今日のニュースと話題
ようちゃんが集めた記事。↓
■唸声中国/高濃度農薬ジャスミンティー、北京へ行く
【ニュースチャイナ6/27-農薬メタミドホス散布の花茶や
不合格品が北京などに出荷】
茶葉小売業を営む王さんは25日、「私は南方の茶葉産地から帰った
ところだが、不合格品の花茶がすでに北京市場に出回っている
可能性がある」と業界の内幕を暴露した。王さんは、自ら花茶の生
産に携わり、不合格品が出荷される過程を目の当たりにしたという。
また、「茶葉工場で働いている人は誰も当地の花茶を飲まない」とも
語った。
さらに王さんは、「花を育てている農家は、虫害を恐れて毎日
ジャスミンの花に農薬を散布している。彼らが使用している農薬は
メタミドホスやロゴールなどで、『9903』を使っている人はほとんど
いない。半分以上はメタミドホスを使っている」と述べた。
良い茶葉になると最低7回は散布するという。
「だから良いジャスミン茶ほど残留農薬が多い」という王さんは、
5月末に不合格の茶葉10トンが同生産地から出荷されるのを直接見
ているという。同製品はすでに北京に到着し、花茶市場に出回って
いる可能性がある。
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◇唸声コメント
メタミドホスは日本では農薬として認められていない。
アリババで1トン15800元で売っている↓
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ジャスミン茶を作っている人達が誰一人お茶を飲まないとは驚き、工場
の社長も違う製品を買って飲むのか、それともお茶など飲まないのか?
信じられない商品を売る気持ちはどんなものだろうか?儲かればそれ
でいいのか?とっくの昔に良心など捨て去ったか?
記事では『良い茶葉になると最低7回は散布』となっているが、茶葉に
ジャスミンの香りをつける為に、茶葉とジャスミンの花をいっしょにして
6時間燻し、それから花をふるい出し、さらに茶葉を火であぶり、更に
いぶす。この工程を7回行うのが高級ジャスミン茶とある。
ちょっと誤訳かな?
花は開きかけたつぼみが一番香りが強いらしい。高級ジャスミン茶に
は花は入っていない。上記工程で振るい出してしまう。花が入ってい
るのは安ものだって。なお、以下の大紀元によれば、毎日午後にな
るとジャスミンの花に農薬を吹き付けていたらしい。
農薬も全く使わないで済めばそれに越したことはないが、ある程度は
止むを得ないだろう。しかし、毎日農薬を吹き付けるのはやり過ぎである。
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□こぼれ話】臭いどころかおいしい食事で収容者激増=インド刑務所。
〔AFP=時事〕
【バンガロール(インド)21日】インド南部バンガロールの刑務所で、
ヒンズー教伝道団体が供するおいしい食事が大評判となり、出所を
拒む受刑者、収監を望む有罪被告が続出する騒ぎとなっている。
バンガロール・ミラー紙が21日報じた。(写真は屋台での調理風景)
パラッパナ・アグラハラ刑務所がヒンズー教伝道団体に5月から
供してもらっているのは、熱々のご飯と野菜、ハーブ入りの料理に
バターミルクなどのベジタリアン向けメニュー。
週一回および独立記念日などの祝日にはデザートも付く。
この食事が人気となり、同刑務所の収容者数は増加。
中には保釈を断る犯罪者や、大人を装う少年犯罪者もいて、今では
定員の2倍に当たる4700人がひしめいているという。
過去30年間に窃盗や強盗などで20回も逮捕されたラジャ・レディ
受刑者は同紙に対し、「ここではうまくて栄養ある食事を日に3回食べ
られる。出所して犯罪なんかやってられるかよ」とコメント。「俺ちが
出所しても、得をするのは盗品を二束三文で買い取る質屋、裁判で
争わせて法外な費用をふっかける弁護士、わいろを取る警察官だけ
さ」と話している.
