たまにはエライぞ朝日新聞「声欄」がボツにしなかった創価学会員の「政教一致」告発投書 | 日本のお姉さん

たまにはエライぞ朝日新聞「声欄」がボツにしなかった創価学会員の「政教一致」告発投書

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今回ばかりは「ジャーナリスト宣言」のCMが、何だか頼もしく聞こえるでは

ないか。

理由は、朝日新聞が6月下旬、紙面に載せた1通の投書で、創価学会と

公明党のなりふり構わぬ選挙活動の”政教一致”を問う内部告発だった。

普段、創価学会問題に見て見ぬふりの朝日が、微妙なところに踏み込む

のは異例の出来事。朝日新聞、”グッジョブ!”である。



 公称550万部を誇る創価学会の機関誌、聖教新聞。

その1面の左下に掲載されているのは、『寸鉄』という知る人ぞ知る

”名物”コラムである。


 わずか5節の短文を連ねたこのコラムが”名物”とされる所以は、少なくとも新聞と名の付いたメディアで、滅多にお目にかかれないほど卓越した悪口雑言のボキャブラリーを有しているからに他ならない。


 例えばここ2週間分に目を通しただけでも、創価学会と対立する日蓮正宗本山や反学会の人物に、「毒虫」「阿呆」「糞坊主」「鬼畜」「極悪」「害虫」等など。


 およそ思いつく限りの呪詛の言葉を並び立てた結果、到底、宗教団体の機関誌とは思えない聖教新聞独特の紙面が連日、刷り上がっているわけだ。


 だが、一度敵と見なせば容赦なく、汚物の塊をドスンドスンと投げつけるようなこのコラムに比べ、「寸鉄、人を刺す」という諺によほどふさわしかったのは、先日、朝日新聞に掲載された1篇の投稿文だった。


 創価学会での体験を淡々と綴った短い文章は、見事にその”急所”に突き刺さっていたからである。


<「信仰の場」で選挙活動とは>と題された投稿が朝日新聞朝刊の「声欄」に掲載されたのは6月25日。栃木県に住む専門学校非常勤講師の仲田征夫氏(62)による投稿だ。



400字詰め原稿用紙約1枚にまとめられた内容を抜粋してご紹介すると、



<今月中旬、創価学会の会館で開かれた地区座談会に誘われて参加し、信じられない光景を見た。座談会には約30人が参加し、終了後もほとんどの人が残った。女性幹部が「これから参院選の投票練習をします」といい、投票用紙大の白紙を2枚ずつ配った。1枚には公明党推薦の候補者名を、もう1枚には公明党と書くよう指示。書き終えると、幹部が1人ずつ点検していく。


「もっとはっきり書いてください」と注意された人もいた(中略)。税金を免除されている宗教法人の会館で、堂々と特定政党の選挙活動が行われていることに疑問を持った。そして、幹部からの指示と情報に従って行動する生き方は、私には理解できなかった>



 もちろん、これまでにも票の掘り起こしに東奔西走し、選挙違反で逮捕者が出るほど苛烈な創価学会の選挙活動に関しては何度となく報じられてきた。


 しかし、選挙を前に創価学会の会館を使った集会で、投票の予行練習までやっているという生々しい”内部告発”が新聞に載るのは前例のない出来事である。


 「この会合が開催されたのは6月15日の午後7時からでした」と、状況の補足説明をしてくれたのは、朝日新聞に投稿した仲田氏ご本人。「場所は、栃木県西方市にある創価学会の会館でした。参加者は60~70歳のお年寄りばかりで、最初、題目を唱えたりする宗教的なプログラムをこなしたのです。それから、消えた年金問題の紙芝居や英会話の簡単な挨拶の練習をやった後、練習用の投票用紙が配られました。私は驚きましたけれど、きっと皆さんはいつもやっているからなのでしょう。この時、誰も不思議に思わなかったようで、質問する人もいません。婦人の幹部の方が、比例区や選挙区で投票すべき候補者の名前を伝え、皆、黙々とペンを走らせたの
です。」



◇嘘を答えた学会会館

 投票練習の場所は、会館の2階にある畳敷きの大広間だったという。パイプ椅子に座っていた出席者の多くは、持ってきたノートなどを下敷き代わりにして、膝の上で”投票用紙”に記入していたが、中には椅子から降りて畳に正座し、パイプ椅子の座面を机代わりにする人も見られた。



仲田氏が続ける。「そういえば、候補者の名前の漢字を質問した方もいませんでしたね。私はこんなことはしたくなかったので、投票用紙を貰うとき、”イヤ、イヤ”と拒否したら、婦人幹部の方はギョッとした顔をされていました。しかし、まぁ、これだけやれば、票も集まるはずだとは思いましたよ。」


 それでは一体なぜ、仲田氏は創価学会の身内ばかりが集まった座談会に紛れ込んでしまったのか。「私は昔から宗教、特に仏教に関心がありまして、今から36~37年ほど前、近所のおばさんの勧めるままに聖教新聞を読み始め、創価学会にも入会しているのです。独学で教義の勉強はやりましたが、一方、学会組織の活動は殆ど何もしていませんでした。そんな私に、学会員の知人から、社会福祉の仕事をやっていた経験を座談会で講演して欲しいと頼まれ、会館に出向いたのです」



