米国に正々堂々たる反論を! | 日本のお姉さん

米国に正々堂々たる反論を!

ようちゃん、お勧めブログ記事。↓

決議案自体を阻止できなかったのは残念ですが 

必要なのは、あくまで米国と敵対することではなく、

正々堂々と反論することです。軽挙妄動は禁物です。

byようちゃん

▼「米国に正々堂々たる反論を!」 ネットウヨのブログ
湯浅博の世界読解】対中非難決議の方こそ注目を

米下院の対日非難決議といえば、1990年代初めに

通商問題を中心にピークを迎えたものだ。

日本人記者は連邦議会に日参して決議案の行方を追

い、通商代表部(USTR)のコメントを取るのが日課

だった。あまりに数が多くて、ベタ記事にしかならない

ものが多かった。

それがいまは、マイク・ホンダ議員が主導する慰安婦

問題1本に振り回される。

そのいかがわしさについては、多くの論者が語っている

ので、ここでは内容に触れない。



それより、現状を子細に眺めれば下院の対中非難決議

や法案の方が圧倒的に多いことに、注目したい。

中国が石油ほしさにアフリカ北東部のスーダンに武器を

輸出、同国ダルフール地方での大量殺戮(さつりく)を

見逃しているという非難の嵐なのだ。

慰安婦という戦時中の出来事を扱う対日非難決議と

違って、今まさに進行中である。この人権問題が、来年

開催の北京五輪と結びつけられるから、深刻さの度合

いは日本の比ではない。

厳しい対中非難をそらすため、中国系団体が下院議員

らを慰安婦問題に誘導しているのではないかとのうがっ

た見方もしたくなる。

スーダンにからむ対中非難が出てきたのは4年前から

である。日本に対する1本の非難決議に対して、あちら

ダルフール関連の決議案と法案は20本以上にもなる。


米紙の扱いも、慰安婦問題は無視されることがあっても、

ダルフールにからむ対中非難が掲載されない日は

ないほどだ。

ここ1年あまりの中国たたきは、有名女優が先頭に立っ

ているために注目度が極めて高い。

特に、女優のミア・ファローさんが3月下旬、ウォール

ストリート・ジャーナル紙に寄稿したスピルバーグ監督

に対する警告文は激烈だった。

彼女は「ローズマリーの赤ちゃん」の主演女優として知

られ、映画監督の方は北京五輪の芸術顧問に就任し

ている。ファローさんはナチス支配下のベルリン五輪を

引き合いに出し、虐殺されたユダヤ人の苦悩を知るべ

きだとして、北京五輪を「ジェノサイド・オリンピック」と非難

した。このため、同監督は胡錦濤主席に、「影響力の行

使を」と書簡を送った。中国はただちにスーダン政府に

特使を送り、国連平和維持軍の受け入れを進言した。


さらに、5月上旬には米下院議員108人が北京五輪

のボイコットに触れながら、影響力のある中国が虐殺

をやめさせるよう書簡を胡主席に送った。

すると中国は、間髪を入れずに劉貴今氏をアフリカ問題

大使に任命したうえ、道路復興などに従事する工兵2

75人の派遣を決定している。

ここで重要なのは、非難決議や書簡を受け取ったあとの、

中国政府の素早い決定と実行である。
ワシントンの在米大使館を中心とした議会へのロビー活

動はもちろんだ。在京外交筋によると、世界に展開する

大使館に対して北京五輪のボイコットを防止すべく

働きかけるよう訓令を出したという。

失敗した場合には、何らかの“制裁”も示唆している

そうだ。
中国は「内政干渉はしない」という原則を自ら破るわけ

で、米国発の圧力に対していかに危機感を持っている

かが分かる。
中国政府はダルフール問題が他の少数民族に対する

人権問題に波及することを何よりも恐れていよう。

チベット問題ではハリウッド俳優のリチャード・ギアさん

らが、活発に独立運動を支援しているし、新彊ウイグル

自治区でも米欧の支援活動が活発だ。中国の対応は

あくまで対中非難をかわすための見せかけにしか

みえない。

スーダンの石油輸出の7割を受け入れているままだし、

武器輸出を停止したわけでもない。安倍政権は慰安婦

決議1本に惑わされることなく、いまの民主主義、人権、

法の支配に基づく「価値の外交」を貫けばよい。

(東京特派員)

