対米正常化を阻む勢力は朝鮮人民軍 だ!
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対米正常化を阻む勢力は朝鮮人民軍 だ!
そして金正日と言う金王朝そのものだ!
▼朝鮮人民軍 存亡の危機…対米正常化を阻む勢力
(東アジア黙示録)
米国を困惑させた北の弾道ミサイル発射。
なぜ逆撫でする軍事挑発を行なったのか?
米国との正常化を嫌う勢力…北朝鮮の特殊な権力構造が
米朝蜜月の最終局面で姿を現す。
デリケートな時期になぜ弾道ミサイルを放ったのか
北朝鮮が6月27日、日本海に向けて発射したミサイルが弾道ミサイル
だったことが判明。
米メディアがペンタゴン関係者の話として伝えたのに続き、NSC
(国家安全保障会議)も認めた。NSCのジョンドロー報道官は、
米東部時間27日、北朝鮮を非難すると共に、こう警告した。
北東アジアの安全を脅かす弾道ミサイルを、これ以上挑発的に発射
しないように望む。寧辺の核施設の稼働停止を含む、初期段階措置
の履行に集中すべきだ」
ミサイル発射の第一報では「シルクワームなど短距離ミサイルで通常
の訓練」の一環として問題視されなかったが、実際には違ったようだ。
発射されたミサイルは合計3発。
韓国筋によれば、午前・午後、さらに夜と間隔をおいて発射された。
いずれも北朝鮮東部から撃たれ、日本海に着弾したという。
弾道ミサイルであれば、安保理決議1718号に対する明白な違反と
なる。それを知ったうえでの軍事的挑発だ。
ジョンドロー報道官は決議違反を指摘、さらに、こう語っている。
「核問題を巡る6カ国協議が微妙な段階にある時期のミサイル発射に、
米国は深く憂慮している」
微妙なタイミングというレベルではなかった。
26日に平壌入りしたIAEA代表団が核関連施設の視察日程を
北朝鮮側と協議している最中の出来事だった。
再び蜜月を迎えた米朝関係に、冷水を浴びせるかのような挑発である。
【5月の発射も弾道ミサイルか】
北朝鮮は5月25日にも日本海に向けてミサイルを発射したが、
シルクワーム型とほぼ断定。
その際は、一部から「老朽ミサイルの処理」との声もあがり、まったく
問題視されなかった。
しかし、今回は早くから各国で弾道ミサイルだったと指摘されている。
防衛省幹部は一夜明けた28日の段階で「KN-2」の可能性が高いとの
見解を表明。韓国筋も同様の見方を示している。
「KN-2」(=KN02)は、旧ソ連の短距離弾道ミサイル「SS-21」を
改良したものでレンジは約120キロ。固体燃料を使った陸上配備型の
単弾式ミサイルだ。
半島から日本領海に達する能力は備えていないが、改良が加えら
れている可能性もある。
一部報道によれば「KN-2」は4月25日の平壌での軍事パレードで
確認されていたという。
その際に北朝鮮側が映像を公開したのは、スカッド型と、もう1種類の
地対地ミサイルだった。「SS-21」本体やユニット形状を比較すると、
白いミサイルが問題の「KN-2」だ。
軍事評論家の宇垣大成氏によれば、スカッドよりも遥かに命中精度が
高いという。
また他の短距離ミサイルとの大きな違いは、核弾頭搭載能力が
あることだ。
各国の軍事筋が敏感に反応した点はそこである。
また韓国国防相は28日の声明で、実戦配備されていない開発中の
新型ミサイルの発射実験とも指摘している。やや情報が錯綜してい
るが、4月25日のミサイル発射でも防衛省筋から「新型ミサイルの
PR」とする声が上がっていた。
前回のミサイル発射も実際には「KN-2」で、米国が事実を隠蔽して
いたのではないか?
産経新聞は、一貫して「通常の訓練」として問題化を避けていた
米政府の姿勢変化は、相次ぐ発射を「挑発的行為」と受け止めた
可能性があると指摘している。
【安保理決議違反は無視される】
安保理決議1718号は、第2項で弾道ミサイルに触れている。
北朝鮮が、さらなる核実験または弾道ミサイルの発射を行なわない
よう要求する
発射されたのが弾道ミサイルであるとの確証が得られれば、安保理
は次の決議案採択に自動的に進むことになるが、米国務省が過剰
反応することは、まずないだろう。
ライスは現在のスキームを着実に進行させる算段だ。
これまでの所、国務省はミサイル発射に関して声明を発表してない。
弾道ミサイルと指摘したのはNSCとペンタゴンで、少なからず米政府
部内の足並みの乱れを見ることが出来る。
それよりも不可解なのは、北朝鮮のアンバランスな行動だ…
なぜIAEA代表団を招いた直後に、挑発行為に及んだのか?
