戦争で日本がアメリカに負けた大きな要因は、南方の石油

を運ぶ船を爆撃機を装備した護送船で守らなかったために、次々とアメリカ

軍に攻撃され、燃料不足となったことにある。

シーレーンを止められたら、石油が入らないために、戦争をする以前の段階

で日本の経済はガタガタになる。

―― 対米空母攻撃能力を高めることを考えて、

射程1500~2500キロメートルの準中距離弾道ミサイル「東風21」の
改良に着手した。核弾頭搭載が可能な東風21は、すでに100基近く配備さ
れている。東風21に赤外線探知装置を取り付ければ米空母への攻撃が

可能になる。(産経新聞2007年5月16日野口裕之記者の記事による)

米空母への攻撃に弾道ミサイルをどう使うかについて、人民解放軍の論文

や科学ジャーナルなどで、あからさまに討論が行われている。人民解放軍

は核搭載ミサイルと、通常兵器搭載の弾道ミサイルを混在させる事を決定し、

同じクラスの弾道ミサイルに、核搭載と通常弾頭のものを搭載し、互いを

近くに配備しはじめた。
(雑誌 SAPIO 2007年07月11日元米国陸軍大学戦略研究所所長の記事

による)

―― 2007年1月に、地上850キロの軌道上の人工衛星攻撃実験の際に
使用したASAT(衛星攻撃兵器)は、準中距離弾道ミサイル東風21の改良型
である。実験は、アメリカや日本の人工衛星に対する攻撃も軍事作戦の一部

として想定している可能性を示している。

チャイナが人工衛星を落とす高度な技術を持ったということであり、核弾頭を
搭載した東風21を、終末段階の誘導で目標を正確に落とす技術を持ったとい
うことだ。アメリカの人工衛星が破壊されれば、通信能力が一気に落ちて米軍
の作戦遂行能力も落ちる。

1月の人工衛星攻撃実験は、大量の人工衛星の破片を宇宙空間にまき散らし、
各国の有人飛行を危険に晒したとして各国に強い衝撃を与えた。

―― 海洋戦略として、

2005年までに、第1列島線までは敵が攻めてきても守れる、という事を目
標に海軍の強化を行っている。第1列島線とは、千島列島を起点に、日本から
台湾、フィリピン、スラウェシ島、ジャワ島、スマトラ島、に至るライン。

次に2020年を目途に、第2列島線として太平洋に防衛ラインを構築しよう
としている。第二列島線とは、伊豆諸島を起点に、小笠原諸島、グアム・サイ
パン、パプアニューギニア、オーストラリア西海岸に至るライン。

―― 台湾を射程に入れる短距離ミサイルを年間100基増加し、既に900
基に到達している。台湾本土に狙いを定めた固体燃料を使用した改良型

M11は、レンジも従来型より大幅に延び400キロを超えている。

台湾侵攻の前線基地となる江西省石崗エリアには、既に可動式発射台

16基・約100基のM11ミサイルが実戦配備されている。
(05月25日、米国ペンタゴンの中共の軍事力に関する年次報告書による)

―― ペンタゴンのレポートによると、

チャイナの軍事費の実像は、最大想定数値では1250億ドル、日本円で

15兆円規模。(日本の防衛費の3倍を軽く超す額)

―― 台湾海峡における有事の際に、アメリカが台湾の支援にくると確信

しており、敵をアメリカとみなして軍事近代化を推進している。日本に関し

ては、アメリカの核の傘の下で満足しているままとみている。

―― チャイナは既に、軍事力の無言の圧力によって、南シナ海を自国の

庭のようにしている。台湾がチャイナに征服されれば、次は尖閣諸島が

狙われる。

―― ディーゼル潜水艦としては世界最高の性能を持つキロ級12隻を

ロシアから導入し、国産の宋級10隻の配備も完了した。2004年夏には、

最新型の元級潜水艦の開発に成功し、原子力潜水艦も従来の漢級5隻

に加え、少なくとも2隻の「093」級の実戦配備を終えたと伝えている。

チャイナ海軍が、長距離弾道ミサイルの発射能力を備えた夏級潜水艦

をいまだ配備していない状態にありながらも、ロシアの技術支援を受け、

弾道ミサイルの発射が可能な「094」級戦略原子力潜水艦の建造に

着手した事実が注目される。
また、チャイナ海軍は、海上艦艇や海軍航空部隊、水陸両用戦闘部隊

などを増強している。
(2007年2月9日の産経新聞による)



