日本の戦後の学習。
ようちゃん、お勧めブログ記事。↓
▼久間章生 (イプサム)
ウィキより一部引用
・日韓トンネル研究会の顧問を務める。
パチンコチェーンストア協会の政治アドバイザーである。
・雀荘への事務所設置問題
2007年1月25日、元秘書が会計責任者になっている政治団体
「東京久栄会」と「辰巳会」の事務所の所在地が雀荘であることが
同日発売の『週刊新潮』で発覚。
・違法献金受領問題
2007年3月7日、参議院予算委員会での参議院議員井上哲士
(日本共産党)の質問により、久間が医療法人から違法献金を
受け取っている疑惑が発覚した。
・「私でも沖縄を占領」発言
2006年12月7日の参院外交防衛委員会で、
「私はやっぱり、あそこ(沖縄)は拠点として真っ先に占領したと思う」
と述べた。
長崎市長銃撃事件に関連しての発言
2007年4月17日に発生した長崎市長銃撃事件に際し、救急搬送された
時点では伊藤一長市長の死亡は確認されておらず、心肺停止状態で
あったにも関わらず(死去したのは翌4月18日未明)、
「本人が亡くなった場合、 補充(の立候補届出)はいつでもできるよう
公職選挙法を見直すべきだ」と述べ、配慮を欠いた発言だとして
与野党ならびに塩崎恭久内閣官房長官からも「好ましい発言ではない」と
批判された。
なお、久間はこの際、「補充がきかないと共産党の市長が誕生してしまう」
とも発言しているが、これは、市長の死亡を念頭においているうえ
共産党を中傷するものともとれる発言であり、当然、志位和夫委員長ら
共産党関係者から侮辱発言だと抗議を受けた。
久間はこれについて未だ謝罪していない。
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ようちゃんの意見。↓
★そして今回の「原爆投下はしょうがない」発言です。
彼が何か意図を持っているというのは、深読みなだけかもしれません。
ただ単に誰かさんに操られている?
(日韓トンネル,パチンコチェーンストア協会の政治アドバイザー)
から朝鮮半島=創価学会と読める.
そうでなければただのアホ?(利権への執着が相当にある金ボケ関連とも
読める)
しかしまあ選挙前に次から次へと与党に不利な事が起きますね。
安部しへの支持率を40%下げたのがこの人ですね.後はアレで25%
下げてるから,支持率35%は世間が良く見てると言うことなのかしら?
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日本のお姉さんの意見。↓
広島、長崎で無くなった市民、遺族の方々の気持ちを考えないで
発言しているだけで、悪気は無いけど、普段思っていることを言って
しまっただけでしょう。よく、最後まで言っていることを読むと、「勝っている
くせに、原爆を落とす必要はあったのかと思っている。」と、言っているから、
原爆を擁護しているわけではない。しかし、ソ連が来るのを止めるためと
言うのは、アメリカのウソで、アメリカは、北海道を分けてやるから参戦して
くれと、勝手に戦争に勝つ前からソ連に口約束している。
結局、ソ連はなかなか参戦しなかったのだが、日本がアメリカと停戦したい
から仲人になってくださいと、ソ連に頼みにいったら、ぐずぐずして日本の
停戦を伸ばしたのだよ。
アメリカも、日本が停戦の条件に天皇の命の保障を願っているのを知って
おきながら、わざと、天皇に関する文章をカットしたりして、日本がなかなか
すっと、停戦できないようにしていた様子があるんだ。
多分、原爆を落として実験したいという考えがずっとあって、用意していた
から「そんなに直ぐに停戦させるか!」という気持ちが大統領にはあったと
思うよ。本人に聞いてないから知らないけどね。
明らかに勝っているのに、負けている日本に
原爆を2発も落としたのは、大統領が日本が嫌いだったからと、
原爆を試してみたかったから。有色人種だし、全然かまわないや!って
感じで、試したんでしょう。白人の国には、試さないでしょう!
