中国の海洋核戦力の新たな柱とされる「ジン(晋)級」戦略ミサイル原潜 | 日本のお姉さん

中国の海洋核戦力の新たな柱とされる「ジン(晋)級」戦略ミサイル原潜

 中国の海洋核戦力の新たな柱とされる「ジン(晋)級」戦略ミサイル原潜(094型SSBN)について、米国の民間組織「米科学者連盟」(FAS)の核兵器専門家ハンス・クリステンセン氏は5日、商業衛星が初めて撮影に成功した画像をインターネット上で公開した。

 昨年の末ごろ、大連(中国遼寧省)近郊の小平島海軍基地に停泊中の画像。艦の全長は133メートルで、旧型の「シャー(夏)級」戦略ミサイル原潜より約10メートル大型化してミサイル区画が広がったことが確認された。

 昨年12月に公表された米海軍情報部の報告書は、中国が同型艦を5隻体制で運用すると分析していた。

 サイトはhttp://www.fas.org/blog/ssp/

(ワシントン 山本秀也)

7月7日8時0分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000016-san-int

グーグルアース(Google Earth)が中国の最高軍事機密を暴き出した。その画像がインターネットで、世界中に流れ、お茶の間でも閲覧できる時代が到来した。グーグルアースは“神の目”なのか。

 中国の海洋核戦力の新たな柱とされる「ジン(晋)級」戦略ミサイル原潜(094型SSBN)について、米国の民間組織「全米科学者連盟」(FAS)の核専門家、ハンス・クリステンセン氏は5日、米国の商業衛星、クイックバード(Quickbird)が初めて撮影に成功した画像をインターネット上で公開した。実はこの画像は、グーグルアースのウェブサイトに公開されていたのを、クリステンセン氏が見つけ出した。

 「ジン級」戦略ミサイル原潜が撮影されたのは昨年の末ごろで、大連(中国遼寧省)近郊の小平島海軍基地に停泊中を衛星がとらえた。画像の解析結果によると、艦の全長は133メートル。旧型の「シャー(夏)級」戦略ミサイル原潜より約10メートル大型化し、衛星画像の比較ではミサイル区画が広がったことが確認された。

 旧型のミサイル発射筒は計12基。新型艦では16基が搭載可能との情報があるが、クリステンセン氏は「この画像ではハッチの数まで確認できない」としている。

 ロイター通信によると、「ジン級」戦略原潜は、ロシアの「ビクター級III」級攻撃原潜を基に開発されたとみられる。「ジン級」戦略ミサイル原潜には、米本土への核攻撃能力をめざす国産のJL(巨浪)2型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の搭載が伝えられる。昨年12月に公表された米海軍情報部の報告書は、中国が同型艦を5隻体制で運用すると分析していた。(ワシントン 山本秀也)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/61823/