 チャイナの海洋核戦力の新たな柱とされる「ジン(晋)級」戦略

ミサイル原潜(094型SSBN)について、米国の民間組織

「全米科学者連盟」(FAS)の核専門家、ハンス・クリステン

セン氏は5日、米国の商業衛星、クイックバード

(Quickbird)が初めて撮影に成功した画像をインターネット上

で公開した。「ジン(晋)級」戦略ミサイル原潜(094型SSBN)は

旧型の「シャー(夏)級」戦略ミサイル原潜より

約10メートル大型化されている。ミサイル発射筒は12基から

16基になっているが詳細は分からない。

米本土への核攻撃能力をめざす

国産のJL(巨浪)2型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の

搭載が伝えられている。



簡単に言うとチャイナは、潜水艦から核をつけたミサイルを

アメリカ本土でも発射できるようになったということだ


以上のことから、

チャイナは、経済成長の成果を軍事力増強に投入しており、特に台湾海峡

での軍事衝突や、日本との領有権紛争に備えて海軍力を大幅に増強して

いる事が分かる。
台湾が独立の動きを見せた場合に武力で台湾を制圧し、米軍の介入を

阻止し、エネルギー資源を安全に輸送するための海上輸送路(シーレーン

)を確保する能力を備えようとしている。

チャイナの国防白書には、「核は先制不使用の原則の約束を堅固に維持

する」と書いてあるが、軍部の暴走も考えられるし、チャイナのトップが

骨の髄から反日に染まった人民に引きずられる可能性もある。

バブル崩壊などの国策の失敗から目を逸らすため台湾侵攻に走る

可能性もある。

日本は、アメリカの核の傘の下で満足して怠惰をむさぼっていると、チャイナ
の軍事力の圧力に負けて、シーレーンも尖閣諸島も沖縄も同時に失う可能

性もある。――――アメリカがなんとかしてくれると信じることも、チャイナが暴
走しないだろうと信じることも、警察がなんとかしてくれるだろうし、ドロボ
ウが来ないと信じて家を開け放して寝ることと同じだ。

年金問題も大事だが、日本が弱くなって外国の属国になった場合は、年金

も消えるのだと思えば、日本のシーレーンを守れる政権を支持するのが

現実的ではないだろうか。

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資料1:中台情勢、中国有利に変化=北の新型ミサイル注視―防衛白書
    (時事通信) 2007/07/06

政府は6日午前の閣議で、2007年版防衛白書を了承した。

急速な軍事力近代化を進める中国と、台湾の軍事バランスについて、今回

初めて「中国側に有利な状態へ向かって変化しつつある」と明記。また、

北朝鮮が新たに中型弾道ミサイルの開発を進めており、動向を注視する

必要があるとした。
白書は、中国の軍近代化について「当面の目標は台湾問題」とした上で、「台
湾問題への対応を超えるものではないかとの議論が惹起され、懸念が

高まっている」と指摘。中国が公表する国防費は、19年連続で2ケタの伸び

を示しており、「国防政策や軍事力の透明性向上がますます重要」として

いる。

北朝鮮問題では、昨年10月の核実験によって「核兵器計画をさらに進展させ
た可能性が十分あり、核兵器の小型化・弾頭化を含め、動向を注目する必要

がある」と強調。弾道ミサイルについては、固体燃料推進方式の短距離ミサ

イルも新たに開発していると明記した。

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資料2:「米中が激突する日」黄文雄著(PHP研究所発行)2006年5月8日
    を元にした「ようちゃんの日記」より抜粋。

もはや中国はファシズム国家と思ったほうがよい。台湾の次は沖縄を狙って

くるでしょう。中国と全く事を構える気のない日本を敵国に仕立て上げ、国内

の軍国主義体制を固めようとの意図はみえみえですが、

豪州に亡命中の「エン紅氷」元北京大学教授は、「ガス田は口実、中国共産

党ファシズム傾向が全面的に現れたものだ」と指摘した。それによると

「政治・経済・社会など全面的危機状況に直面している中国政府は、既に緊急
措置を実行することを確定している」とし、その最大の狙いは「中国及び全世
界を戦争に巻き込ませ、中国共産党の政権を維持する事だと」と言う。これま
での歴史に照らすと、この分析は正確なものと思われる。

現在の中国国内は、資本逃避・政治腐敗・党幹部への富の集中・貧富の差

の拡大・社会階層の分解・凶悪犯罪の横行・そしてそれによる共産党政権の

権威失墜、という危機的状況に直面している。

こうした亡国亡党の危機が今後も回避できないと判断された時、中国は戦争

という冒険の選択をする可能性がある。それは、中華人民共和国が成立して

から行った17回に及ぶ対外武力行使をみればわかる。例えば、絶対的優位

を誇るソ連軍への挑戦など、こうした一連の人民解放軍の軍事行動は必ず

しも勝算ある理性的なものではなかった。

それでは、何故そのような冒険を敢えてしたのかというと、国内での危機を回
避するため、或いは大衆運動を推進するために対外戦争を挑発して国民の

関心を外敵に向かわせ、それによって一致地団結を図ろうとしたからです。

では、理性的な国家指導者(=軍事指導者)が現れれば、中国は平和愛好

国家に変わるかといえば、それは違う。

有限資源を廻る殺し合いの大地で生きてきた
民族の価値観、思考様式、そして「戦争」という「生への哲学」を知れば、平
和志向の「理性的な人物」などそもそもこの国の指導者にはなれない事が