戦争を早く終わらせたかったからというのは、後から付け足した言い訳
でしょう。アメリカが日本に2発も原爆を落としたのはしょうがないと言えば、
過ぎてしまったことはしょうがないのであって、今さらどうしようもできない
現実。でも、政治家が「しょうがない。」と言うのは、日本人の代表の
意見だと世界中に思われると困るから、そんな本音は言わないでほしいと
思う。でも、当時の日本人は、竹の先を切って、その槍でアメリカ兵を
突いて、最後の一人になるまで、戦うんだと言って、女子学生も竹やりで
相手を突く練習をしていたらしい。天皇が戦争を止めると言ったから、
日本人はあっさり、アメリカ人に対する敵意を捨てたんだ。
もしも、マッカーサーが、天皇を殺したら、日本人はものすご~く
怒ってテロに走ったと思う。天皇は、日本軍の命令などを聞かずに、ご自分
で止めると決めて発表した。戦争になったら、止め時も肝心なのに、日本
軍は止め時が分からなかったんだ。
山本五十六は、日本が勝っているときに、戦争を止めて、日本に有利にな
るように、交渉するべきだと言っていたのに、
現場に駆り出されて忙しくて、停戦を提言することができなかった。
停戦の交渉を始めるように、日本軍に伝えてくれと山本五十六が頼んでいた
笹川氏は、ちゃんと、軍部に出かけて、山本五十六の意思を伝えたが、
無視されたそうだ。笹川氏の自伝に書いてあった。
山本五十六は、日本の軍備は1年半しか持たないから、先にアメリカの海軍
を叩いておこうとして、アメリカに知られないようにして真珠湾に向かった。
アメリカの日本大使館がのんびりしていて、夜中に全員家に帰って
寝ていたため、日本の開戦の宣言が真珠湾攻撃より、すこ~し
遅れた。それを「奇襲攻撃だ!汚いジャップめ!」と大々的に宣伝されて、
アメリカ人は第二次世界大戦に参戦して日本を叩くことを正義の戦いだと
理解した。本当は、日本大使館に届いた日本の開戦の知らせは、とっくの
昔に、アメリカに先に解読されていて、真珠湾が危ないということは、
アメリカ軍トップは知っていたが、わざと、電話も電報も打たずに、
お手紙で、ハワイに危険を知らせたのだ。その人はあとで、軍法会議に
かけられているけど、犠牲のヤギであって、アメリカは参戦の理由付けを
待っていた。日本を虐めて、日本がこらえきれなくなって開戦するのを
待っていたというわけだ。戦後、次々と出された暴露本には実はアメリカは
日本がハワイを攻撃するのを知っていたが、ハワイには知らせなかったの
だと、当時のトップの連中が証言している。日本がハワイを攻撃する前から
アメリカとイギリスは、軍隊をシナ付近に集結させたり、地雷を撒いたり、
シナ軍に援護物資や武器を次から次へと送ったり、フライングタイガーと
いう部隊を送って、シナで日本軍を攻撃していたのだ。
フライングタイガーには、大勢の日本人が殺されたらしい。
もう、戦争する気、満々だったんだから!
だから、久間章生氏は、あんまりアメリカの言い分を丸飲みしたような
意見を言わないでほしいな。しかし、アメリカが沖縄を拠点にするのは、
それは、アメリカにしたら当然のことだっただろう。
でも、たまに、日本の立場に立って、アメリカに文句を言ったら
みんなに怒られるし、あの人は何を言っても誤解されて怒られるタイプ
なのよ。そういう人っているんだよ。そういう人は、政治家に向いていない。
政治家は正直に思っていることを言ってはいけない場合が多いのだ。
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▼国民年金の花柳な生活さんの日記から
2007/07/01 (日) 隊長の涙
私は昔から寝床に入ると直ぐ眠り、眠ったら翌朝まで如何なる騒ぎにも目が覚めない。長い入院生活を送った時も深夜の看護婦巡回を一度も知らなかった程だ。この体質はどうやら遺伝であるらしい。62年前の丁度今頃、白昼1機で飛んで来たB-29が爆弾を1発落として行った。爆弾は我が家から800メートル程離れた田んぼに大きな穴を開けたが爆発はしなかった。アノ戦争で日米どちらに不発弾が多かったかというと圧倒的にアメリカ軍である。奴らは数量に勝るから少し位不発でも構わないのであろう。で、その時も憲兵が来て、爆弾を中心に荒縄で大きな囲いを作り、立ち入り禁止にした。