決議案自体を阻止できなかったのは残念ですが、あわ

てる必要もありません。むしろ、ここで米国に対して過

敏に反応し、日米離間工作に乗るべきではありません。


しかし、正々堂々とフェアに米国に対しては反論をすれ

ばよいのです。かつて日本は、冷然と批判を受け流す

こともできず、過剰に反応した結果、対米戦争に引き

ずりこまれました。


あのときも、中国統治について批判を浴びても、国連を

脱退せず、冷然と居座るという選択肢もありました。


とにかく日本は、長年我慢に我慢を重ねることもあるかと

思えば、ちょっとしたことで爆発して事態をより深刻にす

る悪いクセがあります。


米国のCNNでもみればわかりますが、別に対日批判

一色などになっているどころか、ほとんどこの程度の

こと、報道もされていません。

前回の決議案のときも、下院でさえそんなに騒いでいな

かったのに、いかにも米国が対日批判一色であるかの

ような書き方をしたメディアが多数いました。

米国は中国と対決するにあたり、日本や豪州、インドが

必要なことは100も承知です。
 
 ここで必要なのは、あくまで米国と敵対することではなく、

正々堂々と反論することです。軽挙妄動は禁物です。
 日米離間を一番喜ぶのは中国と北朝鮮なのですから。
ーーーーーーーーーー
▼かんべえはこう思います!

(英語の決議文は省略します)読みたい人は

ていることがお分かりでしょう。

察するに夏の休会の前に、山積みの案件を少し片付け

ておく必要があったのでしょう。

その結果、上の段の6本が委員会を通過し、下の段が

継続審議となっているわけです。このうち、上から3行目

にあるH.Res.121がいわゆる「慰安婦決議」であります。

具体的な内容については、ここでは触れません。

〇要するに、下院外交委員会はこればっかりを討議し

てたわけじゃないってことです。それどころか、妙な決

議案がいっぱい入っていることにお気づきでしょう。

H.Res.208「微笑み運動の設立25周年を称える決議」

とか、H.Res 287「アメリカという言葉が初めて使われた

500周年を祝う決議」だとか。

なにしろ提出は「月100本」ペースですから、時間が

いくらあっても足りません。

〇他国に介入する決議も一杯あります。

H.Res 427は「カナダ政府に対し、商業アザラシ漁を止

めさせるように求める」ですし、H.Res 467は、「英国の

大学連盟が、イスラエル学術界のボイコット支持を決

めたことを非難する決議」であります。大きなお世話

ですよね。要するに、アメリカ議会ってのは「お節介」

で「夜郎自大」なのです。ただし彼らの名誉のために

申し上げますと、上院ではさすがにここまでヒドイ

決議は出てきません。

〇ひとつご注目いただきたいのが、継続審議となった

H.Res 497であります。「中華人民共和国政府は、

ただちにRebiya Kadeerの子供とカナダ市民Huseyin

Celilを禁固から開放し、ウイグル人民に対する文化的、

言語的、宗教的な抑圧を慎むべきであるとの下院の

意思を表示する決議」です。この手の対中非難決議

はそれこそ枚挙に暇がないのですが、この共同提

案者が以下の通り。

Ms. ROS-LEHTINEN (for herself, Mr. LANTOS, Mr. BURTON of Indiana, Mr. ROHRABACHER, Mr. CHABOT, Mr. PENCE, Mr. TANCREDO, Mr. PITTS, and Mr. HONDA) submitted the following resolution; which was referred to the Committee on Foreign Affairs

〇マイク・ホンダ議員が入っているでしょ? 

慰安婦決議を提出したことで、彼が中国からお金を

もらっているという報道がありましたけど、こんな風に

中国叩き法案にも加勢しているのです。

また、ここに名前の出ているラントス議員は、外交委員

会の委員長ですが、慰安婦決議でも長文の声明を提出

して日本を批判しています。が、それは変なことでも何

でもありません。

〇この手の議員たちは、反日でも反中でもなくて、

「人権派」なのです。ペローシ下院議長も、中国に対して

きわめて厳しい人権派議員の一人です。その彼女が、

慰安婦決議を支持しているので、7月には本会議に上

程されて可決されるでしょう。

今回、彼女が発表した声明文は、「日本はアメリカに

取って価値ある友邦だが、この問題についてはそれ以

上の義務を果たす必要がある」というものでした。

〇彼らの価値基準で行くと、変な話、「PKOの隊員が

買春をしても有罪」になってしまいます。歴史問題につい

ても、いささかステロタイプな考え方をしているかもしれ

ません。「戦前のドイツと日本は悪」という彼らの固定

概念を、変えさせることははっきり言って困難だと思い

ます。それでも、例えば日本が北朝鮮の拉致問題を

追及するときに、いちばん力になってくれるのはこういう

人たちです。日本という国は、アメリカの人権派議員た

ちを敵に回すよりは、味方にする方が得なんじゃない

でしょうか。

http://tameike.net/comments.htm#new

〇1日の会合で、20本くらいの法案や決議案が飛び交っ