人手不足のアルカエダ | 日本のお姉さん

人手不足のアルカエダ

ようちゃん、お勧め記事。↓

人手不足のアルカエダ 

イギリスの連続テロ失敗事件に思うこと(苺畑)より

ロンドンとグラスゴーで起きた自動車を使った爆弾テロ未遂事件だが、

寸前のところでテロが未然に防げたことでほっと胸をなで下ろすと

同時にテロ計画そのものにも何か信じられないほどずさんな部分

があると感じる。

以前に私は爆発物は点火が一番難かしいと聞いたことがある。

最初にナイトクラブの前に駐まっていたメルセデスからは煙が

立っていたとあるが、これは携帯電話を使ったリモコンの点火が

失敗したことを意味する。

二台目においては自動車を駐車違反していて牽引された後に爆

弾が発見されている。

もしこのメルセデスが点火に成功して爆発したとしても、牽引された

先の人間のいない駐車場で駐車違反の車を数台ふっとばして

みても意味がない。

交通安全のお巡りさんの目にとまるような場所に車を駐めるなどプ

ロのテロリストとしては考えられない失敗だ。

グラスゴー空港で起きた事件にしても、きちんと下調べをしておけば

空港のドアの前には車の出入りを阻止する柱がいくつも立っている

ことに気が付くはずだし、送り迎えの車線は建物とは平行に走って

いるわけだから直角の角度でドアに全速力で突っ込むことが不可能

なことくらい子供でもわかる。

このようにどの件をみてもプロのテロリストが計画したにしてはあまりに

も素人的間違いが多すぎる。

まるで三馬鹿トリオがテロをやってるみたいだ。

いったいプロのテロリストは何をやっていたのだろう?

昨日紹介したニューヨークタイムスの記事でも、イギリスの対テロ

当局が監視していたテロリスト達が最近一斉に姿を消したとあった。

その多くが国外へ逃走したと思われるともあった。

アルカエダのリーダーたちは下っ端に実行は任せて警備体制がかわ

らないうちにとんずらしたらしい。つまりイギリス内に残ったテロリスト

達は下っ端の素人だけで自分らが何をやってるかちゃんとわかって

いないチンピラだけだったのかもしれない、などと考えを巡らせていたら

ストラテジーページのこんな記事に出くわした。


アルカエダの活躍はメンバーが減りリーダーたちが殺されたり捕まった

りする数が増えるにつれ、その威力は衰えつつある。


アルカエダのプロパガンダ活動もそうだ。

ほんの昨年の秋までは93パーセントのインターネット活動はビデオ

だった。それが今では音声だけになり、その声すらも日に日に弱気

になっている。


彼等が自信を失うのには理由がある。

過去二年に渡るアフガニスタン国境沿いのアメリカやパキスタン軍の

主にミサイルやスマート爆弾による攻撃によって殺される外国人戦

闘員の数は増える一方だ。...

