外国のゴミは宝の山
中国ブログ最新トレンド論説 第9回(6月)-長谷川昌志
13億の人口を抱え未曾有の経済発展を遂げる中国は、世界の工場に留まらず、世界の一大消費市場となっている。そして内需の拡大に伴い、工業の中でも金属などの素材・資源の需要が高まり、鋼材価格も上昇している。 その鋼材価格の上昇と同時に、産業廃棄物から金属やプラスチックを取り出すため海外から輸入される「海外からのゴミ」が社会問題となっており世間の注目を集めている。 今年1月には『青年周末』で、また先日も中国中央テレビのニュース番組『紀事』で放映されたためか、ブログ界でも関心は非常に高い。 あるブログでは日本から輸出される「ゴミ」の90%が中国に流入し、中国は日本の「ゴミ」の最大の受入国になっていると指摘する。17トンのプラスチック廃棄物を10万円で買い入れる。その外、輸送費や税関での関税などに12万円かかるが、しかし70万円ほどでこれらのゴミを売りさばくことができると詳しく紹介している。(関連:現在就新生的BLOG) 日本の財務省の2006年度統計によれば、日本から香港を含む中国全土に輸出されたプラスチック廃棄物は110万トンに達し、00年と比較すると4.4倍に急増。同時に鉄クズの輸出量も2.3倍増の278万トン、銅は3.7倍の39.2万トンに増加している。 「ゴミ」を中国に輸出している国は日本だけではない。アメリカや韓国、イギリスなど世界中から家電、金属、プラスチック、衣類などあらゆる廃棄物が輸入される。その「ゴミ」の山から使えるものを探し出し、再加工し市場に出す。中古市場で出回っている300元ほどのパソコンはその類だ。 これらで深刻なのが、環境汚染の問題である。広東省佛山のある村落では20万トンものゴミにより河川は黒い水が流れ、空にはそのゴミを燃やす黒煙が立ち上っているという。(関連:涌涛拍岸的BLOG) また日本国内での影響も計り知れない。資源ゴミの海外大量流出は国内のリサイクル循環システムを多大なる影響を与えるためだ。2005年に日本国内で廃棄されたと環境省が予測する2287万台の家電製品のうち、その半数がリサイクル法によって回収されただけで、少なくとも771万台は中古商品として流されたか、あるいは海外に「リサイクル資源」として輸出されていると中国国内のブログで紹介されている。(関連:薛涌的BLOG) 先進国からリサイクル資源と共に大量に流入する「ゴミ」への不満と、環境汚染の深刻さを懸念する声が中国のブログ界で高まっている。「ゴミ」から金を生み出す「錬金術」には、汚染という大きな代償が付きまとう。地球規模で環境問題を考えなければならない今、先進国が果すべき役割は大きい。(編集担当:長谷川昌志) 7月6日22時36分配信 サーチナ・中国情報局 |
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空港の近くの倉庫でペットボトルの山を見た。
チュウゴクに送られるプラスチックとはペットボトルだったのかな。
チュウゴクの汚染は、輸入したゴミだけじゃないぞ!
自分の国の工場の排水や、生活用水の方がチュウゴクを
汚しているよ。外国のゴミのせいにしないでね。外国のゴミは
宝の山だから購入しているのでしょう?嫌なら輸入を止めたら
いいと思う。by日本のお姉さん