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●「高所平気症」子供に危険な落とし穴(産経新聞)
■子供に落とし穴「高所平気症」
子供の生育環境の改善を目指す「こども環境学会」の副会長で、
マンションからの転落について研究している織田正昭氏は、高さに
対する恐怖心が薄くなる「高所平気症」と、好奇心旺盛な子供の
行動にあわせていないマンションの設計上の問題が絡み合って
いるのではないかと指摘する。
織田氏によると、子供は立体的なものに対する感覚が未発達で、
自分が高層マンションに住んでいても高いところにいるという意識
があまりない。また高層マンションで育つ子供は、高所に慣れる傾
向があるため、高さについての恐怖心が薄くなる「高所平気症」に
なりやすい。これが原因とは一概には言えないものの、下を覗き
込んだりしているうちに誤って転落してしまうケースもあるという。
転落する子供で多いのは2~3歳までの幼児と小学高学年~
中学生まで。2歳ごろは安全に対する感覚の未熟さが原因らしいが、
小学高学年くらいの子供は、好奇心旺盛で行動の予見ができない
ため危険性が高いという。
織田氏はこのような子供たちに対して、マンションの設計が合って
いないとも指摘。マンションのベランダの柵の高さは、建築基準法で
110センチ以上と決められているが、その程度の高さでは子供は簡
単に乗り越えてしまうという。
対策はあるのか。織田氏は子供を外で遊ばせることが重要だと指摘。
例えば、ブランコやすべり台で遊ぶことで、高さに対する意識などが
養えるという。危険だからと言って子供を家に押し込めるのではなく、
子供に「外」を経験させることが大切だ。また設計上の問題でも、
柵を高くするだけではなく、下が覗けるようなすき間をなくすことも
効果的だという。また、転落事故防止には子供の行動に周囲が
配慮することが必要だという。高層マンションが増加する中、
高いところに住むという意識を持ち、その中で子供の健全な成長を
促していくことで悲劇は避けられるのかもしれない。(中村智隆)
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●中高年女性に広がる「摂食障害」 無理な減量は危険(産経新聞)
中高年の女性の摂食障害「過食症」が最近、目立つようになってきた
という。主婦が台所で一日中食べ続けて病気が進行することから、
「キッチンイーター」とも呼ばれる。本人も周囲も病気だとは気づかな
いケースが多く、患者数すらつかめていない。
しかし、次第に深刻化し、場合によっては命を落とすこともある。
神戸女学院大学人間科学部心理・行動科学科の生野照子教授に、
症状と早期発見の方法を聞いた。(武部由香里)
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生野教授はまず、安易なダイエットが、過食症の発端になっている
場合が多いと指摘。「無理な、過激な、誤ったダイエットはしては
いけません」と強調する。具体的には、ダイエットのために下剤を
飲むなど薬を使うことと、「食べても吐けばいい」と考えて実行すること
だという。初めは1錠の下剤から飲み始めても、どんどん量が増え、
一度に何十錠も飲む人もいる。一日中、食べ吐きをしている人もいる。
「ダイエットだから、明日こそやめられる。大丈夫」と思っているのに
、5年も10年も続いてしまう。
「気持ちの持ち方でやめられるなら、病気ではありません。
やめられないんです。でも、本人は病気だとは思っていない。
そして、自分のしていることに罪悪感を感じているので隠し続けます。
早期発見、早期治療が遅れてしまいます」もともと「思春期痩(や)
せ症」といわれた拒食症は、その名の通り、痩せたいという思いが異
様に強くなり、ガリガリに痩せてしまう。これに対し、過食症は食べ
吐きを繰り返す。中高年の女性がなぜ、過食症になるのだろうか。
生野教授は「おばさんになりたくない。若く見せたい。
太ってしまったら、女としておしまい、と思ってしまっているのでしょうね。
