イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2007年7月1日(日)
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*カツァブ大統領が辞表を提出。約2週間後にペレス氏が大統領に就任
するまで、イツイク氏が大統領の職務を代行する。(H,Y,P)

*テルアビブのラビン広場に教育相や議員ら2万人が集まり、カツァブ
元大統領の司法取引に反対集会。しかし、カツァブ氏の自宅があるキ
リヤテ・マラキでは、同氏を支持する人が多い。(H,Y)

週末に4発のカッサムロケット

 砲撃

 スラエルはガザと西岸地区の 各地でテロ組織への散発的な

  攻撃を行っており、アルアクサ殉教団の 幹部など7人のパレスチナ

  人が死亡した。(H,Y,P)

*第二次レバノン戦争開戦から1年を迎え、国連の潘基文事務総長が安
保理に現状を報告。イランとシリアのヒズボラに対する武器供給が続
き、国連停戦決議の実施は絶望的だと、懸念を表明した
。(H,Y)

*国防軍兵士の解放と引き換えに釈放するハマスの政治犯名簿を調製中。
イスラエルの担当者が獄中のテロリストと面会している。(H)

*イスラエルが「善意の証」として釈放するファタハの250人のテロ
リストの名簿について、
検討が進行中。(P)

*ガザへの国際部隊の展開が話題になる中、ハマスが「国際部隊が来れ
ば占領軍と見なして攻撃する」と宣言
。(Y,P)

*1943年にロシアの赤軍兵士として戦死した16歳のユダヤ人女性
兵士の遺体が発掘され、イスラエルに再埋葬へ。(H)

*「不信のユダヤ人の目から覆いが取り去られますように」との祈りを
含む古いラテン語のミサを、カトリックが使用許可。反ユダヤ的だと
して以前に使用禁止になっていた。(P)


2007年7月2日(月)
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*休職中のヒルクソン財務相が辞表を提出。首相が後任にバルオン現内
相を指名へ。内相にはシートリット氏が指名される見込み。セクハラ
事件で罰を受けたラモン氏は無任所相に任命される。(Y,P)

*イスラエルが代行徴収した1億ドル余りの税金を自治政府に送金。残
りの約5億ドルも、6ヶ月かけて段階的に送金する。(H,Y,P)

*政府がスーダン難民をエジプトに送還へ。難民はエジプト経由でスー
ダンに送還され、最終的には殺害される可能性が高いため、送還は国
際法違反だとして、人権団体が反対している。(H,Y,P)

*ハマスがガザ支配後に初のカッサムロケット

 砲撃を行ったことが判明。
政治指導者の反対をよそに、軍事部門が独断で実行したもよう。(H)

*ハマス傘下の治安部隊がエジプトとガザの国境警備を開始。ラファ検
問所の再開のため、治安回復を印象付けるのが狙いか。(H)

*ヒューマン・ライツ・ウォッチが、イスラエル国防軍のガザ砲撃も、
パレスチナによるカッサム砲撃も、共に違法だと非難。相手側が違反
していることは理由にならないと、双方に警告した。(H,Y)

*国防軍兵士が、戦死に備えて精子を凍結保存し、家族による使用を認
める運動。
弁護士が多くの法律問題の解決を目指している。(Y,P)

*ハイファで少年が馬を虐待か。少年らが痩せこけた馬に乗っていたと
ころ馬が倒れたため、少年らは馬を放置して逃げ去った。(H)

*入植地跡ホメシュに入植地を再建することを目指す右派グループが、
再建計画を作成。人口2万人で様々な公共施設を含んでいる。(Y)

2007年7月3日(火)
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*カツァブ元大統領の司法取引の差止めを求める女性団体等による5件
の訴えを検討するため、元大統領の起訴を数日延期。(H,Y,P)

*シェンデル国家検事がカツァブ大統領の司法取引を擁護する手紙を地
区検事に送付。偏った報道を激しく非難する内容。(H,Y)

*自治政府が17ヶ月ぶりに職員に給与を支給へ。しかし、ハマスの支
配下に入った職員には支給
しない。ハマス系の説教者は「自治政府か
ら給料を受けるのはイスラム法違反」との見解を示した
。(H)

*第二次レバノン戦争からユダヤ暦で1周年。遺族らを招いて開催され
た戦没者記念式典で、イツイク大統領代行はヒズボラに対して、誘拐
した兵士の情報を提供するよう要求した。(H,Y)

ハマスの子供番組に登場し、殉教を教えていたミッキーマウス型キャ
ラクターがイスラエルとの戦いで「
殉教」。今後も世界の有名キャラ
クターを使って同様の子供番組を制作すると担当者は語った
。(H)

*東エルサレムのハマス組織をシンベトが摘発し、11人を逮捕。うち
10人はイスラエルのIDカード所持者。(H,P)

*イスラエルの核の秘密を公開して懲役刑を受け、仮釈放中だったバヌ
ヌが、15件の命令違反を繰り返して6ヶ月の実刑判決を受けた。ほ
かに執行猶予付きの3年の刑もある。(Y,P)

*西壁前から神殿の丘に通じる橋の建設が中止に。遺物を損傷する可能
性が高いため。この工事にはイスラム教が反発していた。(P)


[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp