１０分の１程度を初めて受け取った時点で、核施設の稼働を前倒しで中止するすることを積極的に検討

　【ソウル＝竹腰雅彦】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省スポークスマンは６日、６か国協議の合意に基づいて寧辺（ヨンビョン）の核施設の停止・封印の見返りに実施される５万トンの重油支援について、「１０分の１程度を初めて受け取った時点で、核施設の稼働を前倒しで中止することを積極的に検討、準備している」と表明した。

　５万トンの重油支援を行う韓国政府は６日、初回の重油輸送を１２日に開始することを決定。６か国協議の韓国首席代表、千英宇（チョン・ヨンウ）外交通商省朝鮮半島平和外交本部長は６日、初回の重油到着は「１４～１５日になるだろう」と述べており、北朝鮮がこの時点で核施設の稼働停止に着手する可能性が出てきた。

7月7日0時14分配信読売新聞