相変わらず金正日の秘密金庫は閉じたままで、30億円に満たない
カネしか戻ってきていないが、北朝鮮はスマイルを見せている。
米国が差し出した手を握ろうとしているのは確かだ。
このタイミングでの挑発は、明らかに矛盾する行為だろう。
朝日新聞は、その矛盾を、こう説明している。
北朝鮮の核問題をめぐる6者協議再開のめどが立ち始めた中での
ミサイル発射は、今後の交渉で安易な譲歩はしない姿勢を鮮明に
したといえる。(朝日新聞6月28日)
交渉を有利に進める為のテクニックだそうだ。
どこまでも北朝鮮に対しては優しい新聞社である。
本気で米朝関係が滑らかに進展すると考えているのか…
【朝鮮人民軍“敵失”の危機】
6月25日、ヒル次官補は会見で、北朝鮮をめぐる新たな枠組みを
ブチあげた。
南北朝鮮に米国・シナを加えた4ヵ国による新機構の創設だ。
先のヒル訪朝で話し合われたもので、その新機構は、朝鮮戦争の
休戦協定に代わる“恒久的な平和体制”の確立を目指すとしている。
7月末にも予定される6ヵ国外相協議のメーンテーマにしたい意向だ。
恒久的平和体制とは、非核化プログラムを飛び越え、米朝国交
正常化を前提にする。北朝鮮も乗り気だとヒル次官補は大真面目に
訴える。
その米朝国交正常化を不安視する勢力がある…朝鮮人民軍だ。
一気に米朝が接近し、和平協定を結ぶような事態になれば、
朝鮮人民軍は宿敵を失うことになる。解体されることはないが、
総兵力100万人を超す巨大な朝鮮人民軍にリストラの嵐が吹き荒れる
のは必定だ。
それは単なる整理・縮小に留まらず、それは北朝鮮の権力構造そ
のものを激変させる結果を招く。
北朝鮮は金正日独裁体制ではあるが、その権力基盤は朝鮮人民軍
に担保され、老幹部達の意向に逆らうことは出来ないとも言われる。
果たして、軍から権力と武力を同時に取り上げることが可能なのか?
現在、米国との交渉で前面に立っているのは、北朝鮮外交部だ。
典型的な官僚組織で、軍部と対等に渡り合える力など持っていない。
北朝鮮でパワーエリートと言えるのは、金正日の最側近グループと
一握りの軍幹部だ。
米朝の正常化とは、軍パワーエリートを軒並み切り崩す作業である。
それは北朝鮮にとって決して容易な改革ではなく、波乱を巻き起こす
ものでしかない。
【ベルリン会談直前の不穏な動き】
これまでにも朝鮮人民軍の暴発説は真しやかに囁かれてきた。
昨年7月のミサイル乱射や10月の核実験強行などが、金正日が
関知しない中、行なわれたとする説が一部で浮上。
真相は不明だが、平壌権力中枢の指導力に疑問符が付けられた。
また今年1月12日には、平壌市内で人民軍通信の異常増加を
在韓米軍などがキャッチ。
クーデター説が錯綜した。
その後、軍事訓練として判明、一件落着したが、そのタイミングは奇妙
だった。クーデター説が韓国メディアに登場したのは1月15日。
ちょうどその日、ヒル次官補はドイツを訪問。そして翌日には米朝接近を
確実なものにしたベルリン会談が電撃的に開かれる…
偶然の一致だったのか?
クーデターは否定されたが、平壌中心部に向けて兵力が接近したの
は事実で、前例のない訓練であったことは確かだ。
1月12日の時点で、北の権力中枢には、金桂冠が訪独して米国と
直接対話を行なうスケジュールは漏れ伝わっていたと考えられる。
政権転覆の軍事行動ではないにせよ、恫喝だった可能性は否定
できない。
そして、今回の弾道ミサイル発射も同様に、タイミングが符合し過ぎ
ている。
北朝鮮外交部が主役となってリードする米朝対話を牽制するアクション
にも見える。1日の間に、時間をあけて3発放たれたミサイルは、
他方で、平壌に向けられた狼煙であったとも解釈できるのだ。
【1994年…人民軍存亡の危機】
元から北朝鮮サイドは、米国との正常化を表立って期待する素振り
を見せていない。
金正日が米国に要求していたのは、経済制裁の撤回と体制保証
だった。体制保証とは即ち「金王朝の護持」だ。
北朝鮮が国交正常化を求めているのは日本に対してであって、
米国ではない。そこには経済協力という名目の巨額援助資金が
ぶら下がっている。
一方で米国との関係正常化は諸刃の剣だ。
金正日体制は堅持されるが、朝鮮人民軍は敵を失い、核兵器を失い、
そして存在理由を半ば喪失する。
特に、朝鮮人民軍にとって核兵器は最後の砦であり、命綱だ。
核を奪われた朝鮮人民軍など「張り子の軍隊」であることを、誰よりも
軍幹部たちが知っている。90年代の第1次核クライシスで、朝鮮人民
軍は存亡の危機を迎える…カーター訪朝で対米決戦が回避され、
さらに、金日成と韓国・金泳三大統領の南北首脳会談が94年
7月にセッティングされた。
対米・対南和平の到来で、朝鮮人民軍は宿敵を失うことになった
のだ。しかし、南北会談の直前に金日成は急死する…
死因や直前の状況を深く問うことはしないが、その後、北朝鮮は
長い沈黙期間に入り、米国との関係もフリーズ状態。
南とは敵対関係が続く。米朝対話はライスの思惑通り進むだろう。
しかし、米国務省は正常化の先にある北朝鮮の国家ビジョンをどう
描いているのか。
朝鮮人民軍が自ら権力を手放すと考えているのであれば、その観測
は甘い。第2次核クライシスもまた、最終フェーズを前に別の力学が
働き始める。
ようちゃんの意見。↓
★もう北朝鮮軍と言うのも中国同様の私兵であって,金正日体制護持
で固まってる.決して米国の言いなりにはならない,
核を載せれる弾頭ミサイルも完成してる,
何時でも撃てる姿勢を誇示した.
安保理決議1718号は、第2項で弾道ミサイル発射禁止条項はとっくに
破っていて,最初から守る気は無い!
今だけ米や石油や経済制裁が解ければ好きなようにすると言う
意思表示をしたと言うことですねー. 最初から分ってる!
専制独裁軍事国家から,肝心要の核を廃棄したら,北朝鮮軍は滅亡する
し,軍という鎧が無くなれば,金正日は消滅するから,決して手放さないと
言う鉄の意志が分った.
対米正常化を阻む勢力は朝鮮人民軍 だ!
そして金正日と言う金王朝そのものだ!