若い女性の痩せ願望と比べ、この時期の女性の過食症の一因は
肥満恐怖症です」と話す。とはいえ、簡単に食べ物が手に入り、
食べると「快」状態になるから食べずにいられない。
台所で、冷蔵庫の中のものを食べつくしてしまうほどの大食になって
しまうが、食べたら非常に後悔して、吐いたり、下剤を飲んだりする。
すべてを排出できないから、外見からは摂食障害だとは分からない。
でも、栄養バランスは崩れているため、「血液検査などを受ければ、
健康状態はガタガタ」だという。大量に食べて、一気に排出すると、
また大量に食べたくなるという悪循環に陥る。そして、長期間続くと、
電解質の異常、慢性の栄養失調状態になり、虫歯や食道炎、心不
全など全身に影響が出てくるという。
「抑鬱(よくうつ)が強くなり、イライラして集中力、記憶力が低下し、
心の症状にも出てきます。食べ吐きに長時間費やしてしまい、育児
や近所付き合いもできにくくなって、引きこもり状態になることもあり
ます。体、精神、社会性に悪影響が及んでしまうんです」摂食障害に
ならないためには、外見に生きがいのすべてをかけないで、他に
楽しみを見つけるよう心がけ、ダイエットのために下剤などの薬を
使わず、ダイエットと病気との境を自己チェックリストで知って、賢く
なってほしい、という。
そして、もしかしたら摂食障害かなと思ったら、専門家に受診する。
心療内科、精神科、心理相談機関などがいい。専門機関では、
心理治療、栄養治療、生活指導のほか、場合によっては服薬も行う。
生野教授は、仲間同士で励ましあいながら克服していく自助グループ
も立ち上げている。
生野教授は「ダイエットの先には怖い淵(ふち)があって、知らないうち
にはまり込んでしまう。健康な美しさを大事にしてほしい」と訴えている。
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●中国 世界最大の自動車生産国へ 2010年1582万台
(Business i)
中国紙、中国青年報などが26日までに伝えたところによると、
上海汽車や第一汽車、奇瑞汽車など中国の自動車メーカー主要
14社の事業計画を合算すると、2010年の生産台数合計が
1582万台となることが明らかになった。実現すれば世界最大規模に
なる可能性がある。06年の生産実績は720万台だった。
部品メーカーなど関連産業も拡大を続けている。
一方で、安全性の向上など品質面での改善が課題となっている。
世界では06年に自動車生産台数で日本が1148万台でトップ。
2位の米国は1126万台、中国は日米に次ぐ3位で主要生産国の
地位を確保している。13億人の人口を抱える巨大市場で、
所得増大が続く中間層に自動車需要が拡大していることに加え、
低価格車を中心とした東南アジアや中東、欧州などへの輸出戦略
で生産規模は拡大の一途をたどっている。
さらに同紙は、中国の自動車生産は10年に600万台以上が生産
過剰になる危険性も指摘。国内需要の増加水準を大幅に上回る
規模でメーカー側が増産体制を整え、海外メーカーの参入もあい
まって、過当競争に陥る可能性もあるとした。
一方、自動車産業の成長に合わせ部品市場も急成長しており、
中国で10年には400億ドル(4兆9200億円)規模に達すると
いわれる。
すでに日系も含む外資系部品メーカー1200社が中国に進出。
部品大手のデンソーの場合、6月1日に、ディーゼルエンジン向け
部品を生産する会社を新たに江蘇省に設立。09年7月に生産開始
し12年度に180億円を売り上げる計画だ。 また、自動車メーカー最
大手の上海汽車は13日に、同社が50%出資する部品メーカーの
上海乾通汽車附件と、同じく50%出資する上海匯衆汽車製造の2
社の完全子会社化を狙い、残る50%の株式を合計14億8000万元
(約230億円)で取得すると発表。部品メーカーを巻き込んだ再編と
M&A(企業の合併・買収)も始まっている。
しかし、産業規模の拡大に品質が追い付いていない実態もある。
華晨中国汽車の中級セダン「BS6」が全ドイツ自動車クラブ(ADAC)
