個別自衛権を行使しない国が集団自衛権を議論するなんて | 日本のお姉さん

個別自衛権を行使しない国が集団自衛権を議論するなんて

ようちゃん、お勧めブログ記事。↓

自国民が銃殺されたり拿捕を見殺しにしたままの集団自衛権の論議は

可笑しい.byようちゃん

▼個別自衛権を行使しない国が集団自衛権を議論するなんて、 

(罵愚と語ろう)
安倍首相は、これまで政府の憲法解釈で禁止されてきた集団的自衛権

行使と、個別的自衛権のグレーゾーンにある個別事例について研究する

有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」を設置

した。


よっつの事例を具体的に想定して検討するという。
 それはいい。将来、起こりうる情況にどう対処するのかの想定は、

それなりに有意義だと思う。


参議院選挙が望みどおりの結果に終われば、有識者会議はおそらく、

首相の望むとおりの“お墨つき”をあたえるのだろう。

その意味で、参院選は年金や政治資金は争点ではない。年金や政治

資金は、グリコのおまけみたいなもので、本当の中身は美しい国を

選ぶのか、戦後体制の継続を選ぶのかの、選択こそが本当の争点の

選挙だと思う。


 で、、じつは、それもわき道にそれたはなしで、きょうここでわたしが

話したいのは、そのよっつのグレーゾーンのまえに…集団的自衛権と

個別的自衛権の境界線上の話題のまえに、あきらかに個別的自衛権

範疇にあるのにもかかわらず、憲法の平和主義におかされて、

解決の糸口さえ見つかっていない外交案件、領土問題や拉致事件の

話題を自衛権の行使にからめて議論したい。


 ロシアとのあいだの北方領土、朝鮮とのあいだの竹島、支那との

あいだの尖閣諸島が、いま現在日本がかかえている領土問題だが、

話題の対象になるのが事実上不当に占拠されてしまっている北方

領土と竹島だと思う。


この領域の主権回復は、それが武力をともなった場合、個別的自衛権

行使として憲法が容認するものなのか、それとも憲法前文および

第9条の規定によって禁止されているのか。


たとえば、巡視船の目のまえで日本の漁船が銃撃を受けたとき、

あるいは拿捕されたときにも、いままではマイクで呼びかけるだけで

日本の海上保安庁も自衛隊も、いわば漁民を見殺しにしてきたわけだ。


現実に、ロシアにはいま現在でも日本の漁民が留置されているが、

日本政府はなんの手もうたない…というか、興味もないように見受ける。


 もっとひどい話が、北鮮の拉致事件で、本土に入りこんだ工作員が

日本国民を誘拐したのに、日本は武力解決のかけらも念頭にはない

らしい。


 アメリカと想定される第三国を守るために自衛権の解釈を整理しても、

自国民を守る個別的自衛権の行使さえも、ごまかしている自衛隊を、

アメリカは信用も期待もできないのではなかろうか。


イラク敗戦の結果、日米安保は、その信頼性がいちじるしく失墜している。

テポドンが飛んできても、アメリカは逃げてしまうのではないのか?

自国民さえ見捨てる国家を、同盟国が守ってくれるなんて、とても

信じられない。