分かるだろう。

対外戦争を敢行して中華の栄光を取り戻す人物こそが真の「指導者」であり、
「民族の英雄」たりうるのです。冷戦終結の今日でさえ、覇権大国を目指して
軍拡に狂奔しない限り、中国人は満足できない。

将来、中国が空母を保有するに至り、それが太平洋に進出し、アメリカが握っ
ているシーレーンが断たれるような事態になれば、日中の利害は決定的に

ぶつかる。

米中戦争の第一ラウンドは中国の大東亜新秩序建設から――――中国は

80年代から海洋進出をはじめ、スプラトリー諸島、南シナ海を抑え、

ミャンマーを取り込んでインドへ進出し、エネルギー不足を克服するために

シーレーンを確保する事に夢中である。

華僑は既に東南アジアを牛耳っている。

そこへ政治力を行使さえすれば、天敵ベトナムをも海洋戦略的属国にする

事が可能となる。

2000年からの海洋戦略目標は、南シナ海から東シナ海へと移り、日本から
の経済協力が低下すれば尖閣諸島を軍事占領する。次は沖縄。「中国の

一部としての沖縄返還要求」を突きつけてくる。

北東アジアでは、北朝鮮を属国化して韓国を抑え、外モンゴルをも属国化

しつつある。

更にシベリアにも、大量移民を通じて中国化し、ウィグル地区を前進
基地として中亜のイスラム圏に対し政治、経済、軍事的な影響を行使し、

インド、ロシアとは友好関係を保ちながら、日本抜きで、大東亜共同体

どころか、それをも超越した中国中心の大東亜新秩序を確立できると

よんでいる。

中国は多民族、多文化、多言語の国家で、漢・満・蒙・回・その他多数の異民
族集合体で、毎年中国内部で紛争、小競り合いが続いてるのが常態の国

です。
去年は、小競り合いが10万件も起きている。根っから戦争、人と争うのが骨
身に染み込んでいる好戦的な民族性があるのです。

「革命は銃口から」が、共産党の人民共和国建国国是だと忘れては

いけない!
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資料3:

中国の海洋核戦力の新たな柱とされる「ジン(晋)級」戦略ミサイル原潜(094型SSBN)について、米国の民間組織「米科学者連盟」(FAS)の核兵器専門家ハンス・クリステンセン氏は5日、商業衛星が初めて撮影に成功した画像をインターネット上で公開した。

 昨年の末ごろ、大連(中国遼寧省)近郊の小平島海軍基地に停泊中の画像。艦の全長は133メートルで、旧型の「シャー(夏)級」戦略ミサイル原潜より約10メートル大型化してミサイル区画が広がったことが確認された。

 昨年12月に公表された米海軍情報部の報告書は、中国が同型艦を5隻体制で運用すると分析していた。

 サイトはhttp://www.fas.org/blog/ssp/

(ワシントン 山本秀也)

7月7日8時0分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000016-san-int


資料4:
グーグルアース(Google Earth)が中国の最高軍事機密を暴き出した。その画像がインターネットで、世界中に流れ、お茶の間でも閲覧できる時代が到来した。グーグルアースは“神の目”なのか。

 中国の海洋核戦力の新たな柱とされる「ジン(晋)級」戦略ミサイル原潜(094型SSBN)について、米国の民間組織「全米科学者連盟」(FAS)の核専門家、ハンス・クリステンセン氏は5日、米国の商業衛星、クイックバード(Quickbird)が初めて撮影に成功した画像をインターネット上で公開した。実はこの画像は、グーグルアースのウェブサイトに公開されていたのを、クリステンセン氏が見つけ出した。

 「ジン級」戦略ミサイル原潜が撮影されたのは昨年の末ごろで、大連(中国遼寧省)近郊の小平島海軍基地に停泊中を衛星がとらえた。画像の解析結果によると、艦の全長は133メートル。旧型の「シャー(夏)級」戦略ミサイル原潜より約10メートル大型化し、衛星画像の比較ではミサイル区画が広がったことが確認された。

 旧型のミサイル発射筒は計12基。新型艦では16基が搭載可能との情報があるが、クリステンセン氏は「この画像ではハッチの数まで確認できない」としている。

 ロイター通信によると、「ジン級」戦略原潜は、ロシアの「ビクター級III」級攻撃原潜を基に開発されたとみられる。「ジン級」戦略ミサイル原潜には、米本土への核攻撃能力をめざす国産のJL(巨浪)2型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の搭載が伝えられる。昨年12月に公表された米海軍情報部の報告書は、中国が同型艦を5隻体制で運用すると分析していた。(ワシントン 山本秀也)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/61823/