ところがその爆弾は不発ではなく時限爆弾だった。夜中の2時頃爆発したらしい。らしい、と頼りの無い言い方をするのは私は知らなかったからだ。知らなかったのは私だけではなく我が家の一族は全員白川夜船であった。翌朝近所は大騒ぎで、田んぼに一番近い我が家には見舞いが相次いだ。隣組長だった父は、眠っていたとも言えず困っていた。飛行場作業は滑走路から何キロも離れた山の麓に移って、そこに横穴式の格納庫と思われるものを造っていた。これも頼りない表現だが、それ以上の事は分からないのである。我々は下っ端の更に下で命じられた事をやるだけであった。後から考えると工事は最終段階に入って居たのだろう。工兵隊が1個小隊来ていて、時々発破をかける音がしていた。学徒隊も体格の良い高専の学生が投入されていた。
工兵隊長はデップリ肥った中年の少尉殿だった。叩き上げか1年志願か分からないが、厳しい中にも何処か優しさを秘めた人だった。作業が終了すると全員整列し下士官が号令を掛ける。この号令が最初は可笑しくて笑いを抑えるのに苦労した。「右向かぁ右」「前よー進め」とやるのである。普通は「右向け右」「前ぇ進め」だ。号令も九州弁だった。暑いので全員上半身は裸である。隊長は整列している我々を観察する様にユックリ歩くが、何時も私の隣に立っているMの前で立ち止まるのだった。ある時とうとう声をかけた。「貴様、体重はなんぼか?」「7貫5百匁であります」とMは答えた。この時隊長の目から一筋の涙が流れた。Mは「蚊とんぼ」の様な身体だったのだ。隣に立っている私は9貫5百匁あったから余計に目立ったのだろう。体重28キロの子供まで動員されて戦局は最後の段階に来ていた。
■2007/06/30 (土) 政党の主張
「慰安婦問題」に関してメディアの対応は二つに分かれた。政治の世界でも二つに分かれているが、こちらは必ずしも左右に色分けされている訳ではない。保守と呼ばれる人の中にも首を傾げたくなる様な人物は沢山居る。仮に慰安婦問題について、謝罪と反省を繰り返す一派を「支持派」と呼ぶ事にするが、彼らに共通するのは「慰安婦問題」が既定の事実であるとし、検証をしていない点だ。その主張は日本共産党や社民党のトップの談話に見られる。『この問題についての日本の歴史的責任を疑問の余地のない明確な形で、国際社会に明らかにする事を強く求める』(共産党)『河野談話にのっとった国会決議を採択し、我が国の責任を明らかにすべきである』(社民党)という事だが、この両党に共通するのはそもそも「慰安婦問題」がどの様な経緯で生まれたか、何故国際問題になったのかという認識がない。
『国際社会が「河野談話」を無効にする動きに強い批判を寄せている』『国際社会からの批判と孤立は決定的なものとなる(共産党)』と、いう様に「国際」という言葉が度々出て来るが、彼らの言う「国際」とは何処の国を指しているのか。中国や韓国だけで「国際」と呼ぶのは片手落ちだ。それよりも国際社会では誤りを正す事もせず、泣き寝入りする様な国はバカにされるだけである。例え一時的に逆風が吹いても真実の言葉は必ず理解を得られる。
更に社民党は『凄まじい体験をさせられた元従軍「慰安婦」の人々に心からの謝罪と救済策をとるべきだと考える』と言っている。この上、強請り、タカリに優しく対応せよという訳だ。それを言うなら、かつての友邦ソ連(ロシア)に、満州や樺太での婦女暴行に謝罪と賠償を要求して貰いたい。日本国の政党なら日本国民に先ず目を向けるべきだ。
社民党は『安倍政権は河野談話を継承していると言いながら、従軍「慰安婦」について、狭義の強制性はなかったなどと国会で答弁を繰り返してきた』と言っているがこれはその通りだ。ただ、私は「支持派」とは反対に河野談話は撤回すべきだと考えている。共産党は《「河野談話」に罪を着せ、破棄しようとする「靖国」派の動きは許せない。「河野談話」を破棄する方向に日本が向かったとしたら、国際社会からの批判と孤立は決定的なもの》となると批判しているが、「国際社会」の文字を「中、韓」に入れ替えればその通りであろう。