の衝突テストで5つ星ランクで最低評価の1つ星になるなど、中国車
は安全面の技術向上が課題となっている。日米欧の成熟市場では安
全性能の確保は欠かせないが、中国メーカーは市場競争が優先され
る傾向にある。ただ、日米欧などの自動車業界では、「中国メーカー
の成長は脅威」と指摘する声も強まっており、生産規模で世界トップに
近づく中国勢は存在感を一段と高めている。(坂本一之)
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●・ 【飽食社会への警告】中国、10年で7300万人増 (産経
≪第5部(1) アジアの肥満とメタボリックシンドローム≫
肥満をめぐる状況がアジアを中心に大きな転換点を迎えている。
これまで、欧米と比べて体格が細身といわれていた中国人、韓国人
たちの間でも肥満に加えて心臓病、糖尿病が急増しているからだ。
そうしたなか、日本は予防・治療の要になるメタボリックシンドローム
(内臓脂肪症候群)をキーワードに肥満対策を展開し、アジア各国
から大きな関心を集めている。
韓国・ソウル市の東部にある高級ホテルで2月中旬、
「第4回アジア・オセアニア肥満学会議」(韓国肥満学会主催)が
開かれた。この学会は2年に1回開かれ、アジア・オセアニア地域
15カ国の肥満学会のメンバーを中心に、学者、医療関係者や政策
担当者が集まる。今回の学会には欧米在住の高名な学者も多数が
来韓し、講演したり、若手研究者の指導にあたったりした。アジアの
肥満の急増は国際的にも注目されているのだ。講演会場では質疑
が相次ぎ、大いに盛り上がった。ある発展途上国の研究者らは
ホテルの一室に6人が同宿し、経費を節約してでも参加した。
並々ならぬ意欲はそれだけ対策が切羽詰まっていることをうかがわ
せている。日本の学者も招待講演やシンポジウムの座長などを務めた。
学会の主催団体であるAOASO(アジア・オセアニア肥満学会)の
会長を務める松澤佑次・住友病院長(日本肥満学会理事長)は
「会議の参加国が年を追うごとに増えていきます。
研究が進んでいる日本がアジアの肥満対策に果たす役割は大きい」
と説明する。
「約10億人の人口を抱え、経済大国に成長した中国の肥満者の
状況はどうだろうか」。だれもが関心を寄せたのが中国である。
発表した上海交通大学の賈偉平教授によると、中国国民栄養健康
調査では、1992年に過体重(標準体重より重く肥満に近い)の率が
約12・8%だったのに対し、10年後の2002年には17・6%に
上昇した。肥満者の割合は3・1%から5・6%に増えた。
両者をあわせて7・4%の増加は、日本の人口の6割に相当する
約7300万人もの過体重・肥満者が新たに登場したことを示す。
興味深いのは、好景気にわく都市部の肥満率が貧困にあえぐ地方の
2倍近くになったことである。経済状況の格差がそのまま並行して
肥満率の差になっていたのだ。「現在では肥満者が約6000万人、
体重は2億人になるでしょう。
原因は生活の西洋化や、急激なダイエットのリバウンドなどが
考えられます。炭水化物が多く、野菜類が少ない食事という事情も
あります」と賈教授。
成人の8割が運動不足になっているというデータもあり、
コンピューターやテレビの前に長時間座るなどの習慣が広まって
いることもかかわっていた。このような事態を解消するため、
中国政府は2003年に過体重が原因の糖尿病患者の治療のガイド
ラインを設けるとともに、一般向けには予防のためのPRや教育の
プログラムを展開している。肥満や糖尿病の発症にかかわるメカ
ニズムについての大規模な研究も進んでいる。
内臓の周囲に蓄積した脂肪が原因で、高血糖、高血圧など複数の
症状が重なると、心筋梗塞(こうそく)など生活習慣病を起こす
メタボリックシンドロームについては、学会の焦点のテーマとして
講演やシンポジウムで頻繁に取り上げられた。
賈教授は「研究や教育のプログラムに取り入れるよう政府に進言
したい」と、乗り気だ。アジア各国の肥満対策は大きく動き始めた。
(飽食社会取材班)