 おそらく、仲田氏を誘った知人の学会員は、活性の低い会員を刺激し、活動かを1人養成するぐらいの心づもりだったに違いない。が、残念ながら、仲田氏は創価学会の組織に少々、批判的だったのだという。


 「私は、創価学会が反戦を基本理念としているのに、公明党はイラク派兵に賛成したことなどを、おかしいと常々、感じておりましたから…。信仰の面ならともかく、政治まで盲目的に追従するのは問題だとも思っていたのです」



 創価学会にとって、不幸が重なったのは、仲田氏が20年ほどの間に、読売新聞6回、毎日新聞14回、朝日新聞に至っては14回も投稿が取り上げられている新聞投稿の”常連さん”だったことだ。


 奇妙な体験をした彼は、この2日後、早速これを原稿にまとめ、誰かに相談することもなく「声欄」にFAXしたのである。



 「この内部告発をよく朝日新聞が掲載してくれた、と思います。実は、FAXで原稿を送り、朝日側から”掲載します”と一旦連絡を貰ったあと、再び慌てた電話がありました。朝日の記者さんによれば、創価学会の会館に確認の取材をしたら、会館側が当日は座談会や催し物をしていないと、事実関係を一切否定したというのです。そこで、私が別の出席者を教え、その人物から裏付けがとれたため、なんとか掲載に至ったのです」



 通常、右から左への流れ作業となる投稿文の確認作業を行うほど朝日が慎重な姿勢だったのも無理はない。
 これまで「声欄」が創価学会の選挙活動を正面切って批判する投稿を選び掲載したことは、ほぼゼロに等しかったからだ。



 その裏事情について解説するのは、かつて「声欄」を担当した朝日新聞のOBである。「声欄というのはね、朝日の社説では言いにくい事柄を掲載する傾向があって、まぁ、朝日新聞の社説を代弁するページと考えて貰って構わないでしょう。たしかに、私の知る限りここまで創価学会に批判的な投稿を取り上げたのは初めてです。その理由?簡単です。うるさいから…。だから普通は、いくら批判しても文句を言ってこない自民党に関する投稿が多く載るわけです。逆に、創価学会や共産党、朝鮮総連については批判的な投書を載せたら、文句がたくさん寄せられるのは目に見えているでしょう。それで敬遠され、これまでは載せなかったのです



◇投票練習は全国規模

 また朝日だけに限らず、不買運動による部数減を危惧する新聞社にとって、巨大な創価学会への批判はタブーの一つとされる。



 その諸々を込みで考えると、従来シュレッダー行きだった投稿をボツにしなかったのがエライ所だ。「声欄」のOB氏によれば、その背景は「最近、朝日の紙面全体が”反安倍、反与党”のトーンに傾いてきたため、声欄の論調を合わせてきたのでしょう。加えて、創価学会の”政教一致”がそろそろ目に余るようになってきたのも、掲載に踏み切った理由だと思います」



最近の創価学会の増長を指摘するのは、ある学会ウォッチャーも同じだ。「西方町や隣の鹿沼市は、特に創価学会の強い地域ではありません。もし、ここでそんな”投票練習”が行われているならば、それは上部組織からの指令が下ったからと見るべきで、そうであれば全国で同様の現象が起きているわけです。だいたい学会員には、選挙活動と宗教活動の区切りはありませんから、 投票の練習にも何の違和感もないはずです。でも、これまでなら個人宅に人を集めて、目立たないように練習をさせてましたよ。ところが、最近創価学会と公明党の政教一致を批判するマスコミが減り、今や大手を振って会館で”投票練習”などをやっているのです」




 我が国の憲法第20条第1項には、<いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない>と、明確に政教分離が規定されている。


 会館で信者に投票練習をさせる選挙活動が、これに引っかからない方が不思議だが、この点創価学会は「投稿の中の話は、公明党への支援活動の一環と認識しています。会館を利用したのも選挙前という支援期間中の限定的なものです。声欄に載った投稿は、当会の活動について誤解を与えかねないものでしたので、朝日新聞社には当会の意向は伝えました」



 だが、日本大学法学部の百地章教授(憲法)の意見は「憲法は、宗教団体による政治への介入を禁止しており、創価学会と事実上一体である公明党が池田名誉会長の意のままに政治活動を行っているのは、政教分離違反の疑いが残ります。朝日新聞に載った今回の投稿記事は、各地の会館が日常的に政治活動の拠点とされている創価学会の実態を明らかにしたものですから、政教分離違反の疑いは、ますます濃厚になったともいえるのです」



 一方、朝日に今回の「グッジョブ!」についてお尋ねすると、「声欄は、多様な社会の鏡の役割を果たすこと
を目指しており、読者の関心が高い時事的なテーマについて、今後も積極的に取り上げていきたいと考えて
います」



 思えば、政教分離は朝日新聞の大好きなテーマである。靖国問題に費やす情熱の一部を創価学会に向けて頂きたいものだ。

(以上)

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週刊新潮 7月12日号 320
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たまにはエライぞ朝日新聞「声欄」がボツにしなかった
創価学会員の「政教一致」告発投書




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公明党と創価学会のやってきたこと、今もやり続けていること、このことが

問題にならない、今まで問題にされなかったことの方が大問題だろう。

公明党と創価学会は党員や学会員によるしつこい勧誘や選挙における

投票依頼が、多くの人を困惑させ、辟易させていることを反省し、

政教分離の原則をちゃんと考えるべきだ。