■2007/06/29 (金) 軍の関与(1)
前にも書いた様に私の高校時代は教科書も満足に無かったから、教科書の記述を全く知らない学科もある。今は教科書も揃い、内容も充実している事と思っていたが、その教科書に「従軍慰安婦」の記述があったと知って唖然とした。この部分を教師は如何教えたのだろうか。慰安婦の「お仕事」は高校で教えられる様な内容ではない。その点、慰安婦が強制連行されて一箇所に監禁され、性的暴行を受けたと加害者と被害者を対比して説明する方が簡単で明快である。手抜き授業には適している。しかし、本当に歴史を学ぶ為には戦前の公娼制度や廓についても知らなくてはならない。更には女衒や前借金による人身売買についても学ぶ必要がある。その上で日本軍と「慰安婦」の関係を調べ、何故そういうものが出来たのか、世界各国の軍隊は性をどの様に扱って来たかという事まで勉強して、はじめて一つの単位になる筈だ。そんな勉強をしている暇があったらもっと他の事を学べと言いたい所だが行きがかり上そうなる。
本来は娘を売るほど疲弊した農村の実態や娼妓一人ひとりの生い立ち、環境は如何だったか。時代背景は如何だったか。娼妓に身を落とした女性を通じて社会を見るのが授業というものである。私の若い頃は未だ赤線のある時代だったが、彼女達の身の上を知って深く同情し、私は一度も赤線に足を向けなかった。授業をする以上、そこまでやらなければ慰安婦など記述する必要はない。
私がこの問題に関心を持つ様になったのは昨年2月だ。朝日新聞が特集で慰安婦問題を取り上げ、「慰安婦」が性的暴行を受けたと解説しているのを読んだからである。恐らく若い記者だろうが当時の公娼制度すら頭に無いのだ。素人娘を相手に何処かの大学の運動部員が乱暴したというイメージしか湧かないのであろう。『第2次大戦当時、日本軍に連行され集団で性暴行にあい、強制的な堕胎、電気拷問などの蛮行を受けた被害者はブッシュ大統領でもなく米国国民でもない、韓国や中国などアジアの女性20万人だ』これは朝鮮日報の記事だが韓国の「慰安婦」に対する認識はこの様なものである。これと同じ認識を日本の記者が持っているのだから驚く。
■2007/06/29 (金) 軍の関与(2)
ところがその被害者である筈の女性の一人は日本の敗戦で解放された時、家が2,3軒買えるほどの貯金を持っていたのである。彼女達は少なくとも「商品」であった。商品に電気拷問をかける理由がない。何度も言っているが20万人とは無茶な数字だ。これに北朝鮮の主張する人数が加算されたら日本軍は女性との対応に忙殺され、戦争する暇はなかったであろう。
戦争末期、私の通っていた中学校は陸軍の兵舎になっていた。大勢の兵士の為に校庭の一角に作られていたのが風呂場である。建物は将校用と下士官兵の入るものとに別けられていた。2,3度覗いた事があるが、兵隊の入る建物の方は広い湯船が大小二つに分けられており、洗い桶にもはっきりと性病患者用の「文字」があったのを覚えている。淋病などは湯の温度が低いと伝染する恐れがあるし、淋菌が目に入ると失明する。集団疎開していた女児が温泉の浴場で淋病に感染し社会問題になった事もあった。軍の中に性病患者がどれ位の割合でいたのか知らないが、決して少なくはなかったのであろう。中でも数が多いのは淋病で、初期は痛みが酷く歩く事が出来ない場合もあるという。
世界の軍隊が恐れていたのは性病の蔓延だった。ドイツなどはその為に軍が直接慰安婦の管理に当っている。日本でも内地の遊郭の近所には必ず性病科の医院が有って、専門医が女性達の定期検診に当っていた。戦地ではそういう施設は無いからその役割は軍医が担う。軍の関わりはその為である。
軍にとって性病は直接戦力に響く重要な問題だ。ここで注意して頂きたいのは当時の医療水準である。今の医学を基に考えてはいけない。抗生物質の無い時代、淋病の特効薬は唯一サルファー剤であったが高価で量も少なく、もっと原始的な治療法が主体であった。治療中の兵隊などは役に立たない。
性病は軍にとって大敵なのである。性病検査の模様も聞いた事がある。(抱腹絶倒モノだが、些か品位に欠けるので割愛する) 感染している事が分かると「貴様! 予防しなかったのか」と衛生兵に2,3発殴られ,それで終りだったとか。その点はアッサリしていたらしい。