しかしアルカエダが心配しているのはそのことよりも、対テロ勢力に

る諜報の正確性がどんどん高まっていることにある。


あまり取り沙汰されていないが、アルカエダはアメリカの諜報技術

が信じられないほど高まったのか、もしくはアメ公の金に目がくらんだ

アルカエダのメンバーたちが情報提供をしているのかのどちらかだ

ろうと主張している。

アルカエダは中東の事情をよく知らない欧米のメディアや西洋に

住むイスラム教徒らをだますことには成功しているが、それでも

欧米の警察は内部通告を受けメンバーの逮捕を続けているため

アルカエダのメンバー勧誘は殺されたり逮捕されたメンバーを補うの

に追い付くかない状況にある。


必死のアルカエダに必要のなのはここで衝撃的な911並の自爆テ

ロを派手にドカーンとやって成功させることだろう。

そのためにこの間のニューヨークのケネディ空港爆破未遂事件だの

イギリスの連続テロ行為などが計画されたわけだ。

しかしその失態を見れば西洋におけるこうしたテロ計画の多くが

アマチュアによってされていることは明らかである。

欧米諸国でテロ計画をたてている連中はテロリストといっても雑魚

ばかりで、中東の本部にいるプロのアルカエダテロリストの指導を

受けているとは思えない。


エキスパートたちはすでに世界各国の対テロ政策により殺されたり

逮捕されたりしていて手下の指導に当たれる人員が大幅に不足

しているからなのだろう。

ところで敗北を感じているのはアルカエダだけでなく、アルカエダを

受け入れたアフガニスタンのタリバンたちも同じである。

ストラテジーページに載ったタリバンが敗北を認めたというこの記事

は興味深い。


2007年6月25日、タリバンは彼等特有のやり方で自分達の負け

を認めた。

最近行われたメディアのインタビューで、タリバンの報道官は(タリ

バンの攻撃が)自爆テロ作戦に重点をおくようになったことをを発表

した。タリバンはまたアメリカ人がタリバンの上昇部に潜入したと

認めタリバンの上層部が何人も殺されるか逮捕されるかしており、

下層部のメンバーもまた逮捕されていると語った。

また最近はかなりのタリバン実力者による寝返りが続いているがタリ

バンの報道官はこれについては語りたがらなかった。


タリバンはもともとテロリスト組織ではない。

彼等は最初はパキスタンの難民キャンプで組織された武装勢力

だったのだが、パキスタンの諜報部員にそそのかされアフガニス

タンに戻って帰ってアフガニスタンで起きていた内乱を利用して

政権を乗っ取った。

しかしテロリストではないとはいえただの暴力団だったタリバンに

統治などできるはずもない。

そこでタリバンは当時スダーンから避難してきたアルカエダを受け入

れ1990年代にはアフガニスタンの他の部族を弾圧するための

用心棒としてアルカエダ戦闘員を使うようになっていたのだが、

アルカエダのようなテロリストと手を結んだのが運の付き。


2001年の911事件に反応したアメリカ軍のほんの一握りの特別

部隊にあっという間に政権を倒され、パキスタンへ逃げ帰る始末と

なった。以後6年間タリバンは必死に勢力の復興をめざしてきたが、

資金集めもうまくいかず、時々行ったNATO軍への攻撃ではさんざん

な惨敗が相次ぎ、去年だけで3000人の戦闘員が戦死するという

大打撃を受けた。

タリバンは今や自爆テロ以外に何の戦略のないただのテロリストに

まで落ちぶれてしまったのである。

タリバンがテロ行為作戦を宣言したということは自分達の敗北を認め

たようなものだ。


しかし、自爆テロはタリバンにとって二重の自殺行為だ。

戦闘員が自爆するだけでなく、自爆の犠牲者が地元民であることか

ら地元民からも見放され組織としても自爆してしまうからだ。

こうしてみてみると私は我々の対テロ戦争は勝ちつつあるという希望

が湧いてくる。

時間はかかるかもしれないが辛抱強く戦い続ければテロリストなど

滅ぼせる。

そのためには無論イラクで勝たなければならないが、イラクでの勝ち

負けに将来の存続がかかっているのはむしろアルカエダのほうなの

である。

ーーーーーーーーーーーーーーー

ようちゃんの意見。↓
★当然ですよねー.不特定多数の無辜の罪無き善良な男女を狙い,

爆破とかさせる野蛮な行為は正当化できるはずが無い

,こういうテロ行為に政治的な陰謀があって

資金を供与した事が発覚した場合の

社会や世間様から受ける制裁行為は,半端ではない。

テロ行為で人々の共感を得ることはできない。


今では不買運動とか,

選挙で投票しないとか,

穏健で正しい大人しい説得の方が人が集まる.


テロ行為では、本来の目的である恐怖心で人々を支配し続ける

ことはできない。

最初は不安や恐怖で,人々が右往左往するが,それなりに対処法を

身につけて市民から不審者への警戒が強まり,テロ行為も安易に

実行できなくなる,

多勢に無勢で,多数の民衆の抗議が勝ちます.

やはり市民が勇気を出して,警察に協力して進んで告発する態度が

勝つのです.
~~~~~~~~~~~~~~~~~


 【ロンドン3日時事】英スカイテレビなどは3日、ロンドンでの自動車爆弾テロ未遂事件とグラスゴー空港ターミナルへの車突入事件は、同じ2人組による犯行だったもようだと報じた。
 2人はグラスゴー空港で拘束された。1人はイラク人医師のビラル・アブドラ容疑者でもう1人はやけどを負って入院中のハリド・アハメド容疑者。アハメド容疑者も医師あるいは研修医で、やはりイラク人とみられる。
 2人はロンドンで自動車爆弾テロに失敗した後、スコットランドに向かい、グラスゴーの事件を起こしたとみられるという。インディペンデント紙は、2人はロンドンで携帯電話を使った遠隔操作による爆発に失敗したため、グラスゴーでは自ら車を突入させ、爆発を起こそうとしたと報じた。

7月4日9時0分配信 時事通信