「沖縄戦集団自決」の教科書検定でまた政治的妥協か | 日本のお姉さん

「沖縄戦集団自決」の教科書検定でまた政治的妥協か

ようちゃん、お勧めブログ記事。↓

▼「沖縄戦集団自決」の教科書検定でまた政治的妥協か (台湾春秋)
6月21日の産経新聞・正論で、藤岡信勝・拓殖大教授は、

「沖縄集団自決の教科書検定」において、「政治的妥協の愚を繰り返し

てはならない」と主張している。

検定撤回の動きを扇動している勢力のネライは、「県民感情」を利用した

反体制運動だというのだ。

 「戦争末期の昭和20年3月、米軍が沖縄の慶良間列島に侵攻して

きたとき、座間味島渡嘉敷島では、追い詰められた住民が集団自決

するという、痛ましい出来事があった。

戦後それは、日本軍将校の命令によるものとされた。

 しかし「軍命令説」は、次第にその虚構性が明らかになった。

座間味島では村の幹部の指示で、“住民は隊長命令で自決した”と

ウソの証言をしていた女子青年団長が、事実は隊長のところへ

自決用の弾薬をもらいに行ったが、追い返されたと告白した。

 ウソの証言をしたのは、遺族が援護法によって年金を受取るために、

軍の命令があったことにする必要があるからだった。

実際に集団自決の命令を下したのは、村の助役だった。

軍命令説の虚構は、ここ数年でさらに決定的になった。

 渡嘉敷島の隊長・赤松嘉次大尉は、住民の自決を知り、“何と

早まったことをしてくれたのだ”と嘆き悔やんだ。

ここでも命令したのは、村長だった。


赤松氏は戦後、後任の村長から懇願されて、自決命令を出したとする

ニセの証明書を厚生省に提出していた。

 去る3月30日、来年4月から使われる高校用教科書の検定結果が

公表された。

沖縄戦の集団自決について、“日本軍に強いられた”と書いた7点の

教科書に対し、“命令したかどうか明らかでない。誤解の恐れがある”

との検定意見が初めてついた。

 座間味・渡嘉敷に配置されていた日本軍は、“海の特攻隊”で、彼らの

任務は米軍艦に突撃して死ぬことだったから、そもそも住民に自決を

命令するような権限を持たなかった。

制度上、組織上、“軍命令”などありえないのである。

 住民を指揮する権限を持っていたのは、村長・助役などの行政側だった


軍を悪者にして精神の均衡を得ようとするのは、戦後的な錯誤と欺瞞

である。沖縄の良心にこのことを訴えたい。

しかし今日、沖縄では激しい検定撤回を求める運動が起こっている。

 地元紙2紙が、扇情的な記事を連日大々的に掲載し、“県民感情”なる

ものをあおっている。既に6月中旬までに、沖縄の41市町村議会のうち半数

が、検定撤回の意見書を採択した。

問題は、参議院選挙を控えた自民党が、こっそり妥協することである。

 日本人は沖縄の悲劇を心にきざむべきだ。

しかし今、検定撤回を扇動している勢力のネライは、“県民感情”を

利用して歴史をゆがめ、反軍・反国家・反体制運動を展開することで

ある

政治家主導の目先の妥協で、国益を損ねてはならない。」

 昨夜のNHKのクロースアップ現代も、この問題を取り上げていたが、

どちらかと言うと、運動側を擁護しているように見えた。


これは戦争という極限状態で起きた悲劇である

それを、どうしても「日本軍の所為」にしたがるところに、「この運動の

作為」を感じる。

 今朝の新聞を見ると、集団自決強制に修正意見をつけた文部

科学省の検定職員が、7月1日付けで外郭団体へ異動させられる

という。

すでに藤岡教授の言う“政治的妥協”が始まったのだろうか。

政治の事なかれ主義が、禍根を残すことを恐れる。

コメント(19)
この問題は当時沖縄が置かれていた立場、本土のための捨石として

利用されたことと、足手まといの住民に軍が自決を強要した事実は

サイパンでのバンザイクリフなどでも明らかです。

「兵は捕虜になるより自決すべし、住民も汝、皇国の臣民ならば

自決せよ」戦前の思想を知らないから日本軍の所為にしたがるという

勝手な思いが出てくるのでしょう。

縄県民は当時から差別されていて現在も目に見えない差別意識が

本土には存在します。政治的な妥協があるとすれば政府が得意の

「臭いものには蓋」の産物だと考えるのが妥当かと思います。