■2007/06/28 (木) 今日の社説(1)
先ず社説から見ていこう。昨日の米下院の対日非難決議可決を受けて日経を除く主要各社がこの問題を社説で取り上げた。
対応にはかなり隔たりがある。立場の違いで主張が相反するのはむしろ当然だ。一つの事柄にも多様な見方があって良い。ただ「慰安婦問題」に関する限り、原点は置き去りにされて、何時の間にか国益を懸けた国際紛争の道具に使われているところに問題がある。読売新聞社説『慰安婦決議 米議会の「誤解」の根元を絶て』は最も優れた内容だ。この問題の経緯を書き《事実をきちんと確かめることもせず、低水準のレトリックに終始した決議案だ。米議会人の見識を疑わせる》と批判し、日本政府が《反論することを控えれば、この誤った「歴史」を独り歩きさせるだけだろう》と説く。
更に《対日決議案は、何を論拠にしているのか。大きな拠り所とされているのが、1993年に出された河野官房長官談話だ。そこには「官憲等が直接加担した」などと、「強制連行」があったと誤って受け止められる記述がある。当時、慰安婦問題での韓国側の圧力をかわすために考えられた政治的文言が、その後、誤解を広げた根元にある》と核心に触れている。毎日新聞は珍しく大人しい。《「従軍慰安婦」決議 安倍外交にも問題がある》と題して経緯を述べ、米紙に「従軍慰安婦」の強制性を否定する内容の全面広告を出した事が反感をかったのではないかと見ている。
この様に冷静なのは訳がある。慰安婦問題は朝日新聞が怪しげな「手記」を基に事実の確認をしないままキャンペーンを始めたのが発端だ。それに対し「事実無根」と批判の声を上げたのが毎日新聞と読売新聞であった。産経新聞は『慰安婦決議案 事実を示し誤解を解こう』と題して、決議に遺憾の意を表すると共に《慰安婦問題をめぐり、日本の官憲が奴隷狩りのように強制連行したという説が一部で流布されたこともあるが、日本政府が2年がかりで集めた約230点の資料の中には、そのような事実を示す証拠は1点もなかった。慰安婦は主として民間の業者によって集められ、軍は性病予防対策などで関与していたのである》
■2007/06/28 (木) 今日の社説(2)
《国際社会では、誤った事実に対して何も反論しないことは、それを認めたことになりかねない。日本の外務当局はこれまでに集めた公式文書などを有効に使って誤りを正すべきである》と主張する。全くその通りだ。最後に朝日だが、《私たちは、首相の靖国神社参拝や慰安婦など歴史認識がからむ問題に、政治家が正面から取り組むべきだと主張してきた。戦前の行動や価値観を正当化するかのような言動は、日本の国際的な信用にもかかわることだからだ。 それがこんな事態に立ち至ったことに、やりきれない思いである。日本がそんな国と見られているのかと思うと残念であり、恥ずかしい》
《今回、決議案が採択の方向となったことについて、戦術的な失敗が指摘されている。今月、ワシントン・ポスト紙に決議案に反論する意見広告が掲載された。それが、沈静化していた問題に再び火をつけたという批判だ。 確かに、40人あまりの与野党の国会議員とともに、安倍首相のブレーンの外交評論家まで名を連ね、決議案を「現実の意図的な歪曲」などと批判した全面広告は異様だった》
敢えて長い引用をしたのは「恥かしい」思いをさせているのは誰なのかという肝腎な所を省略しているからだ。国民に「恥かしい」思いをさせている元凶は、他ならぬ朝日新聞ではないか。社説は更に《首相は「米議会ではたくさんの決議がされている。そういう中の一つ」「コメントするつもりはない」と述べた。とんでもないことだ》と決めつけている。「たくさんの決議」という言葉は紙面の他の記事の中にも出て来るが、具体的な解説はない。今、米議会で対日非難を上回る非難決議が出ているのは「対中決議案」だ。中国のダルフール問題に関する非難をはじめ20本もの決議案が出ている。安倍首相の発言はそれを指したものだ。
しかし、朝日新聞は関連記事を全く掲載していないのである。「とんでもない」のは朝日の方だ。